amdsocketam4当サイトで使用するベンチマーク検証機AMD Socket AM4 Ver.2024を作成した。思ったよりも息の長いRyzen 5000シリーズのベンチマークを再度計測し直すためのものだ。次世代モデルのRyzen 7000シリーズ(Zen 4)登場後も引き続き販売されている。旧世代のモデルということもあって価格が抑えられていて人気が出ている。

2024年2月には既存ラインナップの派生モデルとしてRyzen 7 5700X3DやRyzen 7 5700もリリースされている。搭載ゲーミングPCもすでに販売されていて無視するわけにはいかなくなった。これまでのAM4対応ベンチマーク機を一新している。Ryzen 7000シリーズで採用されるSocket AM5については「ベンチマーク検証機AMD Ver. 2023をリニューアル!」を参考にして欲しい。

ベンチマーク検証機AM4パーツリスト

amdsocketam4-parts

パーツパーツ参考価格
OSWindows 11 Home15,280
CPURyzen 7 5700X3D42,798
水冷CPUクーラーDEEPCOOL LS520 WH R-LS520-WHAMNT-G-111,980
GPUInno3D GeForce RTX 4090 X3 OC WHITE240,000
メモリCorsair CMH32GX4M2E3200C16W【DDR4-3200 32GB】13,469
SSDWestern Digital WDS100T3X0E14,470
マザーボードASRock X570 Steel Legend32,980
電源玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+27,980
ベンチテーブル長尾製作所×シミラボ SMZ-2WBT-ATX12,818
今回のベンチマーク検証機で使用したパーツをまとめている。グラフィックボードを除くとトータル費用は171,775円だ。グラフィックボードについてはすでに所有しているものを活用している。可能な限り他のベンチマーク機と同じパーツを揃えている。

各パーツ詳細

OS

windows11homeOSはWindows 11 Homeだ。USBタイプを選択した。Windows 10から順調に世代交代が進んでいるように思える。これからゲーミングPCを新調するならWindows 11を選んでおけば間違いない。他のベンチマーク機との統一という側面もある。

CPU

ryzen75700x3dCPUはZen 3アーキテクチャ採用のRyzen 7 5700X3Dだ。2024年2月2日に発売されたばかりのCPUとなる。旧世代のソケットAM4対応モデルがリリースされるとは驚きだ。Ryzen 7 5700Xに3D V-Cacheを搭載したモデルでゲーミング性能が高められている。ゲーム以外のパフォーマンスも気になるところだ。上位モデルのRyzen 7 5800X3Dや次世代のRyzen 7 7800X3Dとの比較も要チェックだ。

CPUクーラー

DEEPCOOL LS520 WH R-LS520-WHAMNT-G-1CPUクーラーは、当サイトのベンチマーク機で定番のDEEPCOOL R-LS520-WHAMNT-G-1だ。240mmラジエーター搭載で高い冷却性能を有している。省電力性に優れた3D V-Cache搭載モデルではややオーバースペックといえるかもしれない。GIGABYTE RGB FUSION・MSI SYSTIC LIGHT SYNC・ASUS AURA SYNCなどに対応している。白色のデザインがかっこいい。取り付けも簡単なので初めての水冷クーラーにもおすすめだ。

メモリ

corsair_CMH32GX4M2E3200C16WメモリはCorsair製のCMH32GX4M2E3200C16Wだ。DDR4-3200メモリとなる。容量は32GBだ。高さを抑えたモデルでケースなどの干渉を受けづらい。RGBライティングに対応していてデザイン性に優れている。白色のゲーミングPC構築を考えている方にもおすすめだ。

SSD

Western Digital WDS100T3X0EストレージはWestern Digital製WD_BLACK SN770 NVMe SSD(WDS250G3X0E)だ。黒色の本体がシックな印象を与えてくれる。Gen4接続対応でより快適なゲームプレイが実現できる。容量も1TBと余裕がある。複数のゲームタイトルを保存しても問題がない。

マザーボード

ASRock X570 Steel LegendマザーボードはASRock製「X570 Steel Legend」だ。最上位のチップセットX570はPCI Expressのレーン数が多く次世代のPCI Express 4.0をサポートしている。B550と比べてパフォーマンス面で優位性がある。10電源フェーズ設計で安定した電源供給が実現する。ASRock POLYCHROME SYNC対応でRGBデバイスを統合制御できる。

電源ユニット

kurouto-KRPW-PA1200W92電源ユニットは玄人志向製「KRPW-PA1200W/92+」だ。1200W 80PLUS PLATINUM規格で高負荷にも耐えうるモデルとなる。当サイトのベンチマーク機でもすべてこのモデルで統一している。オーバークロックや電力制限の解除にも対応しやすい。12VHPWR規格に対応していてハイエンドのGeForce RTX 4090でも不足はなしだ。

ベンチテーブル

nagaoseisakujyo-SMZ-2WBT-ATXベンチテーブルはいつも通り「SMZ-2WBT-ATX」を採用している。長尾製作所とシミラボのコラボシリーズだ。とにかく品質が高く安定したベンチマークが行える。慣れてくれば組み立ても簡単だ。マザーボードの取り付け・取り外しが簡単にできる工夫もあって評価している。

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