steamgame出典:(Steam, 2023)

ゲーム用プラットフォームのSteam(スチーム)について解説している。Steamは無料でインストールできるソフトウェアだ。誰でも気軽に利用できるのがメリットと言える。世界中に多くのユーザーがいる。日本でも徐々に普及していて、まだ利用していない方はSteamがどういったサービスなのか気になっているのではないかと思う。

BTOメーカーでゲーミングPCを購入する際も、希望すればSteamがインストールされた状態で届けられる。それだけ日本国内での利用者も増えているのだ。当ページではSteamの活用術についてもまとめているのでぜひ参考にして欲しい。あなたのゲームライフがより素晴らしいものになること間違いなしだ。

>>>>Steam公式HPはこちら

Steam(スチーム)とは?

steamtoha出典:(Steam, 2023)
Steamとは、世界的なゲーム用プラットフォームのことだ。アメリカワシントン州に本社を置くValve Corporationによって運営されている。カウンターストライク・Portal・ハーフライフは、Valve Corporationが制作している。ゲーム開発会社としての側面も持つ。Steamは、PCゲームのダウンロード販売専用のプラットフォーム・ポータルサイトという感じだろうか。

ゲームに特化したApple StoreやGoogle Playのようなもので、購入したゲームの管理も容易に行える。アンインストールや再インストールもディスク要らずですぐにできる。SNSとしての機能もあって、パソコンにSteamクライアントを常駐させているユーザーも多い。現状ゲーミングプラットフォームとして一強状態で、GeForce NowやStadiaは太刀打ちできない。Stadiaについては2023年1月18日にサービス終了(WIRED, 2022)となった。

Steamは海外向けのイメージが強いかもしれないが、今では日本でもポピュラーな存在となっている。ドスパラなどの一部のBTOメーカーでゲーミングPCを購入すると、デフォルトでSteamがインストールされているほどだ。また、ドスパラはショッピングで貯めたドスパラポイントをSteamのポイントに交換できるサービスを提供している。

このSteamは、ユーザーだけではなくゲームを開発する側にとっても魅力的なプラットフォームだと言える。インディーズゲームなどまだ世に出ていないゲームも多く販売されていて、世界中のゲーマーに新しいタイトルをプレイしてもらえる環境がある。今では非常に有名なマインクラフトなんかも元々はインディーズゲームだった。Steamで人気が出たことから一気にメジャーなタイトルになったという経緯がある。

Steam(スチーム)の基本情報

タイトル数・アクティブユーザー数など

steamtitle出典:(Steam, 2023)

  • タイトル数:124,374
  • 最大同時接続数:3,218万人
  • アクティブユーザー数:1億3,200万人
  • 1日の表示回数:1兆回
  • 対応言語:28の言語
  • 対応通貨:35通貨以上

Steamでのタイトル数・アクティブユーザー数などの統計情報をまとめている。2023年7月時点での取り扱いタイトル数は124,374だ。有名なタイトルからマイナーなタイトル(いわゆるインディーズタイトル)まで豊富なラインナップを持つ。年間10,000以上のタイトルが追加(Statista, 2023)されている。もちろん消えていくタイトルもある。

過去4か月での最大同時接続数は3,359万人(SteamDB, 2023)だ。アクティブユーザー数は1億3,200万人と日本の人口ぐらいのユーザーがいることには驚くしかない。ゲーミングプラットフォームとして想像もできないほどの規模であることがわかるはずだ。独占状態にあると言っても過言ではない。後発のサービスがリリースされてもすぐに消滅してしまう。

対応言語(シェア率)

  • 英語:36.92%
  • 中国語:25.32%
  • ロシア語:9.43%
  • スペイン語:4.86%
  • ポルトガル語:4.10%
  • ドイツ語:3.20%
  • 日本語:2.46%
  • フランス語:2.32%
  • ポーランド語:1.80%
  • トルコ語:1.44%
  • 韓国語:1.23%
  • タイ語:0.89%
  • イタリア語:0.67%

出典:(Steam, 2023)

Steamで対応している言語についてシェアが多い順に並べている。Steamが対応している言語の数は28だ。対応言語が多いからこそ世界中のゲームが集まり、世界中のプレイヤーが集まるのだ。ゲーミングプラットフォームとして好循環な仕組みがある。シェア率を見てわかるとおり、Steamは英語圏がメインのプラットフォームであり、日本人にとって言語の壁があることは否定できない。

