
ドスパラが販売するゲーミングPC「GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載」についてレビューをまとめた。Ryzen 7 9800X3D×Radeon RX 9070 XT搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。PCケースのリニューアルやメモリ価格高騰の影響もあり55,000円も価格が上がってしまい評価を落としている。相場から見れば40万円前後まで価格が下がって欲しいところだ。このオリジナルとなったモデルは発売直後にすぐに完売となったほど人気があった。価格が落ち着いてくればその地位を取り戻せるのではないかと考えている。
- 長所
-
- RX 9070 XT搭載の高性能マシーン
- CPUに7 9800X3D搭載で将来性抜群
- 充実の構成を持つ
- PCケースリニューアル
- 短所
-
- レイトレ性能は競合に少し劣る
- クリエイティブ性能はそこそこに留まる
- 55,000円の値上げで評価ダウン
- こんな方におすすめ
-
- ゲーム性能を重視してゲーミングPCを購入したい方
- レイトレーシング・アップスケーリングの優先度が低い方
- 画像生成AIなどのクリエイティブ作業を考えていない方
GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載のスペック

| メーカー | ドスパラ |
|---|---|
| ブランド名 | GALLERIA |
| 製品名 | GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載 |
| 価格 | 424,980円 |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D(レビュー) |
| CPUクーラー | 水冷式 (ASETEK 624S-M2 240mm非発光モデル) |
| GPU | Radeon RX 9070 XT(レビュー) |
| メモリ | DDR5-4800 32GB |
| SSD | 1TB Gen4 NVMe |
| 電源 | 1000W 80PLUS PLATINUM |
| マザーボード | チップセットB850 |
| 納期 | 翌日出荷 |
| おすすめ度 | Bランク |
| 評価 | ・コスパ 6.2 ・ショップ評価 9.8 |
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GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載のカスタマイズを評価
| パーツ | おすすめ度 | 詳細 |
|---|---|---|
| OS | 変更なし | |
| オフィスソフト | 変更なし | |
| リカバリーメディア | 変更なし | |
| セキュリティソフト | 変更なし | |
| CPUファン | (水冷式) MSI MAG CORELIQUID E240 (ARGBライティング対応) + 水冷ヘッドGALLERIAロゴ +5,000円 |
|
| CPUグリス | (熱伝導率: 12.56W/m・K) ナノダイヤモンドグリス (OC7) +2,000円 | |
| 電源 | 1300W 電源 (CYBENETICS ETA TITANIUM / LAMBDA A++) ASRock Taichi TC-1300T +46,000円 |
|
| メモリ | 64GB (32GBx2) (DDR5-4800) +47,400円 | |
| SSD | 2TB SSD (NVMe Gen4 DDRキャッシュ TLC) +25,000円 | |
| パーティション分割 | 変更なし | |
| SSD2 | 変更なし | |
| ハードディスク/SSD | 変更なし | |
| ハードディスク(追加1) | 変更なし | |
| フロントケースファン | 変更なし | |
| リアケースファン | 変更なし | |
| LAN | 変更なし | |
| アクセサリ | 変更なし | |
| 拡張リアスロット1 | 変更なし | |
| 無線LAN | 変更なし | |
| 情報漏洩監視ソフト | 変更なし | |
| セーフティサービス | 月額980円 | |
| 延長保証 | 3年保証(通常1年+延長2年)+42,498円 |
黄色のマーカーがBTOパソコン全般で人気のあるカスタマイズ項目となる。各モデルごとにおすすめのカスタマイズは異なるので別々に見る必要がある。GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載に関しては構成を充実していることとメモリ価格が高騰していることを考慮してカスタマイズはしなくてもいいのではないかと思う。価格的にはCPUファンやCPUグリスは検討してもいいかもしれないが、優先度は低い。
保証面では延長保証に加入するならセーフティサービスの方がお得だ。延長保証は3年間で42,498円の費用が掛かる。セーフティサービスなら月額980円で物損保険付きだ。3年間加入しても35,280円に抑えられる。ハイエンドモデルのゲーミングPCになると故障すると修理費用も高額になりがちだ。安心を購入するために延長保証に加入するのはありだ。
GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載の特徴&注意点
GALLERIAブランドのトップティアモデル

GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載は、GALLERIAにおける上位モデルということになる。WQHD環境以上の高解像度が得意なゲーミングPCだ。性能的にはGeForce RTX 5070 Tiが近い。AMD製パーツで揃えていてAMDが好きな方に刺さるモデルだと思う。数年前までであればゲーミングPCおすすめモデルにRadeonシリーズが掲載されていることはなかった。
旧世代ケース採用モデルが発売直後はすぐに売り切れになったことからも注目度が高いことがわかる。424,980円と価格は高めだ。369,980円から424,980円へと55,000円も高くなっている。PCケースのリニューアルやメモリ価格高騰を考慮しても割高感が拭えない。比較の項目に挙げたフロンティアのモデルには完敗だが、GALLERIAブランドが好きな方なら選んでしまってもよいだろう。

2025年4月は369,980円で販売されていたのだ。8ヶ月で状況は大きく変わってしまった。本来であればこの価格と同等か少し安くなっていないとおかしい。
4K環境にも対応できる高い性能を持つ
搭載しているCPU・グラフィックボード共に高いレベルにあるゲーミングPCだ。メインターゲットはWQHDだが、タイトルやアップスケーリング技術を利用すれば4K環境でのゲームプレイにも対応できる。Radeon RX 9070 XTはVRAM容量が16GBと大容量なのも頼もしい。

Radeon RX 9070 XTは、GeForce RTX 5070 Tiに次いで高いゲーム性能を持つ。従来モデルのRadeon RX 7900 XTと比べると8%程度高くなっている。Radeon RX 7800 XTと比べると30%弱も性能が高い。高解像度でのゲームプレイを考えているなら魅力的な選択肢となる。画像生成AIなどGPUを活用したクリエイティブ用途はやや弱い。Stable Diffusionなどのアプリケーションを使うならNVIDIA製、グラフィックボードを選ぶのが無難だ。

高性能なグラフィックボードには高性能なCPUが必須だ。CPUとグラフィックボードの相性がよければグラフィックボードの性能を最大限に引き出せる。搭載されているRyzen 7 9800X3Dは現行モデルでトップのゲーム性能を持つCPUだ。CPUのせいでフレームレートが落ち込むということはないだろう。
また、3D V-Cache搭載CPUの弱点だったがキャッシュの配置を変更したことでクロック周波数についても改善されている。Ryzen 7 7800X3Dと比べても大幅にマルチコア性能が高くなっている。オールラウンド性が高くなったと考えてよい。ゲーム性能だけではなくマルチコア性能もRyzen 7 9700Xよりも上だ。
モンハンワイルズも快適にプレイ可


モンハンワイルズを楽しみたいと考えている方にもおすすめできる。上記グラフはRyzen 7 9800X3D×Radeon RX 9070 XTの組み合わせでベンチマークソフトを使用した際のフレームレートをまとめたものだ。設定は最高でフレーム生成をONにしている。GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載での計測ではないことは理解してほしい。
CPUとグラフィックボードが同じなので同等のパフォーマンスは期待できるはずだ。4K環境でのフレームレートが落ち込んでいるが、今計測すれば改善されている可能性がある。フルHD環境ではGeForce RTX 5080に肉薄していてGeForce RTX 5070 Tiを6%も上回っている。Radeon RX 7900 XTXと比べても4K環境以外は上だ。
【Steam®版 高解像度テクスチャパックに関するご案内】
Steam®版において、グラフィックメモリが不足した状態で「高解像度テクスチャパック」をインストールしていることで、ゲームが正常に動作しない場合があることを確認しています。… pic.twitter.com/BvhXPDPQfc— 【公式】モンスターハンターワイルズ (@MH_Wilds) April 5, 2025
VRAM 16GB搭載グラフィックボードということで高解像度テクスチャパックにも対応できる。より綺麗なグラフィックスを手にいられるのは大きなメリットだろう。今後は大容量VRAMが当たり前になってくるように思う。今の時点で16GBもあるというのは大きな強みだ。
水冷式クーラー搭載など構成面も充実している

