Ryzen 5 4500の性能比較&ベンチマーク検証を行った。2022年4月に登場したモデルだが、2025年5月時点でもBTOパソコンでは現役だ。アーキテクチャは旧世代のRyzen 5 3500と同じZen 2を採用している。スペック自体は6コア6スレッドから6コア12スレッドと高くなった一方でL3キャッシュ容量は半減だ。すでに単品モデルとして新品で入手することは難しい。中古相場は8,980円前後だ。
搭載モデルについては、「Ryzen 5 4500搭載おすすめゲーミングPC」でまとめている。ゲーミング性能は控えめで価格重視で選びたいユーザー向けといえる。基本的には50番台のグラフィックボードとの組み合わせがよい。それ以上のモデルとの組み合わせだとボトルネックが顕著になる。将来的に同じAM4ソケットのRyzen 5 5600XやRyzen 7 5700Xなどへのアップグレードを検討してもよさそうだ。
Ryzen 5 4500の基本情報
コードネーム | Zen 2(Renoir) |
---|---|
プロセス | 7nm |
コア/スレッド数 | 6コア/12スレッド |
定格/最大クロック | 3.6 GHz/ 4.1 Ghz |
L3キャッシュ | 8MB |
TDP | 65W |
発売日 | 2022年04月04日 |
MSRP | $129 |
中古価格 | 8,980円~ *2025/5時点 |
特徴 |
(+)低価格帯の高コスパCPU (+)6コア12スレッドと性能が高くなった (-)旧世代のZen 2アーキテクチャを採用している (-)L3キャッシュが少なくゲーム適正が低い |
評価 |
・総合評価 6.0 ・ゲーム評価 5.5 |
Ryzen 5 4500の基本情報
スペック
Ryzen 5 4500 | Ryzen 5 5500 | Ryzen 5 3600 | Ryzen 5 3500 | |
---|---|---|---|---|
メーカー | AMD | AMD | AMD | AMD |
コードネーム | Zen 2 (Renoir) |
Zen 3 (Cezanne) |
Zen 2 (Matisse) |
Zen 2 (Matisse) |
プロセス | 7nm | 7nm | 7nm | 7nm |
トランジスタ数 | 98.0億 | 107億 | 38億 | – |
ダイサイズ | 156 mm² | 180 mm² | 74 mm² | – |
コア/スレッド数 | 6 / 12 | 6 / 12 | 6 / 12 | 6 / 12 |
定格クロック | 3.6 GHz | 3.6 GHz | 3.6 GHz | 3.6 GHz |
最大クロック | 4.1 GHz | 4.2 GHz | 4.2 GHz | 4.1 GHz |
L3キャッシュ | 8MB | 16MB | 32MB | 16MB |
対応メモリ | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 |
内蔵グラフィックス | × | × | × | × |
CPUクーラー | Wraith Stealth | Wraith Stealth | Wraith Stealth | Wraith Stealth |
PCI-Express | Gen 3 | Gen 3 | Gen 4 | Gen 4 |
PBP | 65W | 65W | 65W | 65W |
MTP(PL2) | – | – | – | – |
MSRP | $129 | $159 | $199 | $129 |
国内価格 | 9,980円* | 15,480円 | 8,480円* | 7,480円* |
発売日 | 2022年04月04日 | 2022年04月04日 | 2019年07月07日 | 2020年02月22日 |
Ryzen 5 3500は6コア6スレッドだが、Ryzen 5 4500ではハイパースレッディングに対応となり6コア12スレッドへと強化された。定格クロック及び最大クロックはそれぞれ3.6 GHz・4.1 GHzと変わっていない。L3キャッシュはまさかの半減で8MBだ。対応メモリはDDR4-3200となっている。CPUクーラーはWraith Stealthが搭載されている。
内蔵GPUはどちらも非搭載だ。別途グラフィックボードが必要となる。PCI-ExpressはGen 4からGen 3へとまさかのダウングレードだ。TDPは65Wとなっている。価格は$129だ。国内価格はついに10,000円を切っている。Ryzen 5 3600と非常に似たスペックであることがわかる。Ryzen 5 3600になると最大クロックが0.1GHz高く4.2GHzに到達している。さらに、L3キャッシュが4倍の32MBで、PCI-ExpressはGen 4.0に対応している。
