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ゲーミングPCの買い時を、毎週の価格データで判定していく。当サイトのランキングに掲載しているモデルの値動きと、BTOメーカーごとの価格傾向を毎週集計している。2026年10月9日時点ではランキング掲載モデルのうち6台が前週より値上がりした。うち5台はドスパラのモデルで1万〜1万9千円上がっており、ドスパラは販売中の機種の約4割がこの1週間で値上げされている。マウスコンピューターは据え置き、フロンティアは一部で値上げ、パソコン工房は値下げ傾向だ。

2026年は新CPU・新グラフィックボードの発売予定がないので待つ理由がない。その上、メモリ・SSDの高騰も続いている。安くなるまで待つが通用しにくい年なので、値上げが進んでいるメーカーのモデルは早めに、据え置きのメーカーは自分のタイミングで買うのが現実的だ。当サイトが運営するXアカウント(@gamingpcsjp)でも毎日の価格の動きを発信している。

今週の買い時判定【2026年10月9日更新】

当サイトの「ゲーミングPCおすすめランキング」に掲載しているモデルについて、今週の価格を前週と比べた。値上がり中のモデルは、さらに上がる前の今が買い時だ。据え置きのモデルは急がなくてよいが、値下がりを待つ理由もない。モデル名を押すと各メーカーの商品ページに移動できる。

ランキング掲載モデルの値動き(2026年10月9日時点)
順位 モデル 今週の価格 値動き(前週比)
1位 THIRDWAVE AD-R7A57A-09W
ドスパラ|RTX 5070 × Ryzen 7 7700|16GB
249,980円 値上がり中
+10,000円
2位 THIRDWAVE AD-C5F56A-01W
ドスパラ|RTX 5060 × Core Ultra 5 225F|16GB
189,980円 据え置き
3位 G TUNE DG-I7G70
マウス|RTX 5070 × Core Ultra 7 270K Plus|16GB
299,800円 据え置き
4位 NEXTGEAR JG-A7G6T
マウス|RTX 5060 Ti 16GB × Ryzen 7 5700X|32GB
299,800円 据え置き
5位 THIRDWAVE AD-R5A35A-01W
ドスパラ|RTX 3050 6GB × Ryzen 5 7500F|16GB
159,980円 値上がり中
+10,000円
6位 FRGHLMB650/WS1005/NTK
フロンティア|RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D|32GB
369,800円 値上がり中
+3,820円
7位 GALLERIA XPR7M-R56T8G-GD
ドスパラ|RTX 5060 Ti 8GB × Ryzen 7 7700|16GB
259,980円 値上がり中
+18,900円
8位 G TUNE FZ-I7G7T
マウス|RTX 5070 Ti × Core Ultra 7 270K Plus|64GB
499,800円 据え置き
9位 NEXTGEAR JG-A7G70
マウス|RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D|16GB
299,800円 据え置き
10位 THIRDWAVE AD-R7A56B-09W
ドスパラ|RTX 5060 Ti 8GB × Ryzen 7 7700|16GB
219,980円 値上がり中
+13,900円
11位 GALLERIA XPR7A-R57-GD
ドスパラ|RTX 5070 × Ryzen 7 7700|16GB
314,980円 値上がり中
+13,900円
12位 NEXTGEAR JG-A7A7X
マウス|RX 9070 XT × Ryzen 7 7800X3D|16GB
354,800円 据え置き
13位 NEXTGEAR JG-A5G60
マウス|RTX 5060 × Ryzen 5 7500F|16GB
239,800円 据え置き
14位 THIRDWAVE AD-C5F56B-01W
ドスパラ|RTX 5060 Ti 8GB × Core Ultra 5 225F|16GB
199,980円 据え置き
−1,100円
15位 P30 Ryzen7 9800X3D・RTX5070Ti
OZgaming|RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D|32GB
449,800円 据え置き

2026年10月9日時点の各メーカー公式サイトの販売価格(税込・クーポン適用前)。前週比は10/2の価格との差。6位は型番が週替わりで変わるため、同じ構成の前週の型番(FRGHLMB650/WS0925/TCG)と比べている。

メーカー別の価格傾向

メーカー全体で価格が上がっているのか、下がっているのかを見ておくと、買い時の判断がしやすい。前週と今週の両方で販売されていた機種を、同じ機種どうしで比べた。

メーカー別の価格傾向(10/2→10/9)
メーカー 値上げした機種 値下げした機種 傾向 買い時の目安
ドスパラ
1,234台を比較
532台(43%)
中央値 +4.5%
59台(5%)
中央値 −3.3%
値上げ中 狙っているモデルがあれば早めに
パソコン工房
786台を比較
0台(0%) 77台(10%)
中央値 −4.3%
値下げ傾向 今週は買いやすい
マウスコンピューター
424台を比較
6台(1%)
中央値 +3.0%
3台(1%)
中央値 −8.3%
据え置き 急がなくてよい
フロンティア
74台を比較
6台(8%)
中央値 +2.3%
4台(5%)
中央値 −3.6%
一部で値上げ 欲しいモデルが上がっていないか確認
OZgaming
170台を比較
25台(15%)
中央値 +7.8%
5台(3%)
中央値 −6.1%
一部で値上げ 欲しいモデルが上がっていないか確認
サイコム
20台を比較
3台(15%)
中央値 +18.0%
0台(0%) 一部で値上げ 欲しいモデルが上がっていないか確認

