当記事では、Magnate MHのレビューをしている。GTX 1650搭載のエントリークラスのゲーミングPCだ。価格コム受賞記念モデルとしてHDD 1TBが追加されコストパフォーマンスは高くなった。ただし、ゲーム性能が高いわけではなく同じ価格を出せばワンランク上のモデルを手に入れられるためおすすめしない。
当ページの目次
Magnate MHのスペック解説
ブランド名 | Magnate |
---|---|
製品名 | MH |
価格 | Windows 10 / 69,980円 |
CPU | Core i5-10400 |
グラフィックボード | GeForce GTX 1650 |
メモリ | DDR4-2666 16GB |
SSD | 240GB |
HDD | 1TB |
電源 | 450W BRONZE |
マザーボード | チップセットH410 |
コスパ | ★★★★★★★★★★10.0 over!! |
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各タイトルの対応表
FF14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | Fortnite 144Hz | Fortnite 60Hz |
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★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ![]() ★★☆☆☆ | ![]() ★★★☆☆ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
Magnate MHのゲーミング性能
GeForce GTX 1650(GPU)
GTX 1650は、最低限の性能を持つグラフィックボードとなっている。Pascal世代の50番台よりは性能の底上げが行われた。それでもゲームを快適にプレイするよりも価格を抑えるためのGPUという立ち位置に変わりはない。ゲームへの対応力に期待し過ぎてはならない。
価格相応の性能は標準設定でも厳しいタイトルもある。どちらかと言うと少し古めのゲームをプレイを予定しているユーザーにおすすめだ。最新のゲームもプレイしたいと考えているならミドルクラスのグラフィックボードを搭載したモデルを選択するべきだ。具体的にはGTX 1660 SUPER以上がおすすめだ。
Intel Core i5-10400(CPU)
Core i5-10400は、最新の第10世代ミドルクラスのCPUとなっている。ミドルクラスとは言っても前世代である第9世代の上位モデルであるCore i5-9600Kを上回る性能だ。ハイパースレッディングに対応となりパフォーマンスが向上している。ゲームも作業も安定した処理を行える。
これからのミドルクラスを支えるCPUとして注目している。ただ、性能が高くなったことでGTX 1650とのバランスは崩れている。GTX 1650と組み合わせるならi5-9400の方が価格的にも選びやすい。GTX 1650との組み合わせは性能が無駄になる可能性がある。
総合性能
Magnate MHはローエンドな性能を持つモデルだ。GPU性能が少し頼りなく、Apex Legendsの60Hzにさえ対応しにくい。設定を最低にすることが前提と言える性能である。設定さえ下げさえすれば、フォートナイトで144Hzを実現することも難しくない。Apex Legendsでも60Hzへの対応も可能になる。
当然のことながら、ゲームで対応できる最大解像度はフルHDだ。WQHDや4Kでは明らかに性能が不足する。ゲームをプレイしなければ4Kの描写自体は可能なので、高解像度での作業などは安心して対応できる。性能からしてもゲームはおまけである。
作業をメインとするビジネスクラスに近く、本格的なゲームプレイよりもライトなプレイスタイルに適している。ゲームを中心とするには物足りない部分があるので、ゲーミングPCとは言いにくい。ゲームもできるビジネスモデルという方が正しい。そういった性能であることを理解した上で選択してほしい。
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Magnate MHの特徴
キャンペーンで評価MAX!
Magnateシリーズは価格コム受賞記念として、HDD 1TBが追加された。これはビジネス寄りのMagnate MHにとっては非常に有用なキャンペーンである。容量をそこまで必要としなくても、HDDがあるだけでできることは広がる。価格を抑えたモデルにカスタマイズはしにくいことからも、Magnate MHを選択する大きな理由となる。
そして、税抜6万円台のゲームに対応した低価格モデルの中で唯一のデュアルストレージ採用となった。これにより、ビジネスのみならず配信向けのエントリークラスとしても優秀なモデルだ。また、税込9万円以下で唯一のコストパフォーマンスの評価MAXのモデルでもある。明らかに別格の評価を得ており、予算を抑えたいユーザーの強い味方と言える。
今回のキャンペーンで最も大きな恩恵を得たのは間違いなくMagnate MHだ。ゲームに対応したモデルの中で最安値クラスとなる税抜6万円台で最も評価が高いことから確実だ。ヘビーゲーマーや中級者にはおすすめしにくいことに変わりはない。本格的な作業やライトなゲーミングPCのエントリークラスとしては非常に強力だ。予算を抑えて初めてゲーミングPCを購入する際は候補に挙がる。
様々な用途に対応できる性能と選びやすい価格は誰にとってもありがたい。そこに汎用性を高める構成の向上はMagnate MHを人気モデルに押し上げるには十分だ。低価格帯のモデルは価格に変化はあっても構成は変化しにくい。Magnate MHはメモリ8GBだったのが16GBにアップグレードされた。これだけでも凄まじい変化だった。
