当ページでは、Core i5-13500の性能レビュー&搭載ゲーミングPCを紹介している。Intel第13世代のCore i5シリーズにおける真ん中のモデルが発売された。14コア20スレッドとスペックが高く幅広い用途に対応できる。ラインナップ的にはCore i5-13600もあるが国内では販売されておらず、Core i5-13500はCore i5-13600Kに次ぐCore i5シリーズの上位モデルということになる。
注意点としてCore i5-13600Kとはアーキテクチャ的にも性能的にもCore i5-13600Kとは大きな差がある。Core i5-13600Kは最新のRaptor Coveを採用していてL2キャッシュが増量されているのに対して、Core i5-13500では旧世代のAlder Lake世代のGolden Coveを流用していてL2キャッシュは微増に留まる。立ち位置的には下位モデルのCore i5-13400に近い。搭載モデルは「Core i5-13500搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。BTOパソコンではマイナーな存在だ。
Core i5-13500の基本情報
コードネーム | Raptor Lake |
---|---|
プロセス | 10nm |
コア/スレッド数 | 14コア(6P+8E)/ 20スレッド |
定格/最大クロック(P) | 2.5 GHz / 4.8 Ghz |
定格/最大クロック(E) | 1.8 GHz / 3.5 Ghz |
L2キャッシュ | 11.5MB |
L3キャッシュ | 24MB |
PBP | 65W |
MTP | 154W |
発売日 | 2023年01月04日 |
MSRP | $232 |
国内価格 | 37,580円 *2024/3時点 |
特徴 | (+)14コア20スレッドとスペックが高い (+)マルチスレッド性能はRyzen 7を超える (+)i5-13400よりもゲーム性能が高い (-)従来モデルよりも消費電力アップ (-)立ち位置がやや中途半端なモデル (-)ゲーミング性能はRyzen 5に劣る (-)搭載ゲーミングPCのラインナップは僅少 |
評価 | ・総合評価 8.0 ・ゲーム評価 7.5 |
当ページの目次
Core i5-13500の基本情報
現行のCore i5シリーズと比較
i5-13500 | i5-13400 | i5-13600K | |
---|---|---|---|
メーカー | Intel | Intel | Intel |
コードネーム | Raptor Lake | Raptor Lake | Raptor Lake |
プロセス | 10nm | 10nm | 10nm |
トランジスタ数 | - | - | - |
ダイサイズ | 257 mm² | 257 mm² | 257 mm² |
トータルコア数 | 14コア | 10コア | 14コア |
トータルスレッド数 | 20スレッド | 16スレッド | 20スレッド |
CPUコア数(P) | 6コア | 6コア | 6コア |
スレッド数(P) | 12スレッド | 12スレッド | 12スレッド |
CPUコア数(E) | 8コア | 4コア | 8コア |
スレッド数(E) | 8スレッド | 4スレッド | 8スレッド |
定格クロック(P) | 2.5 GHz | 2.5 GHz | 3.5 GHz |
最大クロック(P) | 4.8 GHz | 4.6 GHz | 5.1 Ghz |
定格クロック(E) | 1.8 GHz | 1.8 GHz | 2.6 GHz |
最大クロック(E) | 3.5 GHz | 3.3 GHz | 3.9 GHz |
L2キャッシュ | 11.5MB | 9.5MB | 20MB |
L3キャッシュ | 24MB | 20MB | 24MB |
対応メモリ | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-5600 DDR4-3200 |
内蔵GPU | UHD Graphics 770 | UHD Graphics 730 | UHD Graphics 770 |
グラフィックスコア | 32 | 24 | 32 |
グラフィックス周波数 | 300MHz-1550MHz | 300MHz-1550MHz | 300MHz-1500MHz |
CPUクーラー | ○ | ○ | なし |
PCI-Express | Gen 5, 20 Lanes | Gen 5, 20 Lanes | Gen 5, 20 Lanes |
PBP | 65W | 65W | 125W |
MTP(PL2) | 154W | 148W | 181W |
MSRP | $232 | $221 | $319 |
国内価格 | 37,580円 | 31,940円~ 35,968円 | 45,340円~ 49,459円 |
発売日 | 2023/01/03 | 2023/01/03 | 2022/10/20 |
