PS5とゲーミングPCそれぞれの特徴とスペックを比較していく。どちらを購入しようか悩んでいる方も多いのではないかと思う。このページを読めば解決に繋がるはずだ。ゲーミングPC紹介サイトを運営している筆者の視点でPS5の魅力やデメリットなどについて解説していく。なお、PS5のスペックについては完全に公開されているわけではないが、分かる範囲で検証しているので参考にしていただければと思う。
筆者は去年PS5に当選して購入した。ゲーミングPCも持っているので、両方を使い分けている形だ。家族で共有していて基本的には妻がPS5を使っていることが多い。2024年9月2日(月)からPS5は13,000円の値上げが適用となり72,980円~となる。それでもゲーミングPCよりも安く購入可能だ。ゲーミングPCと十分比較検討して欲しい。
ようやくPS5当選した!ハッピーバレンタイン!
— 管理人@ゲーミングPC徹底解剖 (@gamingpcsjp) February 14, 2023
当ページの目次
プレイステーション関連ニュース一覧
プレイステーション公式が2024年9月からPS5の値上げを発表!
日本国内におけるPS5®および関連周辺機器の希望小売価格改定に関してお知らせします。
詳しくはこちら⇒ https://t.co/BBPFcyBjtl pic.twitter.com/1oVPoTfOLC
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) August 27, 2024
2024年8月27日にプレイステーション公式が突然PS5及び周辺機器の希望小売価格改定を発表した。2024年9月2日(月)から適用だ。PS5が79,980円、PS5デジタルエディションが72,980円となる。発売時からそれぞれ25,002円・29,002円の値上げだ。ゲーミングPCも一時は高騰していたが、今は落ち着いて来ている。ゲーミングPCを選ぶ理由が少し出てきたのではないかと思う。もっとも価格が上がったとは言えPS5の方が安く済ませられるのは事実だ。十分比較検討して欲しい。
PS5の価格推移
2024年9月 | 2023年11月 | 2022年9月 | 2020年11月 | |
---|---|---|---|---|
PS5 | 79,980円 | 66,980円 | 60,478円 | 54,978円 |
PS5デジタルエディション | 72,980円 | 59,980円 | 49,478円 | 43,978円 |
12万円のPS5 Proの発売を発表
出典:https://blog.ja.playstation.com/2
2024年11月7日(木)にPS5 Proが発売される。希望小売価格は119,980円(税込)だ。通常のPS5と比べて57,000円高となる。GPUの強化、レイトレーシング機能の強化、アップスケーリング機能(PSSR)の追加がハイライトだ。高画質・高リフレッシュレートを実現しやすくなる。当ページでは通常のPS5を基準に比較している。この12万円という価格までくると本格的にゲーミングPCを候補に入れるべきではないかと思う。もちろん導入ハードルの低さは多くのゲーマーにとって魅力的であることは変わりない。
PS5かゲーミングPCのどっちを選ぶかは悩みどころ
PS5とゲーミングPCはそれぞれいいところがあってどちらを選ぶかは悩むところだと思う。両方所有できればベストだが、予算の問題でどちらかに絞る必要がある方もいるはずだ。両方購入すれば20万円以上の費用が掛かってしまう。特にゲーミングPCの場合、ゲーミングキーボードやゲーミングマウスなどのデバイスも一式で揃えるとなると相応の予算が必要だ。
また、PS5が入手困難でPS5の代わりにゲーミングPCを購入しようかと検討中の方もいるかもしれない。なかなかPS5供給が安定しないのは悩ましい問題だ。 2024年8月時点でPS5の供給は安定してきていて購入ハードルはぐっと下がっている。Amazonなどでも普通に購入可能だ。最近はマルチプラットフォームのタイトルも増えて来てPS5だけのタイトルあるいはPCだけのタイトルという概念はなくなっている。ゲーミングPCの特徴やメリットについても詳しく解説しているので参考にしていただければと思う。このページを最後まで読んでいただければあなたにとってベストな選択のためのヒントを得られるはずだ。
当サイトのスタンスとしてはゲーミングPCをおすすめしている。その理由はゲーミングPCの方が性能が高いからだ。当然予算によってピンキリだが、PS5よりは性能が上であることが多い。より綺麗なグラフィックスでゲームを楽しめる。FPSなら高リフレッシュレートを実現可能だ。一方で、予算に制約がある方にとってはPS5がおすすめとなる。本体が安価なことに加えてテレビでゲームができて、コントローラーでゲームを楽しめるからだ。