最後に同時期に発売された上位モデルであるRyzen 5 5500とスペックを比較していく。Ryzen 5 5500は次世代のZen 3アーキテクチャを採用したCPUだ。プロセスは7nmとなっている。トランジスタ数が10%多く、ダイサイズも16%大きい。コア/スレッドは6コア12スレッドと共通だ。定格クロックはRyzen 5 5500も3.6GHzとなる。最大クロックもRyzen 5 5500の方が3%高い。L3キャッシュも倍の16MBだ。
メモリ・CPUクーラー・PCI-Express・TDPは共通となっている。価格差は$30だ。+$30でワンランク以上性能の高いCPUが入るということになる。相当に価格が下がらない限りRyzen 5 4500は選びづらいのではないかと思う。2024年2月時点での国内販売価格は13,980円となっている。上位モデルのRyzen 5 5500が15,980円なので妥当な価格設定と言えるのではないだろうか。Ryzen 5 3500は中古で7,980円~購入できる。コスパ重視ならRyzen 5 3500も選択肢として悪くない。
総合性能
Ryzen 5 4500の最新評価【2025年】
L3キャッシュ容量が少なくゲーム適正が低い
型番 | 総合性能 |
---|---|
Ryzen 7 7700 | 33,317 |
Core i5-14400 | 29,045 |
Ryzen 5 7500F | 28,981 |
Core i5-13400 | 28,926 |
Ryzen 7 5700X | 27,036 |
Core i5-12400 | 26,448 |
Ryzen 5 5600X | 25,932 |
Ryzen 5 5600 | 25,000 |
Core i3-14100 | 23,605 |
Ryzen 5 5500 | 21,713 |
Ryzen 5 3600 | 21,467 |
Ryzen 5 4500 | 21,026 |
Ryzen 5 3500 | 19,848 |
Ryzen 3 4100 | 19,087 |
確かにRyzen 5 4500は価格が安く魅力的なCPUだが、ゲーム適正の低さが問題だ。L3キャッシュ容量が少ないことがマイナスになっている。上記ゲーミング性能を表したテーブルを見て分かる通り、今でも購入できるCore i5-14400やRyzen 7 5700Xと比べて大きくパフォーマンスで劣る。20%-25%程度低くなると考えておく必要がある。
どのような用途を想定しているのかを基準に考えないと後悔してしまうことになるだろう。絶対に価格に釣られて手を出さない方がよい。2025年5月時点で各BTOメーカーのゲーミングPCあるいはグラフィックボード搭載ビジネスモデルを価格の安い順に並べるとRyzen 5 4500を搭載したモデルがトップに出てくる。
下位モデルならGeForce RTX 3050 6GBから上位モデルになるとGeForce RTX 5060 Ti 16GBとの組み合わせがあるぐらいだ。バランスを考えると悩ましいがグラフィックボード性能を重視するなら候補に入れてもよいかもしれない。FPSなどで高リフレッシュレートを目指す場合は不利になることがある。
GeForce RTX 3050 6GBとGeForce RTX 4060の組み合わせでフレームレートを計測しているので参考にしていただければ幸いだ。どれぐらいのゲーム性能を持っているのかをイメージしやすくなる。いずれにしてもRyzen 5 4500の性能を理解した上で選ぶのであれば価格を抑えられるという点で価値のあるCPUだ。ゲーミングデバイスに予算を割くこともできる。
搭載ゲーミングPCはラインナップが多く人気
各BTOメーカーで価格の安いゲーミングPCを検索すると、このRyzen 5 4500を搭載したモデルが多いことに気がつくはずだ。最近だとGeForce RTX 3050 6GB・GeForce RTX 4060・GeForce RTX 5060・GeForce RTX 4060 Ti 16GB/8GB・GeForce RTX 5060 Ti 16GB/8GB搭載モデルとの組み合わせが人気だ。ドスパラ・パソコン工房・マウスコンピューター・TSUKUMOなどの大手BTOメーカーがこぞってラインナップ数を増やしている。当サイトでのレビュー数も多い。
単体のCPUとしては中古で購入するしかない状況だ。相場的には8,980円~とリーズナブルといえる。もっとも一時は新品で10,000円を切る価格で販売されていたのでやや高くなってしまった。Intel製CPUの低価格帯で人気のCore i5-14400(F)が20,780円~25,980円なのでいかに安いかがわかる。また、あまりゲーミングPCでは一般的ではないCore i3-14100(F)が13,117円~18,379円だ。予算を抑えたゲーミングPCにおいては必然的にこのRyzen 5 4500が選ばれる。ゲーミング性能自体はCore i5-14400やCore i3-14100よりも劣る点は理解しておくことが大切だ。あくまでも予算重視で選びたいユーザー向けと言える。
ベンチマーク検証環境
