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国内の主要BTOメーカーであるドスパラマウスコンピューターパソコン工房フロンティアの4社を比較していく。国内外を含めて26社以上のBTOメーカーがあるが、実際に購入されているのはこの4社にほぼ集中している。この記事ではコストパフォーマンス・保証・サービス(サポート・納期)・ケースデザインの4項目に分けて、どのショップがどんな人に向いているのかを整理した。結論だけ先に知りたい方は「用途別の選び方」まで読み飛ばしてもらって構わない。

主要BTOメーカー4社の早見表

主要BTOメーカー 基本情報の比較横にスクロールできます →
ショップ名 ドスパラ マウスコンピューター パソコン工房 フロンティア
イメージ dosparatop mousetop pckouboutop frontiertop
ひとことで言うと 価格改定と納期が武器クーポンで一気に安くなる 標準3年保証で安心構成に余裕がある キャンペーンで化ける店舗数が最多 高性能帯のコスパ最強台数限定セールが軸
運営企業(資本金) 株式会社サードウェーブ5,608万9,332円 株式会社マウスコンピューター1億円 株式会社ユニットコム9,800万円 インバースネット株式会社1億円
親会社 株式会社MCJ38億6,810万2,900円 株式会社MCJ38億6,810万2,900円 株式会社ヤマダホールディングス711億円
売上高 926億円2025年7月期 649億円2025年3月期 422億円2025年3月期 262億円2025年2月期
設立 1984年3月 2006年10月 1990年2月 1951年12月
実店舗 43店舗持ち込み修理に対応 9店舗企業規模的に少ない 66店舗4社では最多 1店舗名古屋店のみ
コストパフォーマンス 4.8 4.3 4.8 5.0
基本保証 1年間有償で最長5年 3年間全ブランド標準 1年間有償で最長4年 1年間有償で最長3年
電話サポート 24時間365日 24時間365日 24時間365日 10:00-19:00年末年始・指定休日を除く
納期 最短翌日出荷 4-6営業日+2,200円で翌営業日出荷 2-7日 7-10日
詳細レビュー レビュー レビュー レビュー レビュー
公式サイト 公式 公式 公式 公式
※ 資本金・売上高は各社の公表資料にもとづく。納期は通常期の目安で、年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は延びることがある。

知名度でいえばドスパラが頭ひとつ抜けている。運営企業は株式会社サードウェーブで、実は資本金は4社の中でもっとも少ない。マウスコンピューターとパソコン工房の運営企業はどちらも株式会社MCJ(2026/6/16上場廃止)の傘下で、フロンティアの親会社は上場企業であるヤマダホールディングスだ。企業規模で見れば株式会社MCJや株式会社ヤマダホールディングスが大きい。

売上高では単体ショップとしてドスパラが926億円と国内No.1のBTOメーカーとなっている。続いてマウスコンピューター・パソコン工房・フロンティアの順だ。ここで注目したいのが実店舗の有無で、パソコン工房とドスパラは全国に直営店を構えており、故障時に持ち込めるという通販専業にはない安心感がある。保証面はマウスコンピューターが優秀で、標準3年保証は他社が有償で追加する部分を最初から含んでいると考えていい。廉価ブランドまで3年保証の対象なのはマウスコンピューターだけだ。フロンティアの最新ゲーミングブランドであるフレクサーも3年保証となっている。

用途別の選び方【結論】

とにかく安く抑えたいドスパラ / パソコン工房10万円前後のエントリー帯からミドルハイ帯まではこの2社の独壇場だ。ドスパラはクーポン、パソコン工房はセール対象モデルで価格が動く。購入前に必ず両社の同価格帯を並べて確認したい。
できるだけ早く手元に欲しいドスパラ最短翌日出荷に対応するモデルがあり、納期では他社を寄せ付けない。週末までに用意したい、といった事情があるならドスパラ一択でいい。
保証とサポートを重視したいマウスコンピューター標準3年保証に24時間365日の電話サポート、国内自社工場での修理まで揃う。金額に換算すれば1万円〜3万円分の価値があり、初めての1台にも向く。
ミドルハイ以上を安く買いたいフロンティア台数限定セールを軸にした販売方式で、高性能帯の構成対価格は圧倒的だ。ただし納期は3-5日と長く、サポート時間も限られる点は許容する必要がある。店舗も少ない。