充実した構成も魅力の一つといえる。まずCPUクーラーは水冷式の「ASETEK 624S-M2」だ。240mmラジエーターを搭載していて高い冷却性能を持つ。ライティングは非対応となっている。カスタマイズでARGB対応ファンへ変更することができる。Ryzen 7 9800X3Dは比較的発熱量が少ないCPUなので、この水冷クーラーなら十分すぎる。システムとして考えた際にケース内の熱を抑えやすいというのも大きなメリットだ。夏場の過酷な時期でも安心できる。
メモリもDDR5-4800 32GBと大容量だ。ゲームプレイにおいて不足はない。クリエイティブ作業でも極端に負荷の高いアプリケーションでなければ十分だろう。ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeとなる。重量級タイトルの保存にも対応しやすい。最後に電源ユニットは1000W PLATINUMと余裕がある。この性能帯でもトップクラスの電源選定だ。将来的により高性能なグラフィックボードへの換装を考えている方にもおすすめしやすい。なお、マザーボードに関しては旧世代のコスパ重視モデルであるB650が選択されている。もっとも次世代のB850はリネームモデルに近くそこまでは気にしなくてもよさそうだ。
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同じドスパラの同性能帯モデルとの比較
| ブランド名 | GALLERIA | GALLERIA |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
![]() |
| 製品名 | GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載 |
GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 7800X3D搭載 |
| ケース | ミドル | ミドル |
| 価格 | 424,980円 | 394,980円 |
| 送料 | 3,300円 | 3,300円 |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D (8コア16スレッド) |
Ryzen 7 7800X3D (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 水冷 (ASETEK 624S-M2) |
水冷 (ASETEK 624S-M2) |
| GPU | RX 9070 XT | RX 9070 XT |
| メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR5-4800 32GB |
| SSD | 1TB Gen4 NVMe | 1TB Gen4 NVMe |
| 電源 | 1000W PLATINUM | 1000W PLATINUM |
| マザーボード | B850 | B850 |
| 納期 | 翌日出荷 | 翌日出荷 |
| 基本保証 (延長保証) |
1年間 (最長5年間) |
1年間 (最長5年間) |
| 電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
Radeon RX 9070 XT搭載モデルを少しでも安く購入したいならRyzen 7 7800X3D搭載の「GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 7800X3D搭載」がおすすめだ。CPU以外の構成は同等で30,000円安く購入できる。Ryzen 7 7800X3Dもトップクラスのゲーム性能を持ちRadeon RX 9070 XTのパフォーマンスを引き出せる。AM5プラットフォームを採用しているので将来的にRyzen 7 9800X3DやRyzen 9 9950X3Dなどのモデルにアップグレードもできる。初期構成を抑えてガレリアブランドのモデルを購入したいなら候補に入れてもいい。
同性能帯の他社製ゲーミングPCとの比較
| ブランド名 | GALLERIA | FRONTIER |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
![]() |
| 製品名 | GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載 |
FRGHLMB650/WS12100 |
| ケース | ミドル | ミドル |
| 価格 | 424,980円 | 314,800円 |
| 送料 | 3,300円 | 3,300円 |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D (8コア16スレッド) |
Ryzen 7 9800X3D (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 水冷 (ASETEK 624S-M2) |
空冷 (CPS RT400-BK) |
| GPU | RX 9070 XT | RX 9070 XT |
| メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR5-5600 32GB |
| SSD | 1TB Gen4 NVMe | 2TB Gen4 NVMe |
| 電源 | 1000W PLATINUM | 850W PLATINUM |
| マザーボード | B850 | B650 |
| 納期 | 翌日出荷 | 1ヶ月後出荷 |
| 基本保証 (延長保証) |
1年間 (最長5年間) |
1年間 (最長3年間) |
| 電話サポート | 24時間365日 | 10:00-19:00 (指定日除く) |
| 公式 | 公式 | 公式 |
| レビュー | 当ページ | レビュー |
フロンティアのセール対象モデルである「FRGHLMB650/WS12100」を見ていく。GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載よりも110,180円も安く購入できる。価格的には完敗だが、GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載にも優れているところがある。例えば、CPUクーラーが水冷式だったり、電源ユニットが1000W PLATINUMだったりと構成が強い。マザーボードも最新のB850を搭載している。一方で、FRGHLMB650/WSAはストレージ容量が倍増の2TBになる。比較がしやすくなるように両モデルの構成を揃えてみよう。
まずGALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載のSSDを2TBにすると+25,000円で449,980円となる。FRGHLMB650/WSAのCPUクーラーを水冷クーラーにすると安価なモデルでも+17,600円、電源ユニットを1000W PLATINUMにすると+9,900円だ。トータルで27,500円が掛かり342,300円となる。価格差は107,680円までほんの少し縮まる。ショップ的にはドスパラの方が人気だ。24時間365日の電話サポートや翌日出荷は嬉しいポイントだ。フロンティアはヤマダ電機グループに属するBTOメーカーでゲーマーからの支持は厚い。
ガレリアNEWミドルタワーレビュー
ドスパラのGALLERIAブランドに新しく追加されたミドルタワーケースの詳細だ。従来のケースを踏襲しつつも、全く新しく刷新されたデザインだ。LEDの派手さを演出した最近流行りのタイプではなく、重厚で存在感のある洗練されたゲーミングPCケースに仕上がっている。
流行りとは別のスタイリッシュなケースデザインは、GALLERIAらしさがある。ARGBライティング対応のケースファンなどを採用すれば、派手さを演出することもできる。ユーザーを選ばないデザインは、多くのゲーマーを惹きつけるはずだ。目立ったギミックはなくても、ユーザーのことを考えた設計が随所に見られるのはポイントが高い。
正面

