当記事では、GALLERIA XL7C-R36Hの評判とレビューをまとめている。2022年6月17日に発売されたばかりの新しいゲーミングノートPCだ。CPUには最新のAlder Lake世代のCore i7-12700Hを搭載している。グラフィックスはミドルクラスの定番モデルであるRTX 3060 Mobileだ。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方向けとなっている。高リフレッシュレートで安定化させられるかどうかはタイトル次第だ。
ミドルクラスのモデルで消費電力が抑えられているというのが強みになる。排熱のために本体を大きくする必要がなくゲーミングノートPCとしては本体重量が軽く持ち運びも行いやすいというメリットがある。旧世代のGALLERIA XL7C-R36 11800H搭載が179,980円という価格だったことを考えると15%以上の値上げだが、液晶モニター・CPU・メモリが変わっていることを考えると許容範囲だろう。もちろんここからさらに安くなる可能性も高い。より詳しく見ていこう。
当ページの目次
GALLERIA XL7C-R36Hのスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA XL7C-R36H |
液晶サイズ | 16.0インチ 165Hz |
価格 | 209,980円(税込) |
CPU | Core i7-12700H |
グラボ | GeForce RTX 3060 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
SSD | 512GB NVMe対応 |
HDD | 非搭載 |
重さ | 約2.15kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.1時間 |
コスパ | ★★★★★★★★☆☆ 7.9 |
GALLERIA XL7C-R36Hのゲーミング性能
Core i7-12700H(CPU)
Core i7-12700Hは、Intel第12世代のハイパフォーマンスモデルだ。14コア20スレッドという高いスペックを誇る。ハイブリッドコアアーキテクチャを採用しているのがポイントだ。つまり、6つのPコアと8つのEコアを組み合わせてこのスペックを実現している。従来モデルのCore i7-11800Hと比べて50%近くもパフォーマンスが向上している。マルチスレッド性能が高く動画編集や画像編集など様々な用途での使用を考えている方にもおすすめだ。
ノート向けCPUとしてはトップクラスの性能を誇る。従来モデルのCore i9-11980HKを大きく上回る性能は圧巻だ。Ryzen 7 6800Hと比べても50%程度性能が高い。ゲーム適性も高く上はRTX 3050 MobileからRTX 3080 Mobileまで合わせやすくラインナップ数も豊富だ。RTX 3060 Mobileとの相性もばっちりだと考えてよい。
GeForce RTX 3060 Mobile(GPU)
GeForce RTX 3060 Mobileは、Ampere世代のモバイル向けミドルクラスのグラフィックボードだ。従来モデルのRTX 2060 Mobileよりも8%程度ゲーミング性能が向上していて、RTX 2070 Mobileを上回る性能を持つ。当然レイトレーシング性能も向上している。RTX 3060 Mobileは、フルHD環境でのゲームプレイに最適なモデルで多くのユーザーにとってちょうどよい性能を持っていると言える。デスクトップ向けのRTX 3060との性能差は19%と同じ60番台のモデルでも大きい。デスクトップモデルと同じ感覚で考えてはいけない。
GALLERIA XL7C-R36Hの特徴&注意点
最新のIntel第12世代CPUを搭載した一台
GALLERIA XL7C-R36Hは、最新のCPUであるCore i7-12700Hを搭載したゲーミングノートPCだ。14コア20スレッドとマルチスレッド性能が高くゲームを含めたCPU負荷の高い作業を行いたいという方におすすめだ。ノートパソコンの場合CPUが性能不足になることが多いので、CPU性能は高いに越したことはない。ハイブリッドコアアーキテクチャを採用したモデルは最適だ。
Core i7-12700Hは性能と消費電力のバランスもよく扱いやすいというメリットもある。フラグシップモデルであるCore i9-12900HKになると消費電力/発熱量が多く本体が大きくなるというデメリットが生じてしまう。そもそもCore i9-12900HK搭載モデルはかなり少ない。そういう意味ではCore i7-11800Hは非常にバランスの取れたCPUだと言える。ゲーミングノートPCとしても魅力的な選択肢だ。
売れ筋モデルになるポテンシャルを秘める
GALLERIA XL7C-R36Hは、Core i7-12700H×RTX 3060 Mobileの組み合わせで売れ筋モデルになるポテンシャルを秘めている。ランキング一位の「GALLERIA UL7C-R36」はIntelとサードウェーブ(ドスパラ)の共同設計モデルだ。GALLERIA XL7C-R36Hの旧世代であるCore i7-11800H×RTX 3060 Mobileを搭載したモデルだ。つまり、その後継モデルであるCore i7-12700Hを搭載したGALLERIA XL7C-R36Hもランキングに入ってもおかしくない。
なお、ドスパラが販売していたCore i7-11800H×RTX 3060「GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載」もランキング上位に入ったことがある。GALLERIA UL7C-R36よりも安く人気が高かったが、長らく在庫切れが続いていた。その後継モデルであるGALLERIA XL7C-R36Hに掛かる期待は大きい。
カスタマイズができない完成品となる
GALLERIA XL7C-R36Hは、カスタマイズができないいわゆる完成品だ。当該モデルではBTOパソコンのメリットの一つであるカスタマイズが封印されてしまっている。メモリやストレージの増設を考えている方は注意しよう。どうしても増設したいなら保証がなくなることを覚悟してご自身で行う必要がある。
もちろんこれには様々な要因があるだろう。例えば、販売しているモデルの構成を揃えることで在庫の管理がしやすくなったり、カスタマイズに掛かる人件費を抑えることができたりといったことが挙げられる。それでもメモリやストレージぐらいはカスタマイズできるとよかったのだが…
旧モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | GALLERIA | GALLERIA |
