csgo画像引用元:https://www.pcgamer.com/

当ページでは、PC向けのおすすめFPSランキングを紹介している。FPSで人気のタイトルを知りたいという方やプレイ人口の多いタイトルを知りたい方はぜひチェックして欲しい。基本的には知名度の高いタイトルが並ぶが、もしかしたらあなたが認知していない思わぬ発見があるかもしれない。

最新のFPS人口を徹底調査【2025年】

タイトルアカウント数/プレイヤー数同時アクセス数リリース日
PUBG157,000,000人
(4Gamer, 2023)
1日740,000人
(Steam, 2025)
2017年3月23日
Fortnite500,000,000人
(PR TIMES, 2024)
月間70,000,000人
(PR TIMES, 2024)
2017年7月25日
Apex Legends100,000,000人
(電撃オンライン, 2021)
月間18,000,000人
(Epic Games, 2024)
2019年2月4日
Overwatch 2100,000,000人
(Blizzard Entertainment, 2024)
1日32,000人
(Steam, 2025)
2016年3月24日
Counter Strike 2(旧CS:GO)調査中1日1,300,000人
(Steam, 2025)
2023年9月27日
Escape from Tarkov調査中200,000人
(Game*Spark, 2020)
2017年7月27日
VALORANT調査中月間14,000,000人
(PR TIMES, 2021)
2020年6月2日
Rainbow Six Siege85,000,000人
(Game*Spark, 2020)
200,000人
(Game*Spark, 2021)
2015年12月01日

出典一覧
「PUBG: BATTLEGROUNDS」6年間の軌跡を公開。累積登録アカウント数は1億5073万を突破し,総プレイ時間は163億時間超え(4Gamer, 2023)
『エーペックス レジェンズ』プレイ人口1億人突破記念PVでオリンパスの新エリアと謎の人影が!?(電撃オンライン, 2021)
『Escape from Tarkov』新パッチ配信後に同時接続プレイヤーが20万人突破、3,000人の不正ユーザーをBAN(Game*Spark, 2020)
イヤー6が開幕した『レインボーシックス シージ』Steamでの同時接続者数が20万人を突破し最多記録を更新!(Game*Spark, 2021)
Steam全体の売上トップおよび最もプレイされているゲーム(Steam, 2025)
タクティカルFPSゲーム『VALORANT』が6月2日で1周年リリースから1年で毎月の平均アクティブプレイヤー数が1,400万人を超え、プレイされた対戦数は5億回を突破!(PR TIMES, 2021)
【Fortniteメタバース】Cre8tFunスタジオのマップ訪問者数が 500万人 を突破!(PR TIMES, 2024)
『エーペックスレジェンズ』:『Titanfall』の続編からバトルロイヤルの傑作へ(Epic Games, 2024)
Relive Your Overwatch Glory!(Blizzard Entertainment, 2024)

PC向けおすすめFPSランキング【2025年】

VALORANT(バロ、VALO)

valorantjapan


VALORANTは、プレイヤーの多さ・チート対策への積極性・ゲームバランスのよさとと調整力が高い水準で維持されていて評価せざるを得ない。現在のFPSを語る上で、VALORANTを外すことはできないだろう。世界的に見ても最も勢いのあるFPSだ。同時接続は推定で月間2400万人を超えている。一時はCounter Strikeを超える勢いがあったものの、少し落ち着き始めている印象を受ける。

しかしながら、FPSというジャンルはCounter Strikeなどリアル系FPSが覇権を取ってきた。VALORANTのようなスポーツ系とも捉えられるFPSがここまで爆発的な人気になることはなかった。リアル系と違い、スポーツ系やカジュアル系と呼ばれるFPSにはプレイヤーキャラクターにクラスやスキルがある。それぞれの役割が明確で試合がスピーディーに進む。それだけに、シンプルに見えて展開を読む力も求められる。

スキルや役割が明確になれば楽しさだけでなく、更に奥深さを得ることになる。同時に複雑な操作やルーティンのようなものも求められ、初心者にとっては難易度が高くなる傾向にあった。そういったネガティブな要素すらもポジティブな要素に変えて、複雑で難しくても遊びやすいFPSの完成形になった。

一時は世界No.1のFPSになるほどの勢いを持ち、圧倒的な注目度と人気を誇っていた。国内でも高い人気を博しており、日本に限れば最も遊ばれているFPSと言えるかもしれない。過去には世界大会で日本代表のプロゲーマーが好成績を収めたことで注目度も高くなった。そのインパクトもあってか、日本ではCounter Strike 2よりも人気があると言える。

