GALLERIA RL7C-R46-5Nのレビューをまとめている。Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版となっている。CPUにはIntel第13世代のRaptor Lake世代のCore i7-13620Hを搭載している。グラフィックスはミドルクラスの定番であるGeForce RTX 4060 Mobileだ。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方向けとなっている。
高リフレッシュレートで安定化させられるかどうかはタイトル次第だ。ミドルクラスのモデルで消費電力が抑えられているというのが強みになる。排熱のために本体を大きくする必要がなくゲーミングノートPCとしては本体重量が軽く持ち運びも行いやすいというメリットがある。年末を前に10,000円の値引きが適用となった。GeForce RTX 4060 Mobile搭載モデルで17万円台は悪くない。
当ページの目次
GALLERIA RL7C-R46-5Nのスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA RL7C-R46-5N |
液晶サイズ | 15.6インチFHD |
リフレッシュレート | 165Hz |
価格 | 179,980円(税込) |
CPU | Core i7-13620H |
グラボ | GeForce RTX 4060 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe |
重さ | 約2.30kg |
バッテリー駆動時間 | 約4.6時間(動画再生時) |
コスパ | 9.2 |
15.6インチFHDディスプレイを搭載したゲーミングノートPCだ。165Hz対応で滑らかなゲームプレイが実現する。CPUにはCore i7-13620Hを、GPUにはGeForce RTX 4060 Mobileを搭載している。ミドルクラスとして十分なパフォーマンスを発揮する。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeという構成だ。本体重量は約2.30kgと重めだ。バッテリー駆動時間は約4.6時間だ。
おすすめカスタマイズ
- メモリ △
- SSD 〇
- パーティション分割 △
- USBハブ △
- ノートPC用冷却台 △
そこまでカスタマイズの幅が広いわけではない。メモリはパフォーマンスに影響を与えるパーツなのでカスタマイズしたいところだが、15,000円と価格が高くおすすめしづらい。ストレージは+6,000円でSSD 1TBへアップグレードできるので選択しとしてはありだ。パーティション分割はそこまで重要度は高くない。ご自身で行うこともできる。当然そうすれば費用はかからない。USBハブやノートPC用冷却台は別途Amazonなどで購入すればよさそうだ。
GALLERIA XL7C-R46-5のゲーミング性能
Core i7-13620H(CPU)
Core i9-14900HX | |
Core i9-13950HX | |
Core i7-13700HX | |
Core i9-12900HK | |
Ryzen 9 7940HS | |
Core i9-13900H | |
Ryzen 7 7840HS | |
Core i9-12900H | |
Core i7-13700H | |
Core i7-12700H | |
Ryzen 7 7735HS | |
Core i7-13620H | |
Ryzen 9 6900HX | |
Ryzen 7 7435HS | |
Ryzen 9 6900HS | |
Ryzen 7 6800H | |
Core i5-13500H | |
Core i5-12500H | |
Core i7-11800H |
Core i7-13620Hは、Intel第13世代のハイパフォーマンスモデルだ。10コア16スレッドとまずまずのスペックをを持つ。ハイブリッドコアアーキテクチャを採用しているのがポイントだ。つまり、6つのPコアと4つのEコアを組み合わせてこのスペックを実現している。従来モデルのCore i7-12700Hと比べて2%程度パフォーマンスが劣る形だ。アーキテクチャが変わってクロック周波数が引き上げられた。それが性能に反映されている形だ。
コア自体はGolden Coveが流用されていて大幅に性能が伸びているわけではない。それでも14コア20スレッドのモデルに追いついたのは評価できる。マルチスレッド性能が高く動画編集や画像編集など様々な用途での使用を考えている方にもおすすめだ。ノート向けCPUとしてはトップクラスの性能を誇る。Ryzen 7 6800Hと比べても10%弱性能が高い。ゲーム適性もまずまずでGeForce RTX 4060 MobileやGeForce RTX 4050 Mobileなどミドルクラス以下のグラフィックボードと合わせやすくラインナップ数も豊富だ。GeForce RTX 4060 Mobileとの相性もばっちりだと考えてよい。
GeForce RTX 4060 Mobile(GPU)
RTX 4080 Mobile | |
RTX 3080 Ti Mobile | |
RTX 3080 Mobile | |
RTX 4070 Mobile | |
RX 6800M | |
RTX 3060 Desktop | |
RTX 4060 Mobile | |
RTX 3070 Mobile | |
RTX 3060 Mobile | |
RTX 2070 Mobile | |
RTX 2060 Mobile | |
RTX 4050 Mobile | |
