当ページでは、ゲーミングPCの短所と欠点について解説している。ゲーミングPCについていいところも悪いところも知りたいという方はぜひ参考にして欲しい。
結論から書くと、私は基本的にゲーミングPCに大きな短所は存在していないと考えている。ただし、人によっては短所と感じるかもしれない部分もあるのでここでまとめておく。
当ページの目次
ゲーミングPCの定義
定義については色々な解釈があると思うが、私はゲーミングPCとは主にFPS・TPS・MMORPG等のオンラインゲームを快適にプレイすることに特化したPCのことだと考えている。わかりやすいところで言うと高性能なグラフィックボードを搭載していることが挙げられる。
ゲーミングPCは、グラフィックボードを搭載した高性能なパソコンのことを指す。つまり、クリエイター向けモデルでもビジネスモデルでもグラフィックボードを搭載していてゲームをプレイできるのであればそれはゲーミングPCという括りに入るというわけだ。
特に最近はこの辺りの境界線が曖昧になってきているように感じる。ドスパラなどのBTOメーカーでは、ビジネス向けブランドでもグラフィックボードを搭載しているモデルについてはゲーミングPCとして販売している。価格が抑えられている分コストパフォーマンスも高い傾向にある。
ゲーミングPCの短所と考えられるもの一覧
価格設定が高い!?
ゲーミングPCと聞いて一番始めに思う浮かぶのは価格の高さかもしれない。通常のパソコンと比べると価格は高い。しかし、それにはちゃんとした理由があることを忘れてはならない。つまり、高性能なグラフィックボードやCPU、それに合わせて排熱性能の高いケースを採用しているということだ。
また、最近はビジネス向けブランドにグラフィックボードを搭載して販売しているケースもある。ゲーミングブランドとして販売されているものよりも価格が安く人気が高い。そのように考えると価格が高いことは問題にならない。当サイトで取り扱っているBTOメーカーは全て適正な価格で販売していると考えている。
私が欠点だと感じるのは、価格が高いというよりもむしろ価格と性能の関係がわかりにくいということだ。ゲーミングPCには10万円を切る安いモデルもあれば、50万円以上する高いモデルもある。最も身近な性能なものであれば価格帯としては10万円~18万円くらいだろうか。10万円の買い物は決して安くはないが、ゲーミングPC全体から見ると安い部類だ。
現在であればRTX 2070 SUPER搭載モデルに関して性能を考えると「安い」とされているが、価格単体で見ると20万円近いので「高い」と言えるだろう。特にゲームをプレイしないユーザーからすると信じられない価格かもしれない。このようにどちらを重く見るかで価格に対する意識は変わってしまう。
価格単体で見れば、10万円のゲーミングPCを高いと思うこともある。性能と比較して見れば18万円のゲーミングPCを安いと思うこともある。同じ性能と比較して見れば10万円のゲーミングPCを18万円のゲーミングPCよりも高いと思うこともある。この価値は、自分の予算と求めている性能で大きく変わるように思う。
コンシューマ機との比較で見る価格設定
ゲームをプレイする媒体として考えるのであれば、コンシューマ機との比較はわかりやすい。例えばPS4であれば、容量は別としても性能は統一されている。価格は4万円ほどだが、これを高いか安いかで考えると難しい。何故なら、比較対象が無いからだ。そこで無理矢理比較すると、他のコンシューマ機となる。
PS3と比べて、Wiiと比べて、Vitaと比べて…。身近なもので「ゲームをプレイする媒体」という共通点を持っていることで比較を行うのだ。コンシューマ機は1万円~5万円ほどだろうか。コンシューマ機全体で見ればPS4は「高い」と言える。 ただ、将来性やゲームの種類を考えると「候補」になるだろう。
安いとは言い難いが、選択肢としてはゲームの種類が豊富というのは魅力的となる。ここに価格を持ってきてもプレイしたいゲームができないコンシューマ機は選択肢から除外される。このため、ゲーミングPCとは比べ方が違ってくる。一般的なパソコンと比べるのは、PS4と他のコンシューマ機を比べるようなものであり、全くの別物だ。
電気代が高くなることは欠点なのか?
ゲーミングPCは、一般的なパソコンよりもグラフィックボードを始め性能の高いパーツを使用している分消費電力=電気代は高くなっている。同じ時間だけ触るのであれば顕著な差がでるわけではなく欠点とは言えない。
パソコンとしての消費電力の高さよりもパソコンに触る時間が長くなることによる電気代の増加の方が与える影響としては大きい。ゲーミングPCを購入した方は多くの時間をゲームをプレイすることに費やす。必然的に電気代は増えてしまうが、それはゲーミングPCによるものというよりも長い時間パソコンを触ることが原因だ。
ゲーミングPCの電気代ってどれぐらい掛かるの?を検証している。実はゲーミングPCは消費電力がそれほど上がらず負荷を上げても月1,000円掛かることはないだろう。サンワサプライのワットモニターで実際の消費電力と電気代を調査したのでぜひ参考にして欲しい。
OpenGL特化のアプリケーションが苦手!?
ゲーミングPCでは、GeForceと呼ばれるOpenCLフレームワークのグラフィックボードを採用している。OpenGLフレームワークのアプリケーションが苦手だと言える。OpenGLのアプリケーションと言うと、3D CADソフトやゲーム開発ソフトなどが挙げられる。
もし、これらのアプリケーションを目的に考えるのであればゲーミングPCは最適とは言えず、短所あるいは欠点ということができる。これらの用途でパソコンを使うのであればQuadroを搭載しているモデルを選択するべきだろう。
当記事のまとめ
ゲーミングPCの短所や欠点を挙げるのはナンセンスである。性能の異なるゲーミングPCとゲーミングPCを比べての短所や欠点であれば列挙するのは簡単だが、一般的なパソコンとの比較は難しい。仮に、一般的なパソコンとゲーミングPCでゲームをするのであれば、ゲーミングPCは全ての面で優れているだろう。
逆に一般的なパソコンとゲーミングPCでブラウジングをするのであればほとんどの場合、ゲーミングPCは価格に大きなデメリットを抱えているだろう。また、3D CADなどクリエイター向けのアプリケーションが得意というわけではない。ゲーム以外の作業も行いたいと考えている場合は事前に確認しておこう。
まとめるとやはりゲーミングPCには短所や欠点は無く、人によって短所や欠点は存在しているということになるだろう。それを避けるためにも用途をしっかりと考えた上で購入をすると良い。
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