当ページでは、Ryzen 9 7900X3Dの性能レビュー&搭載ゲーミングPCを紹介している。Ryzen 7000X3Dシリーズにおいて、すでにレビューを行ったRyzen 9 7950X3Dに次いで高い性能を持つCPUだ。スペック自体は12コア24スレッドとベースのRyzen 9 7900Xと変わらない。旧世代のRyzen 7 5800X3Dが8コア16スレッドだったのでそれぞれ50%増えたことになる。
ゲーミング性能だけではなくマルチコア性能にもある程度期待できる。Ryzen 7 5800X3Dの弱点をカバーする試みは興味深い。最新のチップセットドライバーが、2つのCCDについて用途に合わせて最適な制御をおこなう。価格が$599とRyzen 9 7950X3Dよりも$100安いだけで、価格設定が中途半端で選びづらいように思う。Ryzen 9 7900X3Dの購入を考えているならフラグシップモデルのRyzen 9 7950X3Dか下位モデルのRyzen 7 7800X3Dを選ぶべきだ。とくにRyzen 7 7800X3Dは、ゲーミングCPUとしてトップに君臨する。Ryzen 9 7900X3Dを搭載したモデルはサイコムで購入できるぐらいだ。やはり注目度が低く取り扱いが少ない。
Ryzen 9 7900X3Dの基本情報
コードネーム | Zen 4(Raphael) |
---|---|
プロセス | 5nm |
コア/スレッド数 | 12コア/ 24スレッド |
定格/最大クロック | 4.4 GHz / 5.6 Ghz |
L2キャッシュ | 12MB |
L3キャッシュ | 128MB |
TDP | 120W |
PPT | 162W |
発売日 | 2023年03月03日 |
MSRP | $599 |
国内価格 | 79,800円~ *2024/10時点 |
特徴 | (+)12コア24スレッドと高いスペックを誇る (+)高いゲーミング性能を持つ (+)省電力性に長けている (-)マルチコア性能はそれほど伸びない (-)他のRyzen 7000X3Dシリーズがライバル (-)$599と価格が高い (-)搭載モデルの価格が高め (-)搭載モデルのラインナップが少ない |
評価 | ・総合評価 7.0 ・ゲーム評価 10.0 |
当ページの目次
Ryzen 9 7900X3Dのスペック
AMD製モデル
9 7900X3D | 9 7900X | 7 5800X3D | |
---|---|---|---|
メーカー | AMD | AMD | AMD |
コードネーム | Zen 4 (Raphael) | Zen 4 (Raphael) | Zen 3 (Vermeer) |
プロセス | 5nm | 5nm | 7nm |
トランジスタ数 | 131.4億 | 131.4億 | 62.0億 |
ダイサイズ | 2x 70 mm² | 2x 70 mm² | 74 mm² |
I/Oプロセス | 6nm | 6nm | 12 nm |
I/Oダイサイズ | 122 mm² | 122 mm² | 125 mm² |
トータルコア数 | 12コア | 12コア | 8コア |
トータルスレッド数 | 24スレッド | 24スレッド | 16スレッド |
定格クロック(P) | 4.4 GHz | 4.7 GHz | 3.4 GHz |
最大クロック(P) | 5.5 Ghz | 5.6 Ghz | 4.5 GHz |
L2キャッシュ | 12MB | 12MB | 4MB |
L3キャッシュ | 128MB (96MB+32MB) | 64MB | 96MB |
内蔵GPU | Radeon Graphics | Radeon Graphics | 非搭載 |
CPUクーラー | なし | なし | なし |
対応メモリ | DDR5-5200 | DDR5-5200 | DDR4-3200 |
PCI-Express | Gen 5, 24 Lanes | Gen 5, 24 Lanes | Gen 4, 20 Lanes |
TDP | 120W | 170W | 105W |
PL2 | 162W | 230W | - |
MSRP | $599 | $549 | $449 |
国内価格 | 66,960円~ | 61,980円~ | 49,614円~ |
発売日 | 2023/03/03 | 2022/09/27 | 2022/04/20 |
この3D V-Cacheを搭載することで発熱量が増えるためクロック周波数は引き下げられている。Ryzen 9 7900Xと比べて定格クロックが0.3GHz低く、最大クロックも0.1GHz低い。TDPが35%低く、PL2も30%抑えられている。MSRPでは$50の差だが、国内の販売価格では19,780円の差がある。登場時は36,000円の差があったことを考えると妥当な水準に落ち着いたと言える。
Ryzen 7 5800X3DはZen 3アーキテクチャを採用したモデルだ。コンシューマー向けモデルとして初めて3D V-Cacheを搭載したCPUということで注目度が高かった。プロセスは7nmで、I/Oプロセスは12nmだ。Zen 4と比べると一回り大きい。第2世代の3D V-Cache(SRAM)も7nmプロセスを維持していて、Ryzen 9 7900X3D用に改良が加えられている。
Ryzen 7 5800X3Dは8コア16スレッドというスペックだ。CCDは1基でCCD間のレイテンシ問題を考える必要はない。Ryzen 7 5800X3Dの定格クロックは3.4GHz、最大クロックも4.5GHzとそれほど高くなく、Ryzen 9 7900X3Dになって大きく改善されている。弱点だったマルチコア性能・シングルコア性能を高めるためだ。Ryzen 7 5800X3DのL2キャッシュは4MB、L3キャッシュは96MBだ。