基本的な英語の知識を身に付けておくとよい。人気があるタイトルなら有志のプレイヤーが日本語化の翻訳MoDを作成してくれていることもあるので、日本語に対応していなからと諦める前に一度日本語化について調べてみることをおすすめしたい。

ユーザーの大半は海外のユーザーだ。とくに北米や西ヨーロッパユーザーが多い。最近では中国や日本などのユーザーが大きく伸びている。日本のピークタイムでもプレイ人口が安定しているのは頼もしい。中国語が飛び交うこともあり、やはり言語の壁が立ちはだかる。ゲームによっては意思疎通ができず、誤解から文句を言われることもある。

何を言われているのかわからないまま追放されることも珍しくない。よほど人気のタイトルでない限りアジアもしくは北米辺りのサーバーになる。アジアや日本のサーバーがあってもプレイ人口が少なく、結局北米サーバーなどプレイヤーの多いサーバーに行かざるを得なくなる。とくに0時以降はアジア圏のプレイヤーが一気に少なくなるので諦める必要がある。

その連鎖で日本サーバーから人が居なくなり閉鎖されることも起こり得る。それでも数年前と比べると欧米および西ヨーロッパのユーザーの割合が減って、アジアが伸びているのは明らかだ。いずれにせよ英語が理解できるとコミュニケーションが取りやすくなりもっとゲームを楽しめるだろう。よく使われる英単語を知っているだけでもやりやすさは大きく変わってくるはずだ。

Steam対応の決済方法

steam_payment
Steamは、PayPal・クレジットカード・電子マネー・コンビニ決済・Steamプリペイドカードなど豊富な決済システムに対応している。注意事項としては、クレジットカード情報の新規登録あるいは変更を行う場合、セキュリティの都合で約7日間審査によりSteamでの使用が制限される。新規登録の場合は仕方ないにしても、カード変更でも適用となるのはやっかいだ。

クレジットカードによっては毎月審査が入るものもある。セキュリティの高さを喜ぶべきか、不便さを嘆くべきか悩ましい。クレジットカードの使用において不便さを感じたらPayPalを使用するといい。登録したクレジットカードでの支払いとなり、セキュリティも優れている。信頼性が高い決済方法だ。PayPayをまだ持っていない方は他の海外サイトでの支払いを想定して登録しておいて損はない。

Steam(スチーム)の始め方-画像付き

  1. Steamの公式サイト(外部リンク)にアクセスして”STEAM”をインストールをクリックする
  2. steam-1

  3. 右下にある”Steamに登録”をクリックする
  4. steam-2

  5. メールアドレス・居住国の入力及び利用規約などの確認を行い”続行”をクリックする
  6. steamtouroku-1

  7. 届いたらメールから”メールアドレスを確認する”をクリックする
  8. steamtouroku-2
    steamtouroku-3

  9. Steamアカウント名やパスワードの設定をして”完了”をクリックする
  10. steamtouroku-4

Steam(スチーム)を利用するメリット&特徴

定期的に最大90%OFFのセールが実施される

steamsale
Steamでは平日および週末でそれぞれセールがあり毎日何かが安くなっていると考えてよい。平日セールは日本時間の火曜日に決定され土曜日まで続き、週末は日本時間の日曜日と月曜日のみだ。クリスマスやハロウィンなどの大型のイベントセール時は最大90%OFFなどの大幅な割引が適用となることもある。

無名でライトなゲームであれば10円以下で販売されることも多く積みゲーが増えていく。安いから買っておこう!そんな安易な行動から、私は今では1,000本近いゲームを積むことになってしまった。ある程度計画的に購入するのがよい。私が言っても説得力はないが…なお、新しいタイトルについてはそれほど大きな割引が見込めないことは理解しておこう。

セール時期の目安

  • Steam Spring Sale:5月の終わり
  • Steam Summer Sale:6月の終わり
  • Steam Autumn Sale:11月の終わり
  • Steam Winter Sale:12月の終わり

