当記事では、ドスパラ「GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載」の詳細レビューをまとめている。Core i7-13700F×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。ガレリアXシリーズということで構成はメモリ16GB・SSD 1TBとなる。GPU性能を考えるとメモリ容量は32GBが好ましい。それでもRTX 4070 Ti搭載モデルで税込30万円台という価格を実現できているのは大きい。この価格帯のモデルとしてはおすすめ度が高い。初期投資を抑えつつ必要に応じてメモリなどを含めてカスタマイズを検討するとよいかもしれない。
当ページの目次
GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載のスペック解説
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載 |
価格 | 309,980円(税込) |
CPU | Core i7-13700F |
グラフィックボード | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 750W 80PLUS GOLD |
マザーボード | チップセットB760 |
おすすめ度 | Bランク |
評価 | ・コスパ ★★★★★★☆☆☆☆ 5.6 ・構成 ★★★★★★★☆☆☆ 7.0 ・品質/サポート ★★★★★★★★★★ 10.0 |
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各タイトルの対応表
Final Fantasy 14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | フォートナイト 240Hz | フォートナイト 144Hz |
---|---|---|---|---|
★★★★★ | ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載はCore i7-13700FとRTX 4070 Tiを搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。高いGPU性能を有しており、最新のゲームを4K解像度で快適にプレイすることができる。CPU性能も高いことから、ゲーム全般で幅広い環境を構築することができる。Apex Legendsでは最高設定で240Hz、フォートナイトでは最高設定で360Hzという環境を目指せるほどだ。性能面に関しては最新モデルらしさがある。
GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載の性能まとめ
ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。
PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。
Core i7-13700F(CPU)
Core i9-13900K | |
Core i9-13900 | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900K | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700X | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i5-12400 | |
Core i7-11700 |
GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載で搭載されているCPUは、Intel第13世代のCore i7-13700Fだ。CPU内蔵グラフィックスは非搭載だが、グラフィックボードを搭載しているためデメリットにはならない。Core i7-13700は16コア24スレッドとスペックが引き上げられて高いパフォーマンスを発揮する。従来モデルのCore i9-12900Kと比べて4%程度処理性能が高い。Ryzen 9 7900Xとの性能差は4%程度となる。ゲーム実況・動画エンコードなどの用途への適性も高い。ゲーミングCPUとしての評価も高く、Ada Lovelace世代のグラフィックボードともバランスを取りやすい。
GeForce RTX 4070 Ti(GPU)
RTX 4090 | |
RX 7900 XTX | |
RTX 4080 | |
RX 7900 XT | |
RTX 3090 Ti | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3090 | |
RX 6950 XT | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 3080 12GB | |
RX 6900 XT | |
RTX 3080 10GB | |
RX 6800 XT | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 2080 Ti |
当該モデルで採用されているグラフィックスは、Ada Lovelace世代のGeForce RTX 4070 Tiだ。従来モデルのRTX 3070 Tiと比べて28%もグラフィックス処理性能が高くなった。レイトレーシング・DLSSといった機能も強化されていて将来性も高い。RTX 3090を上回る性能を持っているのは素晴らしい。70番台で90番台のグラフィックボードと超えてきた。Radeon RX 6950 XTと比べても3%程度性能が高くなっている。
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GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載の特徴
価格を抑えたRTX 4070 Ti搭載モデル
GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載の魅力は、Core i7-13700FとRTX 4070 Ti搭載モデルで価格が30万円台にまで抑えられているところにある。Intel第13世代CPUは登場したばかりだが、価格自体は比較的抑えられている。結果的に高性能で高価なRTX 4070 Tiを搭載していながら、ここまで価格を抑えることができている。