コストパフォーマンスを比較

各BTOメーカーの代表モデルをピックアップしてコストパフォーマンスを比較していく。フロンティアの圧勝と考えているユーザーが多いかもしれないが、最近はドスパラやパソコン工房もキャンペーンに力を入れていて、価格帯によっては逆転している。

売れ筋モデル

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ショップ名 ドスパラ マウスコンピューター パソコン工房 フロンティア
イメージ Magnate-G MTW12th NEXTGEAR JG-A7G6T LEVEL-M17M-147F-RRX FRGHLB760WSA
製品名 THIRDWAVE AD-R7A56A-01W NEXTGEAR JG-A7G60 LEVEL-M1AM-R77-SKXG FRGHLB550/WS0810/NTK
価格 189,980円 234,800円 214,800円204,800円セール対象 209,800円
送料 3,300円 無料送料無料 2,200円無料会員は0円 3,300円
クーポン 3,000円OFFkaikae3000 なし なし なし
CPU Ryzen 7 77008コア16スレッド Ryzen 7 5700X8コア16スレッド Ryzen 7 77008コア16スレッド Ryzen 7 5700X8コア16スレッド
CPUクーラー 空冷 空冷 空冷 空冷
GPU RTX 5060+3,000円でRTX 5060 Ti 8GB RTX 5060 RTX 5060 Ti 8GB RTX 5060 Ti 8GB
メモリ DDR5-4800 16GB16GB×1枚シングルチャネル DDR4-3200 16GB8GB×2枚 DDR5 16GB8GB×2枚 DDR4-3200 32GB16GB×2枚
SSD 500GB NVMe Gen4 500GB NVMe Gen4 500GB NVMe 1TB NVMe Gen4
電源 650W BRONZE 650W BRONZE 650W BRONZE 600W PLATINUM
マザーボード A620A B550 A620 B550
保証 1年間 3年間 1年間 1年間
備考 メモリがシングルチャネル 標準3年保証+送料無料 セール対象モデル 台数限定モデル
公式 公式 公式 公式 公式
レビュー レビュー レビュー レビュー
※ 価格は掲載時点のもので、セールやクーポンの内容は予告なく変更される。最新価格は各公式サイトで確認してほしい。

各BTOメーカーの売れ筋モデルをまとめた。性能帯は異なるが、どのモデルも完成度が高くコストパフォーマンスは良好だ。ミドルハイクラスはドスパラとパソコン工房が強く、ハイクラス以上はフロンティアが強い。マウスコンピューターは構成の充実度と保証で他社とは一線を画す。

THIRDWAVE AD-R7A56A-01Wは189,980円にクーポン3,000円OFFが乗るため実質186,980円となり、Ryzen 7 7700搭載モデルとしては破格だ。ドスパラが発行しているクーポンは必ず適用してから購入したい。ただしメモリが16GB×1枚のシングルチャネル構成で、ゲーム性能が数%落ちる点だけは理解しておこう。+3,000円でRTX 5060 Ti 8GBへ変更できるので、予算が許すならこちらを選びたい。

NEXTGEAR JG-A7G60はミドルクラスとしてよくまとまったモデルだ。価格だけを見れば4モデル中もっとも高いが、送料無料と標準3年保証を差し引いて考えると実質的な差はかなり縮まる。LEVEL-M1AM-R77-SKXGはキャンペーン価格で販売中で、Ryzen 7 7700とRTX 5060 Ti 8GBの組み合わせで204,800円は明確に安い。無料会員登録で送料がかからないのもポイントだ。フロンティアのFRGHLB550/WS0810/NTKはメモリ32GB・SSD 1TB・PLATINUM電源と構成が頭ひとつ抜けており、GPU性能あたりの単価では最良の1台となる。