Steamにおけるセール時期の目安をまとめた。毎年同じ時期に開催されるわけではないもののある程度予測することが可能だ。Steamのセールには、Steam Spring Sale・Steam Summer Sale・Steam Autumn SaleそしてSteam Winter Saleがある。ハロウィンセールも有名だ。シーズンごとにセールが行われているということだ。

基本的に長期休暇の時期に合わせたセールとなるため、ホリデイセールとして様々なタイミングで開始されているセールも存在している。なお、セールで購入できなかったという方も安心して欲しい。基本的には特定のタイトルについての割引はセール期間をまたいで複数回行われることもあるからだ。一度セールを逃したからといってそれほど大きなことではない。

早期アクセスについて

早期アクセスのタイトルは、10%程度の割引価格で購入できる。正式に販売が開始されてからの購入よりもお得だ。人気のゲームであっても早期アクセス中は価格が抑えられているのも嬉しい。早期アクセスは、オンラインゲームで言うオープンβ/クローズドβのようなものと言える。オープンβ/クローズドβと異なるのは有料で購入しなければいけない点だ。

運営会社がゲームを開発しながら同時に販売することで資金調達を容易にする仕組みだ。ユーザーからのフィードバックを得ながらゲーム開発を進められるのでよりユーザーにニーズに合ったゲームを開発しやすい。注意点として、早期アクセスのタイトルは不安定な状態だったり、最適化が不十分だったりとやや癖があるので寛容な精神力が必要となることもある。

新しいゲームとの出会いが多い

Steamを活用すれば新しいゲームとの出会いもかなり増える。Steamを開くとさまざまなゲームが紹介されていて目に留まるはずだ。これまで購入したタイトルの趣向に合ったタイトルも提案してくれる。Steam上には12万を超えるタイトルが存在している。PS5やSwitchなどの家庭用ゲーム機と比べてもタイトル数はかなり多い。

また、タイトルごとにレビューが公開されていて目を通しておけば、購入後思っていたのと違うと感じることもないだろう。最初の内は”圧倒的に好評”や”非常に好評”など評価の高いタイトルのみをチェックしておくとよい。慣れてくればマイナーなインディーズタイトルにも挑戦しよう。価格が安いため、ついつい買いすぎて積みゲーになりやすいのはデメリットかもしれない。

なお、Steamでは返金制度が設けられていて一定の条件を満たせば返金を受けられる。ゲーマーからしても非常に使いやすいプラットフォームであることは間違いない。これを機にSteamという大海に出てたくさんのゲームと出会って欲しい。

本当にさまざまなゲームジャンル・ゲームが存在している。こんなゲームがあればと考えていると、大体希望通りのゲームを見つけられる。国内でコンシューマー、PC向けに展開されているゲームはシミュレーション系が弱い。ストラテジーはあっても経営やシミュレーター系はほとんど見かけない。これはニッチなニーズに対応しても売れないからだ。

Steamにはシミュレーターやシミュレーション系のゲームが非常に多く用意されている。ニッチなゲームでも確かな需要があり、世界で販売できることから展開しやすいのだろう。日本での展開をメインにする国内メーカーにできないことができる。人気にならなくても固定層のファンが着けば長続きする。英語のみでも、ユーザーが日本語化Modを作成してくれるゲームも多い。今は日本語対応のゲームも増えていることもあり、言語が障壁にはなりにくい。

ゲームの管理がしやすい

Steamは複数のタイトルを一元管理できるのが特徴だ。パッケージ版のゲームを購入した場合でも、シリアルコードを入力することでSteamで管理することができる。ユーザーのゲームプレイ時間などが自動的に計測されるのもおもしろい。あなたが一番プレイしたゲームもすぐにわかるのだ。

最近は、利便性の高いダウンロード版が主流となりつつある。これはパッケージ版でも中古ショップに売却できないタイトルが増えていることも一因だ。パッケージ版のメリットの一つが封じられつつある。Steamに登録したゲームであれば一度アンインストールしても、実績やプレイ時間が消えることはない。

またプレイしたくなったらいつでも以前の実績データから始められる。セーブデータもクラウド保存できるのでどのパソコンからアクセスしても続きからプレイできるのは大きなメリットだろう。これまでのゲームプラットフォームとは全く異なっていると言える。Steamで販売・展開されていないゲームも登録することができる。実績やデータは記録できず、起動できるようになるだけだ。プレイ時間の記録は残るので、時間を気にするならSteamで管理するのもいい。

