当記事では、ドスパラ「Magnate MT i5-12400 Windows 11 搭載」の詳細レビューをまとめている。GTX 1660 SUPER×Core i5-12400搭載のビジネスPCだ。GTX 1660 SUPER搭載モデルで税込15万円オーバーという価格は厳しい。15万円前後の予算がある方は比較対象モデルを確認しておこう。ワンランク上の性能を得られる。
当ページの目次
Magnate MT i5-12400のスペック解説
ブランド名 | Magnate |
---|---|
製品名 | MT i5-12400 Windows 11 搭載 |
価格 | ・通常時 150,980円(税込) ・キャンペーン時 143,980円(税込) |
CPU | Core i5-12400 |
グラフィックボード | GeForce GTX 1660 SUPER |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 550W BRONZE |
マザーボード | チップセットH610 |
コスパ | ・通常時 ★★★★☆☆☆☆☆☆ 3.8 ・キャンペーン時 ★★★★☆☆☆☆☆☆ 4.0 |
各タイトルの対応表
Final Fantasy 14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | フォートナイト 240Hz | フォートナイト 140Hz |
---|---|---|---|---|
★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★☆☆ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
Magnate MT i5-12400の性能まとめ
PC初心者の方がスペックを見てもなかなか性能面をイメージすることができないかもしれない。ここでは具体的に当該ゲーミングPCに搭載されているパーツについて解説していく。
GeForce GTX 1660 SUPER(GPU)
Magnate MTで採用されているグラフィックスはTuring世代のローエンドクラスのGTX 1660 SUPERだ。2019年10月にリリースされた旧世代のグラフィックボードとなる。リリースされた時こそミドルクラスだったが、今ではローエンドクラスに収まる。最新のAmpere世代の50番台であるRTX 3050よりも性能は低い。レイトレーシングにも対応していない。フルHD環境で設定を下げることである程度ゲームプレイに対応可能だ。
Core i5-12400(CPU)
当該モデルでは、Intel第12世代のCore i5-12400を搭載している。6コア12スレッドと従来モデルのCore i5-11400と同等のスペックながらCPUコアの改良で25%以上も性能が向上している。Core i5シリーズでも従来モデルのCore i7-11700を上回るパフォーマンスを発揮する。動画編集・画像編集などの作業を考えている方にもおすすめしやすい。
総合性能
Magnate MT i5-12400 Windows 11 搭載はCore i5-12400とGTX 1660 SUPERを搭載したモデルだ。比較的ライトな性能で、最新のCPUと世代落ちしたGPUのアンバランスさがある。しかしながら、設定を下げることでApex Legendsやフォートナイトのような人気タイトルを高リフレッシュレートでプレイできる。扱いやすい性能ではあるので、初心者向けのモデルだ。メリットとデメリットが明確にあるので選択する際は注意してもらいたい。
2022/3/4追記!! 7,000円の値引きが適用となった
Magnate MT i5-12400 Windows 11 搭載は7,000円の値引きが適用されている。しばらくすると150,980円に戻る可能性はあるが、僅かでも値引きされたのは大きい。似た構成を持つドスパラのゲーミングPC GALLERIA RM5C-G60Sと比べて1万円安い。この価格差は、これまでのドスパラがGALLERIAとMagnateシリーズに適してきた価格差よりも大きい。
つまり、これはMagnate MTの期間限定の値引きである可能性が高い。GALLERIA RM5C-G60Sの価格改定が行われる可能性もあるが、現在の価格設定から値下げしてしまうと、ラインナップのバランスが崩れてしまう。RTX 3050が登場してから、GTX 1660 SUPER搭載モデルは激減している。価格が被っていない今はMagnate MTにも選択するメリットがありそうだ。
しかしながら、Magnate MTを候補に加えているなら、RTX 3050やRTX 3060搭載モデルにもしっかり目を向けておきたい。選択する時に価格が下がっているかもしれないからだ。購入してから気付いてしまうとショックが大きい。優れた性能を持つモデルと同じ価格帯になってしまっては、GTX 1660 SUPER搭載モデルを選択する意味がない。
143,980円にまで下がったとは言え、Core i5-11400とRTX 3060搭載モデルが同じ14万円台にある。Core i5-12400の性能を必要としていない限りは、Magnate MTはおすすめしにくい。Core i5-12400はゲーム用途ではCore i5-11400と同等の性能だ。作業が中心ならともかく、ゲームを中心とするならCore i5-11400搭載モデルも視野に入れておきたい。
Magnate MT i5-12400の特徴&強み
リニューアルで評価大幅ダウン
Magnate MT i5-12400 Windows 11 搭載は、GPUには旧世代のGTX 1660 SUPERを、そしてCPUには最新のCore i5-12400搭載しているビジネスPCだ。世代が異なることもあってCPUとGPUのバランスはあまり取れていない。また、最新のCore i5-12400を搭載していることで価格を抑えきれていない。
Core i5-12400を搭載したことがMagnate MTにとっては評価を下げる要因となってしまった。旧世代のGTX 1660 SUPER搭載モデルは価格が安くなければ選択するメリットがない。最新のCPUのコストをカバーしきれず、コストパフォーマンスの評価は下がり傾向だ。リニューアル前にあった選びやすさがなくなり、コストパフォーマンスもよくない。