RTX 3050 Ti Mobile | |
RTX 3050 Mobile |
GeForce RTX 4060 Mobileは、Ada Lovelace世代のモバイル向けミドルクラスのグラフィックボードだ。従来モデルのGeForce RTX 3060 Mobileよりもおよそ10%ゲーミング性能が向上していて、GeForce RTX 3070 Mobileを上回る性能を持つ。当然レイトレーシング性能も向上している。GeForce RTX 4060 Mobileは、フルHD環境でのゲームプレイに最適なモデルで多くのユーザーにとってちょうどよい性能を持っていると言える。デスクトップ向けのGeForce RTX 3060との性能差は8%まで縮められている。デスクトップモデルと同じ感覚で考えてはいけない。
GALLERIA XL7C-R46-5の特徴&注意点
GeForce RTX 4060 Mobile搭載モデルとして割安
GALLERIA XL7C-R46-5は、GeForce RTX 4060 Mobile搭載モデルとして割安なゲーミングノートPCだ。税込179,980円+送料3,300円で購入できる。18万円台で購入できるGeForce RTX 4060 Mobile搭載モデルは希少だ。GeForce RTX 4060 Mobile搭載モデルは他社BTOメーカーも力を入れていて多くの搭載モデルがリリースされているので必ずチェックしておこう。ACアダプターは230Wと大容量でGeForce RTX 4060 Mobileとして高いパフォーマンスを期待できる。
Steamの統計でもモバイル向けGPUのトップ(Steam, 2024)で人気があることがわかる。フルHD環境ならタイトルによっては、高リフレッシュレートを目指せる。60fpsを基準にすれば最新タイトルでも対応しやすい。人気のガレリアブランドというのも心強い。売却したくなった際もメルカリなどで販売しやすくなるように思う。ガレリアブランドのゲーミングノートPCが欲しいと考えているユーザーは多いはずだ。
CPUや構成などコストカットが見られる
安価な理由はうまくコストカットを行っているからだと考えている。旧世代CPUを搭載していて、在庫処分的な意味もありそうだ。Core i7-13620Hは一世代前のCPUとなる。性能的には現行モデルと比べて大きく劣るわけではないのでそこは安心して欲しい。比較対象モデルとして上げたようにすでに後継モデルであるCore Ultra 7 155H搭載の「GALLERIA XL7C-R46-6」が登場している。
構成も平均的に抑えられている。メモリはDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeとなる。ゲームプレイにおいてメモリ容量が16GBで不足する可能性は低い。ストレージについてはたくさんのゲームやメディアを保存したいと考えている方は物足りなく感じてしまうかもしれない。カスタマイズでアップグレードするかクラウドストレージや外付けのストレージで対応するとよい。
ドスパラの他製品との比較
ブランド | GALLERIA | GALLERIA |
---|---|---|
イメージ | ||
型番 | GALLERIA RL7C-R46-5N | GALLERIA XL7C-R46-6 |
価格 | 179,980円 | 232,980円 |
送料 | 3,300円 | 3,300円 |
液晶サイズ | 15.6インチ165Hz | 16.0インチ240Hz |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1200 |
重量 | 約2.30kg | 約2.10kg |
バッテリー駆動時間 (動画再生時) | 約4.6時間 | 約7.2時間 |
CPU | Core i7-13620H (10コア16スレッド) | Core Ultra 7 155H (16コア22スレッド) |
GPU | RTX 4060 | RTX 4060 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 1TB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 230W | 180W |
ベンチマーク | 10,473 | 8,619 |
公式 | 公式 | 公式 |
次世代モデルであるGALLERIA XL7C-R46-6と比較していく。価格差は53,000円とやや大きい。16.0インチWQXGAディスプレイを搭載している。240Hz対応でより高リフレッシュレートに対応している。本体重量は0.20kg軽い。Core Ultra 7 155Hは省電力性が高くバッテリー駆動時間も長くなっている。ただし、ACアダプターは180Wとパフォーマンスよりも省電力性を重視していることがわかる。
同じGeForce RTX 4060 Mobile搭載モデルだが、GALLERIA RL7C-R46-5Nよりも15%程度性能が低い。メモリはどちらもDDR5-4800 16GBだ。ストレージはGALLERIA XL7C-R46-6の方が大きい。特性の異なるモデルなので好みで選んでよいように思う。もっとも現在の価格差だとさすがに選びづらいかもしれない。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | マウスコンピューター |
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イメージ | ||
型番 | GALLERIA RL7C-R46-5N | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A |
