
サードウェーブ(ドスパラ)が販売しているMagnate-G MVW Intel Core Ultra/RTX5060搭載のレビューを行った。Core Ultra 5 225F×GeForce RTX 5060搭載のミドルクラスのゲーミングPCだ。フルHD環境でのゲームプレイに適しており、多くのゲーマーのニーズを満たしてくれる。
コストパフォーマンスは9.1と高く、おすすめしやすい。ゲーミングPCの価格が高騰している中、比較的価格が抑えられており、相対的に評価が上がっている。ゲームやそれ以外の幅広い用途に対応できる標準的な性能が持ち味だ。性能・構成・価格のすべてが平均以上の水準にまとまっている。ミドルクラスのゲーミングPCを探しているなら、有力な候補になるはずだ。
- 長所
-
- コストパフォーマンスが高め
- フルHDのゲームプレイに適した性能
- ゲーム以外の用途にも対応しやすい
- 出荷が2週間前後と早め
- 短所
-
- メモリ・ストレージ容量共に平均的
- メモリがシングルチャネル
- こんな方におすすめ
-
- 評価の高いモデルを探している方
- フルHDでゲームをプレイ予定の方
- 予算を200,000円前後で考えている方
- 納期を優先して選びたい方
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載のスペック解説

| メーカー | サードウェーブ(ドスパラ) |
|---|---|
| ブランド名 | THIRDWAVE-G |
| 製品名 | Magnate-G MVW Intel Core Ultra/RTX5060搭載 |
| 価格 | 205,980円(+送料3,300円) |
| CPU | Core Ultra 5 225F(レビュー) |
| CPUクーラー | 12cmサイドフロー大型CPUファン |
| グラボ | GeForce RTX 5060(レビュー) |
| メモリ | DDR5-5600 16GB (16GBx1) |
| SSD | 500GB Gen4 NVMe |
| 電源 | 650W 80PLUS BRONZE |
| マザーボード | チップセットB860 |
| おすすめ度 | Sランク |
| 評価 | ・コスパ 9.1 ・ショップ評価 9.8 ・納期 2週間出荷 |
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Magnate-G MVW Intel Core Ultra/RTX5060搭載のカスタマイズ評価
| パーツ | おすすめ度 | 詳細 |
|---|---|---|
| OS | 変更なし | |
| オフィスソフト | 変更なし | |
| リカバリーメディア | 変更なし | |
| セキュリティソフト | 変更なし | |
| ケースファン | 12cm ARGBライティング対応ファンに変更 (変更箇所:フロントx2, トップx2, リアx1) +5,000円 |
|
| LEDカラー変更 | 好みのカラー +3,000円 | |
| CPUファン | (空冷式) PCCOOLER K6-WH ホワイト(ARGBライティング対応) +4,900円 | |
| CPUグリス | (熱伝導率: 12.56W/m・K) ナノダイヤモンドグリス (OC7) +2,000円 | |
| 電源 | 750W 電源 (80PLUS GOLD) ホワイト +6,600円 | |
| メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR5-5600) +5,000円 | |
| SSD | 1TB SSD (NVMe Gen4) +18,000円 | |
| パーティション分割 | 変更なし | |
| SSD 2 | 1TB SSD (NVMe Gen4) + ヒートシンク +22,800円 | |
| ハードディスク/SSD | 変更なし | |
| 拡張リアスロット1 | 変更なし | |
| 無線LAN | Wi-Fi6+Bluetooth(R)5.2対応 無線LAN +8,000円 | |
| 情報漏洩監視ソフト | 変更なし | |
| セーフティサービス | 月額980円 | |
| 延長保証 | 3年保証(通常1年+延長2年)+20,598円~ |
一般的なBTOパソコンで人気のカスタマイズについては黄色のマーカーで示している。Magnate-G MVWのカスタマイズはSSDとメモリがおすすめだ。どちらもMagnate-G MVWの操作の快適性を高める部分だが、PCパーツ価格高騰の影響でカスタマイズ費用も高額化している。予算を抑えたいなら無理にカスタマイズをする必要はない。
メモリは標準で16GB搭載だが、8GBx2枚から16GBx1枚の構成に変更されている。デュアルチャネルに対応したメモリスロットを採用しているマザーボードがほとんどであるため、気付きにくいものの、わずかなパフォーマンスダウンとなった。以前と同じ8GBx2枚の構成への変更は5,000円かかる。理想は16GBx2の32GBだが、44,400円もかかるので選択しにくい。ここは5,000円で8GBx2枚構成への変更を優先して検討したい。
シングルチャネルとデュアルチャネルでは、メモリ容量や規格が同じでも、理論上の転送速度が2倍変わる。案外体感しにくい部分ではあるが、時折メモリ処理の遅さを感じる場面がある。小さな変更で小さなストレスが軽減されると考えれば、有用なカスタマイズだ。費用的にも変更しやすく、最初に検討したい項目といえる。なお、すでにご自身で同規格の16GBメモリも持っている方にとってはメリットといえるだろう。
SSDは標準で500GBの容量だ。オンラインゲームはアップデートで容量が肥大化しており、ひとつのタイトルで300GBを超えるものも存在している。システムで100GB程度使用すれば、空き容量は400GBだ。大容量のゲームひとつインストールすれば余裕はなくなる。プレイしたいゲームを見つけるたびにアンインストールを行い、空き容量を確保する手間が発生する。
利便性を考えれば1TB以上へのカスタマイズを推奨したい。ただ、メモリ同様に費用が高くなっているため、以前のように気軽には変更しにくくなった。500GBから1TBへのアップグレードが18,000円になってしまったのは痛い。一方、「SSD 2」の項目で1TBを新規追加すると22,800円だ。容量単価で見れば追加の方が安いため、こうしたカスタマイズも一考の価値があるだろう。
本体が白色ケースなら、電源のカスタマイズも悪くない。標準の電源は黒色だ。内部まで白に統一されているわけではないので違和感はないが、白色の面積が増えればケース全体に一体感が生まれる。見た目にこだわるなら電源のカスタマイズはおすすめだ。ただし、白色電源は750W 80PLUS GOLDしか選択肢がない。
電源を本体カラーに合わせたなら、ケースファンもARGBライティング対応のLEDファンに変更したい。ガラスクリアパネルはLEDファンの数が増えれば見栄えもよくなる。鮮やかに彩ることで、ゲーミングPCらしい派手な外観を楽しめる。派手さを求めない場合でも、白色に発光させることでインテリアに馴染む控えめな演出も可能だ。見た目に気を配るなら、電源は変更しなくてもケースファンは変更しておきたい。
保証は好みで選択すればいいだろう。+20,598円で3年間の延長保証に加入できる。故障時の突発的な出費を抑えたいなら候補に入るはずだ。
ARGBファン搭載イメージ