Core i5-13500は、上位モデルのCore i5-13600Kと同じ14コア20スレッドというスペックを持つ。一方で、クロック周波数についてはかなり抑えられている。Pコアの定格クロックは28%低く、最大クロックも6%低い。Eコアの定格クロックも30%低く、最大クロックも10%低い。L2キャッシュは40%以上少なく11.5MBだ。L3キャッシュは24MBと変わらない。Core i5-13500ではAlder Lake世代と同じGolden Coveを採用していてアーキテクチャ的には少し古い。次世代のRaptor Coveを採用しているCore i5-13600Kとは大きな差があると考えておこう。
対応メモリでも差別化が図られている。Core i5-13500ではDDR5-4800までのサポートだ。内蔵GPUは同等だが、わずかながらCore i5-13500の方がグラフィックス周波数が高い。これはL2キャッシュが少ない分をカバーしているのではないかと思う。PBPはCore i5-13500の方が48%低く、MTPも15%低い。価格差は$87だ。国内価格では6,820円の差がある。
下位モデルのCore i5-13400は10コア16スレッドとCore i5-13500よりもEコアが4コア少ない。定格クロックこそ同等だが、最大クロックはPコアもEコアも0.2GHzずつ引き下げられている。L2キャッシュはCore i5-13500の方が20%多く、L3キャッシュも20%多い。Core i5-13400も旧世代のGolden Coveを流用している。Alder Lakeリフレッシュというイメージだ。
Core i5-13400は内蔵GPUがUHD graphics 730となる。グラフィックスコアは24と少ない。PBPは65Wと共通で、MTPはCore i5-13400の方が4%程度抑えられている。価格差は$11で、国内の販売価格では3,175円の差がある。Core i5-13500が発売されてある程度時間が経ち価格も落ち着いているように思う。Core i5-13400との価格差を考えるとCore i5-13500は魅力的なモデルだと言えるだろう。
他のモデルと比較
i5-13500 | i5-12500 | Ryzen 5 7600 | |
---|---|---|---|
メーカー | Intel | Intel | AMD |
コードネーム | Raptor Lake | Alder Lake | Zen 4 (Raphael) |
トランジスタ数 | - | - | 65.7億 |
プロセス | 10nm | 10nm | 5nm |
ダイサイズ | 257 mm² | 163 mm² | 71 mm² |
I/Oダイプロセス | - | - | 6nm |
I/Oダイ | - | - | 122 mm² |
トータルコア数 | 14コア | 6コア | 6コア |
トータルスレッド数 | 20スレッド | 12スレッド | 12スレッド |
CPUコア数(P) | 6コア | 6コア | 6コア |
スレッド数(P) | 12スレッド | 12スレッド | 12スレッド |
CPUコア数(E) | 8コア | - | - |
スレッド数(E) | 8スレッド | - | - |
定格クロック(P) | 2.5 GHz | 3.0 GHz | 3.8 GHz |
最大クロック(P) | 4.8 GHz | 4.6 GHz | 5.1 GHz |
定格クロック(E) | 1.8 GHz | - | - |
最大クロック(E) | 3.5 GHz | - | - |
L2キャッシュ | 11.5MB | 7.5MB | 6MB |
L3キャッシュ | 24MB | 18MB | 32MB |
対応メモリ | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-5200 |
内蔵GPU | UHD Graphics 770 | UHD Graphics 770 | Radeon Graphics |
グラフィックスコア | 32 | 32 | 2 |
グラフィックス周波数 | 300MHz-1550MHz | 300MHz-1450MHz | 400MHz-2200MHz |
CPUクーラー | ○ | ○ | ○ |
PCI-Express | Gen 5, 20 Lanes | Gen 5, 20 Lanes | Gen 5, 24 Lanes |
PBP | 65W | 65W | 65W |
MTP(PL2) | 154W | 117W | 88W |
MSRP | $232 | $212 | $229 |
国内価格 | 37,580円~ | - | 29,700円~ |
発売日 | 2023/01/03 | 2022/01/04 | 2023/01/14 |
Core i5-12500は6コア12スレッドというスペックだ。Eコアは搭載されていない。この点Core i5-13500で大きく進化したと言える。Pコアの定格クロックはCore i5-12500の方が20%高く、最大クロックはCore i5-13500の方が5%高い。いずれもオーバークロックは非対応だ。L2キャッシュはCore i5-13500の方が53%多く、L3キャッシュもCore i5-13500の方が33%多い。
