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GeForce RTX 3060 12GBのスペックレビュー&性能ベンチマークを検証していく。2021年2月に発売されたモデルだが、2026年1月時点で再販の噂が出ている。グラフィックボードの供給不足を埋め合わせるためだ。GeForce RTX 3060 12GBは、当時多くのゲーマーが待ち望んだAmpere世代におけるミドルクラスのGPUだ。ミドルクラスとしては珍しくGPUメモリが12GBと大容量だ。高画質やAI適性がある。もしも、12GB版が再販されればメリットはありそうだ。2026年時点での立ち位置を改めてみていこう。

発売時点の導入文

GeForce RTX 3060 12GBは、従来モデルよりもGeForce RTX 2060より安い価格(MSRP)ながら、その上位モデルであるGeForce RTX 2060 SUPERより高い性能を持つGPUだ。次世代のミドルクラスを支える人気モデルとなるのは間違いない。ゲーム業界においてはまだフルHDが主流であるため、GeForce RTX 3060 12GBの需要は高い。フルHD+100Hzを考えるなら候補に入るはずだ。

GeForce RTX 3060 12GBは意図的にマイニング性能が制限されている。これでゲーマー以外が購入することはなく、グラフィックボードの供給不足を解決するのに一役買ってくれるだろう。上位モデルであるGeForce RTX 3060 Tiとの性能差も気になる方も多いのではないだろうか。その実力はどの程度まで高まっているのか気になるところだ。これからのゲーミングPCを支えるグラフィックボードの実力を見ていきたい。すでに後継モデルである「GeForce RTX 4060」がリリースされている。ミドルクラスの王道的な存在で人気のあるグラフィックボードだ。徐々に各BTOメーカーではGeForce RTX 3060 12GBに取って代わっている。

長所
  • フルHD環境でのゲームプレイに適している
  • GeForce RTX 2060の登場時より価格が安い
  • 12GBの大容量VRAM搭載
  • グラボの供給不足から救ってくれる存在になるか!?
  • クリエイティブ用途への適性がある
短所
  • RTX 3060 Tiとの性能差が大きい
  • メモリバス帯域幅が狭い
こんな方におすすめ
  • フルHD環境でのゲームプレイを想定している方
  • 大容量VRAMに魅力を感じる方
  • 40,000円前後の予算で考えている方
よくわかる!!RTX 3060 12GBの特徴まとめ
世代 Ampere
プロセス 8nm
CUDAコア 3,584
ベースクロック 1320 MHz
ブーストクロック 1777MHz
TDP 170W
MSRP $329
中古価格 38,980円~ *2026/1時点
発売日 2021/02/26

GeForce RTX 3060 12GBの基本スペック

GeForce RTX 20シリーズと比較

RTX 3060 RTX 2060 RTX 2060 SUPER
コードネーム Ampere Turing Turing
GPU GA106 TU106 TU106
プロセス 8nm 12nm 12nm
ダイサイズ 276 mm² 445 mm² 445 mm²
トランジスタ数 132.5億 108億 108億
RTコア 28基 30基 34基
Tensorコア 112基 240基 272基
CUDAコア 3584 1920 2176
ベースクロック 1320 MHz 1365 MHz 1470 MHz
ブーストクロック 1777 MHz 1680 MHz 1650 MHz
GPUメモリ 12GB GDDR6 6GB GDDR6 8GB GDDR6
メモリクロック 15.0 Gbps 14.0 Gbps 14.0 Gbps
メモリバス幅 192bit 192bit 256bit
メモリバス帯域幅 360.0 GB/s 336.0 GB/s 448.0 GB/s
L2キャッシュ 3 MB 3 MB 4 MB
FP32 12.74 TFLOPS 6.451 TFLOPS 7.181 TFLOPS
TDP 170W 160W(8pin) 175W(8pin)
補助電源 1x 12-pin 1x 8-pin 1x 8-pin
バスインターフェース PCIe 4.0 x16 PCIe 3.0 x16 PCIe 3.0 x16
価格 $329 $349 $399
中古価格 38,980円 19,980円 24,980円
発売日 2021/02/26 2019/01/07 2019/07/09