パーツ | 詳細 |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen 5 4500 |
水冷CPUクーラー | DEEPCOOL LS520 WH R-LS520-WHAMNT-G-1 |
GPU | Inno3D GeForce RTX 4090 X3 OC WHITE |
メモリ | Corsair CMH32GX4M2E3200C16W【DDR4-3200 32GB】 |
SSD | Western Digital WDS100T3X0E |
マザーボード | ASRock X570 Steel Legend |
電源 | 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+ |
ベンチテーブル | 長尾製作所×シミラボ SMZ-2WBT-ATX |
ベンチマークはベンチマーク検証機AMDソケットAM4で計測した。ベンチマークの測定ルールについては下記の記事を参考にしてほしい。
Ryzen 5 4500のベンチマーク【RTX 3050 6GB編】
まずはエントリーモデルであるGeForce RTX 3050 6GBとの組み合わせでパフォーマンスを見ていこう。CPUはCore Ultra 5 225とCore i5-14400を比較対象とした。基本的にはグラフィックボードの性能が高くなるほどCPUの差が大きくなるので、GeForce RTX 3050 6GBとの組み合わせであればそこまで低くならないはずだ。
モンハンワイルズ(低設定)
GeForce RTX 3050 6GBの性能では高設定及び高解像度が厳しいため、設定を”低”に固定して3つの解像度でフレームレートを計測した。Core i5-14400搭載モデルと比べてフルHD環境で26%も低くなってしまう。900pで21%・720pで18%それぞれフレームレートが低い。
FF14
FF14でも他のモデルと同等のフレームレートが出ているといえる。FF14のプレイだけならRyzen 5 4500を選んでも後悔はしない。
フォートナイト
フォートナイトはCPUで大きな差が出てしまう。Ryzen 5 4500を選んでしまうと痛い目を見てしまう可能性がある。Core i5-14400やCore Ultra 5 225と比べて40%-50%もフレームレートが低い。設定を下げても高リフレッシュレートを実現しづらいのはボトルネックになっているからだろう。グラフィックボードの性能をうまく引き出せていないということだ。
Cyberpunk 2077
Cyberpunk 2077でも負荷の軽い低設定だと5%-8%低くなっているが、そこまでの差はないといえそうだ。設定を上げるとその差はさらに縮まる。
Cyberpunk 2077 DLSS 2.0
DLSS 2.0を使用してグラフィックス負荷を下げるとRyzen 5 4500だとボトルネックが発生してしまう。Core i5-14400と比べると低設定で15%、中設定で17%・ウルトラ設定で7%低くなっている。
Forza Horizon 5
Forza Horionz 5で3つのプリセットでのフレームレートを計測した。Core i5-14400と比べると低設定で51%、中設定で55%、最高設定で12%低い。GeForce RTX 3050 6GBの性能的に最高設定でのプレイは想定されていないことを考えるとこの差は厳しいと言わざるを得ない。
Dune
DuneでもRyzen 5 4500がややフレームレートが低くなっている。Core i5-14400搭載モデルよりも10%-16%もフレームレートが低い。CPUだけでこれだけフレームレートが低くなってしまうのは意外だ。Core Ultra 5 225と比較しても同等だ。
Bright Memory
Bright Memoryはこれら3つのCPUであればフレームレートの差はそれほど大きくない。
Ryzen 5 4500のベンチマーク【RTX 4060編】
グラフィックボードのランクを一つあげてGeForce RTX 4060との組み合わせでのフレームレートを見ていこう。CPUはCore Ultra 5 225とCore i5-14400に加えてRyzen 7 5700xを追加している。グラフィックボードの性能が上がるとCPUのボトルネックが発生しやすくなるはずだ。
モンハンワイルズ(高設定)
モンハンワイルズでは3つの解像度でのフレームレートを計測している。Core i5-14400と比べるとフルHDでは9%低くなっているが、WQHDでは30%高く4Kでも29%高くなっている。Ryzen 7 5700Xと比べてもそこまで見劣りしない水準にある。AMD製CPUとの相性がよいのかもしれない。
FF14
FF14ではRyzen 5 4500のゲーム性能の低さが現れている。Core i5-14400搭載モデルよりもフルHDで25%も低くなっている。WQHD環境以上ではGPU負荷が上がりCPUによる差が小さくなっている。
フォートナイト