10/2と10/9の両方で販売されていたゲーミングデスクトップPCを、同じ機種どうしで比較(型番が週替わりのフロンティアは同じ構成どうし)。0.5%以上の価格差を値上げ・値下げとして数えた。

今週はドスパラの値上げが目立つ。値上げされた機種の上げ幅は4%前後で、25万円のモデルなら約1万円にあたる。ランキング1位のTHIRDWAVE AD-R7A57A-09Wも2週続けて値上がりした。ドスパラで狙っているモデルがある方は、早めに動いたほうがよい。フロンティアは今週の値上げこそ一部だが、9月下旬からの約3週間では半数近い構成が値上がりしている。

一方で、マウスコンピューターは価格がほぼ動いておらず、じっくり選べる。他社と比べて価格が高めに設定されていることも価格の安定につながっているといえるかもしれない。同じ構成をどのメーカーが安く売っているかは「BTOメーカーの価格比較」に、予算ごとの相場は「ゲーミングPCの相場」にまとめている。

判定の基準

  • 対象はドスパラ・パソコン工房・マウスコンピューター・フロンティア・OZgaming・サイコムの6社。各社の公式サイトの販売価格(税込・クーポン適用前)を集計している
  • 値上がり中:前週より1%以上高い。さらに上がる前に買う判断
  • 値下がり:前週より1%以上安い
  • 据え置き:前週との差が1%未満
  • 新登場:今週から販売が始まり、前週の価格がないモデル
  • メーカー別の傾向は、値上げした機種が2割以上なら「値上げ中」、値下げした機種が1割以上なら「値下げ傾向」としている

値上がり中は、今後も上がり続けることを約束するものではない。次のセールで元の価格に戻ることもある。ただ、2026年はパーツ原価の上昇が続いており、値上げ後の価格がそのまま定着することもある。

あなたの状況別の買い時判断

2026年10月の買い時判断は3パターンに分かれる
あなたの状況 判断 理由
今のPCが故障・起動しない 即買い 上の表のモデルから選ぶ。プレイできない時間の損失が大きい
やりたいゲームが動かない/3〜4世代前のPCを使用中 今週中に 新パーツ待ちの理由がない。値上がり中のモデルは早いほど安く買える
今のPCで特に困っていない 見送りも可 値動きの表を毎週確認し、欲しいモデルが値上がりを始めたら動く

モンハンワイルズやパルワールドのように要求スペックの高いタイトルが出ると、ゲーミングPCの新調が必要になりやすい。クライアントダウン・ブルースクリーン・フリーズなどスペック不足による症状が出ている場合や、3〜4世代前のPCを使っている場合は買い替えのタイミングだ。

故障やトラブルで動かなくなった場合は、購入のタイミングを計るよりすぐに手に入れたほうが最終的な満足度は高い。性能面を考えれば3年サイクルでの買い替えがよく、延長保証が切れる時期とも重なる。「ゲーミングPCの寿命」も参考にしてほしい。

パーツ相場が下がらない年でも、モデルチェンジやPCケースのリニューアルで旧構成が安く出ることはある。相場とは無関係に発生する値下げなので、急いでいない方は各社のアウトレットも確認しておきたい。

必ず押さえたいお得なセール・決算時期

時期お得度セール内容
1月新春初売り、決算売り尽くし、ゲーミングPC福袋
2月先取決算セール、ゲーミングマウスプレゼント、プレミアムウィンター
3月決算(パソコン工房/マウスコンピューター/TSUKUMO/フロンティア)
4月新生活応援
5月ゴールデンウィークセール
6月夏のボーナス
7月決算(ドスパラ)、サマーセール
8月お盆セール、スペシャルサマー
9月半期決算セール(パソコン工房)
10月決算(HP)、オータムセール、ハロウィンセール
11月秋の大感謝祭
12月冬のボーナスセール、クリスマスセール、年末セール

長年BTOメーカーのセールを見てきてわかったことは、BTOメーカーは年中セールを実施していて、いつが本当にお得なのかがわかりづらいということだ。例年もっともお得なのは年末年始で、次がゴールデンウィーク・夏休みなどの大型連休、3月の決算期と続く。10月と11月は例年だと閑散期にあたるが、2026年10月はドスパラの周年祭(10月30日まで)やOZgamingの大決算セール(11月1日まで)が開催されている。ゲーミングPC福袋も要チェックだ。

2026年は異例の年明けになった

2026年に関しては、この年末年始が最強という前提が崩れかけている点に注意してほしい。2026年1月にはドスパラが例年開催していた福袋を中止し、謹賀新年特別モデルの販売も見送った。パーツ原価の高騰でメーカー側に値引き余力がなくなっているためだ。年末年始を待てば必ず得をするとは限らない年になっている。