*価格は2026/1時点

GeForce RTX 3060 12GBのAmpere世代のグラフィックボードだ。GPUはミドルサイズのGA106だ。プロセスは8nmでGeForce RTX 2060の12nmプロセスから微細化に成功している。ダイサイズが一回り小さくなり276m㎡(38%小さい)だ。トランジスタ数はGeForce RTX 2060よりも23%多い132.5億となっている。これだけでも性能面に期待ができるはずだ。

GPU GA106のフルスペックは30基のSMs(GPC 3×10)が搭載されている。GeForce RTX 3060 12GBではこの内2基が無効化され28基とSMsがあるということだ。CUDAコアは3,584(28基×128)とGeForce RTX 2060よりも85%も多くなっている。後発のGeForce RTX 2060 SUPERと比べても65%も増えた。GeForce RTX 3060は、ベースクロックが1320MHzで、ブーストクロックが1777MHzとなる。ベースクロックは抑えつつも高いブーストクロックを実現した。

GeForce RTX 3060 12GBの最大の特徴はGPUメモリを12GB搭載していることだろう。GeForce RTX 2060 SUPERやGeForce RTX 2060と比べて倍増だ。実は上位モデルであるGeForce RTX 3070やGeForce RTX 3060 Tiよりも多く逆転現象が起きている。これについては次のGeForce RTX 3060 Tiとの比較で詳しく解説する。メモリクロックも15.0 Gbpsと優れていて一見するとメモリ周りが大幅に強化されているようにも見える。しかし、メモリバスバス幅が192bitと小さく、メモリバス帯域幅は360 GB/sに留まる。GeForce RTX 2060と比べて微増、GeForce RTX 2060 SUPERと比べて20%程度劣る形だ。純粋にメモリ容量の多さで対応力を増すタイプのモデルだと考えてよい。

L2キャッシュ容量も3MBとほとんど変わっていない。消費電力に関しては170Wと比較的抑えられている。補助電源は1×12pinだが、実売モデルでは8pinが主流だ。GeForce RTX 2060と比べると微増、GeForce RTX 2060 SUPERと比べると微減という中間に位置している。最も気になる価格はGeForce RTX 2060よりも安く$329だ。GeForce RTX 3060で注目すべき点は、GeForce RTX 2060よりも安いモデルがどのGPUにまで迫れるのかだ。最新のGeForce RTX 30シリーズの中心になり得るモデルだけに、多くのゲーマーが注目している。

中古価格を見ると38,980円と意外と価格が落ちていない。GeForce RTX 2060よりも19,000円高くなっている。GeForce RTX 2060 SUPERと比べても14,000円アップだ。VRAM 12GBということで底値が堅い状況だといえる。

GeForce RTX 3060 Ti/RTX 3060 8GBと比較

RTX 3060 RTX 3060 8GB RTX 3060 Ti
アーキテクチャ Ampere Ampere Ampere
GPU GA106 GA106 GA104
プロセス 8nm 8nm 8nm
トランジスタ数 132.5億 132.5億 174億
ダイサイズ 276 mm² 276 mm² 392 mm²
SM数 28 28 38
CUDAコア 3584 3584 4864
RTコア 28基 28基 38基
Tensorコア 112基 112基 152基
ベースクロック 1320 MHz 1320 MHz 1410 MHz
ブーストクロック 1777 MHz 1777 MHz 1750 MHz
GPUメモリ 12GB GDDR6 8GB GDDR6 8GB GDDR6
メモリクロック 15.0 Gbps 15.0 Gbps 14.0 Gbps
メモリバス 192bit 128bit 256bit
メモリバス帯域幅 360.0 GB/s 240.0 GB/s 448.0 GB/s
FP32 Compute 12.74 TFLOPS 12.74 TFLOPS 16.20 TFLOPS
バスインターフェイス PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16
TDP 170W 170W 200W
補助電源 1x 12-pin 1x 12-pin 1x 12-pin
MSRP $329 $399
中古価格 38,980円 34,980円 34,980円
搭載PC価格
(Ryzen 5 4500搭載)
119,700円~ 128,800円~
発売日 2021/02/26 2022/10/12 2020/12/02