フォートナイトでもRyzen 5 4500搭載モデルは苦戦している。フルHDだとCore i5-14400搭載モデルよりも50%も低いフレームレートだ。さすがにこれだけの性能差が出るとRyzen 5 4500はおすすめできない。GeForce RTX 4060との組み合わせなら最低でもRyzen 7 5700Xを選びたい。Core i5-14400とまではいかなくても80%近くも性能が高くなる。
Cyberpunk 2077
GPU負荷の高いCyberpunk 2077でもフルHD環境では他のCPUに劣ってしまう。ボトルネックとなっていることは明らかだ。Ryzen 7 5700Xを選んでおけば問題はなさそうだ。
Cyberpunk 2077 DLSS 2.0
DLSS 3.0を使用しても性能差は当然出てくる。Core i5-14400搭載モデルよりも22%低くなっている。高解像度になれば無視できるレベルだと思う。
Forza Horizon 5
Forza Horizonでも厳しい結果だ。Core i5-14400と比べるとフルHDで46%、WQHDで37%、4Kで32%も低い。Ryzen 7 5700Xでもそこまで伸びていないのでIntel製CPUとの相性がよさそうだ。
Dune
DuneもRyzen 5 4500のパフォーマンスが低い。Core i5-14400搭載モデルよりもフルHDで13%、WQHDで9%、4Kで6%低くなっている。
Bright Memory
Bright Memoryでもやや伸び悩む。Core i5-14400搭載モデルよりもフルHDでは9%低い結果だ。トップはRyzen 7 5700XとなっていてRyzen 5 4500よりも22%上回っている。
Ryzen 5 4500のクリエイティブ性能ベンチマーク
Cinebench R23
Cinebench R23でのマルチコアスコアは8540、シングルコアは1173だ。Core i5-14400と比べるとマルチコアが46%低く、シングルコアが33%低い。CPU性能自体が控えめだということがわかる。
Cinebench 2024
次世代のCinebenchでもパフォーマンスを見ていく。マルチコアは501で、シングルコアは70だ。Core i5-14400よりもマルチコアが45%低く、シングルコアが32%低い。
Handbrake
動画のエンコードに掛かる時間をまとめている。ミドルクラスのCore i5-14400やRyzen 7 5700Xでも得意とはいえないが、Ryzen 5 4500は大きく劣ってしまう。H.264では16分以上とかなりの時間待たなければいけない。
7-Zip
Zipファイルの展開速度は742,837で、圧縮速度は36,639だ。Core i5-14400よりも展開速度が26%遅く、圧縮速度も52%遅くなっている。展開速度はRyzen 7 5700Xが圧倒的だ。
Ryzen 5 4500搭載おすすめゲーミングPC
Lightning AT5(ドスパラ)
価格:92,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.2
コストパフォーマンスの高い一台だ。Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GBの組み合わせで9万円台は素晴らしい。送料込みでも10万円以下に収まる。CPUにはRyzen 5 4500を搭載していて最低限必要なCPU性能を持つ。グラフィックスはローエンドクラスのGeForce RTX 3050 6GB搭載でフルHD環境でのゲームプレイに適している。低価格帯で人気のGeForce GTX 1650よりも余裕を持って対応できるのは嬉しい。Ryzen 5 4500でもある程度バランスは取れる。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GBという構成だ。電源ユニットは550W BRONZEを採用している。
LEVEL-M1P5-R45-LAX (パソコン工房)
価格:99,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.6
Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GB搭載のゲーミングPCだ。99,800円で購入できるのは素晴らしい。無料会員登録で送料が0円になるのも大きい。PCケース本体は白と黒の2色、LEDカラーは5色から選択できる。GeForce RTX 3050 6GB搭載モデルが税込10万円以下で購入できるのは魅力的だ。会員登録をすれば送料も掛からない。GPUメモリ8GBモデルと比べると性能は低くGeForce GTX 1650が近い。フルHD環境で設定調整を行う必要がある。Ryzen 5 4500はCore i5シリーズと比べるとゲーム適正では劣ってしまうが、価格的な優位性があるなら選ぶ理由もある。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GBと構成も充実している。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 (ドスパラ)