対応メモリ・CPU内蔵グラフィックスは共通だ。CPU内蔵グラフィックスについてはグラフィックス周波数が少しだけ高くなったが、性能差を体感することはできないだろう。また、どちらもCPUクーラー同梱となる。PBPは65Wと共通だが、MTPはCore i5-13500の方が32%高く154Wだ。MSRPはCore i5-13500の方が$20高い。性能差を考えると妥当ではないかと思う。
Ryzen 5 7600はZen 4アーキテクチャを採用したCPUだ。トランジスタ数は65.7億となる。プロセスは5nmとCore i5-13500の半分だ。I/Oダイプロセスには6nmを採用している。二つのダイを合わせると193m㎡だ。Core i5-13500の方が34%大きい計算だ。Ryzen 5 7600は6コア12スレッドというスペックだ。定格クロックはRyzen 5 7600の方が52%高く、最大クロックもRyzen 5 7600の方が7%高い。Ryzen 5 7600はオーバークロック対応だ。
L2キャッシュはCore i5-13500の方が5.5MB多いが、L3キャッシュはRyzen 5 7600の方が8MB多い。Ryzen 5 7600では対応メモリがDDR5のみとなっているのもポイントだ。Ryzen 7000シリーズからCPU内蔵グラフィックスが標準搭載となっている。APUとの差別化は行われていて性能が高いわけではない。Ryzen 5 7600もCPUクーラー同梱だ。
PBPはどちらも65Wだが、MTPはRyzen 5 7600の方が42%も低く88Wに留まる。5nmプロセスを採用していることもあって省電力性が高い。価格差は$3で同等だ。実売価格ではRyzen 5 7600の方が7,880円安く購入できる。ただし、メモリやマザーボードが高価なためトータルで見るとCore i5-13500の方が安く済む。Ryzen 5 7600はソケットがAM5に代わりプラットフォームコストがネックとなる。
Core i5-13500の最新評価【2024年】
Core i5-13500のゲーム性能スコアは29,392だ。この数値は次世代のCore i5-14500とほとんど変わらない。競合のRyzen 5 7600と比べるとわずかにゲーム性能は劣っているが、Ryzen 5 7500Fと比べて2%弱上回っている。ミドルクラスのCPUとしては必要十分だろう。GeForce RTX 4060 TiやGeForce RTX 4060と組み合わせればGPUのパフォーマンスを最大限に引き出せる。GeForce RTX 4070までは許容範囲だ。
現在の国内販売価格は37,580円~だ。Core i5-14500の価格が39,300円~なので2,000円程度安く購入できる。性能差がほとんどないことを考えるとCore i5-13500でも全く問題ないはずだ。細かくベンチマークを取らない限り実際のゲームプレイにおいて性能差を体感することはできないだろう。Core i5-14400は35,850円~となっている。Core i5-14400Fなら32,380円だ。Core i5シリーズは新旧含めて全体的にうまく価格のバランスが取れている。Ryzen 5 7600は29,800円~と7,780円安いが、プラットフォームコストを考慮すればコスパがずば抜けているわけではない。
Core i5-13500の特徴&注意点【発売時点】
14コア20スレッドとマルチスレッド性能が高い
Core i5-13500は、ハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて14コア20スレッドと高いスペックを誇る。マルチスレッド性能では従来モデルのCore i5-12600Kを大きく上回り、Core i7-12700に匹敵するほどだ。ただし、価格と性能的にやや中途半端なモデルと捉えることもできる。他のCore i5シリーズとしっかり吟味するのがよいだろう。
現在Core i5-13500の価格は37,580円で、そこから+11,760円でRaptor Coveを採用したCore i5-13600K(49,340円)を選択できる。CPU内蔵グラフィックス非搭載のCore i5-13600KFなら45,340円だ。Core i5-13600KはCPUクーラーが非同梱だが、コストパフォーマンスは悪くない。同じ14コア20スレッドでも性能差はかなり大きい。L2キャッシュが多く、Raptor Coveを選択できるメリットは大きい。
また、下位モデルのCore i5-13400なら3,175円安く購入できる。どちらもGolden Coveで旧世代のAlder Lake世代のものを流用しているという共通点がある。10コア16スレッドとEコアが4つ少なくなるが、より安く購入できるのは魅力的だろう。Core i5シリーズの無印モデルではコストパフォーマンスが何よりも重視されるはずだ。CPU内蔵グラフィックス非搭載のCore i5-13400Fなら6,219円も安く購入できる。その点Core i5-13500はやや中途半端なモデルだと言わざるを得ない。