2022年10月にひっそりとVRAM容量の異なるGeForce RTX 3060 8GBがリリースされた。CUDAコアやクロック周波数など基本的なスペックは共通だが、GPUメモリ容量とメモリバス・メモリバス帯域幅が異なる。GeForce RTX 3060搭載モデルの購入を考えている方はGPUメモリ容量に注意しよう。当然性能的にはGeForce RTX 3060 12GBの方が上だ。単体価格としてもそれほど差があるわけではないので12GBモデルを選択しておくとよいだろう。

上位モデルであるGeForce RTX 3060 Tiとスペックを比較していく。一回り大きいGPU GA104を搭載している。GeForce RTX 3070と同じだ。フルスペックのGA104では48のSMsがあるが、GeForce GTX 3060 Tiではその内10基を無効化(38基有効)して差別化を図っている。CUDAコアは4864基(38×128)だ。GeForce RTX 3060 12GBよりも35%程度多い。ダイサイズは392 mm²と42%大きい。トランジスタ数は174億と31%多くなっている。RTコアはSMsに依存するので38基だ。Tensorコアは152基となっている。ベースクロックはGeForce RTX 3060 Tiの方が7%高く、ブーストクロックはGeForce RTX 3060 12GBの方が1%程度高い。

GPUメモリはGeForce RTX 3060の方が多くなっている。下位モデルが上位モデルのGPUメモリ容量を超えることはかなり珍しい。これは基板設計上の制約が理由だ。GDDR6メモリは1チップあたり32-bitのメモリバス幅を持つため、192 bitを採用しているGeForce RTX 3060は6個のチップを搭載していることになる。そして、当時は1つのチップ当たりのGPUメモリは、1GBか2GBの二択だ。つまり、6GB or 12GBとなる。ゲーム事情的に6GBでは物足りなく必然的に8GBとなったのだ。競合のRadeon RX 6000シリーズが8GBのVRAMを搭載したことも要因だろう。

なお、それならGeForce RTX 3060 Tiと同じ256 bitバスにすればいいのではと思うところだ。この場合チップ数は8個(32 bit×8個)となる。つまり、256 bitで1GBのチップを使えば8GBが実現する。問題は製造コストが跳ね上がり、GeForce RTX 3060で販売することができなくなる。上位モデルでは速度を重視して、下位モデルのGeForce RTX 3060は速度を諦めて仕方なく容量を増やす選択をしたというわけだ。

なお、GeForce RTX 3060 8GB版では、メモリバスが128 bitとなっている。この場合のチップ数は4個(32 bit×4)なので、2GBのチップを使って8GBを実現している。製造コストも抑えられるというわけだ。GeForce RTX 3060 Tiになると200Wと18%程度消費電力が上がっている。補助電源は1×12-pinと共通だ。中古価格はGeForce RTX 3060 Tiの方が安く購入できる。やはり、VRAMに価値があるということだろう。

GeForce RTX 3060 12GBの最新評価【2026年】

GeForce RTX 3060が再販される噂が出る


2026年1月にXに上記の投稿があった。VRAM不足の問題に取り組むためにGeForce RTX 3060が再販される可能性があるということだ。ただし、公式のツイートというわけではない点は抑えておいておこう。また、VRAM 12GB版か8GB版かはわからない。状況を考えれば8GB版ではないかと思う。この再販を受けて改めてベンチマークを取り直し中なので、今のモデルと比べた相対的な位置を知りたい方は参考にしてほしい。およそ5年前のモデルなのでどこまで通用するかは気になるところだろう。

VRAM容量が多い分やや割高感がある

型番 VRAM 性能 価格 コスパ
RTX 5060 Ti 8GB 31,012 8GB 72,800 0.426
RX 9060 XT 16GB 28,863 16GB 59,980 0.481
RTX 4060 Ti 8GB 28,036 8GB 49,980 0.561
RTX 5060 27,845 8GB 51,800 0.538
RX 9060 XT 8GB 27,217 8GB 47,980 0.567
RTX 3060 Ti 25,613 8GB 34,980 0.732
RTX 4060 22,620 8GB 43,980 0.514
RTX 5050 21,876 8GB 39,600 0.552
RX 6600 XT 20,864 8GB 28,980 0.720
RTX 3060 12GB 20,591 12GB 38,980 0.528
RX 5700 XT 20,503 8GB 21,980 0.933
RTX 2070 20,387 8GB 23,980 0.850
RTX 2060 SUPER 19,989 8GB 24,980 0.800
RTX 3060 8GB 19,036 8GB 34,980 0.544
RTX 2060 18,150 8GB 19,980 0.908
RTX 3050 8GB 15,334 8GB 27,980 0.548
RTX 3050 6GB 12,424 6GB 25,980 0.478