ロークラスに入ったモデルとしては致命的な弱点を有していると言わざるを得ない。15万円台はRTX 3060搭載モデルを選択できる価格帯だ。ゲームをプレイすることを前提としているのであれば、Magnate MTはおすすめできない。もう少し価格が下がるまでは様子を見たい。
本来価格を抑えることが目的となるGTX 1660 SUPERを搭載していながら価格を抑えられない。Magnate MTはゲーミングPCではなく一般向けPCだ。しかし、GTX 1660 SUPERを搭載している以上はゲーム用途を想定している。Core i5-12400を搭載したことが完全にデメリットとなってしまった。
GTX 1660 SUPERの性能と特性を活かすなら、従来モデルであるCore i5-11400の方がよかった。GTX 1660 SUPER搭載で15万円台はさすがに厳しい。たとえ最新のCPUを搭載していても選択肢に入りにくい。今のMagnate MTは求められるべき姿とは言えない。
もう少し特性を活かした方向にリニューアルしてもらいたかった。Magnate MTは価格を抑えたモデルとしてゲーマーにも支持されていた。ゲーミングPCの人気ランキングに入ったこともある。低価格帯の心強いモデルだった。それが今は見る影もない。ここまでリニューアルで評価を落としたモデルはあまりないはずだ。
比較対象を要チェック
当該モデルの理想の価格は13万円台だ。それこそ、RTX 3050搭載モデルよりも安くなければならない。現在はRTX 3060搭載モデルの並の価格であるため、全くもっておすすめすることができない。第12世代のCPUは登場してしばらく経っているため、価格は下がり傾向にある。しかし、Magnate MTの価格は下がる様子を見せない。
150,980円から下がったとしても145,980円あたりがいいところだろう。GTX 1660 SUPER搭載モデルは13万円台を下回ってこそ真価を発揮する。RTX 3050が登場したことで、さらに低価格化しなければ存在意義がない。Magnate MTの比較対象には同じ価格帯に存在するRTX 3060搭載モデルをピックアップした。
15万円台前半といえども、この価格帯には非常に強力なモデルが多い。特にゲームを前提としているなら、Magnate MTより優れたモデルは多い。何を優先するかで、Core i5-12400の評価は変わる。それでも、価格が安さあってのCore i5だ。それなりの価格となれば選択するメリットがなくなる。この価格帯で探しているなら、より優れたモデルがある。
GTX 1660 SUPERに強いこだわりがあったとしても、今のMagnate MTは避けるべきだ。旧世代のモデルは何をおいても価格が安いことが強みだ。その強みを持たない新旧混在のモデルは様子を見ることをおすすめする。近いうちに購入予定なのであれば比較対象のモデルを選んでほしい。しばらく時間があるなら、Magnate MTの価格が大きく下がるのを期待しておくくらいだろうか。
現実的に大幅な値下げには期待できないので、やはり比較対象のモデルをチェックしておいてほしい。ただ、今は評価がよくないとしても、Magnate MTはかつてトップクラスのモデルだった。何かのきっかけで大きく化ける可能性は秘めている。購入時には念の為比較対象を含めて両方チェックしておいてほしい。
似ているモデルとの比較
ブランド名 | Magnate | G-Tune |
---|---|---|
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製品名 | MT i5-12400 Windows 11 搭載 | TD-B |
価格 | ・通常時 150,980円(税込) ・キャンペーン時 143,980円(税込) | 149,800円(税込) |
CPU | Core i5-12400 | Core i5-11400 |
GPU | GTX 1660 SUPER | RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB | NVMe 256GB |
HDD | 非搭載 | 1TB |
電源 | 550W BRONZE | 700W BRONZE |
チップセット | H610 | B560 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
比較対象は当サイトとG-TuneによるコラボレーションモデルG-Tune TD-Bだ。CPU性能は下がるが、GPU性能は大幅に向上する。ゲームをプレイするなら間違いなくG-Tune TD-Bの方が適している。CPUの処理性能はCore i5-12400の方が高い。しかし、Core i5-12400にできてCore i5-11400にできないというような用途はない。
GTX 1660 SUPER搭載モデルをチェックしていたということは、ゲームも用途に含まれているはずだ。ゲームを少しでもプレイするならG-Tune TD-Bを強くおすすめする。Core i5-12400の処理性能を期待して、作業をメインとする場合は少し悩ましいかもしれない。ただ、総合的に判断するとやはりG-Tune TD-Bだ。Magnate MTは価格が下がるまではおすすめしにくい。
Magnate MT i5-12400のパソコンケースレビュー
エアフロー
本体右側
本体左側
本体内部
I/Oパネル
管理人による総評(Magnate MT i5-12400)

Magnate MT i5-12400 Windows 11 搭載は、GTX 1660 SUPER×Core i5-12400搭載のビジネスPCとなっている。もちろんグラフィックボード搭載でゲームプレイにも対応可能だ。旧世代のGTX 1660 SUPERを搭載していて税込15万円台という価格設定は厳しい。キャンペーン時は14万円台になるがそれでもまだまだ割高感がある。CPUに旧世代のCore i5-11400を組み合わせもう少し価格を抑えたいというのが本音だ。メモリ16GB、SSD 500GBと構成は十分だと言える。現時点では比較対象モデルを確認しておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
143,980円(税込) | Core i5-12400 | GTX1660SUPER |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 500GB | 非搭載 |
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