価格 | 179,980円 | 179,800円 |
送料 | 3,300円 | 無料 |
液晶サイズ | 15.6インチ 165Hz | 16.0インチ 165Hz |
解像度 | FHD (1920×1080) | WUXGA (1920×1200) |
重量 | 約2.30kg | 約2.29kg |
バッテリー駆動時間 (動画再生時) | 約4.6時間 | 約4.5時間 |
CPU | Core i7-13620H (10コア16スレッド) | Ryzen 7 7840HS (8コア16スレッド) |
GPU | RTX 4060 | RTX 4060 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 230W | 230W |
納期 | 翌日出荷 | 最短3営業日 (即納オプションあり) |
保証 (延長) | 1年間 (-) | 3年間 (-) |
電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
公式 | 公式 | 公式 |
競合モデルとしてNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aをピックアップした。マウスコンピューターの高コスパブランド「NEXTGEAR」のゲーミングノートPCだ。価格差は180円でNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの方が安い。マウスコンピューターは送料が掛からないので実質3,480円安い計算となる。ディスプレイは16.0インチWUXGA(165Hz)だ。本体重量は同等だ。バッテリー駆動時間も同じといえる。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-AではCPUにRyzen 7 7840HSを搭載している。性能的にはCore i7-13620Hよりも10%以上高い。ハイブリッドコアアーキテクチャは採用していないが、Pコア相当のコアが8コアなのは魅力的だ。電源は230W ACアダプター付属となっている。納期は最短3営業日で、+2,200円のオプションを選択すれば翌営業日出荷となる。NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは基本保証が3年間というのは大きい。コストパフォーマンス的にはNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aが優勢だ。
GALLERIA XL7C-R46-5の本体レビュー
GALLERIA XL7C-R45の本体レビューをまとめている。似たケースデザインとなっているが、細かい部分で異なる可能性があることに留意して欲しい。
梱包
オシャレなブルーの箱に梱包されて届く。
実は二重になっていて中にもう一つ同様の箱がある。キレイにとっておきたい方には嬉しい配慮だ。
丁寧な梱包で傷ひとつない状態で届いた。さすがの大手BTOメーカーのクオリティだと言える。
説明書及びACアダプタが同梱だ。今回は下取りを申し込んだため下取り依頼書が同梱されている。佐川急便に連絡をして集荷すれば下取りは完了だ。割引を受けられるので不要なパソコンがある方は活用するとよいだろう。
本体正面
キーボード
本体天板
本体右側
本体左側
本体背面
本体裏側
本体裏側は上部がメッシュ加工が施され吸気を行う仕組みだ。2基のファンが見えるだろう。排気はサイドと奥側から行う。ゲームをプレイするとCore i7-13700H×RTX 4050 Mobileの組み合わせでもそれなりに本体が熱くなるのでできる限り涼しい環境でゲームをした方がよい。指紋がかなり目立つのは気になるところだ。
ACケーブル
ゲーミングノートPCとしては標準的なサイズだ。
ビジネスモデルと比べると一回り大きいことがわかる。真ん中がDell製のInspiron 16 ノートパソコンだ。Core i7-1260P搭載モデルとなる。一番左はマウスコンピューターのCore i7-1065G7搭載モデルだ。省電力モデルということもあってかなりコンパクトになっている。
管理人による総評(GALLERIA RL7C-R46-5N)
GALLERIA XL7C-R46-5は、Intel第13世代Core i7-13620Hを搭載したゲーミングノートPCだ。グラフィックスも新しいGeForce RTX 4060 Mobileが選択されている。従来モデルのGALLERIA XL7C-R36が進化したモデルだ。液晶モニターは15.6インチ144Hzモニターを搭載している。ミドルクラスのゲーミングノートPCとしてフルHD環境でのゲーム適性が高く初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめできる。
メモリDDR5-4800 16GB、SSD 500GBと構成は平均的だ。旧世代のCPUを搭載したり、メモリやストレージの構成を抑えたりしてうまくコストカットを行い価格を抑えている。国産ブランドとして確かな地位を築いている。競合モデルと合わせて確認しておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
179,980円 | i7-13620H | RTX4060 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR5 16GB | 500GB | 非搭載 |
参照外部サイト
- Steamハードウェア&ソフトウェア 調査: September 2024(Steam, 2024)