PS5の特徴まとめ(メリット・デメリット)
メリット | (+) コストパフォーマンスが高い (+) コントローラーが同梱となっている (+) Blu-rayドライブが標準搭載となっている(通常版) (+) テレビがあればすぐにゲームを楽しめる (+) 初心者の方でも購入しやすい (+) PS5独占のタイトルがプレイできる (+) 本体がコンパクトでスタイリッシュ (+) 比較的消費電力が低く電気代が安い |
---|---|
デメリット | (-) 性能はゲーミングPCのミドルクラス相当となる (-) 最大120fpsでのゲームプレイに留まる (-) タイトルがPCに比べると少ない (-) MODには対応していない (-) オンラインプレイにはPS Plus加入が必要となる (-) 用途はゲームと動画視聴がメインとなる |
PS5では別途デバイスの購入が不要であるということはコストパフォーマンスの高さに繋がる。テレビさえあればすぐにゲームを楽しめるのだ。そういう意味では初心者の方でも購入しやすいと言える。その他PS5の独占タイトルをプレイできたり、本体がゲーミングPCよりもコンパクトだったりといった特徴もある。
性能的にはどうしてもゲーミングPCに比べると劣る。ゲーミングPCなら360Hz対応モニターを選択できる時代だ。それだけグラフィックス処理性能がずば抜けているということになる。高リフレッシュレートに対応したタイトルが少ないのもネックだ。消費電力が抑えられているのはメリットと言えるだろう。液晶テレビを選択すれば電気代を抑えることが可能だ。
さらに、遊べるタイトル数がパソコンに比べて少なく、MODにも対応していない。オンラインプレイをするには有料のPS Plus(月額850円~)に加入しなければいけないのもデメリットだ。最後にPS5はゲームと動画視聴に限定されるのも弱みだ。動画編集やAI生成などの使用を考えている場合はゲーミングPCの方がよいかもしれない。
ゲーミングPCの特徴まとめ(メリット・デメリット)
メリット | (+) 最大360fpsでゲームをプレイできる (+) 豊富なタイトルをプレイできる (+) 利便性の高いSteamを利用できる (+) MODを導入できる (+) Discord利用でプレイヤー同士の通話がしやすい (+) クリエイター作業やビジネス用途にも適している (+) マルチモニター環境を構築できる |
---|---|
デメリット | (-) PS5よりも価格が高い (-) ゲーミングPCの価格が高騰している (-) モニター・キーボード・マウスが別途必要となる (-) 光学ドライブなどはカスタマイズ対応となる (-) 種類が多く初心者は購入しづらい (-) PS5独占タイトルはプレイできない (-) 本体サイズがやや大きい (-) 消費電力及び電気代は高め |
ゲーミングPCの場合豊富なタイトルを選べるのは魅力的だろう。MODも活発で導入すればより深くゲームを楽しめる。オンラインゲーミングプラットフォームであるSteamは利便性が高く様々なタイトルを一元管理できる。
チャットツールのDiscordは利便性も高く使い勝手も良好だ。ゲームプレイ以外にも動画編集・ブラウジング・動画視聴・ゲーム開発・3D CADなどの用途にも適している。ゲーム実況も性能的に余裕がある。マルチモニター環境を簡単に構築できるのも魅力だと言える。
デメリットは最低でもPS5の倍近くの予算が必要になることだ。高性能モデルの場合30万円近い価格になることもある。今は半導体不足の影響もあってゲーミングPC価格が高騰している。モニター・キーボード・マウスを別途用意しなければならずトータルコストは跳ね上がってしまう。光学ドライブは無線アダプタなども別途購入しなければいけない。
ゲーミングPCはラインナップが豊富で初心者の方は少し選びづらさを感じてしまうかもしれない。パソコンなどハードに詳しい人が周りにいない場合はお店などで相談する必要がある。PS5独占タイトルがプレイできないことは押さえておこう。本体サイズがやや大きいこともネックとなる。
PS5とゲーミングPCを比較
PS5 | ゲーミングPC | |
---|---|---|
イメージ | 引用元:https://www.playstation.com/ | 引用元:https://www.dospara.co.jp/ |
サイズ | 幅390mm 奥行260mm 高さ104mm (重量約3.9kg~約4.5kg) | 幅220mm 奥行440mm 高さ480mm (重量約14.0kg) |