低価格帯モデル

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ショップ名 ドスパラ マウスコンピューター パソコン工房 フロンティア
イメージ Magnate-G MTW12th NEXTGEAR JG-A7G6T LEVEL-M17M-147F-RRX FRGAG-B550MWS914NTK
製品名 THIRDWAVE AD-R5A35A-01W NEXTGEAR JG-A5G5A LEVEL-M1P5-R45-DEX FRGHLB550/WS0807
価格 99,980円4社で最安 209,800円 129,800円126,800円セール対象 194,800円
送料 3,300円 無料送料無料 2,200円無料会員は0円 3,300円
クーポン 3,000円OFFkaikae3000 なし なし なし
CPU Ryzen 5 45006コア12スレッド Ryzen 5 45006コア12スレッド Ryzen 5 45006コア12スレッド Ryzen 7 5700X8コア16スレッド
CPUクーラー 空冷 空冷 空冷 空冷
GPU RTX 3050 6GB RTX 3050 6GB RTX 3050 6GB RTX 5060
メモリ DDR4-3200 8GB8GB×1枚容量・チャネル不足 DDR4-3200 16GB8GB×2枚 DDR4-3200 16GB8GB×2枚 DDR4 32GB16GB×2枚
SSD 500GB NVMe Gen4 1TB NVMe Gen4 500GB NVMe 1TB NVMe Gen4
電源 550W BRONZE 550W BRONZE 650W BRONZE 600W PLATINUM
マザーボード A520 B550 B550 B550
保証 1年間 3年間 1年間 1年間
向いている人 初期費用を最優先したい人メモリ増設は前提 長く安心して使いたい人 バランス重視の人 この価格帯では性能重視の人
リンク 公式レビュー 公式レビュー 公式 公式
※ フロンティアとマウスコンピューターの2モデルは価格帯が上のクラスに位置する。同一条件の比較ではなく「各社の最安に近いゲーミングモデル」として並べている。

最後に低価格帯のモデルを見ていく。この価格帯はドスパラとパソコン工房が強力だ。ドスパラのTHIRDWAVE AD-R5A35A-01Wは99,980円とクーポン込みで10万円を明確に下回る。ただし、メモリが8GB×1枚とかなり割り切った構成で、購入後のメモリ増設は事実上必須と考えたほうがいい。増設費用を含めて考えると、最初から16GBを積むパソコン工房のLEVEL-M1P5-R45-DEX(126,800円)とは実質的に近い価格になる。予算をどこまで削りたいかで選ぶといい。

マウスコンピューターのNEXTGEAR JG-A5G5Aは209,800円と他のモデルより高いが、SSD 1TBに加えて3年間の保証が標準で付く。フロンティアの最安値モデルはFRGHLB550/WS0807で、価格帯こそ上がるもののRyzen 7 5700X+RTX 5060、メモリ32GBと性能面では別クラスにある。「低価格帯で妥協したくない」ならこちらが候補になる。

保証を比較

BTOパソコンは自作PCと違い、故障時にショップがまとめて対応してくれる点が大きな価値になる。ところが同じ「1年保証」でも、送料を誰が負担するのか、初期不良として扱ってもらえる期間はどれくらいか、修理に何週間かかるのかは各社でかなり違う。価格だけを並べていると見落としやすい部分なので、ここは規約まで踏み込んで見ていきたい。

なお、延長保証そのものの必要性についてはゲーミングPCの延長保証は基本的に不要【6社の規約で検証】で詳しく検証している。結論だけ先に書けば、延長保証は経済合理性で考えると基本的に不要だ。だからこそ標準保証が長いショップを最初から選ぶという発想が効いてくる。

基本保証の比較

標準で付いてくる保証の比較横にスクロールできます →
ショップ名 ドスパラ マウスコンピューター パソコン工房 フロンティア
基本保証 1年間 3年間全ブランド標準 1年間 1年間
修理時の送料 片道負担 片道負担 負担なし基本保証は往復無料 片道負担
初期不良期間 1週間アプリ利用のモバイル会員は1ヶ月 1ヶ月 2週間 2週間
修理期間の目安 発送後2-3週間 最短当日出荷安心パック加入時/標準保証は約1週間 最大数十日 非公表
代替機の貸出 なしセーフティサービス加入者のみ無料 なし規定に明記 規約に記載なし 非公表
店頭での受付 全国の直営店で可 ユニットコム直営店で可パソコン工房・TWO TOPなど 全国の直営店で可 なし
電話サポート 24時間365日 24時間365日 24時間365日 10:00-19:00年末年始・指定休日を除く
※ 送料はPCのサイズが大きいため片道2,000〜3,000円程度かかる。修理期間はいずれも規約・公式の公表値または目安であり、症状や時期によって前後する。