チート対策がしっかりと行われている

Steamのチート対策は基本無料のゲームと比べると非常に優秀だ。Steamは疑わしいユーザーのアカウントをBANできるという権利を持っているだけに、有料ゲームでチートを行うリスクは割りに合わず抑止力になる。

年々チーターの数は増加しており、罰則もかなり厳しくなっている。永久BANされたアカウントは原則復活できない。アカウントBANやアイテム没収というようなものもある。さらに、期間限定BANをされた場合でも解除されたあとでもプロフィール上に残る。

スマホなどの電話番号を利用したPrimeアカウントというものがあり、Primeアカウントを利用することでチーターとの遭遇率を下げることもできる。現段階では一部のゲームに適用されるに過ぎないが、対応しているゲームであれば使用しておくとよい。ただし、このPrimeアカウントにも抜け道があり、完璧とまではいかないようだ。

「ファミリーライブラリシェアリング」という、身内や友達が所持しているゲームを共有する機能もある。この機能を悪用する不届き者の存在があって、人気タイトルの多くはファミリーライブラリシェアリングを用いたオンラインが不可能になっている。

以前は優秀なチート対策をとれていたが、今は難しくなっていてどこも同じようなイタチごっこだ。チーターと遭遇しないことを願うお祈りオンラインでもある。チーターの存在は非常に腹ただしく、ゲームに対するモチベーションが奪われてしまう。人気タイトルの宿命とは言え、なんとかして欲しいものだ。Steamは常にチート対策に力を入れているため今後も変わっていくだろう。

ゲーム開発がしやすい環境がある

Steamはゲーム開発社にとっても理想的な環境がある。CS1.6やDayZのように、ゲームのModから独立したゲームとなった例はいくつもある。この背景にはModを作成しやすこと、Modを導入しやすいことが挙げられる。Modを作成しやすいから多くのModが登場する。Modはワンクリックで導入できる手軽さがあるため、利用者を限定せずに人気を測ることができる。

どんなゲームにもModはあるが、Steamで展開されているゲームほど豊富で導入しやすいものはないだろう。SteamのModは各ゲームのWorkshopというコミュニティから無料で導入できる。クリエイターもプレイヤーも双方が利用しやすい。iniファイルを再設定したり、梱包と展開を繰り返したりしなくていい。

以前はグリーンライトというインディーズゲームのカテゴリも用意されていた。今は廃止されてしまったが、Steamには日々新しいインディーズゲームが登録されている。インディーズのゲームクリエイターにとっても身近な存在だ。誰にとっても身近なゲームポータルになりつつある。

早期アクセスではβテストのような状況でスタートし、資金を集めながら開発を継続するタイトルもある。早期アクセスのゲームは正式化すると価格が高くなる。少しお得に始められるので、目をつけたゲームであれば購入してみるのもいい。有名なゲーム運営が展開しているゲームとはひと味もふた味も違うゲームが大量に用意されている。あまり見向きされていないゲームでも、自分にはぴったりとはまる可能性はある。掘り出し物を探す感覚で挑戦してもよさそうだ。

とにかくプレイヤー数が多い

Steamのゲームは過疎化が進んでも、国内サーバーで展開されているゲームとは違い一定数のプレイヤーがいる。10年以上前のゲームでさえ、未だに多くのプレイヤーを確保しているゲームもあるほどだ。注意したいのは海外と日本では時差があることだ。日本のピーク時間と海外のピーク時間がずれていると、より過疎が目立ってしまう。

接続先によってはpingの差もありまともに遊ぶことも難しい。多くのゲームが展開されている中で、面白いゲームはいつまで経っても人気がある。何年も経ってからDLCのような追加コンテンツが発表されることもある。国内では過疎化が始まると止めることは難しい。

人数が確保できているSteamではその心配が少なくなる。プレイヤー数が多いとそれだけ情報も多くなる。困ったことやバグに対しても解決策が提示されやすい。ゲームに関係するトラブルの解決が容易というのもSteamの強みと言える。無料のゲームも多く、Steamをまだ利用していないなら無料のゲームから始めてみるのもいい。