VALORANTにしかない場面や展開が多く、見ていても飽きない。ただ、VALORANT自体に慣れていなければ大会の配信を見ても、今がどういう状況なのか少しわかりにくい部分もある。基本無料でプレイできるので、まずはプレイしてみてほしい。これまでになかった新しいFPSの形がそこにある。

Apex Legends(Apex、エペ)

Apex Legends


Apex Legendsは、PUBGやフォートナイトなどの競合タイトルと並び、非常に高い人気を誇るバトルロワイアル系のオンラインゲームだ。FPS視点で進むスピーディーな展開と戦闘が特徴となる。3人1組でチームを組み、最後まで生き残れば勝利というものだ。

操作するキャラクターのスキルや特性を活かし、有利な展開に持ち込めるかが鍵となる。Apex Legendsの魅力は、不利な展開であってもそれを覆すことができるところにある。PUBGはそういったことが難しく、フォートナイトでは建設がそれにあたる。Apex Legendsはスキルやウルトを用いて危機を脱することができる。凄まじく速い展開は緊張感を産み、ゲームへの没入感を高めてくれる。

Apex Legendsをここまでスピーディーなゲームにしたのは、転落ダメージがないことにあるように感じる。この要素一つでApex Legendsは輝いたと言っても過言ではない。高所からの移動、裏を取る立ち回りなどに影響を与える。これが平面的な戦闘ではなく、立体的な戦闘を実現している。もしも転落ダメージがあれば、非常に単調な戦いに終始することになっていただろう。

多くのキャラクターが存在しており、それぞれが個性的なスキルを持っている。攻撃・サポート・索敵に分かれていて、それぞれが強みを活かすことでチームの連携にも繋がっていく。基本的な動作が速いことや、キャラクターによっては視点移動が激しいことで、若干3D酔いしやすいのがマイナス要素だろうか。

世界的にも人気のFPSとして知られており、国内ではVALORANTに次ぐ人気を誇っている。ルール的に初心者でも遊びやすく、課金要素もそれほど多くないので子供から大人まで楽しめる。また、家庭用ゲーム機でも展開されており、パソコンユーザーと家庭用ゲーム機ユーザーがチームを組むこともできる。このクロスプラットフォームで更に人気を伸ばしたように感じる。

Counter-Strike 2(旧:Counter-Strike: Global Offensive、GO、CSGO)

csgotop


Counter-Strike: Global Offensiveは、2012年に登場して以降世界でトップクラスの人気を誇り、配信視聴では2022年はVALORANTよりも高い数字を残している。(Esports Charts, 2022)一方で、国内での人気は徐々に低迷しているように見える。ゲーム性はともかく、グラフィックやシステム面ではVALORANTなどの後発ゲームに遅れを取っている状況だった。

そして2023年9月に正式にアップデートされ、Counter Strike 2と名称が変更されている。ゲームエンジンをSource 2に変更し、グラフィックを大幅に向上させている。従来のプレイヤーからすると多少の違和感がある程度で、劇的に変化したようには感じないかもしれない。それでも、細かな箇所でグラフィックの向上が見られるはずだ。それに加えてUIも変更され、武器の購入も直感的にわかりやすいものとなった。

この辺りはVALORANTをはじめ、最近のゲームでよく見られる形となっている印象だ。最も大きな変化と言えるのは、12ラウンドハーフにルール変更されたところだろう。VALORANTは13ラウンドハーフであるように、これまでの15ラウンドハーフでは長すぎるという意見もあった。12ラウンドに変更されたことで、よりスピーディーな展開、戦術的な展開が見られる。

具体的にはエコラウンドの重要性が増した。15ラウンドより3ラウンド少なくなったことで、出費を抑えた戦いをどのタイミングで行うかが面白くなりそうだ。プロの大会では凝り固まった展開を崩すきっかけになるかもしれない。ゲームで遊ぶ際は進行が早くなるので、多くのゲームを遊ぶことができる。1試合最大30ラウンド戦うと、1時間以上かかることもある。

これが最大24ラウンドになると1時間を超えることは少なくなるはずだ。1試合の時間が短くなれば、遊びやすくなっていく。今風のゲームシステムに一新したことで、プレイヤーの増加に期待したい。FPSはそのゲーム性から、初心者が参加しにくい部分がある。ラウンドの減少は、その参入障壁の高さを補えるかもしれない。プレイヤーキャラクターに個性はなく、平等な環境の中で優位を築いていくオールドスタイルとも言えCounter Strikeは、ここに来て遊びやすさも視野に入れてきたようだ。

