当記事では、パソコン工房のLEVEL∞ M-Classで採用されているミニタワーのレビューを行っている。コンパクトで使い勝手がよくコストパフォーマンスに優れていることからパソコン工房の中でも人気の高いケースだ。ミニタワー最軽量クラスながらこだわりのエアフローで高い排熱性能を持つ。
売れ筋モデルも多く排出している注目のモデルだと言える。他社メーカーのケースと比べると少し古くなってしまった感はあるがそのデザイン性の高さは今でも健在だ。機能面でも大きく見劣りすることはない。なお、ミドルタワーケースについては2022年2月にリニューアルされている。近いうちにミニタワーモデルも一新される可能性がある。
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LEVEL∞のM-Classで採用されている
M-CLassで採用されているミニタワーケースはパソコン工房でも人気ケースだ。このiiyama製のパソコンケースは、これまでとは違うシンプルな見た目と細かい変化が見られる本体となっている。物理的なスペースが少なく機能面での充実度はそれほど高くないが、排熱効率が高く高性能なグラフィックボードを搭載できるのはポイントだ。
ハイクラスなモデルでも安心して選択できる。2023年時点ではRTX 3060 TiやRadeon RX 6700 XT搭載モデルを選択でき高解像度でのゲームプレイを考えている方にも最適だ。ミドルクラス以下のラインナップが豊富だ。さすがにハイエンドクラスのモデルはないものの十分なゲーミング性能を持つモデルを選択できるのは心強い。特にRTX 3060 Tiは売れ筋のグラフィックボードだ。
パソコン工房 ミニタワーケース本体寸法
ブランド | イメージ | 製品名 | サイズ | GPU | 幅 | 奥行き | 高さ | 体積 | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FRONTIER | GK | ミニ | ◯ | 215 | 401 | 347 | 29,916,605 | 不明 | |
GALLERIA | R-Class | ミニ | 〇 | 220 | 440 | 425 | 41,140,000 | 約14.0kg | |
マウスコンピューター | NEXTGEAR | ミニ | ◯ | 220 | 411 | 390 | 35,263,800 | 約9.2kg | |
パソコン工房 | LEVELθ | ミニ | ◯ | 220 | 411 | 441 | 39,875,220 | 不明 |
パソコン工房のミニタワーケースは、発売からすでに7年が経過しているのは気になるところだ。G-Tuneのミニタワーが2018年、ドスパラのミニタワーが2020年にリニューアルされていることを考えるともうそろそろリニューアルのタイミングではないかと思う。いずれのケースも7月上旬にリリースされているのが興味深い。
パソコン工房のミニタワーケースレビュー
正面
LEVEL∞のミニタワーケースだ。全体的なカラーは黒だがアクセントとして赤が入るオシャレなデザインだ。元々BTOショップのケースはデザインが悪いということで酷評を受けることもある。しかし、このパソコン工房のPCケースはデザイン性も高く評価は高い。機能面でも進化しており利便性の高さではNo.1とも言えそうだ。
I/Oパネル
フロントI/Oはフロントサイドに搭載されている。ほとんどのケースが前面採用ということを考えると異色の存在だ。この設計であれば接続しているデバイスが不意に抜けるということがなくなるだろう。見ての通りI/OパネルはUSB3.0が2つにイヤホンマイクの入力だけとなっている。
I/Oパネルが充実しているとは言い難く、必要最低限に留まるのはフロントサイドからの吸気口がある関係だろうか。唯一ここは少し残念な点でもある。特筆すべきは電源ボタンの位置でサイドの上部に配置されている。この位置ならチェアや足が当たるなど誤って電源ボタンを押してしまうということは考えられない。
右サイド
右サイドには何もなくシンプルなケースとなっている。最近ではあまりみかけないデザインだ。前面部分にI/Oパネルが配置されていることがわかる。I/Oパネルの上下に吸気口が設けられている。
左サイド
ケース左側に通気性を高めるエアホールが配置されている。ミニタワーは構造的にどうしても熱が篭ってしまいがちなため、大きめにエアホールと作ることで対策をしている。従来の前面から吸気して背面から排熱という基本を少し変え、フロント両サイドと左サイド部分からの吸気で背面から排熱となっている。
吸気箇所が多いことで意外とエアフローは優れており、冷却性能は上々だ。比較的長くプレイをするというゲーマーの方でも安心して使用することができるだろう。エアフローを強化し、熱が篭りにくい工夫をすることで必然的に排熱効率が高くなる。新しい試みは見た目だけでなく、中身にも変化をもたらしより高みを目指している。どんどん新しいアイデアが採用されたものが増えてくるのは純粋に嬉しい。
背面
背面を見るといかにコンパクトなケースであるのかということがわかる。本体が低く設置場所を考えやすいのはメリットだ。ハイエンドクラスのグラフィックボードが搭載できないのは物理的なスペースの問題とエアフローの問題が挙げられる。基本的にはRTX 3060 TiやRadeon RX 6700 XTなどハイクラスまでだ。CPUについてはCore i7-12700やRyzen 5 5600Xまでとなる。本体が小さいことのデメリットは搭載するGPUやCPUが限定されるということだ。
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