Steam(スチーム)のチート対策における課題

確かにSteamでは様々なチート対策が行われているが、いくつかの課題があることも事実だ。

ゲーム内アイテムをリアルマネーで取引できる

多くのオンラインゲームではゲーム内で使用できるアバターやスキンをリアルマネーで購入できる。Steamで展開されているマーケットはRMTのような形になっている。RMTとは「リアル・マネー・トレード」の略で、ゲーム内アイテムを現実世界のお金で売買することだ。国内のゲームではほとんどが禁止行為となっておりBAN対象である。それがSteamでは一部アイテムだけではあるものの認められている。

マーケットを利用できる極小数の一部のゲームでは、Steam以外のサイトを通した売買取引が可能なものもある。マーケットで販売が完了するとSteamのポイントに変換される。Steamのポイントは当然Steamでしか使用でいない。ゲーム・アイテム・課金には使用できるが、Amazonのような通販サイトで使用はできない。別のサイトで販売すれば現金に換金できる。これがチートを増長させる要因の一つだ。

無料のゲームにCounter Strikeという人気のあるFPSがある。Counter Strikeでは武器の見た目を変更できるスキンが存在している。武器の性能は一切変わらず、見た目だけが変わるアイテムだ。興味がない人からすれば魅力も意味もわからないものだ。そんなスキンが2000万円ほどで販売された実績もある。非常にレアなスキンであることは間違いない。

それでも、見た目しか変わらないものに2,000万円は驚きを超えて恐怖を覚える。Counter Strikeでスキンを入手する方法はいくつかある。最も一般的なのはボックスと言われるガチャで当てるものだ。大当たりの中にも採用される模様がダメという理由で価格差が10万円以上離れることも珍しくない。このボックスはボックス自体を購入するかドロップするかで入手した上で1つ300円の鍵で開ける。

チートを使用しても確率が変わるわけではない。ただ、ガチャの元となる箱がドロップしやすくなり、箱を販売すればそれなりに稼げるので鍵代を賄うことができる。チートを行えばBAN対象になるが、一攫千金の夢があることからチーターは増加する一方だ。無料でゲームをプレイし、無料で集めた箱と鍵で高額なスキンを当てる。そして、高額なスキンを後述するギャンブルサイトにBETするか、前述の別サイトを通じて販売する。

ギャンブルでは何倍にもなる可能性があり、販売すれば相応のリアルマネーを入手できる。悪く言えば楽してお金を稼げる可能性がある。これがチートが増える実態の一つだ。通常のゲーマーは純粋に欲しい物を購入できるので便利だ。だからこそマーケットや取引を中止することができない。優良な利用者と悪徳な利用者が両立している現状を変えなければならないという課題である。

ギャンブルサイトの存在

前述の高額スキンの取引よりもチートの存在を増加させているのはギャンブルサイトだ。高額なスキンを賭けると有利に進められるゲームもある。ルーレットなど名称は異なるが、どのサイトでも大体取り扱われている。参加するプレイヤーがそれぞれスキンをBETする。その総額に対しての割合で当たりやすさが変わる。小額でも大勝する可能性はあるが、基本的には高額BETした人が勝ちやすい。

勝つとBETされたスキンを総取りできる。高額なスキンを所持していれば、それだけ多くのスキンを集めることにも繋がる。安価なスキン複数と高価なスキン1つを交換することもできる。勝つことで最終的に巨万の富を得ることも不可能ではない。ギャンブルサイトの存在がよりチートを加速させているのがよくわかると思う。ゲームを有利に進めるだけではなく、単純に金銭目的のチーターも多いということだ。

国内のオンラインゲームでもRMTが行えるシステムなら、業者アカウントが大量に湧くのと同じである。無料化されたPUBGは当初有料ゲームで、Counter Strikeのようにリアルマネーに交換できるサイトやギャンブルサイトがあった。バトロワ系の人気に火をつけたゲームなだけに、プレイヤーは日々増加していた。そして、チーターも尋常ではないほど増え続けていたのだ。

PUBGではSteamの公式マーケット以外での取引ができなくなり、マーケットに出品できるアイテムも大幅に制限された経緯がある。これにより、チーターは大きくその数を減らした。トレードができないとなればスキンに価値はないということなのだろうか。一時は10万円していたスキンが5,000円・2,000円と徐々に価格の暴落を起こした。このことからも、現金化できるゲームというのは荒れやすいことがわかる。