*赤文字は中古価格を表す。

GeForce RTX 3060 12GBのゲーム性能スコアは20,591とまずまずだ。現行のBlackwell世代のGeForce RTX 5050と同等だ。次世代のGeForce RTX 4060と比べると10%弱低くなっている。今でも通用するモデルだと考えてよさそうだ。この性能帯で見ると、VRAM容量が突出していることがわかる。メインターゲットはフルHD環境でタイトルによっては高リフレッシュレートを目指せる。DLSSを活用するのも一つの手だ。

中古価格が38,980円と上位モデルであるGeForce RTX 3060 Tiよりも4,000円高いのは、大容量VRAMを搭載しているからではないかと思う。結果的に中古で購入するとなるとややコストパフォーマンス的には見劣りしてしまう。同性能帯のモデルだと、Radeon RX 6600 XTが28,980円~、Radeon RX 5700 XTが21,980円~、GeForce RTX 2070が23,980円~だ。

GeForce RTX 3060 12GBは、世代が新しいこともあってこれらのモデルと比べるとやや高めだ。グラフィックボードは世代で大きく性能が変わる。Radeon RX 6000シリーズはレイトレーシング・DLSS性能で大きく見劣りしてしまう。GeForce RTX 3060 12GBはコストパフォーマンスが低くてもまだまだ新しいモデルなので、故障リスクも低くおすすめしやすい。

DLSS機能は現行モデルに劣る

シリーズ RTX 50 RTX 40 RTX 30 RTX 20
製品名 RTX 5060 etc. RTX 4060 etc. RTX 3060 etc. RTX 2060 etc.
マルチフレーム生成 × × ×
フレーム生成 × ×
レイ再構築
超解像度

GeForce RTX 30シリーズはフレーム生成に対応していない。モンスターハンターワイルズなどでは次世代モデルと比べて不利な状況にある。GeForce RTX 5050にも完敗だ。DLSS 4.5が発表されたが、GeForce RTX 3060の性能では力不足だ。過剰な期待をしなければ通常運用は可能だ。

GeForce RTX 3060 12GBの特徴&注意点など【2021年時点】

GeForce RTX 2060 SUPERと同等の性能を持つ

RTX306012GBseinou
RTX 3060 12GBのゲーミング性能は、前世代のRTX 2060 SUPERと同等だ。僅かながらスコアが高く、プレイスタイルによってはより優れた性能を発揮する。70番台のRTX 2070 SUPERには届かないが、RTX 3060 12GBは存在感を示している。RTX 2060より安く、RTX 2060 SUPERよりも高い性能ということを考えればこれから主流になってもおかしくない。

RTX 2060 SUPERはRTX 20シリーズの中では影の薄いGPUだった。その後RTX 30シリーズの登場で価格が下がり、最終版になってようやく台頭したと言っても過言ではない。そんなRTX 2060 SUPERと同等の性能になってもメリットがないと思われるかもしれない。RTX 2060 SUPERで問題があったのは価格で、上位のRTX 2070 SUPER搭載モデルとの価格差がほとんどなかった。これではRTX 2060 SUPERを選択するメリットが薄い。

RTX 3060 12GBはしっかり価格が抑えていること、ライバルとなる一つ上のRTX 3060 Tiとは性能も価格も離れていることから選択の余地がある。RTX 2060 SUPERと違い人気の出る条件が揃っている。懸念があるとすればRTX 3060 Tiとの価格が性能差ほど開いていないことだ。RTX 2060 SUPERのポジションにRTX 3060 12GBかRTX 3060 Tiのどちらがつくかは分からないが、RTX 3060 TiはRTX 3070の存在により伸び悩みそうだ。