基本保証だけで見ればマウスコンピューターが頭ひとつ抜けている。他社が1年としているところを標準で3年に設定しており、これだけで他社の3年延長保証(およそ2万円)に相当する。初期不良として扱ってもらえる期間も1ヶ月と最長だ。さらに有償の安心パックサービスを付ければ最短当日出荷、72時間以内の修理完了を目標としており、標準保証でも約1週間で返ってくる。「壊れている期間そのもの」が損失になるゲーミングPCでは、この速さは保証年数と同じくらい重要だ。

一方で見落とされやすいのが送料の扱いで、基本保証の往復送料が無料なのはパソコン工房だけとなる。ドスパラ・マウスコンピューター・フロンティアはいずれも発送分がユーザー負担だ。片道でも2,000〜3,000円かかるため、無視できる金額ではない。また4社とも修理中の代替機は基本的に貸してくれない。唯一の例外がドスパラのセーフティサービス加入者だが、貸し出されるのはノートPCで、ゲームが動く保証はないと考えておいたほうがいい。保証に入っていても数週間ゲームができない期間そのものは避けられない、というのが実際のところだ。

延長保証の比較

料金の決め方がショップごとに違って直接は比べにくいため、20万円(税込)のPCを3年使って一度だけ修理に出した場合の想定費用を最後の行に揃えた。

延長保証と物損保証の比較横にスクロールできます →
ショップ名 ドスパラ マウスコンピューター パソコン工房 フロンティア
延長保証 2-5年4段階から選べる 設定なしG TUNE/NEXTGEARは対象外 3-4年 3年プレミアム保証
保証料(3年の場合) 本体価格の10%最低10,998円/5年は18% 不要標準で3年 商品代金の10%6万円以下は一律6,600円 本体価格の10%
物損保証落下・水濡れなど セーフティサービス月額980円のサブスク型 破損盗難保証6,600-19,800円/盗難も対象 物損保証付延長保証3年15%/4年20% なし
保証限度額 税込購入金額セーフティは同等品と交換 規定に明記なし修理対応のみ 上限なし修理回数も無制限 製品の購入金額
経過年数による減価 4-5年目は一律5,000円の自己負担 規定なし 逓減なしと明記 規定なし
修理不可のときの扱い 代替品を提供 修理対応 交換時は追加1万円 同等性能のPCと交換
延長期間の送料 往復無料延長保証加入の特典 片道負担 片道負担1年目は負担なし 片道負担
加入のタイミング 購入時セーフティは加入後の購入分も対象 購入時 購入時のみ後から追加不可
想定費用20万円・3年・修理1回 20,000円 送料のみ 20,000円 20,000円+送料
おすすめ度 4.5 5.0 4.3 3.5
※ 想定費用は税込20万円のゲーミングPCを3年間使い、一度だけ修理を依頼した場合の概算(送料は片道3,300円で計算)。保証料や規約は改定されることがあるため、最新の内容は各社の公式サイトで確認してほしい。

延長保証の料率は、ドスパラ・パソコン工房・フロンティアがそろって本体価格の10%(3年)で横並びだ。つまり料金だけで優劣はほとんど付かない。差が出るのはそこから先で、ドスパラは加入すると往復送料が無料になり最長5年まで選べる。パソコン工房は修理金額の上限も修理回数の制限も設けておらず、修理費が本体価格を上回っても対応してもらえる。フロンティアは物損に対応しておらず、加入できるのも購入時のみと制約が多い。

そして想定費用でもっとも安いのは、そもそも保証料がかからないマウスコンピューターになる。ただしmG TUNEやNEXTGEARといったゲーミングブランドは延長保証そのものに加入できないため、3年を超えて保証を延ばす選択肢はない。物損まで備えたい場合の設計も各社で思想が違う。

ドスパラのセーフティサービスは月額980円のサブスク型で、1契約で複数台をカバーでき、本体だけでなくグラフィックボードやメモリといったパーツ単体も対象になる。逆に1台だけで使うと3年で35,280円と割高だ。マウスコンピューターの破損盗難保証は4社で唯一「盗難」までカバーする。パーツ価格が高止まりしている今は、保証料の安さよりも上限と減価の条件を読み比べたほうがいい。