すでに市場が確立されているCounter Strikeはともかく、今後登場するゲームは似たような制限が適用されていくはずだ。チートの対策はチートツールを無効化するだけでは足りない。チートをするメリットをなくすことも重要だ。チートをするメリットがなくなれば、愉快犯くらいしか残らない。数が減れば開発されるチートツールも減少して対策しやすくなる。ゲームやポータルサイトのシステムの制限が最も有効な手立てと言える。

Steamの無料コンテンツ

Steamは基本的にゲーム販売のプラットフォームだが、お金をかけずに利用する方法もある。無料コンテンツのみを利用して、無料でSteamを使用することはできる。様々なコンテンツがあり、無料コンテンツのみ利用しているユーザーも多い。もちろん、有料ゲームを無料でプレイすることは一部を除いてできない。

無料ゲーム

Steamにお金をかけずに利用する一番は無料ゲームだ。課金コンテンツのある基本無料のゲームが多く、少し前は完全無料のゲームも存在していた。基本無料のゲームは有名なところでApexLegends・Counter Strike 2・Dota 2などがある。アイテム課金を行わない限り無料でプレイできる人気のゲームだ。あまり知られていないものから、人気ゲームをオマージュしたようなゲームまで様々だ。

DAYZ・Minecraftに類似したゲームから、国内でサービスが終了したゲームも展開されていることもある。無料ゲームの数は非常に多く、遊び尽くすには1回の人生では困難ではないかと思えるほどだ。海外の基本無料ゲームは、一部で体験版のような扱いで、課金しなければ進行が難しいことがある。無課金で遊ぶとストレスが溜まるものも多いので、フットワークを軽くして幅広くプレイすることをおすすめしたい。

コミュニティへの参加・利用

Steamにはコミュティという要素がある。仲の良いフレンドや共通の話題を持つ人がグループを組むこともできる。攻略情報やアップデートについての掲示板もある。マイナーなゲームにも掲示板は用意されているので、攻略情報などをリアルタイムで共有しやすい。ただし、大体の言語は英語なので、言葉の壁はここでも立ちはだかる。日本語コミュティも存在しているものの、ゲームや話題によっては人が集まらない。

X(旧Twitter)で情報を探したほうが早いこともあるだろう。ソロゲームではWikiのように詳細な攻略情報が出やすい。様々な人とコミュニケーションを取れる反面、Discordの台頭により勢いは減少傾向にあるように感じる。同様のことがDiscordでも行えるだけでなく、会員制のサロンのようなやり方もできるため、最近のSteamコミュニティは昔ほどの活気はない。

最も有用なのはゲームのレビューではないだろうか。Steamにはレビューに応じて「圧倒的好評」・「やや好評」など評価が表記される。意外と評価は正確で、信頼しているユーザーも多いだろう。不具合やバグの多いゲームは不評になりやすい。面白いゲームを探す時は、コミュニティやレビューを参考にするのもいい。無料で活動を行うなら、情報も集めやすいので活用したい。

チャット・ボイスチャット

Steamにはフレンドとチャットやボイスチャットができるチャットツールが用意されている。SkypeやDiscordなど、代替できるアプリケーションは他にある。あまり使用する場面はない。ただ、Discordで喋りながら、別の話題を振ったり、個人的な内容を送信する時に便利だ。ゲームプレイ中でもオーバーレイからすぐにチャットを呼び出せる。

ボイスチャットは音質の低さと利便性の低さからおまけ程度に考えておきたい。負荷が軽いことだけが強みだ。筆者も昔使っただけで使用感は覚えていない。Discordが登場するまでは、TS3よりも手軽に使用できたので需要はあったかもしれない。現在では形だけ残っているだけに見える。

無料コンテンツに、イベント参加賞でもらえるスタンプがある。チャットではこれらのスタンプを使用できる。LINEのような使い勝手だろうか。デザインが海外寄りなので、気軽に使えるものは少ない。しかしながら、有料コンテンツ・無料コンテンツの両方で集められるため、収集するのも楽しいかもしれない。

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