従来ケースとは大きく変わらないように見える。ロゴの位置が少し高くなり、フロント上部に丸みがある。角張った従来ケースをベースにしながらも、見た目の印象を大きく変えている。また、ケースのカラーがより深くなった印象がある。一見すると金属製に見えるほどだ。ガンメタリックカラーというのがしっくりくる。

電源を入れるとケースのフロントとサイドの中間部分のLEDが発光する。LEDはケースに装飾されたもので、電源を入れていないとLEDがどこにあるかわからない。派手さはないが、ワンポイントのアクセントとしてしっかり主張している。LEDファンが映える設計のケースは多くあっても、ケース自体にLEDが装飾されたケースは少ない。今主流のゲーミングPCに採用されているケースと比べて珍しい演出だ。こういったケースの登場は、今後のケースに影響を与えそうだ。
左サイド

左サイドパネルは従来ケース同様に窓を採用している。パネル全体の1/3程度ながら、LEDの光の演出も可能だ。内部を覗くこともできる。昨今は側面の全面クリアパネル採用が当たり前となっている中で、こういったスタイルは主流に逆らう形だ。派手さを追求しない方にとってはバランスのよいパネルである。
フロント側のサイド部分には白いラインが入っているように見える。ここにLEDが装飾され、発光しているようだ。LEDを搭載していることを隠すかのようなギミックだ。電源を入れていない状態ではスリットにしか見えない。また、フロント側には大きめのスリットが用意されていて、吸気口と同時にLEDがきれいに反射する角度となっている。細かい部分ながらよく計算されたケースデザインだ。
右サイド

右サイドパネルはただのカバーで、エアホールなどは用意されていない。こちらもフロント側にLEDが装飾されている。サイドパネルはシンプルなカバーだが、ケース設計は左右対称となっているようだ。スリットがアクセントとなり、何もない右サイドもスタイリッシュなデザインに見える。こういった工夫は他のメーカーも参考にしてほしいところだ。
天板

天板はマグネット式の防塵フィルターが設置されている。多くのゲーミングPCに採用されるペラペラのものではなく、しっかりとした厚みが特徴だ。メンテナンスを行いやすい材質はポイントが高い。天板にはケースファンを3つ取り付けることも可能で、360mmラジエーター採用の水冷式CPUファンも搭載できる。拡張性の高さを感じさせる構造で、意外と3つのファンを採用できるケースは少ない。シンプルに見えて機能性に溢れた天板だ。
フロントI/Oパネル

