当記事では、G-Tune PL-B(プレミアムモデル)の評判とレビューをまとめている。キューブ型を採用したゲーミングPCだ。Core i5-12400F×GTX 1650 GDDR6版搭載でエントリークラスの性能を持つ。CPUがCore i5-11400FからCore i5-12400Fへと換装され、それに合わせて大幅に価格が引き上げられている。評価的にはかなり厳しいので、今では貴重となったキューブ型に魅力を感じる方向けだと言える。
当ページの目次
G-Tune PL-B(プレミアムモデル)のスペック解説
ブランド名 | G-Tune |
---|---|
製品名 | G-Tune PL-B(プレミアムモデル) |
価格 | 149,800円(税込) |
CPU | Core i5-12400F |
グラフィックボード | GeForce GTX 1650 GDDR6版 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 500W BRONZE |
マザーボード | チップセットB660 |
コスパ | ★★★★☆☆☆☆☆☆ 3.7 |
おすすめ度 | Dランク |
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各タイトルの対応表
Final Fantasy 14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | フォートナイト 240Hz | フォートナイト 144Hz |
---|---|---|---|---|
★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
G-Tune PL-B(プレミアムモデル)はCore i5-12400FとGTX 1650(GDDR6版)を搭載したロークラスのゲーミングPCだ。性能はお世辞にも高いとは言えないので、ゲームを中心とした用途には適していない。対して、CPU性能は優れたものがある。ポジション的にはゲームもプレイできるビジネスモデルと言ったところだろうか。Apex Legendsを60fpsで安定させるにも少し設定を下げなくてはならない。高リフレッシュレートでのゲームプレイはおすすめできない。ライトなプレイスタイル限定のモデルだ。
G-Tune PL-Bの性能レビュー
当該モデルは非常に高いゲーミングパフォーマンスを持っている。ただ、PC初心者の方がスペックを見てもなかなか性能面をイメージすることができないかもしれない。ここでは具体的に当該ゲーミングPCに搭載されているパーツについて解説していく。
Core i5-12400F(CPU)
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i5-12400 | |
Ryzen 5 5600X | |
Core i7-11700 | |
Ryzen 5 5600 | |
Ryzen 5 5500 | |
Core i5-11600K | |
Core i5-11400 | |
Ryzen 5 4500 | |
Core i3-12100 | |
Core i5-10400 | |
Ryzen 5 3500 | |
Core i5-9400F |
Core i5-12400Fは、Intel第12世代のミドルクラスのCPUだ。6コア12スレッドとマルチスレッド性能が高い。CPUコアの改良によって従来モデルのCore i7を超える高いCPU性能を誇る。6コア12スレッドで、8コア16スレッドのCPUを上回るのは素晴らしい。Ryzen 5 5600Xよりも高い性能は圧巻だ。それだけ新しいCPUコアが優秀だということだ。動画編集や画像編集などの作業にも適正がある。GTX 1650との組み合わせなら現行モデルではCore i5-12400がベストである。低価格で一定の水準を満たすCore i5-12400は魅力的だと言える。
GeForce GTX 1650(GPU)
RTX 3060 | |
RTX 2060 SUPER | |
RTX 2060 | |
RTX 3050 | |
GTX 1660 Ti | |
GTX 1650 SUPER | |
GTX 1060 3GB | |
GTX 1650 | |
GTX 1050 Ti | |
GTX 1630 | |
GTX 1050 | |
GTX 950 | |
GTX 660 Ti | |
GTX 750 Ti | |
GTX 750 |
GTX 1650 GDDR6は、GTX 1650の強化版でメモリ周りが強化されている分性能が高い。性能と価格を両立したハイブリッドなロークラスだ。言い換えればやや器用貧乏な一面がある。価格にしても中途半端だ。最新のゲームの推奨環境を概ねクリアできる。時代に流れにしっかりと合わせてきた。元々はGTX 1650 SUPERが搭載されていたことを考えるとダウングレードされている。
グラフィックボードの供給不足の影響で在庫がなく仕方なく切り替えたということだろう。エントリークラスのモデルとしては特に問題はない。従来モデルのGTX 1050と比べると50%以上もゲーミング性能が向上している。50番台のグラフィックボードもちゃんと性能の底上げが行われているのだ。
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G-Tune PL-Bの特徴
特徴はあってもおすすめできないモデル
G-Tune PL-B(プレミアムモデル) は、コンパクトケース採用のゲーミングPCだ。このケースには持ち運びに便利なハンドルが採用されている。デスクトップPCでありながら、大会運営やオフラインイベントを想定して持ち運びを前提としたモデルだ。この特徴は唯一無二であることから、G-Tuneのコンパクトケース採用モデルは評価が低くてもおすすめできるモデルもある。
