当記事では、GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載のレビューとスペックの解説を行っている。Core i7-13700F×RTX 4080搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。CPUとGPUのバランスがベストとは言えないが、ご自身で増設などを考えているなら選択肢として悪くない。メモリ16GB、SSD 1TBと構成もかなり控え目だと言える。ゼロからの購入なら他のモデルを選択するべきだ。
GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載という型番を見てもただの英数字の羅列に見える。実は型番を分解して考えるとグレードや搭載されているグラフィックボード/CPUがわかる仕組みになっている。「GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載」は、X=シリーズ(eXtend:伸展)、A=ATX(ケース)、7C=Core i7-13700F、R48=RTX 4080ということだ。
GALLERIA XA7C-R48はクーポンで15,000円引きが適用された。しかし、元々の価格が369,980円であり、15,000円の値上げが適用された状態で15,000円の値引きクーポンの発行となっている。つまり、ゴールデンウィークのキャンペーンはお得感を出しているだけで据え置きの展開だ。もしかすると、このセール直前に価格改定があったのかもしれないが、いくらなんでもタイミングが良すぎる。
大手の通販サイトでもこの手の値引きは見かける。一見するとお得に見えて、実際にはいつも通りの価格というものだ。ドスパラは過去にも似たようなキャンペーンを展開していた。価格が高くなっているので、その分だけポイントが付与されるのかとも思い、確認したところ値引き後の価格に対してポイントが付くようだ。つまり、何も変化していない。
クーポンコードを入力するというひと手間が追加されただけである。せめて5,000円でも違っていれば、疑惑のようなものは浮上しなかった。繰り返しになるが、たまたまキャンペーン直前で価格改定があったことは否定できない。高騰や仕入れの関係で値上げされてしまい、それをキャンペーンで何とか価格維持している。そういう頑張りがあるのかもしれない。ここでの否定的な意見は、それを加味してのものだ。
ユーザーにとっては特にマイナスになるようなものではない。それでも、お得だと思って購入するなら、迷惑この上ない記載だ。GALLERIA XA7C-R48はドスパラのランキングにも入っている。販売を促したいのだろうか。このやり方に関しては疑問が残る。このキャンペーン終了後、しばらくは384,980円で販売されることと思う。元々候補に入っていたなら、特別損をするわけではないので選んでも後悔することはないだろう。
クーポンの使い方
クーポンは各ページのバナーをクリックした先でコピーできる。あとはカートに商品を入れたらクーポンコードを追加する項目があるのでそこに貼り付けるだけだ。適用済になれば記載されるのでわかりやすい。
当ページの目次
GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載のスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載 |
価格 | 384,980円(税込) |
CPU | Core i7-13700F |
グラフィックボード | GeForce RTX 4080 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
マザーボード | チップセットB760 |
おすすめ度 | Cランク |
おすすめ度 | Cランク |
評価 | ・コスパ 6.5 ・構成 6.0 ・品質/サポート 10.0 |
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GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載の各タイトル対応表
[table “3643” not found /]★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載はCore i7-13700FとRTX 4080を搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。その突出したGPU性能はCore i7-13700Fの性能を持ってしてもバランスが取れない。突き抜けすぎた性能であるため、なかなか扱いにくい性能である。4K解像度のような高解像度やWQHD環境で高リフレッシュレートを目指すなどの負荷の高い用途が得意だ。Apex Legendsやフォートナイトではオーバースペックになる。既存のゲームよりも、将来のゲームの照準を合わせた性能である。
GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載の性能まとめ
ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。他のパーツと比較して相対的な位置を見ることは意味がある。
Core i7-13700F(CPU)
Core i9-13900K | |
Core i9-13900 | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900K | |
Ryzen 9 7900 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i5-12400 | |
Core i7-11700 |
GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載では、CPUにIntel第13世代のCore i7-13700Fを搭載している。16コア24スレッドと高いスペックを持っている。従来モデルのCore i7-12700よりもEコアが4つ追加された形だ。処理性能はCore i7-12700と比べて25%以上も高くなっていて、Core i9-12900Kを上回るほどだ。マルチスレッド性能が高くゲーム実況・動画編集・動画エンコード・3D CADなどのCPU負荷の高い用途にも通用する。ゲーミング性能も高くハイクラスのグラフィックボードともバランスを取れる。当該モデルのRTX 4080とのバランスはそこまでよいわけではないが、ゲームプレイだけを考えるならグラフィック処理性能を重視するのは理にかなっている。高リフレッシュレートを目指すなら不利になってしまうことは否めない。
GeForce RTX 4080(GPU)
RTX 4090 | |
RX 7900 XTX | |
RTX 4080 | |
RX 7900 XT | |
RTX 3090 Ti | |
RTX 3090 | |
RX 6950 XT | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 3080 12GB | |
RX 6900 XT | |
RTX 3080 10GB | |
RX 6800 XT | |
RX 6800 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RTX 2080 Ti |
当該モデルでは、グラフィックスにAda Lovelace世代のハイエンドモデルであるGeForce RTX 4080を搭載している。非常に性能が高く従来モデルのフラグシップモデルであるRTX 3090 Tiと比べても15%程度上回っている。4K環境でのゲームプレイを想定しているユーザー向けだ。4Kでレイトレーシングを試したり、WQHD環境で高リフレッシュレートを目指したりできる。これだけ高い性能を持っていればしばらくは安泰だ。Core i7-13700Fとのバランスはそれほどよいわけではない。できればCore i7-13700K以上のモデルと選択したいところだ。