---|---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
型番 | XL7C-R36H | XL7C-R36 11800H搭載 | XL7C-R36 |
価格 | 209,980円(税込) | 179,980円(税込) | 159,980円(税込) |
液晶サイズ | 16.0インチ 165Hz | 15.6インチ 144Hz | 15.6インチ 144Hz |
重量 | 約2.15kg | 約2.10kg | 約2.00kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.1時間 | 約5.0時間 | 約5.8時間 |
CPU | Core i7-12700H | Core i7-11800H | Core i7-10875H |
GPU | RTX 3060 | RTX 3060 | RTX 3060 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | 512GB NVMe | 512GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
GALLERIA XL7C-R36Hは、ドスパラの売れ筋ランキング一位になったこともある「GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載」の後継モデルとなっている。現時点では旧モデルとの価格差が大きくコスパはイマイチだ。液晶ディスプレイ・CPU・メモリが変更となっている。
16.0インチ165Hzモニターを搭載したモデルだ。このサイズ感は国内BTOメーカーでは非常に珍しいのではないかと思う。また、CPUについてもCore i7-11800HからCore i7-12700Hへとアップグレードされている。それに合わせてメモリがDDR4-3200からDDR5-4800へと上位規格が採用されている。
その他細かいところでは本体重量が0.05kg重くなった。バッテリー駆動時間について40%も伸びてより外出時にも使いやすくなっている。ハイブリッドコアアーキテクチャを採用したCore i7-12700Hよる恩恵だろう。
問題は価格差が30,000円と大きいことだ。確かにCPU性能が50%程度高くなっているが、CPUの性能が上がるだけでゲーミング性能が40%高くなるということではない。グラフィックボードはどちらもRTX 3060 Mobileなので実質フレームレート的に大きな違いが生まれるわけではない。そう考えるとやはり30,000円高いことはデメリットになってしまう。
今後人気No.1モデルになる可能性はある。ただし、その場合はGALLERIA XL7C-R36 11800H搭載と同等の価格まで落ちないと厳しいのではないかと思う。Core i7-11800H搭載モデルがなくなれば価格が下がるだろう。待てる方は待つとよい。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | ASUS |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
型番 | XL7C-R36H | TUF Gaming F15 FX507ZM |
納期 | 最短翌営業日 | 3-7営業日 |
価格 | 209,980円(税込) | 209,800円(税込) |
送料 | 3,300円(税込) | 770円(税込) |
液晶サイズ | 16.0インチ 165Hz | 15.6インチ144Hz |
重量 | 約2.15kg | 約2.20kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.1時間 | 約9.3時間 |
CPU | Core i7-12700H | Core i7-12700H |
GPU | RTX 3060 | RTX 3060 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 512GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
競合モデルであるASUS「TUF Gaming F15 FX507ZM」と比較していく。TUF Gaming F15 FX507ZMは値上げが適用となり同等の価格となった。送料が安い分だけトータルコストで見ればTUF Gaming F15 FX507ZMの方が安価だ。納期もGALLERIA XL7C-R36Hの方が早く今すぐ欲しい方にもおすすめできる。TUF Gaming F15 FX507ZMえ採用されている液晶は15.6インチ144Hzとオーソドックスなモデルだ。
当然機能的にはGALLERIA XL7C-R36Hで採用されている16.0インチ165Hzモニターの方が上だ。本体サイズは同等で、バッテリー駆動時間はTUF Gaming F15 FX507ZMの方が30%程度長くなっている。CPU・グラフィックス・ストレージは同じだ。ドスパラは国産メーカーならではのサポートやブランドにも強みがあり、競合モデルと比べても優位性がある。
GALLERIA XL7C-R36Hの本体レビュー
本体正面
キーボード
本体天板
本体右側
本体左側
ACアダプター
管理人による総評(GALLERIA XL7C-R36H)

GALLERIA XL7C-R36Hは、最新のIntel第12世代Core i7-12700Hを搭載したゲーミングノートPCだ。従来モデルのGALLERIA XL7C-R36 11800H搭載が進化したモデルとなっている。液晶モニターは16.0インチ165Hzモニターを搭載している。CPUの換装に合わせてメモリもDDR5-4800と上位規格が採用されている。
ミドルクラスのゲーミングノートPCとしてフルHD環境でのゲーム適性が高く初心者から中級者まで幅広いユーザーにおすすめできる。メモリ16GB、SSD 512GBと構成は平均的だ。税込20万円台と登場したばかりで価格は高めだが、円安の影響もあって現在の市場で見れば妥当な水準にあると言える。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
209,980円(税込) | i7-12700H | RTX3060 |
メモリ | SSD | HDD |
16GB | 512GB | 非搭載 |
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