しかしながら、G-Tune PL-Bは価格の高さと性能の低さからおすすすめしにくい。ゲーミングPCの価格は下がり気味であることから、15万円台ではとてもじゃないがおすすめできない。この組み合わせなら12万円台を下回ってようやく評価される。そもそも、特殊な用途に対応できるからと評価が高くなるのはいかがなものだろうか。
持ち運びを想定しているならゲーミングノートで十分だ。持ち運びをしないなら何のメリットもないモデルということになる。登場した当時はノートパソコンの性能が低かったので画期的だったかもしれない。それもかなり古い話で、今となっては特別秀でたケースというわけではないように思う。
個性的な特徴を持ったモデルながら、それだけで選択肢に入るようなモデルではない。この性能で大会運営やオフラインイベントに参加するなら、同価格帯のゲーミングノートの方が遥かに快適だ。あえてG-Tune PL-Bのようなモデルを選択するメリットはない。後悔しやすいタイプのモデルなので注意したい。
ニッチなニーズに対応する一台
前述の通り、G-Tuneのコンパクトケースは持ち運べるデスクトップPCというのがコンセプトだ。それ自体が万人受けするようなものではなく、ごく一部のユーザーに需要がある程度だ。元々ニッチなニーズに対応するために登場したモデルなので、今の市場状況的に厳しい。ノートパソコン向けのCPUやGPUの性能は大きく向上した。外部出力を使用すればモニターも使用できる。
性能の低いデスクトップPCは価格でも性能でも今のノートパソコンには敵わない。デスクトップPCはノートパソコンより価格が安くなければ優位に立てない。そもそも、まだこのコンパクトケースがLITTLEGEARと名乗っていた頃は、ミニタワーよりも5,000円~1万円安かった。コンパクトである分だけ拡張性が乏しいこともあり、選びやすさを演出していた。
今となっては定価が高すぎて価格を下げたとしてもおすすめできないくらいになった。コロナの影響でオフラインのイベントは大々的に行いにくくなったこともある。今となっては持ち運べるデスクトップPCにそれほど価値があるとは言えないように思う。もちろん、ニーズはあるかもしれない。ただ、少なくとも普通にゲームをプレイする予定のユーザーにはおすすめできない。
せめてRTX 3050搭載であったなら評価やおすすめ度はもっと違っていただろう。コンパクトであっても、省スペース性はそこまで高くない。持ち運び用のハンドルは取り外すことができない。高さのない場所ではハンドルが邪魔になる。特殊な用途に特化したことで、汎用性を失っているように見える。
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似ているモデルとの比較
ブランド名 | G-Tune | FRONTIER |
---|---|---|
イメージ | ||
製品名 | G-Tune PL-B(プレミアムモデル) | FRGXB660/WS901/NTK |
価格 | 154,800円(税込) | 142,800円(税込) |
CPU | Core i5-12400F | Core i5-12400F |
GPU | GTX 1650 GDDR6 | RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 500W BRONZE | 600W BRONZE |
マザーボード | B660 | B660 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
比較対象はフロンティアのFRGXB660/WS901/NTKだ。ちょうどいい比較対象のモデルがないので1万円安いモデルをピックアップした。GPU性能4ランク以上アップする。その他は同等である。圧倒的にゲーム性能がアップするモデルが1万円安くなる。そもそも、15万円台は少し安いRTX 3060搭載モデルのある価格帯だ。その価格帯をぶっちぎったFRGXB660/WS901/NTKは14万円台に突入している。選びやすく扱いやすいモデルなので、予算がこのあたりならおすすめだ。
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パソコンケースレビュー
ここで紹介しているは今や希少なコンパクト型のケースを採用している。標準では光学ドライブ非搭載モデルとなっているが、オプションで取り付けることが可能だ。スタイリッシュでデザイン性が高い。
関連記事: コンパクトタワーケースのレビュー・考察
管理人による総評(G-Tune PL-B(プレミアムモデル))
G-Tune PL-Bは、Core i5-12400F×GTX 1650 GDDR6版を搭載したロークラスのゲーミングPCだ。Core i5-11400FからCore i5-12400Fへ換装されたが、価格が高くなり評価は下がってしまっている。比較対象モデルを見れば一目瞭然だ。より安価でより高性能なモデルが購入できる。
ゲーミング性能自体は標準的で設定調整をすれば比較的どのようなタイトルにも対応することができる。高解像度あるいは高設定にこだわりたいなら避けた方が無難だ。貴重なキューブ型のケースを採用しているのが特徴となっている。省スペース性を重視したい方は必見だ。割高感があるのでコストパフォーマンスは度外視で考えるべきだろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
154,800円(税込)(税込) | Core i5-12400F | GTX1650 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512GB | 非搭載 |
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