同時に、これ以上はないと踏んでいただけに、今回のキャンペーンはドスパラの底力を痛感した。最安値クラスの王者になれるポテンシャルはある。もしかすると、ここから更なる変化があるかもしれない。そう思えてしまうのがMagnate MHの魅力なのかもしれない。
ゲーム用途には変わらず対応しにくい
Magnate MHは強力なモデルとなったが、ゲーム用途に関しての評価は変わらず低い。評価を上げた要因はビジネスや配信への対応力の向上によるものだ。ゲームを中心とするユーザーにはおすすめしにくい。他ショップの低価格帯はGPUにGTX 1650 SUPERを採用している。ドスパラはGTX 1650 SUPERを取り扱っておらず、ワンランク下のGTX 1650が低価格帯の要だ。
ゲーム用途でランクが1つ異なると快適性に大きな差を生み出してしまう。特にGTX 1650はGTX 16シリーズ最低クラスの性能だ。既に推奨環境を満たせないタイトルも登場している。本格的なゲームプレイや最新のタイトルへの対応力は低い。リアルタイムレイトレーシングなどで画質向上が広まりつつある中、高画質は望めない性能だ。
ゲームは画質ではなくゲーム性だとしても、グラフィックの差は有利不利を生むこともある。グラフィックを重視できる性能があって初めて他の選択肢を選べる。もしも、グラフィックで有利不利を生むタイトルだと、強制的に不利な環境に身を置かなくてはならない。選択できない性能はそれだけで勝敗を決してしまうこともある。
そういったことのないタイトルを中心にプレイするならともかく、幅広いジャンルを深くプレイするなら考えものだ。Magnate MHは前述の通りビジネス寄りの性能である。ゲームプレイはできても、メインはビジネスや作業である方がよい。
そういった作業を中心として初めてMagnate MHを選択するメリットが出てくる。繰り返しになるが、ゲーム性能は低い。そのため、優れた評価を持っていても、特性を理解した上で選択してほしい。決して価格に釣られて選択しないようにしたい。
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似ているモデルとの比較
ブランド名 | Magnate | mouse |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | MH i5-10400 | DT6-G |
価格 | 69,980円 | 69,800円 |
CPU | Core i5-10400 | Ryzen 5 3500 |
GPU | GTX 1650 | GTX 1650 SUPER |
メモリ | DDR4-2666 16GB | DDR4-2666 8GB |
SSD | 240GB | M.2 256GB |
HDD | 1TB | 非搭載 |
電源 | 450W BRONZE | 500W BRONZE |
マザーボード | H410 | B450 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
比較対象はマウスコンピューターのmouse DT6-Gだ。Magnate MHと比べてGPU性能と電源容量で上回る。Magnate MHはCPU性能とメモリ容量とHDDに優れている。現在の状態なら間違いなくMagnate MHである。しかし、ゲームをメインとするならmouse DT6-Gの方が適している。それだけGPU性能がゲームにとって重要ということだ。
汎用性ではMagnate MHに分があるので、どういう用途を想定しているかで選択肢は分かれる。メモリ16GBであるMagnate MHはゲーム以外の用途全般でmouse DT6-Gよりも適正が高い。また、メモリ容量が重要なタイトルではMagnate MHの方が適正は高くなる。
総合的な評価でも上回るので、今ならMagnate MHを選んでも間違いではないのかもしれない。プレイしたいタイトルに合わせて選択する方がよさそうだ。基本的にゲームならmouse DT6-G、それ以外ならMagnate MHだ。評価の上でもMagnate MHをおすすめしたい。
Magnate MHのパソコンケースレビュー
エアフロー
ミニタワーモデルだ。ビジネス向けモデルということもあって落ち着いたデザインとなっている。一般的なエアフローでゲームプレイにも問題はない。もっとも性能的にも熱を持ちにくく対応しやすい。
本体右側
本体右側はシンプルだ。特に何も記載することはない。
本体左側
左側にはやや大きめの給気口がある。ファンの力を借りて多くの空気を取り入れられる。
本体内部
本体に内部もシンプルだ。配線もしっかりまとめられている。グラフィックボードも補助電源が不要なGTX 1650のためコンパクトだ。最低限の拡張性は担保されている。
I/Oパネル
本体前面にI/Oパネルが配置されている。USB端子×2とヘッドフォン端子があり使い勝手は良好だ。
管理人による総評(Magnate MH)

Magnate MHは、GTX 1650×i5-10400を搭載したエントリークラスのゲーミングPCだ。価格コム受賞記念としてHDDが1TB追加されてダブルストレージ採用となった。大幅に評価がアップしたモデルの一つだ。グラフィックボードにはエントリークラスのGTX 1650を搭載している。
ゲーミング性能はそれほど高くなくビジネスモデルと考えた方がよい。メモリ容量16GBとビジネス向けモデルとしても魅力的な構成だ。必要に応じてストレージをカスタマイズで追加すればより自分好みの仕様になるはずだ。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
69,980円 | Core i5-10400 | GTX1650 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 240GB | 1TB |
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