ゲーミング性能は競合のRyzen 5に劣る
確かにCore i5-13500はスペックが高くマルチスレッド性能では価格帯最強モデルと考えてよいだろう。一方で、ゲーミング性能については競合モデルであるRyzen 5 7600に及ばない。14コア20スレッドというスペックでも6コア12スレッドのCPUに敵わないのは悩ましい。これはアーキテクチャの違いが出ているのだろう。
Zen 4アーキテクチャはより洗練され高いゲーム適性を持つ。Ryzen 5 7600は新しいソケットAM5の導入が必須でコストが掛かる点は忘れてはいけない。高額なDDR5メモリ及びマザーボードを購入する必要がある。コストパフォーマンスの観点からはCore i5-13500の方が優秀だ。
Core i5-13500の場合世代的にはRaptor Lake世代だが、中身を見ると旧世代のAlder Lake世代の流用だ。Intelとしては上位モデルとの差別化を考えた結果だと思うが、それが裏目に出ている形だ。Intel第12世代まではCore i5シリーズもRyzenシリーズを圧倒していた。Intel第13世代CPUの購入を考えている方は注意しよう。ゲーム性能を重視するならCore i5-13600K以上のモデルを選択しよう。
搭載ゲーミングPCはかなり少なく希少
残念ながらCore i5-13500を搭載したゲーミングPCは非常に少ない。Core i5-12500を搭載したモデルが少なかったことを考えると自然の流れだ。ドスパラ・G-Tune・フロンティアなどの大手BTOメーカーでは下位モデルのCore i5-13400が中心で、Core i5-13500以上のモデルの取り扱いが皆無だ。Core i5-13500搭載モデルを探すなら、TSUKUMOかサイコムのみとなる。それも初期構成ではCore i5-13400が搭載されているため、カスタマイズで対応しなければいけない。
基本的には自作PCユーザー向けと言えるかもしれない。Core i5-13600Kよりも安く、Core i5-13600Kと同じ14コア20スレッドというスペックが手に入るので魅力的に映るのではないかと思う。CPUクーラーが同梱となっているのもポイントだ。プラットフォームコストを考慮しても無印モデルというのはコストパフォーマンスが高くなる傾向にある。競合モデルのRyzen 5 7600も単体のCPUとして見れば割安だが、メモリやマザーボードの価格が高くトータルコストがかさんでしまう。
Core i5-13400のゲームベンチマーク一覧
Far Cry 6
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13500 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 |
Hitman 3
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i5-12600K | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i5-13500 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 |
Cyberpunk 2077
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13500 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 |
Red Dead Redemption 2
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13500 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 |
Watch Dogs: Legion
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13500 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 |
その他アプリケーションのベンチマーク
Cinebench R23
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-13500 | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i5-12400 |
7-Zip
Core i7-13700 | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-13500 | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 |
Handbrake
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i5-13500 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i5-12400 |