各社の保証の特徴

ドスパラ1年 / 最長5年標準は1年保証で、延長保証は2年6%(最低6,598円)・3年10%(最低10,998円)・4年13%(最低14,298円)・5年18%(最低19,798円)の4段階から選べる。加入すると修理時の往復送料が無料になるのが実質的な値引きとして効く。物損に備えるなら別枠の「セーフティサービス」で、こちらは月額980円のサブスク型だ。1契約で複数台をカバーでき、加入後にドスパラで買ったPCは自動的に対象へ追加される。グラフィックボードやメモリなどパーツ単体も対象になるうえ、修理中の代替機を無料で借りられるのは4社でここだけだ。ただし解約すると保証も切れ、1台だけの利用では割高になる。
マウスコンピューター3年 / 標準4社で唯一、標準で3年保証を付けている。廉価ブランドのNEXTGEARも同じ扱いだ。修理はユーザーが送るセンドバックが標準で、業者が引き取りに来るピックアップは+3,300円、技術者が自宅を訪問するオンサイトは+8,800円で追加できる。有償の安心パックサービスを付ければ72時間以内の修理完了を目標とし、最短当日出荷にも対応する。物損は別売の破損盗難保証(6,600円〜19,800円)で、水濡れ・火災・落雷・落下に加えて盗難までカバーするのは4社でここだけだ。ただしG TUNEとNEXTGEARは延長保証の対象外で、3年を超える延長はできない。
パソコン工房1年 / 最長4年標準1年だが、基本保証の期間中は往復送料が無料という点が地味に大きい。延長保証は3年10%(6万円以下は一律6,600円)・4年15%(同9,900円)で、物損保証付きにすると3年15%・4年20%となる。特筆すべきは修理金額の上限も修理回数の制限も設けていないことで、修理費が購入時の本体価格を上回っても対応してもらえる。物損保証付きは本体金額の100%が通算上限だが、経過年数による逓減はないと明記されている。パーツが値上がりしている局面ではこの設計が効いてくる。全国の直営店に持ち込める点も含めて、初心者に一番すすめやすい。
フロンティア1年 / 最長3年標準1年で、延長は「プレミアム保証」により合計3年まで。加入金額は本体価格の10%と他社と同水準で、料率で見て割高ということはない。保証限度額は製品の購入金額で経過年数による減価の規定はなく、補修部品がなく修理不可の場合でも同等性能のPCと交換してもらえる。この着地の手厚さはドスパラとほぼ同じ設計だ。弱点は物損に対応していないことと、加入できるのが購入時のカスタマイズ画面のみという点で、後から追加はできない。実店舗がないため修理は引き取り対応のみ、電話サポートも10:00-19:00に限られる。

保証で確認しておきたい5つのポイント

  • 延長保証で延びるのは期間だけで、守備範囲は変わらない:ここが最も誤解されやすい。落下や水濡れといった物損は通常保証の対象外で、期間を延ばしても対象外のままだ。守備範囲を広げたいなら、年数の延長ではなく物損対応のオプションを選ぶ必要がある。
  • 修理中の代替機は基本的に貸してもらえない:ドスパラもマウスコンピューターも規定で貸し出しを行わないと明記している。ドスパラの修理期間は発送後2〜3週間、パソコン工房は最大数十日だ。保証に入っていても、ゲームができない期間そのものは残る。
  • データは消える前提で預ける:4社とも修理時にストレージのデータが消去される可能性を規約に書いている。保証が守ってくれるのは修理代金だけで、セーブデータやゲームの再ダウンロードまでは面倒を見てくれない。
  • 送料を誰が負担するか:基本保証の往復送料が無料なのはパソコン工房だけだ。片道でも2,000〜3,000円かかる。ドスパラは延長保証に加入すると往復無料になるなど、条件はショップごとに違う。
  • オーバークロックや24時間の連続稼働は対象外になりうる:ドスパラの通常保証規約はクロックアップ、24時間以上の連続使用、マイニングなどの高負荷用途を対象外に挙げている。配信でつけっぱなしにする、生成AIを長時間回すといった使い方は規約を文字どおり読めば範囲外だ。保証があるから何をしてもいい、とは言えない。