Ryzen 7 5800X3DはCPU内蔵グラフィックスが非搭載となっている。もっともRyzen 9 7900X3Dの性格を考えるとCPU内蔵グラフィックスは不要だろう。Ryzen 7 5800X3DもCPUクーラーは非同梱で別途用意する必要がある。対応メモリはDDR4-3200で、ここもRyzen 9 7900X3Dになって強化された部分だ。
PCI-ExpressはGen4, 20 Lanesとなる。TDPは105WでRyzn 9 7900X3Dよりも20%程度低い。スペック差を考えると妥当なところだろう。Zen 4になって省電力性も高まっている。価格差は$150で、国内販売価格では38,862円の差がある。Ryzen 7 5800X3Dはコストパフォーマンスが高いCPUだと言える。次世代モデルがリリースされたことで底値になった。
Intel製モデル
Ryzen 9 7900X3D | Core i9-13900K | |
---|---|---|
メーカー | AMD | Intel |
コードネーム | Zen 4 (Raphael) | Raptor Lake |
プロセス | 5nm | 10nm |
トランジスタ数 | 131.4億 | - |
ダイサイズ | 2x 70 mm² | 257 mm² |
I/Oプロセス | 6nm | - |
I/Oダイサイズ | 122 mm² | |
トータルコア数 | 12コア | 24コア |
トータルスレッド数 | 24スレッド | 32スレッド |
CPUコア数(P) | 12コア | 8コア |
スレッド数(P) | 24スレッド | 16スレッド |
CPUコア数(E) | - | 16コア |
スレッド数(E) | - | 16スレッド |
定格クロック(P) | 4.4 GHz | 3.0 GHz |
最大クロック(P) | 5.6 Ghz | 5.8 GHz |
定格クロック(E) | - | 2.2 GHz |
最大クロック(E) | - | 4.3 GHz |
L2キャッシュ | 12MB | 32MB |
L3キャッシュ | 128MB (96MB+32MB) | 36MB |
内蔵GPU | Radeon Graphics | UHD Graphics 770 |
CPUクーラー | なし | なし |
対応メモリ | DDR5-5200 | DDR5-5600 DDR4-3200 |
PCI-Express | Gen 5, 24 Lanes | Gen 5, 20 Lanes |
TDP | 120W | 125W |
PL2 | 162W | 253W |
MSRP | $599 | $589 |
国内価格 | 66,960円~ | 82,980円~ (79,981円~/F) |
発売日 | 2023/03/03 | 2022/10/20 |
2つのダイを組み合わせたチップレット技術を採用しているAMDとは戦略が異なる。Core i9-13900Kは、24コア32スレッドと高いスペックを持つCPUだ。8個のPコアと16個のEコアを組み合わせていて高いパフォーマンスを発揮する。Core i9-13900Kはクロック周波数が高く、Pコアの定格クロックは3.0GHz・最大クロックは5.8GHzだ。Eコアはクロック周波数が抑えられていてバックグラウンド作業などを担当する。
Core i9-13900Kを含むRaptor Lake世代の上位モデルではL2キャッシュが増量されている。Core i9-13900Kは32MBとRyzen 9 7900X3Dよりも2.6倍以上だ。L3キャッシュは3D V-Cache技術を投入したRyzen 9 7900X3Dの方が多い。Core i9-13900Kも内蔵グラフィックスが搭載されている。内蔵グラフィックス非搭載のCore i9-13900KFも洗濯できる。価格を抑えられるというメリットがある。
CPUクーラー非同梱も同じだ。Core i9-13900KではDDR5-5600だけではなく、DDR4-3200規格のサポートもしている。PCI-ExpressはGen 5, 20 Lanesだ。TDPはCore i9-13900Kの方が4%高く、PL2も57%高い。MSRPの差は$10でCore i9-13900Kの方が少し安い。国内販売価格はRyzen 9 7900X3Dの方が10,793円安く逆転している。ゲーム性能およびマルチコア性能を考えると妥当な価格だと思う。総合性能ではCore i9-13900Kが上だ。
Ryzen 9 7900X3Dの特徴&注意点
ゲーム性能とマルチコア性能の差が大きい
Ryzen 9 7900X3Dは、ゲーム性能とマルチコア性能の差が大きく扱いづらいモデルと言えるかもしれない。上位モデルと下位モデルに挟まれていて中途半端さが否めない。ゲーム性能もマルチコア性能も重視したいならフラグシップモデルのRyzen 9 7950X3Dを選択した方が後悔しないように思う。MSRPで$100しかなく、この性能帯でCPUを探しているユーザーならそれほど大きい差ではない。ゲーム性能を重視しつつコストパフォーマンスを追求するなら2023年4月に発売されたRyzen 7 7800X3Dが魅力的な選択肢となるだろう。Ryzen 9 7900X3Dは立場的にやや中途半端だ。ここからゲーム性能及びマルチコア性能についてより詳しく見ていこう。
Ryzen 7 7800X3D | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Core i9-13900K | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X |