入手の容易さ | ◎ | ☆ |
プレイの気軽さ | ☆ | ◯ |
価格 | ☆ (72,980円~79,980円) | △~◎ (89,980円~青天井) |
性能 | ◯ | △~☆ |
消費電力 | 209.8W | 350W-700W |
電気代 | 850円/月 (1日5時間) | 1,350円~4,050円/月 (1日5時間) |
汎用性 | ◯ | ☆ |
PS5とゲーミングPCの比較詳細を解説
サイズ
サイズはPS5の方がコンパクトかつ軽くなっている。本体が薄いため持ち運びも設置も容易に行えるだろう。リビングに置いていても違和感はなくそれほどスペースを取らない。テレビの横に設置しているユーザーも多いはずだ。一方で、ゲーミングPCは手元に届くとかなり大きく感じてしまうのではないかと思う。
ミドルタワーやフルタワーではデスクの上に設置するのは難しい。ミニタワーでも本体重量は約14.0kgとPS5の3倍以上だ。帰省先に持っていくというのも億劫になってしまうかもしれない。小型のゲーミングPCもあるが、性能や排熱性能などで不利だ。ゲーミングPCの場合基本的には自宅から動かさないことが前提となる。PS5なら持ち運ぼうと思えば持ち運べるぐらいだ。
入手の容易さ
入手の容易さについてはどちらも変わらない状況だ。今はAmazonやヨドバシなどで通常販売が行われている。わざわざヤフオクやメルカリで割高のモデルを購入する必要はない。去年まではPS5の入手ハードルが極端に高く抽選で当選しなければ入手できなかったことを考えると進歩している。ゲーミングPCについても半導体不足や円安の影響でグラフィックボードの価格が高騰していたが、今は落ち着いて来ていて購入しやすくなった。モデルを選べばそれほど割高に感じることはないだろう。
プレイの気軽さ
プレイの気軽さという観点から見ればPS5が優勢だ。PS5本体を購入すればコントローラーも付いているし、テレビがあれば別途モニターを用意する必要もない。セットアップも簡単でパソコンに慣れていない方でも安心して購入できるだろう。
一方で、ゲーミングPCの場合は本体を購入するだけではゲームをプレイできない。BTOパソコンでは初期設定が必要で慣れていない方だと億劫に感じてしまうかもしれない。もっとも実際は設定自体それほど難しくはなく初心者の方でも問題なく対応可能だ。
価格
断然PS5の方が安く購入できる。Blu-rayディスクドライブ搭載の「標準モデル」が税込79,980円で、ディスクドライブ非搭載の「デジタルエディション」が税込72,980円となる。発売当初よりも45%程度値上げされてしまったが、これぐらいの金額であればクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントで親御さんが買ってもらえる可能性があるのではないだろうか。これでコントローラー付きで他に用意する必要があるものはない。
一方で、ゲーミングPCの場合安いモデルでも税込90,000円程度の費用が掛かる。その上でモニター・マウス・キーボードなどを揃えると12,3万円は必要だろう。一気にハードルが上がってしまう。ユーザーに合ったデバイスを選べるというのはメリットと言えるかもしれない。PS5と同等の性能を持つモデルなら本体単体で税込15万円前後を見ておかなければいけない。ハイエンドクラスなら30万円オーバーのモデルも存在している。
性能
性能面ではゲーミングPCの方が幅が広い。総じて性能で優勢だと考えて間違いない。PS5の性能はゲーミングPCで言えばローエンドクラスとなる。2,3世代前の性能帯ということだ。一方で、ゲーミングPCならロークラス~ハイエンドクラスまで幅広い性能帯の中からあなたが必要とする性能を選択できる。
現行のIntel第13世代CPU/第5世代RyzenシリーズやAda Lovelace世代のグラフィックボードはかなり高い性能を持つ。4K+レイトレーシングでのゲームプレイも現実的だ。PS5の場合高リフレッシュレートに対応しているタイトルでも性能的に安定させられないことがある。ここは理解しておく必要があるだろう。
消費電力・電気代
消費電力と電気代は密接な関係があるため同じ項目で解説していく。ゲーミングPCの電気代はモニター2枚込みで1月当たり1,350円~4,050円(1日5時間想定)だ。1時間当たりでは13円~27円となる。消費電力はおよそ350W-700Wだ。ハイエンドクラスのモデルを選択すると電気代も消費電力も高くなる。最近は性能に比例して消費電力も上昇傾向にある。