2025年11月から12月にかけてメモリ価格高騰による駆け込み需要が発生し、その反動で2026年に入ってから販売台数は落ち込んだ。しかしパーツ原価が下がったわけではないため、メーカーは値下げではなくアップグレード無料、周辺機器同梱といった実質値引きで対応するケースが増えている。セール名より、上の表で実際の価格がどう動いたかを見るほうが確実だ。

次に確認したい新しいCPU/グラボの販売時期

1月
2月
3月
4月 Core Ultra 7 270K Plus発売
Core Ultra 5 250K Plus発売
Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition発売
5月
6月
7月 RTX 50 SUPERシリーズ 発売保留が濃厚に
8月
9月
10月
11月
12月

新しいパーツの登場時期を把握しておくのは、発売を知らずに旧モデルを購入してしまうことを避けるためだ。2026年4月はCPUの発売が続いたが、Core Ultra 7 270K Plus・Core Ultra 5 250K Plus・Ryzen 9 9950X3D2 Dual Editionはいずれも新世代アーキテクチャではなくリフレッシュモデルだ。旧世代のRyzen 7 7700・Ryzen 7 5700X・Core i7-14700F・Core i5-14400Fを搭載したモデルは価格が下がる傾向にあり、あえて狙うのも悪くない。

2026年後半は新パーツ待ちの理由が消えた

例年なら秋以降に新CPU・新グラボが出るから待とうというアドバイスが成立していた。だが2026年後半に関しては、その前提が崩れている。

製品 当初の想定 2026年8月時点の見通し
AMD Zen 6(Ryzen 10000系) 2026年秋 2027年にずれ込み観測/CES 2027発表が有力
Intel Nova Lake 2026年〜2027年 2027年へ後ろ倒し観測
GeForce RTX 50 SUPER 2026年前半 基板は完成も発売保留/3GB GDDR7の価格が壁

出典:(Tom’s Hardware, 2026)

GeForce RTX 50 SUPERは製品自体がほぼ完成していたにもかかわらず、搭載予定だった3GB GDDR7メモリの調達価格が高騰し、想定価格で売れなくなったことが保留の理由とされている。CPUについてもAMD・Intel双方が2027年へずれ込む観測が出ている。つまり2026年後半に待って得られるものは、実質的にほぼ無い。

メモリ・SSD高騰の現在地

2025年秋から2026年年央にかけて、DDR5-6400 32GBは約18,000円から約68,000円(約3.8倍)、SSD 1TBは約11,000円から約32,000円(約2.9倍)まで跳ね上がった。DRAMの前期比上昇率は2026年第2四半期の58〜63%増から、第3四半期には13〜18%増まで縮小(EE Times Japan, 2026)する見込みだが、これは伸び方が緩やかになるという話であって、価格が下がるという話ではない。安くなってから買うという前提が、今年は成立しない。背景や今後の見通しは別記事にまとめている。

高騰下で妥協していい箇所・してはいけない箇所

パーツ 判断 理由
メモリ容量 16GBで妥協可 ゲーム用途なら16GBで十分。後日相場が落ち着いてから増設できる
ストレージ容量 500GBで妥協可 足りなくなったら増設。最初から1TBは割高になりやすい
CPU 型落ちで可 Core i5-14400F等でも主要タイトルは十分動く
グラフィックボード 妥協NG 後から交換しにくく、フレームレートに直結する
電源ユニット 妥協NG 安全性と寿命に関わる。ここを削るのは本末転倒

メモリとストレージは「後から足せる」パーツなので、今年は最小構成で買うのが合理的だ。BTOのカスタマイズで16GBから32GBに増やすと、メーカーによって35,000〜72,600円かかる(メーカー別の内訳)。16GB構成のモデルは、そのまま購入して後から自分で増設するほうが安く済むケースが多い。

ゲーミングPCの買い時に関するよくある質問

値上がり中のモデルが買い時なのはなぜ?
2026年はパーツ原価の上昇が続いていて、一度上がった価格が元に戻りにくいからだ。値上がりが始まったモデルは、待つほど高くなる可能性のほうが高いと当サイトでは判断している。
2026年はゲーミングPCを買わないほうがいい?
必要なら買っていい年だ。安くなるのを待つ戦略が機能しにくい年なので、用途があるなら先送りのメリットは小さい。
メモリ価格はいつ下がる?
上昇ペースの鈍化は始まっているが、2025年前半の水準に戻る見通しは2026年内には立っていない。AI向け需要が続く限り高止まりが基本線だ。
今買うと2027年の新CPU・新グラボですぐ型落ちにならない?
Zen 6・Nova Lakeともに2027年へずれ込む観測で、発売直後は例年どおり価格が高い。実売価格がこなれるのは登場からさらに半年〜1年後なので、今買っても実用上の型落ち感はしばらく出にくい。
中古やフリマで買うのはあり?
パーツ相場が高い年は中古相場も連動して上がる。保証の有無を考えると、BTOメーカーの型落ち・アウトレットのほうが結果的に安全なことが多い。

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参考外部サイト