その点で言えばRTX 3060 12GBは人気のミドルクラスのポジションがはっきりと見えている。現在のグラフィックボードの品薄状態の解決に繋がる存在になるという期待を背負っている。しばらくは在庫面での心配はないかもしれないが、価格はそれほど下がらない可能性もある。

もう一つRTX 3060 12GBにはゲーム性能以外の弱点がある。それはマイニング性能を制限していることだ。マイニング用途ではパフォーマンスが発揮しにくい設計に変更されている。これはちゃんとゲーマーの手に届くことを目的とするもので、ゲーマーにとってはデメリットとは言えない。

高性能なゲーミングPCだからこそできたことができなくなる。ゲーム以外の用途にも目を向けていたなら大きなデメリットだ。ゲーム性能は前述の通り優秀なので、純粋なゲーマーにはおすすめしやすいGPUである。同時に、用途の幅は少し狭いと考えて間違いない。ゲーマー以外がGPUの買い占めに走らない一方で、高性能なゲーミングPCに求められる対応力は持ち合わせていない。メリットとデメリットが共存している点に注意してほしい。

RTX 3060 Tiとの性能を埋めるモデルの登場を予感させる

RTX 3060 12GBは、非常に優れたGPUだが上位GPUとの差もはっきりとついているのが気になる。NVIDIAはモデル毎の性能差を埋める傾向にある。RTX 20シリーズに登場したSUPERのように、RTX 3060 12GBとRTX 3060 Tiの差を埋める何かの登場を予感させる。優れた性能と選びやすい価格が魅力のRTX 3060 12GBは現状では優秀なモデルだ。

ただ、もしもこの中間に割って入るモデルが登場すれば評価は変わってしまうだろう。新GPUの登場はベンチマークから紐解ける。RTX 3060 TiがRTX 2080 SUPERと同等の性能、RTX 3060 12GBがRTX 2060 SUPERと同等の性能だ。RTX 2070 SUPERと同等の性能となるGPUは存在していない。今後必ずRTX 2070 SUPERの性能に近い製品が登場する。それこそ、無印とTiの中間となるRTX 3060 SUPERのようなモデルだ。

元々RTX 3060の12GBはTiの上となるUltraという名が付くと噂されていた。メモリ容量を抑えたモデルはRTX 3050との中間を担うポジションになる。そうなると、Ultraと付かなかったのはSUPERのようなモデルの登場があるからではないだろうか。まだ正式な発表はないが、RTX 3060 12GBとRTX 3060 Tiの隙間を埋める製品が登場すれば、RTX 3060 12GBの評価は一変しそうだ。それまでは非常に優秀なGPUとして人気を博すだろう。

消費電力は妥当な水準に落ち着いている

RTX306012GBwatt
消費電力は流石にTuring世代のRTX 2060が優れている。性能が抑えられている分消費電力も小さいのは仕方がない。RTX 2060 SUPERに対しては上回る場面と下回る場面が見られる。平均で見るとRTX 3060 12GBの方がやや高い。最新モデルは省電力性に優れる傾向にあるが、旧世代のRTX 2060 SUPERも省電力性では最新モデルに並べる。

フルHDのゲームに限って言えばワットパフォーマンスではRTX 3060 12GBよりも上かもしれない。これからのゲームに対してはやはりRTX 3060 12GBに分がある。あえてRTX 2060 SUPERを選択するメリットはない。ゲーミングPCに搭載する電源は500W~650Wあたりが主流になりそうだ。Core i5なら500W、Core i7なら500W~650Wと言ったところだろうか。

少し余裕を見て700Wを搭載するショップもあるかもしれない。自作を行う場合は550Wを基準に選択したい。80PLUS認証の規格ではBRONZE~GOLDだろうか。主流になるのはBRONZEになりそうだ。電源の容量と規格を控えめにできるので、RTX 3060 12GB搭載モデルの価格も抑えられそうだ。

ベンチマーク計測のテスト環境まとめ

geforcertx3060-benchmark

モデル ベンチマーク検証機AMDソケットAM5
CPU Ryzen 7 9800X3D
CPUクーラー DEEPCOOL LS520 WH R-LS520-WHAMNT-G-1
GPU GeForce RTX 5070
メモリ DDR5-5600 32GB
ストレージ SSD 1TB(Crucial P5 Plus CT1000P5PSSD8JP)
マザーボード ASUS ROG STRIX X670E-A GAMING WIFI
電源 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+