一方で、イギリスのゲームコンソール自主協定(PlayStation.com (UK), 2023)が発表しているPS5の電気代はゲームプレイ時で209.8Wだ。月850円程度だ。1時間当たりでは5円程度だ。これにテレビの電気代を考慮する必要がある。テレビの種類やサイズによって電気代は異なる。120W~400Wだ。つまり、97円~324円が加算されることになる。月947円~1,174円を見ておくとよい。1時間当たりでは9円~16円だ。
ゲーミングPCは一般的なパソコンよりは消費電力が高く電気代も高くなる。50%~70%アップだと考えておこう。もっともエアコンの消費電力が920W-3,000Wであることを考えると微々たるものだ。家計に与える影響はそれほど大きくない。PS5はゲーミングPCと比べて性能で劣る分だけ消費電力が低く、電気代が安いことがわかる。また、消費電力の大きいプラズマテレビや有機ELテレビを避けて40インチ以下の液晶テレビを選択すれば電気代を抑えられる。
汎用性
汎用性についてもゲーミングPCの方が優勢だ。ゲームプレイだけではなく、動画編集・動画視聴・WEBブラウジング・AI画像生成・ゲーム開発・DTM・3D CAD・WEBデザイン・デイトレなど様々な用途に対応できる。趣味だけではなくお仕事での使用もできるということだ。
PS5の場合ゲームプレイがメインだ。動画視聴や動画編集もできなくはないが、パソコンの汎用性・利便性の高さには及ばない。ゲーム以外の用途でも使いたいならゲーミングPCが候補に入るだろう。
PS5のゲーミング性能を検証
PS5のゲーミング性能について詳しく見ていこう。ゲーミングPCと比較すれば性能を把握しやすいのではないかと思う。ただし、PS5の完全なスペック・仕様が公開できているわけではないので一つの参考として目を通して欲しい。
CPU
スペック
製品名 | PS5 *1 | AMD 4700S | Ryzen 7 3700X | Ryzen 7 5800X |
---|---|---|---|---|
世代 | Zen 2 | Zen 2 | Zen 2 | Zen 3 |
プロセス | 7nm | 7nm | 7nm | 7nm |
コア/スレッド | 8コア16スレッド | 8コア16スレッド | 8コア16スレッド | 8コア16スレッド |
クロック周波数/最大 | 非公開/3.5Ghz | 3.6GHz/4.0GHz | 3.6GHz/4.4GHz | 3.8GHz/4.7GHz |
対応メモリ | DDR6 | DDR6 | DDR4 | DDR4 |
スペックから判断するにPS5のCPU性能はAMD 4700Sよりも低いと考えてよいだろう。一般消費者向けに販売されているモデルだとRyzen 7 3700Xが近い。ただし、クロック周波数がAMD 4700Sよりもさらに高くそして対応メモリもDDR4と異なる点も多い。AMDの現行モデルはRyzen 7 5800Xで参考としてテーブルにまとめている。その後より性能の高いRyzen 7 7700Xがリリースされている。いずれにしてもPS5のCPU性能はそれほど高いわけではなさそうだ。
性能
AMD 4700Sのマルチスレッド性能はRyzen 5 3600よりも5%高く、シングルスレッド性能はRyzen 5 3600よりも8%低い。Intel Core i5-11400と比べるとマルチスレッド性能は6%低く、シングルスレッド性能も22%低い。[現行モデルのCore i5-12400と比べると性能差は大きい。ローエンドクラスというのがしっくりくる結果だ。
グラフィックス
スペック
製品名 | PS5 *2 | RX 5700 | RX 6600 |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | RDNA 2ベース | RDNA 1.0 | RDNA 2.0 |
プロセス | 7nm | 7nm | 7nm |
トランジスタ数 | 非公開 | 103億 | 110.6億 |
ダイサイズ | 308 mm² | 251 mm² | 237 mm² |
CUs | 36 | 36 | 28 |
シェーディングユニット | 2304 | 2304 | 1792 |
RTコア | - | - | 28 |
ベースクロック | 非公開 | 1465 MHz | 1626 MHz |
最大クロック周波数 | 2230 MHz | 1725 MHz | 2491 MHz |
GPUメモリ容量 | 16GB | 8GB | 8GB |
メモリ規格 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ速度 | 1750 MHz (14 Gbps) | 1750 MHz (14 Gbps) | 1750 MHz (14 Gbps) |