VALORANTの人気が落ち着いたことで、アクティブプレイヤー数で追い抜かれることはなくなった。しかし、国内の人気ではVALORANTに分がある現状だ。とっつきやすいゲームではなくても、遊ぼ安いシステムを導入することでそういった要素を覆すきっかけになれるだろうか。今回のリニューアル・アップグレードで遊びやすくなったのは間違いない。独自のUI、ゲームルールの変更で初心者にもわかりやすくなったのは大きい。

CSGO時代は、Counter Strikeシリーズをプレイしていなければ馴染みにくい部分があった。VALORANTなどが登場するまでは、プレイ人口的にも選択肢がなく、殿様商売に近い感覚だったように思う。ようやくゲーマーに歩み寄る形となったので、これからの伸びに期待したい。

Escape from Tarkov(タルコフ、EFT)

Escape From Tarkov


Escape from Tarkovは、探索・戦闘・脱出からなるFPSだ。異色の要素を持っており、PvPvEとなっている。AIMや立ち回りが必要なFPSではなく、探索がメインで、敵を倒して物資を奪い脱出する。持ち帰った装備は倉庫に保管し、次の探索時に持っていく。このシステムはローグライクに近いので、ダンジョン探索ゲームと言った方がわかりやすいかもしれない。

有料のゲームで6,300円~14,000円ほどに設定された4つのパックがある。最安値のパックを選択しても、上位パックに差額だけでアップグレード可能だ。そのため、最初は最安値となるスタンダードを選択しておくといい。有料のゲームながら、高い人気を誇っている。ローグライクのようなシステムではあるが、平和なゲームではない。探索に来たプレイヤーを待ち受けるプレイヤーも存在する。

探索を終えたプレイヤーを倒し、アイテムを奪う方が効率的だからだ。プレイスタイルは決まっていないので、PvPをメインにするのも、戦闘を避けるのも自由だ。そのため、FPSというジャンルに違和感を覚える方もいることだろう。タルコフは一人称視点を用い、FPSのシステムを持ったローグライク風のゲームだ。様々なジャンルに該当する。一人称視点で銃を武器にして戦闘を行うという点からFPSにカテゴライズしている。

定期的にワイプ(初期化)されてしまうので苦手な人も多い。また、負荷はそれなりに高く、低スペックではそれだけでかなり不利な状況になることからコアなゲーマー向けという見方もできる。ゲーム性を見ると初心者であっても、ゲームに不慣れであっても楽しめる。それなりの性能を持ったゲーミングPCが必要でかつ有料のゲームということもあって始めるハードルが少し高めであることがネックになりそうだ。

2024年7月からPvE ZONEというモードが登場した。これはプレイヤーが自分かフレンドしかいないモードだ。つまり、マップをうろついているPMCとSCAVはすべてNPCということになる。ワイプ(初期化)が行われないので、探索を楽しみやすいのがポイントだ。強力な武器を有したプレイヤーの存在が疎ましく思っていた筆者は、このPvE ZONEの登場を歓迎している。

Rainbow six siege(R6、虹6)

Rainbow six siege


Rainbow six siege(レインボーシックスシージ)はリアル系FPSとしては非常に特徴的な要素を持っている。AIMや立ち回りだけでなく、様々な情報や戦略で動き方が変わってくる。有名なところでは、壁や床を破壊して進むことができるということだ。また、近未来的な装備を使用することで、他のFPSでは味わえない進め方ができる。試合開始前に、地面を走るカメラ付きのドローンを操作し、マップ内の情報を集めるところから始まる。

守備側のチームは壁の強化や窓の補強、バリケードの設置、ドローンなどの妨害を行う罠を設置などやることが多い。これだけで「よーいどん」で始まる対戦形式のFPSと違うことが分かる。始まる前から既に情報戦が始まっている。これらの情報を基に、様々な戦術を立てていくことになる。この戦術面に大きく貢献しているのが総勢60名を超えるキャラクター(オペレーター)だ。

個性的な装備や役割を持ち、味方を強化するものや、強力な罠を設置するものまである。やればやるほど分かってくるゲーム性なだけに、始めたてではなかなか思うように動けない。しかしながら、AIMや立ち回りだけではなく、他の要素があることから初心者でもある程度戦えるようになっている。初心者が熟練者に蹂躙されるところから始まるのは同じでも、対抗手段が用意されていると考えると面白い。