Adobe Lightroom and Premiere Pro
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i7-13700 | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-13500 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 |
Core i5-13500搭載おすすめゲーミングPC
G-GEAR GA5J-B230/B(TSUKUMO)
CPU:Core i5-13500 *カスタマイズ
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
TSUKUMOのミドルタワーモデルだ。初期構成ではCPUにCore i5-13400Fが選択されているゲーミングPCとなる。カスタマイズでCore i5-13500にアップグレード可能だ。+7,700円と妥当な価格設定のように思える。旧世代のモデルとなりお得感がある。次世代のCore i5-14500と比べてもそこまで性能が変わるわけでもないのでCore i5-13500を選んでもよいだろう。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 1TB NVMeという構成だ。電源ユニットは750W GOLDを採用していて余裕がある。マザーボードのチップセットはASRock B660 Pro RSだ。
G-GEAR GA5J-B230/B(TSUKUMO)
CPU:Core i5-13500 *カスタマイズ
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
TSUKUMOのミドルタワーモデルだ。他社BTOメーカーが軒並みケースデザインをリニューアルしている中でやや古さを感じてしまうが、コストパフォーマンスの高いモデルが揃っていて注目度が高い。+7,700円でCore i5-13400FからCore i5-13500にアップグレードできる。グラフィックスにはハイクラスのGeForce RTX 4070を搭載している。グラフィックスについてもRTX RTX 4070 TiやRadeon RX 7900 XTXなどの上位モデルにアップグレード可能だ。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 1TB NVMeという構成だ。電源ユニットは750W GOLDを採用している。マザーボードのチップセットはASRock B660 Pro RSだ。
G-Master Velox II Intel Edition(サイコム)
CPU:Core i5-13500 *カスタマイズ
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS GOLD
コスパ:4.8
こちらもカスタマイズでCore i5-13400FからCore i5-13500にアップグレードできる。+9,850円とTSUKUMOよりも少し高い価格設定だ。グラフィックスにはAda Lovelace世代のミドルクラスであるGeForce RTX 4060を搭載している。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方に最適だ。構成はメモリDDR4-3200 16GB、SSD 500GB Gen4 NVMeとなる。電源ユニットは650W GOLDを採用している。CPUやグラフィックボードのアップグレードを考えている場合電源ユニットのカスタマイズを検討しよう。750W GOLD以上を選択しておけば安心だ。ベースモデルのまま購入してしまうとコストパフォーマンスが悪いので基本的にはカスタマイズをしよう。
G-Master Spear Z790/D5(サイコム)
CPU:Core i5-13500 *カスタマイズ
GPU:GeForce RTX 4070 Ti Manli製 *カスタマイズ
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD SilverStone
コスパ:3.9
初期構成はCore i7-13700K×RTX 4060搭載のゲーミングPCだ。CPUをCore i7-13700KからCore i5-13500へダウングレードすると35,200円安くなる。グラフィックボードをRTX 4060からRTX 4070 Tiへのアップグレードで+79,230円だ。WQHD環境で高リフレッシュレートを実現できる高いゲーミング性能が魅力だ。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も平均以上となる。電源ユニットはSilverStone製750W GOLDを採用している。光学ドライブが不要な方は非搭載にすることで費用を抑えられる。
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