フロントのI/Oパネルは左から電源ボタン・USB 2.0 ×2・USB 3.2 Gen1 Type-A ×2・USB 3.2 Gen2 Type-C ×1・イヤホンジャックとなっている。他メーカーのケースと比べて充実した装備だ。ほとんどのPCケースはフロントI/OパネルにはUSBポートが2つしかない。Type-Cを合わせても3つが標準的な装備だ。
USBポートがType-Cを含めて5つもあるのは素晴らしい。転送速度の速いUSB 3.2 Gen1 Type-Aにはフラッシュメモリなど読み込み速度が重要なものを接続し、USB 2.0には読み込み速度が関係しないマウスやキーボードと使い分けることができる。
また、最近のゲーミングPCは天板右側に設置されることが多く、垂直に接続しなければならないものがほとんどだ。GALLERIAの新ケースはフロント上部に斜めに設置されている。これはパソコンの置き場所を左右どちらに置いても使用しやすい。また、PCラックに設置するときもラックの天井に干渉せずアクセスできる。設置場所を限定せず、扱いやすいI/Oパネルだ。理想的な位置に設置されていると言える。
背面

画像はB860だ。背面は特に目立った箇所はない。フロントやサイドは優れたデザインだが、やはり背面は手を加えるのはむずかしいのだろう。また、背面部はどこに設置しても目に入らない部分であるため、こだわりを出しても効果が薄い。凡庸であることがデメリットにならない。
強いて言えば、ガンメタリックのカラーを活かすために黒を基調としている。マザーボードやグラフィックボードのポート部分も黒色ならよかった。もっとも、普段見えない部分なので黒に統一しても強みにはならなかっただろう。
背面I/Oパネル

背面I/Oパネルはすっきりしている。フロントI/Oパネルを充実させた影響か、USB 2.0 ×2・USB 3.2 Gen1 Type-A ×2・USB 3.2 Gen2 Type-C ×1と、フロントI/Oパネルと全く同じUSB構成だ。HDMIとDisplayPortがそれぞれ1つずつ用意されているが、グラフィックボードを搭載しているので使用する機会はない。親切にも「使用不可」のシールでカバーしている。
マイク入力・音声出力・ラインインの3つだ。背面I/Oパネルは最低限というべきか、オーソドックスなものだ。少し物足りなさはあるものの、フロントI/Oが充実していることを考えれば悪くない。
底面

底面もしっかりガンメタリックカラーだ。見えない部分でもこだわりを感じる。防塵フィルターは小さく、底面のリア側に搭載されている。エアホールなども用意されておらずシンプルな形状だ。底面はあまりまじまじと見ることはない部分だ。少しアンバランスに感じてもケースの評価が下がるわけではない。小さい防塵フィルターはメンテナンス性が高いとも、機能的とも捉えられる要素だ。

防塵フィルターはスライド機構で固定されている。この構造であればパソコンを傾けなくても取り付け・取り外しができる。気軽に取り外して掃除ができるのはメンテナンス性がよいと言える。もしも防塵フィルターがもう少し大きく、マグネット式であったなら取り外しと取り付けに苦労したはずだ。ユーザーの視点に立って設計されているのがよくわかる。
内部

内部は今風のボトムカバー付きのケースだ。ミドルタワーらしく、内部スペースにはかなり余裕がある。水冷式CPUクーラーを搭載しても余裕がある。メーカーや大きさも気にせず、自由に選んで搭載できるスペースがある。それ以外にこれといった特徴がないように見える。しかし、小さな工夫が見える箇所がある。

このように、ボトムカバー側面に穴が空いていて、サイド上部にも同じ穴がある。VGAステイが取り付けられている。その他発想次第ではオリジナリティ溢れるカスタマイズが可能となるかもしれない。例えば、装飾系のパーツを取り付けて個性を出すことが可能だ。
もっとも、サイドパネルは全面クリアパネルではないので、個性を出したとしても見えない。性能や利便性を向上させることには繋がらず、サイドパネルとのスペースを考えると限定的だ。ストレージのシャドウベイへのアクセスが悪いため、ここにストレージを固定する何かを追加できれば便利だ。それが現実的ではなかったとしても、アイデア次第で魅力的な要素になる可能性はある。