繰り返し戦闘を続けることで、徐々にされると嫌なことが見えてくるはずだ。そうなって初めてオペレーターの特性を活かした動き方や役割を理解できるようになる。負けても続けることで確実な上達に繋がるのがレインボーシックスシージの面白いところだと感じる。

世界的に見るとFPSの中でも少し人気は落ちるが、国内に限って言えばApex Legendsに次ぐTier2というポジションを得ている。大会も行われているので、本格的にそういったものを目指すこともできる。日本人同士で楽しみたいなら最もおすすめできるFPSの一つと言えそうだ。

TEO PC GAMES IMPACT INDEX-世界的に注目度の高いタイトル

teopcgamesimpactindex出典:(The Esports Observer, 2020)

The Esports Observerによるランキング

最後におまけとして世界的に注目度の高いFPSタイトルについて紹介する。The Esports Observerによって発表されているランキングが興味深い。このメディアはドイツのベルリンに本社を置くEsports Business Solutionによって運営されている。上記のランキングは、最も影響を与えたPCゲームを紹介している。

このランキングはTEO PC GAMES IMPACT INDEX(TEO PCゲームインパクトインデックス)と言われ複数のキーパフォーマンスインディケーターで総合的に判断されている。インディケーターは、①月間のアクティPCプレイヤー、②閲覧時間、③勝者の分散、④同時ストリーム数、⑤Esportsの閲覧時間、⑥トーナメント数の6つだ。

総合的な影響力を知ることができる

このランキングは大会規模や賞金の高さが全てではないのがよいところだ。例えば、賞金額で言えばFORTNITEが断トツの1位だ。FORTNITEは登場した頃から大会開催が囁かれていた。実際に大会が行われ、その賞金額の高さでも大きな話題を集めた。優勝賞金300万ドルはe-sports史上最高金額である。また、その大会の賞金総額3000万ドルも過去最高金額となっている。ただし、これはやや話題性に振ったようにも思える。事実多くのプロゲーマーがこの大会や賞金に関して批判的なコメントを残している。

賞金に関してはDota2も負けていない。Moba系では2番手に甘んじているDota2は賞金総額ではLoLを上回っている。そして総合2位のCS:GOはほぼ毎日大会に関する予選などが行われている。しかし、賞金総額は非常に少ない。一部を切り取ればトップのゲームばかりである。この総合的な評価は非常に良いバランスが取れているよう思う。最近Tier1に入ったRainbow 6 Siegeは話題性、大会規模、プレイ人口でFORTNITEに劣っている。それでも総合では一つ上の順位につけている。これは大会視聴者が楽しみやすいFPSならではの評価だ。e-Sportsの閲覧時間、同時ストリーム数にも当てはまるだろう。

見ていて楽しいゲームというのも重要なポイント

e-Sportsにはプレイして楽しいゲームはもちろんのこと、見ていて楽しいゲームであることも重要だ。カジュアルなゲームになればなるほど、見ているユーザーは楽しみにくい。オープンワールドを駆け回るFORTNITEは、一人のプレイヤーを追って見るのは楽しめても、複数のプレイヤーの動向を追いにくい。FPSは1チーム対1チームで限られたフィールド内の戦いである。大会はもちろん、配信していても全体が把握しやすいなどの特徴がある。

FORTNITEが見ていて詰まらないゲームというわけではない。カジュアルな要素があるゲームは見ているよりもプレイすることの方が楽しいのである。視聴者数や閲覧時間に差があるのは、主に大会規模が関係している。賞金総額が大きくなると高い規模も大きくなる。大会規模が大きくなると、開催期間が限定されてしまう。賞金総額が比較的少ないCS:GOは、小さい大会から大きい大会まで様々である。つまり、賞金総額が低い分だけ大会が頻繁に行われるので閲覧時間で有利になる。

ブックメーカーではCS:GOが人気

また、ブックメーカーにe-Sportsが取り扱われているのもある。例えば、ブックメーカーを行うサイトでは最も人気があるのはCS:GOだ。昔ながらのシンプルなゲーム性とルールは、様々な場面を想定したBETを可能にしている。そのため、オンライン予選であろうと、小さな試合であろうと配信されている。FPSはそのゲーム性からブックメーカーに非常に適している。その辺りのユーザーも取り込めている分だけFPSというジャンルは有利だろう。ブックメーカーが上手く成立しているのは優れたゲーム性であるからだ。