価格:99,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.7
ドスパラの新しいゲーミングブランドLightning-Gシリーズの低価格帯モデルとなる。17,000円の値引きが適用となりようやく登場時の価格に戻った。魅力的な競合モデルが増えたことが今回の値下げにつながったのではないかと考えている。構成はメモリ・ストレージ共に平均的といえる。電源ユニットは550W BRONZEだ。LEDファンの追加カスタマイズができる。BTOパソコンでもケースデザインがよくなったのはいいことだ。
LEVEL-M1P5-R45-DPX(パソコン工房)
価格:104,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:Radeon RX 6600
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0
Ryzen 5 4500×Radeon RX 6600搭載のローエンドクラスの一台だ。GeForce RTX 3050 6GBとほとんど変わらない価格設定の今ならこちらのモデルを候補に入れてもよいだろう。純粋なグラフィックス性能はGeForce RTX 3050 6GBよりも30%-50%程度上回っている。フルHD環境での安定感も増す。構成も平均的で妥協は見られない。電源ユニットは650W BRONZE搭載だ。コスパ指標は10.0とマックスの評価だ。
Lightning AV5(ドスパラ)
価格:117,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.4
GeForce RTX 4060搭載モデルが税込12万円台で購入できる。旧世代に当たるGeForce RTX 3060搭載モデルよりも安い。今は時期がよい。サードウェーブ(ドスパラ)だからこそ実現できる価格設定だ。ケースデザインを気にしないなら選択肢に入れてもよい。GeForce RTX 4060は、Ada Lovelace世代のミドルクラスのグラフィックボードでフルHD環境でのゲームプレイに最適だ。GeForce RTX 3060と比べて20%以上処理性能が向上している。負荷の軽いタイトルだとCPUがボトルネックとなる可能性がある点は理解しておこう。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GB NVMeという構成だ。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。
NEXTGEAR JG-A5G60(マウスコンピューター)
価格:129,800円(送料込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 5060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.3
最新のGeForce RTX 5060と組み合わせたゲーミングPCだ。12万円台は素晴らしい。旧世代のGeForce RTX 4060搭載モデルと変わらない。CPU性能が控えめなので60番台までとの組み合わせが上限だろう。構成はメモリDDR4-3200 16GB・SSD 1TB NVMeと充実している。電源ユニットも余裕の750W BRONZEだ。
Lightning AV-Ti5(ドスパラ)
価格:137,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.8
間違いなくGeForce RTX 4060 Ti搭載の最安値クラスの一台だ。CPUにRyzen 5 4500を選択したことでここまで価格を抑えられている。また、大手BTOメーカーのドスパラだからこそ実現できたのだろう。ゲーミングブランドではなくビジネスブランドのPCでケースデザインは平凡だ。最近リニューアルされたとはいってもゲーミングPCとの差は大きい。パーツ単位でのコスパを重視するなら候補に入る。GPUのGeForce RTX 4060 Tiはミドルハイクラスで人気がある。高リフレッシュレートにも対応できるモデルだが、そうなるとRyzen 5 4500がボトルネックとなってしまう可能性がある。将来的なCPUのアップグレードを前提としてもよいかもしれない。
NEXTGEAR JG-A5G60(スターターセット)(マウスコンピューター)
価格:169,900円(送料無料)
CPU:Ren 5 4500
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.6