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Magnate-G MVW Intel Core Ultra/RTX5060搭載の特徴
抑えられた価格で相対的に選びやすいモデル
Core Ultra 5 225F×GeForce RTX 5060を搭載したミドルクラスのゲーミングPCだ。価格は205,980円と、RTX 5060搭載モデルとしては高く感じるかもしれない。そう感じてしまうのは過去の価格を知っているからで、今の相場から見ればむしろ割安だ。現在、メモリやSSDの価格が高騰しており、ゲーミングPC全体の価格が跳ね上がっている。この傾向は2026年以降も続きそうだ。
205,980円でMagnate-G MVWを購入できる機会は、今後二度と訪れないかもしれない。数日後には229,980円になっていてもおかしくないほど、すべてのゲーミングPCが以前の価格では購入できない状況にある。検討中の方は、少しでも早い購入をおすすめする。Magnate-G MVWはミドルクラスらしく、高騰下でもまだ選びやすい部類に入る。ゲーミングPCは15万円前後が最も人気で、20万円前後が次に人気の価格帯だ。
相場が上がっている今、15万円前後で購入できるモデルは少なくなった。必然的に、20万円前後のモデルを購入する層が増えるだろう。ミドルクラスが20万円前後で購入できるうちは、Magnate-G MVWも有力な選択肢であり続ける。だが高騰がさらに激化すれば、ミドルクラスの相場は25万円前後へとシフトし、人気の中心もそこへ移り変わっていくはずだ。
つまり、市場のメインストリームはミドルクラスが牽引しているということだ。相場が大きく変わった今、以前の価格感覚に引っ張られすぎないようにしてほしい。インフレ状況を考えても、さらなる値上げは避けられないだろう。Magnate-G MVWが今の価格で踏みとどまっていられる期間も短いはずだ。候補に入れているのであれば、値上げ前に決断したい。
少し先の購入を予定していて予算の折り合いがつかない場合は、分割払いの検討も悪くない。ドスパラは48回まで分割手数料が無料だ。セール期間中や値上げが確実視される状況では、ローンを活用していち早く手に入れる方が、結果的に安く済む場合が多い。1年以上先の購入予定なら状況が変わる可能性もあるが、もし1~3ヶ月以内に購入を考えているのなら、今すぐローンで購入するのも賢い選択だ。利上げによってローンの条件が悪化する可能性もあるので、早い方がいいのは変わらない。
普段、安易にローンを勧めることはないが、明確な値上げが予想される局面では話が別だ。今、最もお得にゲーミングPCを手に入れる方法は「一刻も早く買うこと」に尽きる。20万円という大枠から外れてしまう前に手に入れることこそが、Magnate-G MVWを最もお得に買えるタイミングだ。今後、品薄が続く可能性もある。先を見越した行動が、結果として快適なゲームライフにつながるはずだ。
ミドルクラスの王道モデルでゲーム適性が高い
| モンハンワイルズ | Apex Legends | フォートナイト | マイクラ |
|---|---|---|---|
![]() ・120fps ・60fps |
![]() ・200fps ・144fps |
![]() ・200fps ・144fps |
![]() ・影Mod ・通常 |
Magnate-G MVWは、ミドルクラスの中でも標準的な性能を有している。オーソドックスかつ王道的なモデルといえるだろう。特別秀でた数値はなくても、劣る部分もないバランスの良さが特徴だ。扱いやすく不足を感じにくいため、初心者から上級者まで幅広い層に適した性能といえる。ただし、標準的な性能ゆえに負荷の高い環境には対応しにくい面もある。
例えば、WQHDや4KといったフルHDを超える高解像度でのプレイだ。ゲームによっては200fpsを超える数値を出すことも難しい。Magnate-G MVWの最適な環境は「フルHDで144fps」だ。そのため、組み合わせるモニターのリフレッシュレートは165Hzあたりを上限に考えるのがベストだろう。
2025年2月に登場した「モンハンワイルズ」は非常に負荷が高いため、本機でもあまり得意なタイトルではない。しかし、GeForce RTX 5060はフレーム生成機能を利用可能で、負荷を抑えつつfpsを高められる。これを利用すれば、60fps以上で安定したゲームプレイが可能だ。PvP(対人戦)メインのゲームではないため、60fps以上を維持できれば十分に快適と言える。
このように、設定を調整すれば最新の重量級タイトルも快適にプレイできる。快適の基準は人それぞれだが、多くのゲーマーが求める水準は十分にクリアしている。モンハンワイルズを動かせることは、今後PCゲームを遊んでいく上での一つの指標になるはずだ。