右サイドパネルを外した内部だ。派手なケースではないのでLED用の配線でごちゃごちゃしていない。ケーブル類はすっきりとまとめられている。SATA接続のSSDは2つ設置するスペースが用意されている。背面にケーブルを這わせて左サイドから見えないようにしているせいでアクセスは悪い。主流のストレージがM.2になったので、SATA接続の2.5インチSSDを搭載しなくなったことも影響しているだろう。

ボトムカバーの中には3.5インチシャドウベイが2つある。SSDのシャドウベイと合わせて4つのストレージを搭載可能で拡張性は十分だ。右側は舞台裏のようなもので、独創的な工夫はとくにない。どこのメーカーのPCケースも右サイドパネルの中は似たようなものだ。ドスパラのケースは、かつてのケースに大型のストレージベイが用意されていたように、同じ機構のシャドウベイが用意されている。それだけでも特徴的というべきだろう。

ケースのLEDが真っ暗な部屋でどのように見えるかテストした。まるでネオン管のように1本の光源は鮮やかながら視界の邪魔をしない。LEDファンを多く採用したゲーミングPCは、暗い部屋で操作するには目について集中できない。たとえ明るい部屋でも、視界に入ると気が散りやすい。見えない場所におけば魅力半減だ。その点でGALLERIAの新ケースはLEDの光も設置場所を選ばないように設計されている。派手なPCケースが苦手な方におすすめだ。
ケースまとめ
GALLERIAの新しいミドルタワーは、従来のデザインを踏襲しながらも、まったく新しいケースに仕上げた。一見すると全体が金属のように見える色使いも素晴らしい。重厚でありながら洗練されたPCケースだ。これでまたひとつGALLERIAを選択する理由となりそうだ。
多くのメーカーが新しいケースを発表しているが、ユーザーのことを考えたケースというのはGALLERIAのミドルタワーが抜きん出ている。それを証明するのがフロントI/Oパネルの設置位置だ。最近のケースは真上に設置され、垂直に接続するものばかりだ。ラックなど制限のあるスペースに設置するとフロントI/Oパネルそのものが使用できない可能性がある。正面上部にあれば、足元の左右どちらにおいても扱いやすい。
設置場所を限定しないという基本的なことができている。これだけでもデザインだけではなく、ユーザーのことを考えて設計されているのがよくわかる。また、昨今の派手なPCケースにならなかったのも評価したい。ゲーミングPCのケースは主流を追うせいか、似たようなケースになりやすい。GALLERIAのミドルタワーは個性的に仕上げ、デザインとの両立を果たした。
ゲーミングPCをケースデザインで選ぶならGALLERIAがおすすめだ。発表時点では従来ケースとあまり変わっていないという印象があった。しかし、実際に見てみると明らかに違う。よりスタイリッシュで扱いやすいケースだ。もしも買い替えるならGALLERIAのモデルを選びたいと素直に思える出来栄えである。
管理人による総評
Ryzen 7 9800X3D×Radeon RX 9070 XT搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。Radeon RX 9070 XTは、Radeon RX 9000シリーズのフラグシップモデルでGeForce RTX 5070 Tiに匹敵する性能を持つ。WQHD環境以上でのゲームプレイを考えているなら要チェックだ。発売直後は搭載モデルもすぐに売り切れになるほどゲーマーから注目されていた。今は価格高騰の影響をもろに受けているのが痛い。今はドスパラのランキングには入っていないが、将来的にランキングに入ってもおかしくない。構成も充実していてメモリDDR5-4800 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと必要十分だ。マザーボードのチップセットはB850となる。
| 価格 | CPU | グラボ |
|---|---|---|
| 424,980円 | 7 9800X3D | RX9070XT |
| メモリ | SSD | チップセット |
| DDR5 32GB | 1TB | B850 |