ゲーミングモニター・ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセットがセットとなったモデルだ。税込169,800円で一式を揃えられるのはメリットだ。送料無料+基本保証3年間とサポートも手厚く初めてのゲーミングPCとしてもぴったりだ。ゲーミングPC本体はRyzen 5 4500×GeForce RTX 4060搭載のミドルクラスだ。フルHD環境でのゲーム適性が高い。最新のタイトルでも対応しやすい。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 512GB NVMeと構成も必要十分だ。電源ユニットは750W BRONZEを採用している。
Ryzen 5 4500搭載のゲーミングPC一覧
製品名 | 価格 | CPU | GPU | メモリ | SSD | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|
GALLERIA RM5R-R35 | 123,979 | 5 4500 | RTX3050 6GB | 16GB | 500GB | 650W(B) |
GALLERIA RM5R-R46 4500搭載 | 129,980 | 5 4500 | RTX4060 | 16GB | 500GB | 650W(B) |
GALLERIA RM5R-R36 | 129,980 | 5 4500 | RTX3060 | 16GB | 500GB | 650W(B) |
GALLERIA RM5R-R46 4500搭載 | 134,979 | 5 4500 | RTX4060 | 16GB | 1TB | 650W(B) |
GALLERIA RM5R-R46T | 144,980 | 5 4500 | RTX4060Ti | 16GB | 500GB | 650W(B) |
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 | 99,980 | 5 4500 | RTX3050 6GB | 16GB | 500GB | 550W(B) |
Lightning AT5 | 92,980 | 5 4500 | RTX3050 6GB | 16GB | 500GB | 550W(B) |
Lightning AV5 | 109,980 | 5 4500 | RTX4060 | 16GB | 500GB | 650W(B) |
Lightning AV-Ti5 | 131,980 | 5 4500 | RTX4060Ti | 16GB | 500GB | 650W(B) |
NEXTGEAR JG-A5G5A | 119,900 | 5 4500 | RTX3050 6GB | 16GB | 1TB | 550W(B) |
NEXTGEAR JG-A5G60 | 129,800 | 5 4500 | RTX4060 | 16GB | 1TB | 750W(B) |
NEXTGEAR JG-A5G60 RTX 5060搭載 | 129,800 | 5 4500 | RTX5060 | 16GB | 1TB | 750W(B) |
NEXTGEAR JG-A5G6T | 154,800 | 5 4500 | RTX4060Ti | 16GB | 1TB | 750W(B) |
LEVEL-M1P5-R45-LAX | 99,800 | 5 4500 | RTX3050 6GB | 16GB | 500GB | 650W(B) |
LEVEL-M1P5-R45-DPX | 104,800 | 5 4500 | RX6600 | 16GB | 500GB | 650W(B) |
LEVEL-M1P5-R45-RLX | 119,700 | 5 4500 | RTX4060 | 16GB | 500GB | 650W(B) |
LEVEL-M1P5-R45-SLX | 139,800 | 5 4500 | RTX4060Ti | 16GB | 500GB | 650W(B) |
LEVEL-M7P5-R45-RLX | 129,800 | 5 4500 | RTX4060 | 16GB | 500GB | 700W(B) |
LEVEL-M7P5-R45-SLX | 139,800 | 5 4500 | RTX4060Ti | 16GB | 500GB | 700W(B) |
LEVEL-M1P5-R45-TLX | 169,700 | 5 4500 | RTX4070 | 16GB | 500GB | 650W(B) |
TSUKUMOとかもそうだけど、Ryzen 5 5500のクロック間違うのは何故?
Base 3.6GHz・Turbo 4.2GHzなんだけど…。
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。原因は不明です。同じページを参照したのかもしれません。
Ryzen5 3500はPCIe4.0をサポートすると記憶している。