一方Apex Legendsやフォートナイトといった人気タイトルは負荷が軽い。ただし、高いフレームレートが勝敗を左右するため、それなりの安定感が求められる。Magnate-G MVWであれば、画質設定を下げることで144fps以上を安定して維持できる。激しい戦闘中でもフレームレートが大きく落ち込むことはない。多くのPvPタイトルは幅広いユーザーが遊べるよう最適化されているため、本機ならここで挙げたApex Legendsなど以外の大抵のタイトルで144fps以上を出力できるだろう。
世界的な人気を誇る「マインクラフト」も問題なくプレイ可能だ。人気の「影Mod」を導入しても、プレイに支障が出るほどの負荷は感じないはずだ。マルチサーバーへの参加を考えている場合は注意が必要だ。大規模なサーバーでは、巨大な建造物や複雑な回路、トラップタワーなどが密集している場合がある。
モブや回路が集中する場所では負荷が急増する。影Modを導入したままだと、Magnate-G MVWの性能では耐えられない場面も出てくるだろう。少人数サーバーやシングルプレイでは影Modを楽しみ、多人数サーバーではModを切るなど、状況に合わせた使い分けをおすすめしたい。
総じて言えるのは、最新ゲームを遊ぶなら設定の調整が前提になるということだ。逆に言えば、調整さえ行えばあらゆるゲームを快適に楽しめる。ロークラスのPCでは最低設定にしても厳しいタイトルがあるが、余裕のあるミドルクラスの本機なら調整の幅が広い。高負荷な環境は苦手でも、一般的なゲーム環境には柔軟に対応できる。プロ志向の方には物足りないかもしれないが、PCゲームをカジュアルに楽しみたい方には、間違いなく十分すぎる性能を備えた一台だ。
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Magnate-G MVW Intel Core Ultra/RTX5060搭載の各種ベンチマーク
当該モデルと同等の構成を持つベンチマーク機「IntelソケットLGA1851」でのベンチマークをまとめている。
モンハンワイルズ
モンハンワイルズは負荷が高いタイトルだが60fpsを基準にすれば十分なフレームレートが出る。フレーム生成の活用が有効だ。4K環境でも73.32fpsと十分な数値がで低rう。CPUがハイエンドのRyzen 7 9800X3Dでもフレームレートは同等だ。それだけGPU負荷が高いということだろう。
FF14 黄金のレガシー
Ryzen 7 7700搭載モデルと比べると2%程度フレームレートが低くなっているが、その差を体感することは難しいだろう。Core i5-14400搭載モデルと比べてもフレームレートは同等だ。Core i7-14700になると9%程度高くなる。WQHD環境以上だとCPU性能の差はほとんどない。
Cyberpunk 2077
Cyberpunk 2077はGPU負荷の高いタイトルでRyzen 7 5700X以外のCPUでは有意な差は出ていない。Ryzen 7 7700搭載モデルでもRyzen 7 9800X3D搭載モデルでもフレームレートは変わらない。
フォートナイト
設定次第では144fps以上を目指せる性能を持っている。低設定ではRyzen 7 7700搭載モデルに劣るものの設定を上げればフレームレートは上回る。Core i5-14400搭載モデルと比べても最大で13%もフレームレートが高い。Core i7-14700搭載モデルとの差は大きく最大で35%程度劣る。
Cinebench 2024
マルチコアは978ptで、シングルコアは112ptとなる。従来モデルのCore i5-14400よりもマルチコアが8%高く、シングルコアも9%高い。Ryzen 7 7700と比べるとマルチコアが11%低くなっているが、シングルコアは同等だ。次世代のZen 5になるとシングルコアが大幅に伸びていることがわかる。Ryzen 5 9600と比べてマルチコアは3%上回っているもののシングルコアは10%下回る。
Handbrake
Core Ultra 5 225Fは動画のエンコードが得意なCPUだ。Ryzen 7 7700と比べても処理速度が速い。従来モデルのCore i5-14400と比べてH.264で35秒速く、H.265でも1分52秒も速くなった。ミドルクラスのモデルとしてはトップクラスだ。
同じドスパラの同価格帯ゲーミングPCと比較
| ブランド名 | THIRDWAVE-G | THIRDWAVE-G |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
![]() |
| 製品名 | Magnate-G MVW Intel Core Ultra/RTX5060搭載 |
Lightning-G AV7W Ryzen7 7700/RTX5060搭載 |
| ケース | ミニタワー | ミニタワー |
| 価格 | 205,980円 | 209,980円 |
| 送料 | 3,300円 | 3,300円 |
| キャンペーン | なし | 10,000円OFF |