ただプレイ人口が多いだけでは1位になれない。大会規模が大きくても、賞金総額が大きくても1位になることは出来ない。それらのバランスを上手く取れたゲームが上位に位置することが出来るのである。視聴者や閲覧時間はプレイ人口に比例する。それは、プレイした事が無ければ見ていて楽しいと思えるゲームは少ないからだ。ルールが分からなければ何をしているのか分からない。CS:GOやRainbow 6 SiegeのようなFPSが優遇されているというわけではない。

プレイ人口だけならFORTNITEやLoLが有利

プレイ人口で言えばコンシューマーゲーム機でもプレイ出来るFORTNITE、世界一プレイ人口の多いLoLが有利である。この指標は本当に良く出来ていると思う。反面、少し古いタイトルでコアな人気を誇るWAR CRAFTやSTAR CRAFTのようなゲームには不利に働くようにも思う。RTSというジャンルは、Moba系のDota2やLoLに比べると複雑で精密な操作が要求される。実際にプレイするのも、見るのも難しいジャンルである。よりカジュアルになったMoba系に流れてしまっている。

登場が10年以上前のタイトルというのも不利だ。どれだけ面白くても、古いタイトルはそれだけで受け入れられない部分がある。実況や解説が上手くなければ状況が理解しにくいのもマイナスに働いているだろう。新規ユーザーの獲得が容易な新タイトルと比べると、有利な部分は少ないと言わざるを得ない。RTSはFPSやMobaと違い、今何をしているのか、何をしようとしているのかが一目で分かりにくい。個人的にはRTSはプレイするよりも見る方が好きだ。

それでも、実力差を覆す要素が少なく、今どちらが有利かというのも伝わりにくい。その点では見るよりもプレイした方が楽しいゲームと言える。ただ、古いタイトルが現在も尚e-Sportsのタイトルに選ばれているのは、それだけで優れたゲームであることは分かるだろう。

このグラフは下になるほど人が少なくて面白くないゲームを表しているわけではない。あくまでもe-Sportsとしての勢いを表しているに過ぎない。13位のOverwatchを見ても分かる通り、新しいから有利というわけでもない。

FPSに最適なおすすめゲーミングPCを検証

FPSの要求スペックは比較的低いが、ソロゲームやパッケージのゲームタイトルは高めに設定されていることも多いので注意が必要だ。FPSは高リフレッシュレートの恩恵が非常に大きいゲームジャンルだ。そのため、144Hzでのプレイを想定したスペックが必要になる。

公式推奨スペック

CS:GOEFTCoD:MWApex LegendsCS2
CPUCore 2 duo E6600Core i5 3.2GHz以上Core i5-2500K以上Coer i5 3570T 以上Core i5-750以上
GPUVRAM 2GBVRAM 2GBGTX 970/ 1660以上GTX 970以上VRAM 1GB
メモリ2GB8GB12GB8GB8GB

公式発表の推奨スペックは上記のとおりだ。ただこれだけだとどのぐらいの性能が必要かわかりにくいだろう。次にこのスペックを現行スペックに変換しているので合わせて参考にして欲しい。

現行スペック推奨スペック

VALORANTEFTCoD:MWApex LegendsCS2
CPUCore i5-14400以上
GPURTX 3050 6GB以上GTX 1660以上GTX 1650
メモリ8GB以上

現行のスペックに合わせるとざっくりとこういう形になる。CSGOはCS2へアップデートされたことで、要求スペックが少し高くなった。GPUに関しては1GB以上で、従来の2GBよりも下がっている。しかし、DirectX 11対応が必須となっているので、やはり要求スペックは上がっているので注意してほしい。

比較的新しいApex LegendsやVALORANTも要求スペックは控えめである。144Hzを目指すとなると少しだけ要求スペックが高くなるのは新しいゲームタイトルにはありがちだ。特に、CoD:MWはパッケージのゲームタイトルなので要求スペックは高めである。最高設定を想定する場合、最低でもGeForce RTX 4060くらいの性能は見ておきたい。

144Hz推奨スペック

CS:GOEFTCoD:MWApex LegendsVALORANT
CPUCore i5-10400Core i5-11400Core i7-10700Core i7-10700Core i7-10700
GPUGTX 1660GTX 1660 SUPERRTX 3060RTX 3060RTX 3060
メモリ8GB16GB16GB16GB16GB