現在ベンチマークを測定中だ。GeForce RTX 3060 12GB以外にも、GeForce RTX 5050・GeForce RTX 4060・GeForce RTX 3060 Tiのベンチマークも再度計測しなおした。

GeForce RTX 3060のベンチマーク再計測【2026年時点】

モンスターハンターワイルズ

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GeForce RTX 5050と同程度のフレームレートが出ている。4K環境では40%程度上回っているのはVRAM容量の差が出た形だろう。フレーム生成がないことを考慮すれば十分ではないかと思う。次世代のGeForce RTX 4060と比べると20%-30%程度フレームレートが低くなっている。

フォートナイト

fortniteRTX 3060-fortnite

設定を落とせば200fps以上でプレイすることができる。中設定で144Hz環境を基準に考えるとよさそうだ。負荷がかかる場面だと一時的に落ち込むことがある。GeForce RTX 5050と比べて20%程度フレームレートが低い。さすがに2世代も世代が進むと性能の底上げが行われている。

Apex Legends

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Apex LegendsではフルHD環境でも平均210.4fpsとなった。それでもGeForce RTX 5050よりも15%程度フレームレートが低い。高解像度でもフレームレートは劣ってしまう。

FF14

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フルHDで99.0fps、WQHDで66.3fpsとパフォーマンス自体は悪くない。WQHD環境までならプレイ可能だ。やはりGeForce RTX 5050には及ばなかった。次世代のGeforce RTX 4060になると15%-20%程度フレームレートが向上する。

Forza Horizon 5

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Forza Horizon 5でもGeForce RTX 5050と同程度だ。フルHD環境なら87.0fpsが達成済だ。2世代前のモデルでこの数値なら悪くないのではないだろうか。次世代のGeForce RTX 4060になると10%-20%程度パフォーマンスが向上する。

Cyberpunk 2077

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フルHDでもウルトラ設定だと70.0fpsとやや苦しい。GeForce RTX 5050と比べると10%以上も低くなっている。現行のGeForce RTX 50シリーズとの相性がよさそうだ。

Cyberpunk 2077 フレーム生成

rtx3060-cyberpunk2077-fgRTX 3060-cyberpunk2077-fg

GeForce RTX 3060にはNVIDIAのフレーム生成機能がないので、AMD FSR 3.1を利用してパフォーマンスを計測した。GeForce RTX 4060よりもフレームレートが高いのは驚きだ。GeForce RTX 3060 Tiに匹敵するほどのフレームレートが出ている。一方で、マルチフレーム生成に対応したGeForce RTX 5060やGeForce RTX 5050は圧巻のパフォーマンスを見せてつけている。Geforce RTX 5050でも300fpsに近いフレームレートが実現している。

消費電力(FF14)

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FF14のベンチマーク計測時の消費電力をまとめた。やはり世代が古いこともあってわっとパフォーマンスはよくない。平均消費電力は146.0Wと高めだ。GeForce RTX 4060 Ti 8GBやGeForce RTX 5060よりも消費電力が高くなっている。このラインナップでもっともパフォーマンスが低いモデルにもかかわらず消費電力もかなり高くなっている。

GeForce RTX 3060 12GB搭載の中古ゲーミングPCを紹介

THIRDWAVE GALLERIA RM5C-R36 4680002336(ドスパラ)

GALLERIA RM5C-R56T価格:117,800円(送料込)
CPU:Core i5-12400
GPU:GeForce RTX 3060 12GB
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB
電源:非公開
マザボ:非公開
コスパ:調査中

公式サイト
ドスパラで販売中

人気ゲーミングブランドGALLERIAのミドルタワーモデルだ。Core i5-12400×GeForce RTX 3060搭載のミドルクラスのモデルとなる。フルHDでのゲームプレイに最適だ。Cランクの製品なのでやや傷が目立つということを理解しておこう。メモリ16GB・SSD 512GBと構成も十分だろう。中古品のカスタマイズには対応していないので必要ならご自身で対応する必要がある。ストレージが必要ならクラウドストレージを活用するのもよいだろう。