メモリバス | 256 bit | 256 bit | 128 bit |
バンド幅 | 448.0 GB/s | 448.0 GB/s | 224.0 GB/s |
Infinity Cache | - | - | 32MB |
TEFLOPS | 10.29 TFLOPS | 7.95 TFLOPS | 8.93 TFLOPS |
消費電力 | 180W | 180W | 132W |
価格 | $499 | $349 | $329 |
発売日 | 2020/11/12 | 2019/07/07 | 2021/10/13 |
2021年10月に登場したRadeon RX 6600とも近いように思える。アーキテクチャはRDNA 2.0で共通だ。ダイサイズはPS5で採用されているものよりも23%程度コンパクトだ。CUsやシェーディングユニットの数もかなり少ない。一方で、最大クロック周波数はかなり近づいて差は12%となる。メモリバスが128 bitとRX 5700から半減となっているが、その分はInfinity Cacheでカバーしている。8.93 TFLOPSと差が縮まっている。
性能-Borderlands 3
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 | |
RX 6700 XT | |
RX 6600 XT | |
RX 5700 XT | |
RX 5700 | |
RX 6600 | |
RTX 2060 |
メモリ
PS5のシステムメモリはGPUと共通でGDDR6 16GBとなっている。ゲーミングPCの場合システムメモリとGPUメモリは別々なので容量的にも余裕がある。昨今のゲーミングプレイにおいてメモリ容量は16GBが一般的だ。GPUメモリ容量8GBとシステムメモリ16GBが平均だとするとやはりPS5のメモリ容量は少ないと言えるだろう。メモリ容量が少ないとフレームレートが伸びないなどの弊害が出てしまうことがある。
ストレージ
PS5のストレージはSSD 825GBだ。ゲームがメインとなるPS5では十分な容量だと言える。HDDよりもローディングなどで速くなることが期待できる。ゲーミングPCの平均的な容量は500GBなのでストレージ容量についてはPS5の方が余裕がありそうだ。もちろんハイクラス以上のゲーミングPCになると1TB以上のストレージを採用していることも多い。
当記事のまとめ
当記事では、PS5とゲーミングPCの特徴&スペックを徹底的に比較した。ゲームをする上でどちらを購入するべきか悩んでいる方向けに背中を押して挙げられるコンテンツ作りを意識した。PS5の最大の魅力はコストパフォーマンスの高さだろう。税込7万円強で購入できるのは魅力的だ。コントローラー付きで購入すればすぐにプレイできるという点でプレイの気軽さでも有利だ。ゲーミングPCでPS5と同等の性能を持つモデルを購入するとなると倍程度の予算が必要だ。
一方で、性能及び汎用性についてはゲーミングPCに劣る。ゲーミングPCが持つ最大の特徴は高い性能を選べるということだ。低価格帯のモデルの場合PS5以下の性能に留まる場合もあるが、平均的なモデルでもPS5よりも高い性能を持っている。性能次第では144fps以上でのゲームプレイも余裕だ。最大360Hz対応モニターが販売されている。PS5では120Hz対応タイトル自体が少なく不利な状態だ。もちろん性能が高くなればその分消費電力が上がり、電気代も高くなる。もっともエアコンなどに比べれば気になるほどではない。
また、汎用性の高さもメリットだろう。動画編集・画像編集・動画視聴・ブラウジング・AI画像生成・ゲーム開発・WEBデザインなどクリエイター作業にも適している。ゲーミングPCは入手が容易でPS5が購入できない今選択肢に入れてもよいのではないかと思う。国内ではデザイン性の高さと圧倒的なブランド力でドスパラの「GALLERIA」の人気が高い。
参照外部サイト
- Energy Efficiency | Legal | PlayStation.com (UK)(PlayStation.com (UK), 2023)
- 徹底解説! PlayStation®5(PlayStation.Blog, 2020)
- AMD 4700S Review: Defective PlayStation 5 Chips Resurrected(tom’s HARDWARE, 2021)
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