オンラインゲームとチート | 運営と不正ツール利用者との戦い

オンラインゲームとチートの関係について考えをまとめている。

チートとは、ゲームを有利にすすめることができるよう組み込まれた不正プログラムのことだ。チートツールを利用すれば、プログラミングの知識がなくても通常のゲームプレイではできないような動きや技をしたり、ステータスを操作することが可能となる。

ツールがあれば誰でも簡単に利用することができるので、ゲーム業界において利用者が増えていることが問題になっている。チートは、オンラインゲームとは切っても切れない関係になっているのだ。オンラインゲームで不正ツール等によるチート行為を行うとBANされることがある。しかし、少し前と今ではその規制が大きく変わっているように思える。

BANとは
BANとは英語のban(禁止、破門、追放という意味)から来ている。垢banという形で使用されることが多く、ゲームアカウントの凍結や利用停止の状態のことを指している。

サードパーティツールの扱い

不正ツールとして検出されていたのものは、不正行為を目的としたツール以外にもアンチウイルスソフトや常駐ソフトなどのサードパーティツールにも及んでいた。これにより、一切不正を行っていないユーザーもアカウント停止措置や凍結される「誤BAN」というものが問題となっていた。

アンチウイルスソフトは、必要なソフトであってもウイルスと認定して削除するように機械的に行われてしまう。そのため、運営側も正しいのか間違いなのか判断はできなかったようだ。規制を緩めると、ゴーストリプレイなどのチートツールを弾くことが出来なくなったり、悪意あるユーザーによって作られたものを弾けなかったりと問題は山積みだった。

昨今のオンラインゲームはセキュリティが向上したことで、これらの不正ツールは使用しにくい状況となっている。それでもチートを見かけることはあるが、少し前と比べれば滅多に見かけなくなっている。

チートの線引き

FPSではWH(ウォールハック)や無敵、リロード不要、加速など様々ある。一方、MMORPGでは出来るチートはFPSに比べるとかなり限られている。チョコットランドのようにシンプルなゲームであればうさみみハリケーンのようなツールでチートが可能だったようだが、現在では対策されている。

さて、MMORPGで最も多いチートだったのが「マクロ」と呼ばれるもので、最近では「ボット(Bot)」と呼ばれている。これはプレイヤーが操作しなくても、プログラムされた通りに行動させるチートで出かけている間も狩りを続けたりしてレベルを効率よく上げたり、金策にしたりと色々だった。

主にRMT業者などがゲーム内通貨を販売するために、大量に生産しているケースが多くなっている。特定のフィールドで重くなったりクライアントが落ちたりする原因ともなった。また、狩場を占有することが多く、横殴りなどの問題も発生したため一気に広まった不正行為だ。

ゲーミングデバイスの中にはそのマクロを組めるものが多く存在している。中でも、キーボードやマウスのマクロはなかなか複雑なものも組めるのでチートではないかという意見も多々ある。この線引きは非常に難しく曖昧で、運営次第という部分もあるグレーゾーンだ。

ゲームの変化

上記のマクロの問題は未だに残っていると言える。しかし、ゲーム自体にもすでに様々な対策がシステムとして組み込まれている。例えば、横殴り防止のためにファーストアタックを取ったプレイヤーにドロップや経験値が入る仕組みになっていたり、横殴りした側に何の恩恵もないように出来ていたりする。また、PTなどを組んでいると経験値が平等に入るようになっていたりと、チートを行うにはなかなか難しい環境に変化している。

グレーゾーンというのは、悪用しなければ特に問題はないとされ悪用していればアカウント停止などの措置がされる。一部の運営はチートツールを用いた不正行為はアカウント停止ではなく、永久凍結という厳しい内容になっている。Steamでは問答無用でアカウント凍結され、最悪の場合はIP制限までされるようだ。

そして、一度アカウント凍結された場合は二度と復活することはあり得ず、有料ゲームでチートが少ないのはこの徹底ぶりだろうと思っている。これは例え、プロゲーマーであっても同じで、2014年11月にはCounterStrike:Global OffensiveのプロチームTitanに所属するKQL氏がBANされている。

チートか否かは運営次第

どれだけ徹底していたとしても、間違いというものはある。不正行為を続けていてもBANされない人もいれば、チートツールなどを用いていない人がBANされてしまったりというのは日常的に存在する。使ってないと運営に問い合わせても基本的には相手にしてくれないだろう。

結局そのまま引退となっているが、疑わしきは罰せずではなく「疑わしきは罰する」という厳しいものなのだ。VCなどを使って取引を行う旨を伝えていた場合、高額なトレードはRMTを疑われてしまうこともある。それに対するチャットログなどが残っていないため、運営側は判断が難しいというものだ。

また、動画キャプチャーソフトが不正ツールとして認識されたりすることもあったが、最近では減ってきている。ゲームをプレイする時は、負荷を軽くするためだけではなく、疑惑を生まないためにも不必要な常駐ソフトは切っておきたい。

まとめ

チートは、不正にゲームを有利にすすめるように組み込まれた不正プログラムのことだ。チートを使用するユーザーとオンラインゲームの運営の戦いは長く繰り広げられている。現在は、運営側のセキュリティが強化されて、少しずつ減少傾向にあると言える。

世界中で認知されているオンラインゲームのプラットフォームのSteamでは不正利用に対して厳格に対応をしている。今後はよりチート等の不正が減ることが予想される。ただし、プレイヤーが不正だと認識せずに動画キャプチャソフトを使用してBanされてしまう可能性もある。出来る限り注意深くゲームをすることが良いのかもしれない。

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