| CPU | Intel Core Ultra 5 225F (10コア10スレッド) |
Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
| GPU | RTX 5060 | RTX 5060 |
| メモリ | DDR5-5600 16GB (シングルチャネル) |
DDR5-4800 16GB (シングルチャネル) |
| SSD | 500GB NVMe Gen4 | 500GB NVMe Gen4 |
| 電源 | 650W BRONZE | 650W BRONZE |
| マザボ | B860 | A620A |
| 納期 | 2週間程度 | 2週間程度 |
| 保証(延長) | 1年間 (最長5年間) |
1年間 (最長5年間) |
| 電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
CPUにRyzen 7 7700を搭載したLightning-G AV7Wと比較していく。Magnate-G MVWよりも+4,000円アップだ。価格が安い分Magnate-G MVWの方が選びやすいが、ゲーム性能・マルチコア性能共にRyzen 7 7700の方が上だ。構成もよく似ている。メモリ規格はMagnate-G MVWの方が高クロックなモデルをサポートしている。マザーボードのチップセットもミドルクラスのB860搭載だ。総合的に見ればコストパフォーマンスは同等といえそうだ。IntelとAMD、どちらか好きなメーカーで選ぶのもよさそうだ。
似ているゲーミングPCとの比較
| ブランド名 | THIRDWAVE-G | LEVELθ |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
![]() |
| 製品名 | Magnate-G MVW Intel Core Ultra/RTX5060搭載 |
LEVEL-M2A6-R77-RK4X |
| ケース | ミニタワー | ミニタワー |
| 価格 | 205,980円 | 199,700円 |
| 送料 | 3,300円 | 2,200円(会員無料) |
| CPU | Core Ultra 5 225F (10コア10スレッド) |
Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
| GPU | RTX 5060 | RTX 5060 |
| メモリ | DDR5-5600 16GB | DDR5 16GB |
| SSD | 500GB NVMe Gen4 | 500GB NVMe |
| 電源 | 650W BRONZE | 650W BRONZE |
| マザボ | B860 | A620 |
| 納期 | 2週間程度 | 40営業日 (最大8週間) |
| 保証(延長) | 1年間(最長5年間) | 1年間(最長4年間) |
| 電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
パソコン工房のLEVEL-M2A6-R77-RK4Xと比較していく。THIRDWAVE-Gと同じコストパフォーマンスをコンセプトにしているだけあって、非常に抑えられた価格が特徴だ。価格差は送料を含めてLEVEL-M2A6-R77-RK4Xの方が9,580円安い。さらに、10,000pt還元を受けられるので実質19,580円の差がある。パソコン工房はSSDのカスタマイズ費用が安いのも魅力だ。1TBへのカスタマイズはわずか+6,000円だ。ドスパラの1/3の価格でアップグレードできる。価格を意識するなら圧倒的だ。
ただし、LEVEL-M2A6-R77-RK4Xには致命的な弱点がある。納期が40営業日(最大8週間)かかることだ。20営業日前後に設定するメーカーはあっても、40営業日はさすがに見たことがなかった。到着ではなく出荷に40営業日ということは、注文から到着まで2ヶ月を超える可能性もある。9,580円安くても、カスタマイズ費用が抑えられていても、納期ですべてのメリットを打ち消してしまう。2週間程度で出荷のMagnate-G MVWを選ぶ方が幸福度は上がりそうだ。
価格が安く、理想的な構成にカスタマイズできるLEVEL-M2A6-R77-RK4Xは魅力的だ。納期を気にしない方なら最適なモデルとなる。出荷までの時間短縮を待っても、時間が経つほど高騰の影響で値上げされていくだろう。ジレンマを抱えて過ごすくらいなら、Magnate-G MVWを選ぶ方が無難だ。
Magnate-G MVW Intel Core Ultra/RTX5060搭載のPCケースレビュー
「Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載」でPCケースを行ったので参考にいていただければと思う。CPUクーラーやグラフィックボードは異なるが、どういったケースなのかを知るのに参考になるはずだ。
正面

