ドスパラが販売する「GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載」のレビューをまとめている。Core i7-14700KF×RTX 4080搭載のゲーミングPCだ。CPUがCore i7-13700KFから次世代のCore i7-14700KFへ換装された。16コア24スレッドから20コア28スレッドとスペック強化が図られより高いパフォーマンスを期待できる。
非常に優れたCPUとGPUにより、ゲームに関してはどんな環境にも対応できる。フルHDで240Hz環境、WQHDで144Hz環境、4Kで最高設定など、解像度も選ばないのが強みだ。最新のゲームもスペックを気にせずプレイ可能だ。RTX 4080との組み合わせはバランスがよく、RTX 4080の性能を上手く引き出すことができる。
当ページの目次
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載のスペック解説
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載 |
価格 | 384,980円(税込) |
CPU | Core i7-14700KF(水冷) |
グラフィックボード | GeForce RTX 4080 |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
SSD | NVMe 1TB Gen4 |
HDD | 非搭載 |
電源 | 1000W 80PLUS PLATINUM |
マザーボード | チップセットZ790 |
おすすめ度 | Sランク |
評価 | ・コスパ 9.2 —–内訳—– ・コスパ(CPU・GPUメイン) 9.8 ・構成 9.0 ・品質/サポート 9.0 |
CPUとGPUだけを見るとコストパフォーマンスは高く9.8だ。ゲーミングPCとしてトップクラスの構成を持ち評価が高い。品質・サポート面も充実している。24時間の電話サポートは大手BTOメーカーならではだ。ドスパラはゲーマーからの人気も高くおすすめしやすい。総合的なコスパは9.2とトップクラスとなる。
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各タイトルの対応表
FF15 | Apex Legends | FORTNITE |
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・4K ・WQHD | ・240fps ・144pfs | ・240fps ・144fps |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載はCore i7-14700KFとRTX 4080を搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。Apex Legendsは最高設定でも240fpsの張り付きを目指せる。実際には少し設定を下げた方が安定しやすい。どこまで許容できるかで設定は変わってくるだろう。フォートナイトは360Hz環境でも安定する。最新のゲームでなければ、FF15のように最高設定でも4K解像度を楽しめる。環境を選ばない性能を持つハイエンドクラスならではの快適性がある。
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載の性能まとめ
ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。
PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。
Core i7-14700KF(CPU)
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載は、CPUに最新のIntel第14世代Core i7-14700KFを搭載している。コードネームはRaptor Lake Refreshで、第13世代のRaptor Lakeのリフレッシュモデルとなっている。アーキテクチャは維持されていてソケットも12世代から続くLGA 1700のままだ。
従来の第13世代Core i7-13700Kと比べて、他のKシリーズとは違ってEコアが4つ増えているのがハイライトだ。16コア24スレッドから、20コア28スレッドにスペックアップしている。ゲーミング性能への影響は小さく性能差は1.5%ほどに留まる。マルチコア性能は順当に伸びている。消費電力は16%も高くなっており、ワットパフォーマンスは悪化している。消費電力はともかく、Core i9-13900Kに匹敵する性能はあるので有力なCPUとなりそうだ。
GeForce RTX 4080(GPU)
当該モデルでは、グラフィックスにAda Lovelace世代(RTX 40シリーズ)のハイエンドクラスRTX 4080を搭載している。強力なグラフィックス処理性能を持ち、4KやWQHDのような高解像度を前提にしている。フルHDでは多くのゲームに対して余裕を持って対応できる。240Hzを超える高リフレッシュレートの環境を構築するのであれば、RTX 4080はフルHDでもオーバースペックになりにくい。
RPGでは4K、FPSでは360Hzなど環境をジャンルやゲームタイトルに合わせられる性能だ。前世代で最も性能の高かったRTX 3090 Tiよりも15%性能が高い。優秀なゲーム性能を持つCore i7-14700KFとの組み合わせのよさは抜群だ。最新のゲームであっても、スペックを気にせず快適な環境でプレイできる。ハイエンドクラスならではの安心感のあるGPUと言える。
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GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載の特徴
最新CPU搭載も控えめな価格設定が魅力
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載は、2023年10月に販売開始された最新CPUであるCore i7-14700KFを搭載した一台だ。従来のCore i7-13700KF搭載モデルとの価格差は15,000円程度で、最新CPU搭載モデルとしては破格と言える。最新モデルながら価格が控え目なのが嬉しい。通常、新しいCPUは登場時に価格が高騰する傾向にあり、当該モデルも少しプレミアム価格が設定されている。
旧世代のCore i7-13700KFが併売されている時期は仕方がない。CPU単体の価格で見ても、従来のCore i7-13700KFとほとんど変わらない。しばらくすると、GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載の価格は、Core i7-13700KF搭載モデルと同等にまで下がるとも考えられる。現時点で少し価格が高くてもすぐに手元に届くというのは大きなメリットだ。
選択するタイミングはいつがベストかは判断しにくい。登場したばかりのモデルはセールやキャンペーンの対象にならないこともある。予算内であるなら迷わずに選んでしまうくらいがいいかもしれない。今の価格でもコストパフォーマンスの評価は高い。安心して選択できるモデルと言える。