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GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載の特徴まとめ
完全にアンバランスなモデル
GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載は、Core i7-13700F×RTX 4080搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。従来のIntel第12世代CPU搭載モデルより2万円ほど安く、最新世代CPUのコストパフォーマンスの高さを思わせる。その一方で、性能や構成はちぐはぐであること指摘せざるを得ない。一部のGALLERIA XシリーズではチップセットがB760からH770に変更されていたが、GALLERIA XA7C-R48はB760のままだ。
GALLERIAブランドにおいては中堅となるXシリーズであっても、その最上位となるGALLERIA XA7C-R48が廉価チップセットB760のままというのはよろしくない。当該モデルで採用されているRTX 4080の性能は現行の中でも非常に高く、そのハイエンドクラスのモデルに対して搭載されているメモリは平均的な16GBだ。前世代のRTX 3080でさえ最低でもメモリ32GBが推奨されている。
RTX 3080よりも大きく性能を伸ばしたRTX 4080に対して16GBは確実に物足りない。CPU性能とバランスが取れていないとしても、メモリ容量に不安がある状況ではパフォーマンスを引き出しにくいだろう。シリーズで展開している以上、特殊とも言えるGALLERIA XA7C-R48は必要だったのだと思う。評価自体は標準的でも、あまりおすすめできるようなモデルではない。選択の際は性能や構成を理解した上で選びたい。
低構成を求めるならありか
GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載は全体的に性能に見合った構成を有しているとは言えない。これではおすすめするのは難しい。ただ、需要が無いというわけではない。自分でパーツを増設したり、カスタマイズで追加したりすることを想定しているユーザーにとっては選びやすい。例えば、現在使用しているメモリを流用するなら、そのまま取り付けることができる。
メモリの問題が解決されると構成はかなりまとまって見えるようになる。ストレージにしても、ユーザー自身で交換・取り付けを想定しているなら最低限とも言えるSSD 1TBでも何の問題もない。むしろ無駄がないので選びやすいとまで言える。あとはCPUがもう少し高性能であればと言ったところか。ここが解決すればGALLERIA XA7C-R48は無駄を削ぎ落としたカスタマイズモデルのベースモデルとして考えられる。
ゲームにとってCPUは重要でも、GPUへの依存度の方が高い。GPU性能が高ければCPU性能が多少低くてもワンランク下のGPUに対して性能面で上回ることができる。GPUに特化したモデルで増設やカスタマイズをするなら、これほど適したモデルはない。ニッチなニーズかもしれないが、まだ運用するメリットがあるだけマシだ。
今は様々なモデルが様々なモデルを生み出している。誰が何のために選ぶのか分からないモデルもそれなりにある。そういう意味では存在意義を見出だせるだけでも十分優秀なモデルとして捉えられる。ただし、少なくとも万人受けするようなモデルではないので、それだけは注意してほしい。
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似ているゲーミングPCとの比較
ブランド名 | GALLERIA | LEVEL∞ |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | GALLERIA XA7C-R48 | LEVEL-R779-LC137KF-VL3X |
ケース | ミドル | ミドル |
価格 | 384,980円(税込) クーポン適用後:369,980円(税込) | 404,800円(税込) |
CPU | Core i7-13700F | Core i7-13700KF(水冷) |
GPU | RTX 4080 | RTX 4080 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR5-4800 64GB |
SSD | NVMe 1TB | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 850W GOLD | 1000W PLATINUM |
マザーボード | B760 | Z790 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
予算に余裕があるならLEVEL-R779-LC137KF-VL3Xを強くおすすめしたい。ここまで価格が下がったのであれば、何とか手の届く範囲のはずだ。GALLERIA XA7C-R48がもう少し安くなれば比較対象から外れる。今後定価が384,980円に変更される可能性がある。キャンペーン終了後は強力なライバルとしてLEVEL-R779-LC137KF-VL3Xが君臨しそうだ。それこそ、メモリ容量を削ったモデルなら価格でもいい勝負ができる。パソコン工房の製品にアドバンテージを築けるかにも注目したい。
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パソコンケースレビュー
正面
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。
右側面
本体右側はシンプルだ。前面のメッシュ部分には青色のシートが内部に貼り付けられている。
左側面
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。
下側
本体下側にもファンが見える。メッシュパネルはワンタッチで取り外すことができてメンテナンス性に優れている。
背面
背面は参考として見て欲しい。搭載するグラフィックボードによって変わる可能性がある。
管理人による総評(GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載)

GALLERIA XA7C-R48 第13世代Core搭載は、Core i7-13700F×RTX 4080搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。4K環境でレイトレーシングを有効化しても十分なフレームレートを出せる。RTX 4080に合わせるにはCore i7-13700Fではやや物足りなさがあるが、高解像度でのゲームプレイだけを考えているならそれほど大きなデメリットはない。基本的にはグラフィックボードがボトルネックとなるため、CPUの影響が小さくなるからだ。
一方で、高リフレッシュレートを目指したいと考えている方やクリエイター作業を行いたいと考えている方はCPU性能も重視した方がよい。当該モデルはメモリDDR4-3200 16GB、SSD 1TB NVMeと性能帯・価格帯を考えると構成が控え目だ。ご自身でのカスタマイズ前提として見るのがよいかもしれない。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
384,980円(税込) | Core i7-13700F | RTX4080 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 1TB | 非搭載 |
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