シンプルなデザインだ。本体下部にTHIRDWAVEのロゴが刻印されている。THIRDWAVEはドスパラの運営企業だ。

PS5と比較すると幅は広い。

奥行きも一回り大きいといえる。
背面

背面はオーソドックスなタイプだ。電源ユニットは下部に配置されている。
I/Oパネル

I/Oパネルは本体上部にある。左から電源ボタン・USB 3.2 Gen1・マイク入力/ヘッドフォン出力共用端子・USB 3.2 Gen1・リセットボタン・ストレージアクセスランプだ。前面にはType-Cポートはない。
左側面

左側面がクリアガラスパネルを採用している。後ろのネジを2つ取ればすぐに空けることができる。ARGBファンがないとややシンプルすぎるかもしれない。
底面

底面にもメッシュフィルターがある。メンテナンス性が高い。
右側面

右側面はシンプルだ。前方部に吸気口が設けられている。
右側面内部

ケーブルがしっかりとまとめられている。掃除も行いやすくメンテナンス性は高い。

右下には電源ユニットが収められている。

左下部分にはドライブベイが用意されている。
本体上部

本体上部にはメッシュフィルターがあり埃の侵入を防いでくれる。マグネット式で脱着も容易だ。
上面ファン

上面に2基のファンを搭載している。カスタマイズで水冷クーラーを選択するとここがラジエーターに代わる。
背面ファン

背面ファンは1基だ。
前面ファン

前面には2基のファンが搭載されている。
グラフィックボード

グラフィックボードはASUS製の「ASUS Dual GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6」だった。2基のファンを搭載していて冷却性能も期待できる。
付属品

付属品はキーボード・マウス・電源ケーブルだ。初めてのデバイスならこれで十分かもしれない。
管理人による総評
Core Ultra 5 225F×GeForce RTX 5060搭載の王道ゲーミングPCだ。ゲーム性能が高くフルHD環境でのゲームプレイに適している。マルチフレーム生成のおかげでワンランク上のパフォーマンス(対応タイトルのみ)を期待できる。構成はメモリがDDR5-5600 16GB(シングルチャネル)となる。8枚×2枚組のデュアルチャネル構成に比べるとパフォーマンス面で劣ることがある。費用はかかるが、カスタマイズで変更してもよいだろう。ストレージはSSD 500GB Gen4 NVMeと最低限必要な容量を持つ。あまり注目されることのないモデルだが、価格・性能・構成のバランスがよく当サイトとしてはおすすめ度の高い一台となっている。
| 価格 | CPU | グラボ |
|---|---|---|
| 205,980円 | 5 225F | RTX5060 |
| メモリ | SSD | チップセット |
| DDR5 16GB | 500GB | B860 |


