144HzをフルHDで行い、かつ設定を標準より少し高い程度にするならこのくらいの性能が要求される。CS2はアップデートで要求スペックは高くなったが、新しい部類のゲームと比べて要求スペックは控えめである。これらのFPSは少し設定を下げてフレームレートを安定させるのが一般的だ。中には解像度を下げることもある。推奨スペックに満たなくても144Hzで安定させる方法はある。

それでも、より設定に自由度を持たせるために、少し性能に余裕のある構成にしている。また、これらのゲームは大会やプロが存在するものもある。本格的な環境として240Hzを目指すならもっと高性能なモデルでもいい。ここでは144Hzを目安としているので、まずはこの性能を想定しておきたい。登場の新しいApex LegendsやVALORANTは少し性能に余裕を持たせたい。

最近は144Hzよりも165Hzを基準に考えるユーザーも多い。最新のゲームには最新の環境で考えるためにあえて少し余裕をもたせた。高みを目指すのであれば、144Hz推奨スペックよりも上の性能を選んでも無駄にならない。ゲームによっては設定を下げることで不利になるものもある。そういったことへの対応を考え、あえてFPSでもハイクラス以上を目指すこともある。

144Hzであっても、性能に余裕を持たせる方がいいのは間違いない。CS2はグラフィックの品質が向上しており、負荷の高いマップや場面が増えたように感じる。また、人数が多くなるカジュアルな試合ではかなりの負荷となることもある。通常の試合のみを想定するよりも、そのゲームにかかる最大の負荷を考慮するべきかもしれない。予算に合わせて下記のおすすめゲーミングPCから選んでほしい。

FPSにおすすめのゲーミングPCを紹介【2025年】

LEVEL-M1P5-R45-LAX(パソコン工房)

LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2価格:99,800円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト詳細

Apex LegendsやVALORANTを144Hzでプレイすることは難しいが、上記で紹介したタイトルであれば60fpsでプレイすることはできる。CS:GOに関しては設定次第で144Hz環境でプレイすることもできる。ただし、144fpsでの安定は難しいので注意してもらいたい。高リフレッシュレートを目指さないのであれば、LEVEL-M1P5-R45-LAX-WHITEでも十分だ。

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE (パソコン工房)

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE価格:159,800円+送料2,200円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.4

公式サイトLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE詳細

CS2をプレイするためなら、もう少し性能は低くてもいい。144Hzで幅広くゲームをプレイするなら助かる性能だ。FPSをメインにしていても腐らない構成となっているので、まずは基本の一台として考えてよい。ゲームによってはCore i5-14400Fの性能は必要ないが、ここも汎用性を考えての選択だ。また、FPSは144Hz以上でのゲームプレイが一般的となりつつある。そういった点でも基本となるモデルと言える。

NEXTGEAR JG-A7G6T(マウスコンピューター)

NEXTGEAR JG-A7G6T価格:169,800円(送料込)
CPU:Ryzen 7 5700X(水冷)
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.0

公式サイトNEXTGEAR JG-A7G6T詳細

144Hzで高い設定でも安定を目指すならNEXTGEAR JG-A7G6Tだ。多くのゲームに優れた対応力を見せるGPU性能が持ち味で、上記記載のFPS以外にも対応できる。CoDシリーズを含めて、ほぼ全てのゲームを144Hz環境でプレイできるワンランク上のモデルと言える。FPSを含めて様々なゲームをプレイするなら見ておきたい性能だ。GeForce RTX 4060 Tiで快適にプレイできないゲームはない。CPU性能は少し控えめだが、GeForce RTX 4060 Tiともバランスは取れている。よほどCPU負荷の高いゲームでもない限り安心できるモデルである。

GALLERIA XA7C-R47S(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R70S (2)価格:300,980円+送料3,300円
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:7.3

公式サイト詳細

Core i7-14700F搭載でCPU性能も十分なモデルだ。CPU負荷が高くてもフレームレートを安定させることができる。このくらいの性能があれば144Hzはもちろん、240Hz環境も目指すことができる。また、WQHD環境でゲームをプレイしたい場合にも対応しやすい。様々な環境、ゲームに対応できる汎用性が魅力のモデルだ。より高みを目指すのであればおすすめできるモデルである。特定のゲームを144Hzでプレイしたいならオーバースペックになるので、用途に合わせて選択してほしい。

参照外部サイト