当記事では5万円以上10万円以下で購入できるゲーミングPCを紹介している。ゲーミングPCの中でも手頃な価格帯ということもあって注目度が高く、多くのユーザーがチェックしている価格帯だ。残念ながら、総額表示への対応及びゲーミングPC価格高騰でこの枠に収まるモデルは激減してしまった。選択肢はほとんどないと考えてよい。サードウェーブ(ドスパラ)のビジネスモデルやアプライドネット・駿河屋などのモデルが該当するぐらいだ。
別記事で安さを追求したゲーミングPC特集をまとめているので合わせて参考にしていただければと思う。「安いおすすめゲーミングPC特集」を参考にして欲しい。いわゆる激安ゲーミングPCだが、最近は低価格帯のモデルでも性能の底上げが行われているためある程度ゲームプレイに対応できる。当ページとやや重複するコンテンツである点はご了承いただければと思う。また、中古ゲーミングPCを選択肢に入れれば幅は広がる。特にドスパラの中古はオトクなモデルが多い。
価格帯別ゲーミングPCを比較
価格帯 | 人気 | CPU | GPU |
---|---|---|---|
40万円以上 | 9 9950X3D | RTX5080 | |
30万円-40万円 | 7 9800X3D | RTX5070Ti | |
25万円-30万円 | 7 265F | RTX5070 | |
20万円-25万円 | i7-14700F | RTX5060Ti 16GB | |
15万円-20万円 | i5-14400F | RTX5060Ti 8GB | |
10万円-15万円 | i5-14400F | RTX5060 | |
5万円-10万円 | 5 4500 | RTX3050 6GB |
ゲーミングPCの価格分布【5万-10万円】
当サイトでレビューをした約110台のモデルから5-10万円の価格帯に属するゲーミングPCの台数を調べた。結果は、この価格帯が全体のおよそ3.67%を占める結果となった。今年初めから18%→9%→3%とどんどん少なくなっている。半導体不足によるグラフィックボードの価格高騰による影響が大きい。また、これまで税抜き表記が多かったBTOパソコンも税込み表記で統一されたことも要因の一つだ。
ゲーミングPCの購入を考えた時、まずこの価格帯で探したいという方もいるだろう。学生の方や未成年の方ならなおさらだ。実は、パソコン価格が5万円に近づくに連れて大幅に性能も下がってしまうので注意が必要だ。まともにゲームをプレイすることが難しくなる。その点を理解した上で読み進めて欲しい。
実用性の高いモデルとして条件を縛るとなかなかこれだ!というモデルに出会わないかもしれない。それでもTuring世代のグラフィックボードやRyzenシリーズの台頭は格安モデルの後押しをしている。まずこの価格帯で調べてみてどうしても見つからないなら次の手を打つのでも遅くはない。
例えば、ラインナップ数が多い「10万円-15万円」あるいは「15万円-20万円」の価格帯まで予算を増やすとよいだろう。各BTOメーカーが力を入れているところなのでコストパフォーマンスが高いモデルも多くなる。金利が掛からないのでローンで
5万円以上10万円以下のモデルの特徴
10万円に近くなるほどパフォーマンスが向上する
5万円以上10万円以下の枠組みの中でも当然10万円に近づくとより性能の高いゲーミングPCが選択肢に入る。長く使用することを考えるとできれば10万円に近いモデルを推奨する。この10万円以下というのは多くのゲーマーがゲーミングPCを探し始めて最初にチェックをする価格帯となるだろう。
事実、当サイトの価格別カテゴリーで最も閲覧数が多くなっている。やはり価格というのはBTOパソコン選びでの重要な基準となるということだ。ただし、どうしてもこの価格帯になると限られたモデルの中から選択することになるのが現状だ。なお、5万円台・6万円台となるとゲーミングPCと呼べるものはないと考えてよい。最低でも9万円台から検討する必要がある。
もしも、ゲーミングPCとしてお店やサイトで5万円前後のパソコンがおすすめされていたら疑うべきだ。一昔前のタイトルを除いて満足にプレイできるものはないと確信している。この価格帯で選ぶとすればやはり10万円に近いものとなる。将来性も高く長く使用することが可能だ。激安ゲーミングPCの購入を考えている方は用途を改めて考えてから決断をしてほしい。
Ryzen 5 4500×RTX 3050 6GB搭載モデルが基準となる
この価格帯ではRyzen 5 4500とGeForce RTX 3050 6GBの組み合わせがベースとなる。そこまで性能が高いわけではないが、最低限のゲームプレイに対応可能だ。グラフィックボード非搭載モデルとの性能差は大きい。モデルによってはRyzen 5 5500やRadeon RX 6600などを選択できる。Ryzen 5 5500とRadeon RX 6600の組み合わせはなくどちらかを選択できるイメージだ。
Ryzen 5 5500もRadeon RX 6600もベースとなるモデルよりも性能が高いより快適にゲームを楽しめるだろう。今のところIntel Core i5-14400FやCore i5-12400Fを搭載したモデルで10万円を切るモデルはない。キャンペーン時にHPが販売する可能性があるぐらいだ。予算的にもう少し出せるのであればできれば10万円以上15万円以下まで選択肢を広げることを推奨する。
次にこの価格帯でおすすめのモデルをピックアップしている。それほど選択肢があるわけではないので注意して欲しい。地雷と呼ばれるモデルも存在しているぐらいだ。当ページのレビューを参考に比較検討していただければ失敗はしないはずだ。わからないことがあればコメントか問い合わせフォームより連絡をいただければと思う。
新しいショップが勢いを増している
これまで5万円~10万円のモデルとなるとドスパラ・パソコン工房・マウスコンピューターなどの大手BTOメーカーが独占状態だった。ところが、2024年になってMDL.make・バンダルゲーミング・駿河屋といった新興勢力が勢いを増している。それも大手BTOメーカーよりも高性能なモデルがより安く購入できる状況だ。ゲーマーの方にとっては好ましい時代となった。キャンペーン情報は必ず確認しておこう。
当然コストカットが図られている部分もある。例えば、メモリ・電源ユニット・マザーボードのチップセットあたりは必ず確認しておこう。メモリがゲーミングPCでは一般的ではないシングルチャネルだったり、電源ユニットがSTANDARD規格だったりということもある。マザーボードについては廉価モデルが採用されるのが一般的だ。サポートについても大手と比べて劣ってしまう。
5万円以上10万円以下のおすすめゲーミングPCを紹介【2025年】
Ryzen5 5500 × RTX 3050(MDL.make)おすすめ
価格:
89,800円 87,800円(送料込)
CPU:Ryzen 5 5500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe SSD 1TB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
CPUにRyzen 5 4500ではなくRyzen 5 5500を搭載しているのがポイントだ。アーキテクチャが変わりゲーム適性は大きく向上する。GeForce RTX 3050 6GBの性能を引き出しやすくなる。メモリ16GB・SSD 1TB NVMeと構成も抜群だ。キャンペーン中はSSD容量が倍の1TBとなる。電源ユニットは650W BRONZE搭載だ。ケースカラーはブラックとホワイトの2色から選択できる。残念ながら光るケースファンは選択できない。
Zalman i3 NEO TG Ryzen 5 5500 RTX3050(バンダルゲーミング)
価格:
126,900円 89,500円(送料込)
CPU:Ryzen 5 5500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:500W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
キャンペーン中は37,400円OFFで購入できる。CPUにはRyzen 5 5500を、GPUにはGeForce RTX 3050 6GBを搭載している。やはりCPUにRyzen 5 5500を搭載しているのはポイントだ。構成はメモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeと必要十分だ。電源ユニットは500W BRONZEを搭載している。構成面などコストパフォーマンスはMDL.makeのモデルに劣るが、光るゲーミングPCを探している方には魅力的なモデルとなる。
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 (ドスパラ)
価格:89,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.7
ドスパラのコスパ重視ブランドMagnate-GシリーズのゲーミングPCだ。Ryzen 5 4500×GeForce RT 3050 6GB搭載のエントリーモデルとなる。フルHD環境で設定を下げることが前提だ。構成はメモリ16GB・SSD 500GBと平均的だ。電源ユニットは550W BRONZEを搭載している。電源などはコストカットされているが性能帯からすれば特に問題はない。優先制作の費用は+4,000円と高額なのでおすすめしない。
Lightning AT5(ドスパラ)
価格:92,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.2
Lightning AT5はRyzen 5 4500を搭載したビジネスパソコンだ。登場時は103,980円だったが、今は11,000円安くなり92,980円で購入できる。一時は89,980円まで下がっていたが今の価格でも及第点だ。グラフィックスにはAmpere世代のエントリークラスであるGeForce RTX 3050 6GBを搭載している。ゲーミング性能は高くなくフルHD環境で設定を下げることである程度対応可能だ。VRAM 8GBモデルと比べると性能はワンランク落ちる。Ryzen 5 4500とのバランスも悪くない。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GBと構成も充実している。電源ユニットは550W BRONZEだ。翌日出荷に対応しているのは素晴らしい。
LEVEL-M1P5-R45-LAX(パソコン工房)
価格:94,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0
リニューアルされてサイドガラスの縁がホワイトとなった。よりホワイトの一体感が生まれている。上面×2、背面×1のLEDケースファンを搭載している。消灯ができないのでそこは押さえておこう。Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GB搭載で94,800円は評価できる。パソコン工房では無料会員登録をすれば送料が免除されるので忘れずに登録しておくとよい。送料が0円になるのは大きい。メモリはDDR4-3200 16GBと必要十分だ。昨今のゲーミングPCにおける一般的な容量となる。ストレージはSSD 500GB NVMeを搭載している。電源ユニットは650W BRONZEだ。
Lightning-G AT5RW (発光非対応モデル) (サードウェーブ)おすすめ
価格:94,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:Radeon RX 6600
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
Radeon RX 6600搭載モデルとして最安値クラスの一台だ。送料を加味しても10万円以下に収まる。GeForce RTX 3050 6GBよりもワンランク高いパフォーマンスを得られる。余裕を持ったゲームプレイが実現可能だ。構成はメモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeと必要十分だ。電源ユニットは550W BRONZEを採用している。このモデルは光るケースファンのカスタマイズができなくなっていてその分価格が安くなっている。コスパ重視なら候補に入れてもよい。最悪ご自身で光るケースファンを購入して交換すればいいだけだ。
LEVEL-M1P5-R45-DPX(パソコン工房)おすすめ
価格:99,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:Radeon RX 6600
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0
Ryzen 5 4500×Radeon RX 6600搭載のローエンドクラスのゲーミングPCだ。サードウェーブの同性能帯モデルよりも4,820円高いが、パソコン工房の場合無料会員登録をすれば送料がかからないので実質の価格差は1,520円だ。ケースデザインなどの好みで決めるとよい。BTOメーカーとしてはどちらも大手でサポート面でも安心だ。構成はDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeと平均的だ。電源ユニットは650W BRONZEと余裕がある。