上記は「Ryzen 9 7900X3Dのゲームベンチマーク一覧」でまとめた6つのタイトルの平均fpsをまとめている。ゲーミング性能はRyzen 7 7800X3D・Ryzen 9 7950X3Dに次いで高いパフォーマンスを持ち合格点を挙げられるだろう。競合モデルのフラグシップモデルであるCore i9-13900Kと比べても5%以上ゲーミング性能が高い。旧世代のRyzen 7 5800X3Dと比べて12%も性能が向上している。
ハイエンドクラスのグラフィックボードと組み合わせてより高みを目指すのがよい。注意点として、大容量L3キャッシュ搭載の影響が大きいタイトルの結果が平均を引き上げていて、全てのタイトルでパフォーマンスで圧倒しているわけではない点は理解しておこう。タイトルによってはそこまでフレームレートが伸びないこともある。
Core i9-13900K | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Ryzen 7 7800X3D | |
Ryzen 7 5800X | |
Ryzen 7 5800X3D |
一方で、マルチコア性能及びシングルコア性能は伸び悩んでいる。上記はCPUの総合性能を表している。Ryzen 9 7900Xと比べて9%程度パフォーマンスが低い。Core i9-13900Kと比べると19%もパフォーマンスで劣ってしまう。確かにゲーミング性能はCore i9-13900Kよりも高いが、純粋なCPU性能でこれだけ劣ってしまうと扱いづらくなってしまう。これならRyzen 9 7950X3Dを選択する方がよいはずだ。あるいはCore i9-13900KやCore i7-13700Kならゲーミング性能・総合性能・価格のバランスがよくおすすめしやすい。
省電力性の高いモデル
Core i9-13900K | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Ryzen 7 5800X |
上記テーブルはHandbrakeの処理に掛かる時間と消費電力をまとめたものだ。Ryzen 9 7900X3Dも他のRyzen 7000X3Dシリーズの例に漏れず省電力性の高いCPUとなっている。Core i7-13700Kと比べてパフォーマンスが10%劣るが、消費電力は56%も抑えられている。Intel第13世代CPUは確かに性能の高いモデルだが、その分省電力性は犠牲になっていると言えるだろう。
Ryzen 7 7700Xよりも17%性能が高いにも関わらず、消費電力は26%も抑えられている。クロック周波数を抑えてもコア・スレッドを増やすことである程度のパフォーマンスを維持できているということだ。フラグシップモデルのRyzen 9 7950X3Dと比べても省電力性の優れたCPUとなる。搭載モデルの多くがCPUクーラーに空冷タイプを選択していることからも省電力性の高さは折り紙付きだ。
搭載モデルの価格は高め
Ryzen 9 7900X3Dを搭載したゲーミングPCは価格が高く、最低でも30万円以上の予算を考えておく必要がある。特にRyzen 9 7900X3Dの高いゲーミング性能を生かすには、Ada Lovelace世代の70番台以上あるいはRadeon RX 7900シリーズ以上を選択したい。そうなると当然予算は余裕を持たせておく必要がある。
この価格帯になると売れ筋モデルになるということはないだろう。ある程度マルチコア性能は捨ててゲーム環境にこだわりたいゲーマーの方向けだ。コストパフォーマンスが優れたモデルではなく、Ryzen 9 7950X3DやRyzen 7 7800X3D搭載モデルを選択肢に入れる方がよいのではないかと思う。価格的にも性能的にも中途半端さが目立ってしまう。AMD側もそれを認識しているはずだ。
2024年6月時点で搭載モデルはほとんどなくなってしまった。上位モデルであるRyzen 9 7950X3Dや下位モデルのRyzen 7 7800X3Dが生き残っている形だ。前評判通りあまり人気がないCPUで、BTOメーカーからしても扱いづらさがあるのではないかと思う。あえてRyzen 9 7900X3Dを選ぶ理由は少ない。購入検討中の方は在庫状況に注意しよう。もし在庫が追加されてもすぐに売り切れになってしまう可能性がある。
Ryzen 9 7900X3Dのゲームベンチマーク一覧
Far Cry 6
Ryzen 9 7950X3D | |
Core i9-13900K | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X |
Hitman 3
Ryzen 9 7950X3D | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Core i9-13900K | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X |
Cyberpunk 2077
Core i9-13900K | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Ryzen 7 5800X |
Microsoft Flight Simulator 2021
Ryzen 9 7950X3D | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Core i9-13900K | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X |
Red Dead Redemption 2
Ryzen 9 7950X3D | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Core i9-13900K | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 7 7700X | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 7 5800X |