サポート・納期などのサービスを比較

サポート・納期・下取りの比較横にスクロールできます →
ショップ名 ドスパラ マウスコンピューター パソコン工房 フロンティア
電話サポート 24時間365日 24時間365日 24時間365日 10:00-19:00年末年始・指定休日を除く
有償サポート リモートサービス5,500円 安心パックサービス72時間以内の修理を目標 なし J-ONEcall3,300円〜
出張設定・設置 11,980円〜 10,450円〜 11,980円〜 なし
修理の受け取り方 センドバック店舗持ち込みも可 センドバックピックアップ+3,300円/オンサイト+8,800円 センドバック店舗持ち込みも可 センドバック訪問部品交換7,700円
納期 最短翌日出荷 4-6営業日+2,200円で翌営業日出荷 2-7日 7-10日
送料 3,300円 無料 2,200円無料会員は0円 3,300円
下取り割引額 3,000円 1,100円 1,000円 1,000円
支払い方法 分割手数料無料の回あり 分割手数料無料の回あり 分割手数料無料の回あり 分割手数料無料の回あり
※ 出張・訪問サービスの料金は地域や作業内容により変動する。分割手数料無料の回数はキャンペーンによって変わるため、購入時に確認してほしい。

サービス面でもっとも充実しているのはマウスコンピューターだ。送料無料に加えて有償サポートも手厚く、専用ダイヤルや即日修理サービスが用意されている。サポート体制はフロンティアを除いた3社が24時間365日の電話対応に対応しており、深夜に起動しなくなったといった場面でもすぐ相談できる。出張設定・設置サービスは費用が高額なため積極的にはすすめないが、パソコンの扱いに不慣れであれば候補に入れてもよい。

納期についてはドスパラが圧倒的で、一部のモデルは最短翌日出荷に対応している。マウスコンピューターは+2,200円で翌営業日出荷サービスを利用できるが、通常は4〜6営業日での出荷となる。パソコン工房は2〜7日、フロンティアは7〜10日が目安だ。フロンティアは台数限定モデルの受注状況によってさらに前後することがある。年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期はこの限りではない。下取り額はドスパラがもっとも高く3,000円で、他社は1,000円〜1,100円だ。キャンペーン開催時には5,000円程度の下取りを見込める場合もある。

ケースデザインを比較

最後にケースデザインを見ていく。ケースは毎日目に入る部分であり、冷却性能やメンテナンス性にも直結する。なおドスパラのガレリアブランドは中古市場でも人気が高く、売却時に値が付きやすいというメリットがある。

ドスパラ(GALLERIA)

ガレリアのミドルタワーはフロントの縦ラインとサイドのガラスパネルが特徴で、光らせても落ち着いて見えるバランスの良さがある。内部はケーブルを裏側に回す設計で、初めて見ても配線が整理されている印象を受けるはずだ。

ドスパラ(THIRDWAVE)

THIRDWAVEはガレリアより価格を抑えたブランドで、ケースも装飾を省いたシンプルな造りになっている。派手さはないが、机の上に置いても主張しすぎないのは利点だ。

マウスコンピューター(NEXTGEAR)

NEXTGEARはフルタワーとミニタワーで性格が大きく異なる。ミニタワーは設置面積を抑えつつ内部へのアクセスが良く、狭いデスクでも扱いやすい。

マウスコンピューター(G TUNE)

G TUNEのフルタワーケースは冷却重視の設計で、大型のCPUクーラーやハイエンドGPUを積んでも余裕がある。上位構成を狙うならこちらのブランドになる。

パソコン工房(LEVEL∞)

LEVEL∞のケースはホワイトモデルの評価が高い。左サイドパネルが開けやすく、メモリやSSDの増設を自分で行いたい人にとって扱いやすい構造になっている。

フロンティア(GHLシリーズ)

GHLシリーズはガラスパネルとメッシュフロントを組み合わせた構成で、価格の割に見栄えがする。装飾を抑えているぶん、ファンを追加したときの見た目もまとまりやすい。

国内外のBTOメーカーまとめ【一覧表】

上記ページで国内外のBTOメーカーを比較したテーブルを作成している。レビューコンテンツでは各BTOメーカーの特徴をより詳しく解説している。ゲーミングPC購入前にぜひ参考にしていただければと思う。

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