価格を重視するモデルは構成面にデメリットを抱えやすい。当該モデルに関してはメモリ容量の少なさがデメリットだ。Core i7-13700Fの性能は前世代のCore i9-12900Kよりも高く、RTX 4070 Tiの性能はRTX 3090 Tiに近い性能だ。つまり、GALLERIA XA7C-R47Tの性能は前世代最強クラスの性能を有するモデルということだ。そうなれば、当然メモリは32GBが最低ラインとなる。
4K解像度でのゲームプレイをはじめ、ゲームプレイにはメモリ容量が非常に重要な要素となる。構成をカットして価格の安さでカバーする。これがGALLERIA XA7C-R47Tであり、少し前から増えてきているラインナップだ。注意すべき点はRTX 3080搭載モデルで主流となったこの価格を抑えた高性能モデルとしては、RTX 4070 Tiの性能が高すぎるということだ。
価格を抑えられるというのは確かに魅力だが、RTX 4070 Tiの性能を期待するユーザーからすると構成を削るというデメリットが大きい。こういったモデルはかなり賛否が分かれる。それも前世代の最強クラスの性能を有するモデルだとなおさらだ。それでも、30万円台でそのモデルを選択できるので、予算を抑えたいユーザーにとっては魅力的なモデルである。
メモリの増設を検討してもよい
GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載のネックはメモリ容量が16GBと平均的なことだ。ガレリアシリーズの場合カスタマイズで対応すると価格が高くなってしまう。それでは本末転倒となるので、このモデルに関してはご自身での増設を推奨したい。初心者の方でもメモリの増設自体は容易に行える。メモリは32GB以上が理想だ。実際に使用してみて判断してほしい。必要だと感じれば増設して対応するくらいでいい。
注意点としては、カスタマイズで変更・追加した箇所は保証対象となるが、増設した部分は保証対象外となる。そのため、保証を受ける場合は、増設した箇所を外してショップ側に送付しなくてはならない。メモリ程度であれば容易に対応できるだろう。本格的な増設は保証期間が切れてからがいい。必要に応じてパーツを変更・追加することで自分の理想となるモデルに仕上がっていく。
掛かる費用は同じだとしても、一気に支払うわけではないので負担が軽くなるのもメリットだ。価格を抑えたモデルは構成面にマイナスを抱えていることが多いので、こういった対応ができるとマイナスは徐々になくなっていく。ただし、コストを掛け過ぎると上位モデルを購入するよりも高くつくこともある。GALLERIA XA7C-R47Tの場合は、メモリを増設するくらいに留めておく方が無難だろうか。保証を受けるために元に戻しやすいものだけに留めておこう。自作などで慣れている場合を除いてほどほどがいい。
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競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | LEVEL∞ |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載 | LEVEL-R779-LC139-ULX |
ケース | ミドル | ミドル |
価格 | 309,980円(税込) | 366,800円(税込) |
CPU | Core i7-13700F | Core i9-13900(水冷) |
GPU | RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR5-4800 32GB |
SSD | NVMe 1TB | NVMe 1TB Gen4 |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 750W GOLD | 850W GOLD |
マザボ | B760 | Z790 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
ただし、価格は57,000円も高くなるので比較対象としては適当ではない。GALLERIA XA7C-R47TをカスタマイズするならLEVEL-R779-LC139-ULXを選ぶ方がいいという程度だ。標準のまま選択するなら選びやすいGALLERIA XA7C-R47Tとは土俵が違う。
パソコン工房はセール時にクーポンを発行することが多いので、1万円以上の値引きに期待できる。LEVEL-R779-LC139-ULXとGALLERIA XA7C-R47Tの価格差が40,000円まで縮まればLEVEL-R779-LC139-ULXが比較対象となってもおかしくはない。予算が合うならLEVEL-R779-LC139-ULXを、予算を抑えたいならGALLERIA XA7C-R47Tを選ぶくらいでよさそうだ。
パソコンケースレビュー
正面
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。
右側面
本体右側はシンプルだ。前面のメッシュ部分には青色のシートが内部に貼り付けられている。
左側面
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。
下側
本体下側にもファンが見える。メッシュパネルはワンタッチで取り外すことができてメンテナンス性に優れている。
背面
背面は参考として見て欲しい。搭載するグラフィックボードによって変わる可能性がある。
管理人による総評(GALLERIA ZA7C-R47T 第13世代Core搭載)

GALLERIA XA7C-R47T 第13世代Core搭載は、Core i7-13700F×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。4K環境にも対応できる高い性能が魅力となる。従来モデルのRTX 3090を超える性能を持つ。CPUにCore i9シリーズではなく、Core i7シリーズを選択していることで価格を抑えている。税込30万円台で購入できるのは嬉しい。一方で、最新のハイエンドモデルとしては構成が物足りない。特にメモリ容量16GBと控え目だ。ご自身での増設を検討してもよいと思う。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
309,980円(税込) | Core i7-13700F | RTX4070Ti |
メモリ | SSD | HDD |
DDR5 16GB | 1TB | 非搭載 |
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