Watch Dogs: Legion
Ryzen 9 7950X3D | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Core i9-13900K | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 7 5800X |
その他アプリケーションのベンチマーク
Cinebench R23
Core i9-13900K | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X | |
Ryzen 7 5800X3D |
7-Zip
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Core i9-13900K | |
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X | |
Ryzen 7 5800X3D |
Handbrake
Core i9-13900K | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 5800X | |
Ryzen 7 5800X3D |
Adobe Lightroom and Premiere Pro
Ryzen 9 7900X | |
Ryzen 9 7950X | |
Ryzen 7 7700X | |
Core i9-13900K | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X3D | |
Ryzen 7 5800X | |
Ryzen 7 5800X3D |
Ryzen 9 7900X3D搭載おすすめゲーミングPC
G-Master Spear X870A(サイコム)
CPU:Ryzen 9 7900X3D *カスタマイズ
GPU:GeForce RTX 4060 MSI
メモリ:DDR5-4800 16GB 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
サイコムのRyzen搭載モデルとなる。チップセットは最新のX870Aだ。初期構成ではCPUにRyzen 7 9700Xを搭載している。+10,940円でRyzen 9 7900X3Dへアップグレード可能だ。そこからさらに31,110円を出せばフラグシップモデルのRyzen 9 7950X3Dを選択できるのが悩ましい。グラフィックスはAda Lovelace世代のミドルクラスであるGeForce RTX 4060が選択されている。Ryzen 9 7900X3Dの性能を考えるとRTX 4070 SUPER以上のモデルを選択したいところだ。メモリDDR5-4800 16GB、SSD 1TB Gen4 NVMeという構成だ。キャンペーン中はメモリ倍増の32GBとなっている。電源ユニットは750W GOLDを採用している。より高規格なモデルへのアップグレードを検討してもよいだろう。
LEVEL-R7X7-LCR79D-UL2X(パソコン工房)
CPU:Ryzen 9 7900X3D
GPU:GeForce RTX 4070 Ti
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:800W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
Ryzen 9 7900X3D×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCとなる。大手BTOメーカーでは珍しいRGB対応のケースを採用しているのがポイントだ。専用ソフトウェアでカラーを変更できる。グラフィックスにはAda Lovelace世代のRTX 4070 Tiを搭載している。4K環境にも対応できる高い性能が魅力だ。メモリDDR5-4800 32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も充実している。メモリ容量32GBなのは心強い。ゲームプレイ+αでの運用もお手の物だ。電源ユニットは800W GOLDで万全だ。RTX 4070 Tiは省電力性の高いモデルでこの容量でも問題ない。
G-GEAR neo GX9A-S231/XB(TSUKUMO)
CPU:Ryzen 9 7900X3D
GPU:GeForce RTX 4080
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:1TB Gen4 NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
TSUKUMOフラグシップモデルでもRyzen 9 7900X3D搭載モデルがラインナップに加わっている。フルタワーケースを採用していて本体は大きい。拡張性も高く高性能なグラフィックボードも搭載しやすいと言える。グラフィックスにはGeForce RTX 4080を搭載している。4K環境でのゲームプレイを考えている方に適している。レイトレーシングを有効化しても余裕のある性能が魅力だ。メモリDDR5-4800 32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も抜群だ。電源ユニットは850W GOLDを採用している。
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