今までのドスパラでは、長期に渡って従来CPUと最新CPU搭載モデルがラインナップに並んでいた。価格が抑えられていることもあってか、GALLERIAシリーズではCore i7-13700KFやCore i9-13900KF搭載モデルの販売が終了している。価格が従来モデルとあまり変わらないのは、GALLERIA ZシリーズやUシリーズが最新CPUで統一されたことも関係していそうだ。
ハイエンドクラスの性能を活かしやすい構成を持つ
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載の魅力は構成にもある。GALLERIAの中でも上位に位置するZシリーズであるため、最新のパーツが多く採用されている。メモリはDDR5-4800 32GB搭載だ。価格を抑えたモデルに多いDDR4-3200ではない。容量も32GBあるのでRTX 4080の性能を活かしやすい。メモリは一般的なゲームプレイでは16GBで十分だ。
ここにブラウザを複数開いたり、動画を視聴したりすると容量が重要になってくる。また、WQHDや4Kでは消費メモリが上昇する傾向にある。高解像度を前提としているRTX 4080には32GBは標準的だと考えたい。環境を選ばない優れた性能を持っているモデルだからこそ、支える構成も無視できない。ハイエンドクラスにメモリ32GBは最低限と考える方も多いくらいだ。
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載には1000W PLATINUMという高規格・大容量の電源が搭載されている。安定した稼働に期待ができる。従来よりもスペックアップしたことでCore i7-14700KFの消費電力は高めだ。RTX 4080の消費電力もハイエンドクラスらしく、非常に高くなっている。これらのCPUとGPUは、性能を支える根幹と言える部分だ。その根幹を支えているのは電源である。電源容量が不足していれば、まともに動作しなくなる。
SSDはGen4 NVMe接続のタイプが採用されている。通常のNVMe対応SSDと比べて、読み書きが高速だ。ローディングやファイルの移動で効果を発揮する。性能に直接影響を与えない部分ながら、快適性の高さから優れた構成を持つモデルに採用されやすい。
チップセットは最上位のZ790が選択されている。Core i7-14700KFをオーバークロックすることもできる。ただし、Core i7-14700KFをオーバークロックしても、劇的に性能が向上するわけではない。PCIeのポート構成やレーン数、USB搭載数に違いがあるくらいだ。I/Oパネルやポート周りの自由度が高くなるので、今後増設やパーツの追加を行う際に有利になる。
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載は価格だけではなく、優れた構成により性能も支えられているモデルだ。最新のCPU搭載ということもあり、現時点では非常に強力なRTX 4080搭載モデルだと言える。全体的に完成度の高い、おすすめしやすいモデルである。
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競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | LEVEL∞ |
---|---|---|
イメージ | ||
製品名 | GALLERIA ZA7C-R48 | LEVEL-R779-LC137KF-VL2X |
ケース | ミドル | ミドル |
価格 | 384,980円(税込) | 382,800円(税込) |
CPU | Core i7-14700KF(水冷) | Core i7-13700KF(水冷) |
GPU | RTX 4080 | RTX 4080 |
メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | NVMe 1TB Gen4 | 1TB Gen4 NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 1000W PLATINUM | 1000W PLATINUM |
マザボ | Z790 | Z790 |
公式 | 公式 | 公式 |
最新のCore i7-14700KF搭載のGALLERIA ZA7C-R48との価格差が小さい。構成は非常によく似ている。違いがあるとすればCPUとCPUファンの特性くらいだ。
CPUはCore i7-14700KFを搭載しているGALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載が優れている。この時点でほぼ勝負ありだ。CPUファンに関しては、ラジエーターのサイズがLEVEL-R779-LC137KF-VL2Xの方が大きい。対して、GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載はRGBライティングに対応しており、ケースのガラスサイドパネルと合わさって派手な光を演出できる。
見た目と性能はGALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載、水冷性能だけはLEVEL-R779-LC137KF-VL2Xがリードしているといった形だ。価格差がもう少し広ければ、世代落ちとなったCore i7-13700KF搭載であることもメリットになった。価格が並んでいる状態ではGALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載をおすすめしたい。
パソコンケースレビュー
正面
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。
右側面
本体右側はシンプルだ。前面のメッシュ部分には青色のシートが内部に貼り付けられている。
左側面
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。
下側
本体下側にもファンが見える。メッシュパネルはワンタッチで取り外すことができてメンテナンス性に優れている。
背面
背面は参考として見て欲しい。搭載するグラフィックボードによって変わる可能性がある。
管理人による総評(GALLERIA ZA7C-R48)
GALLERIA ZA7C-R48 14700KF搭載は、Core i7-14700KF×RTX 4080搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。CPUがCore i7-13700KFからCore i7-14700KFへと換装されている。水冷CPUクーラー搭載が嬉しいポイントだ。最新モデルながら価格がそこまで上がっておらず評価は上々だ。38万円台で現行のハイエンドモデルが購入できる。
CPU・GPU共に新しいパーツを採用していて高い水準でのゲームプレイが可能だ。4K+レイトレーシング有効化にも対応できる。グラフィックボードの性能に対してCPU性能も十分だ。Core i7シリーズも性能の底上げが行われて心強い存在となった。電力制限解除によってパフォーマンスを引き上げることもできる。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
384,980円(税込) | Core i7-14700KF | RTX4080 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR5 16GB | 1TB | 非搭載 |