THIRDWAVE GALLERIA SK(ドスパラ)

GALLERIA XA7R-R57 7700価格:136,800円+送料2,200円
CPU:Core i7-12700
GPU:GeForce RTX 3060 12GB
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 1TB
電源:非公開
マザボ:非公開
コスパ:調査中

公式サイト
ドスパラで販売中

こちらもガレリアブランドのゲーミングPCだ。Core i7-12700×GeForce RTX 3060搭載のミドルクラスモデルだ。CPUにはIntel第12世代のCore i7-12700を搭載している。12コア20スレッドの高パフォーマンスモデルだ。GeForce RTX 3060の性能を引き出すのに十分な性能を持つ。メモリ16GB・SSD 1TBと構成も抜群だ。SSD価格が高騰している中で1TB搭載はうれしい。

ILeDEi-M06M-127-RXSXM/3060 
1195708(パソコン工房)

ILeDXs-M0B5(R5-3500+RTX3060)価格:139,980円+送料2,200円
CPU:Core i7-12700
GPU:GeForce RTX 3060 12GB
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB
電源:非公開
コスパ:調査中

公式サイト
パソコン工房で販売中

Core i7-12700×GeForce RTX 3060搭載のミドルクラスモデルだ。CPU性能が高く扱いやすいモデルに仕上がっている。メモリ16GB・SSD 512GBと構成は平均的だ。パソコン工房なら基本保証が3か月と長く安心して購入できる。

GeForce RTX 3060 12GB搭載ゲーミングPCを紹介

LEVEL-M7P5-R45-RBX(パソコン工房)

LEVEL-M77M-137-ULX価格:127,800 円(税込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3060 12GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:700W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.0

RTX 3060 12GB搭載モデルの最安値モデルがこのLEVEL-M7P5-R45-RBXだ。税込119,700円と破格の価格設定だと言える。CPUには低価格が特徴のRyzen 5 4500を搭載している。6コア12スレッドというスペックだ。アーキテクチャがZen 2と2世代前ということもあって性能は低めだ。最低限のゲーミング性能を持つに留まる。RTX 3060 12GBとの組み合わせなら大きな問題はないが、タイトル次第ではフレームレートが落ち込んでしまう可能性がある。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GB NVMeと構成も必要十分だろう。電源ユニットは700W BRONZEを採用している。

LEVEL-M77M-134F-RBX(パソコン工房)

LEVEL-M77M-137-ULX価格:152,700 円(税込)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 3060 12GB
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:700W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

Core i5-13400F×RTX 3060 12GB搭載のミドルクラスのゲーミングPCとなる。RTX 3060 12GB搭載モデルで13万円台は素晴らしい。CPUにはIntel第13世代のCore i5-13400Fを搭載している。10コア16スレッドとマルチコア性能が高く動画編集などのクリエイター作業にも対応しやすい。数世代前のCore i5シリーズからの買い替えでもメリットは大きい。Ryzen 5 4500との性能差は大きい。コンパクトなミニタワーケースを採用していて使い勝手も良好だ。拡張性なども必要十分で将来性も高いと言える。ゲーミングブランドのLEVEL∞でこれだけ価格が抑えられているのは評価できる。光学ドライブが標準搭載の珍しいモデルだ。納期は最短2営業日となるが、繁忙期などは最短7営業日と長めに設定されている。

G-Tune DG-A5G60(スターターセット)(G-Tune)

nextgear-micro価格:169,800円(税込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3060 12GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
電源:500W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.2

初心者におすすめのスターターセットとなる。ゲーミングモニター・ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセット・マウスパッド・ゲームパッドがセットとなっていて初心者の方でも選びやすい。Ryzen 5 4500×RTX 3060 12GB搭載のミドルクラスの一台だ。フルHD環境なら高設定でも十分対応できる。Ryzen 5 4500はそれほど性能が高いCPUではないが、RTX 3060 12GBとの組み合わせならボトルネックとならず通用するはずだ。メモリ16GB、SSD 512GBと構成も必要十分だ。定価が20,000円引き下げられてより購入しやすくなった。

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