当ページでは、サイバーパンク2077の概要及び必要スペックと推奨ゲーミングPCを解説している。2020年12月10日に登場した最新のゲームだ。レイトレーシングなどでRTX 30シリーズの威力を発揮できるタイトルとなる。非常に負荷が高くサイバーパンク2077を存分に楽しみたいならグラフィックボードにお金を掛けるべきだ。おすすめのモデルは「サイバーパンク2077におすすめのゲーミングPC」で紹介している。
当ページの目次
サイバーパンク2077のゲーム環境まとめ
動作環境
最小動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Windows 7/10 (64-bit) | Windows 10 (64-bit) |
CPU | Core i5-3570K | Core i7-4790以上 |
メモリ | 8GB | 12GB |
GPU | GTX 780以上 | GTX 1660 SUPER以上 |
HDD | 70GB | 70GB |
4K推奨環境
4K推奨 | 4K+RT推奨 | |
---|---|---|
OS | Windows 10 (64-bit) | Windows 10 (64-bit) |
CPU | Core i7-4790以上 | Core i7-6700以上 |
メモリ | 16GB | 16GB |
GPU | RTX 2080 SUPER / RTX 3070以上 | RTX 3080以上 |
HDD | 70GB | 70GB |
徹底解剖検証推奨スペック
- CPU:Core i7-14700
- GPU:GeForce RTX 4060
- メモリ:16GB
当サイトでは公式のWQHD推奨環境に照準を合わせつつ、フルHDで快適にプレイできる性能を推奨環境に設定している。Core i7-14700の性能があれば、ゲーム以外への対応もしやすい。動画の撮影や配信などがそうだ。GeForce RTX 4060はあくまで基準として設定しているものだ。搭載モデルの数が少ないので、この環境を基準に多少前後する。メモリは16GBを最低に据えたい。サイバーパンク2077のスペック選びはかなり難しいことになりそうだ。
サイバーパンク2077推奨モデルを詳しく見る
各グラフィックボード別にフレームレートをまとめている。サイバーパンク2077はフルHD環境でもGeForce RTX 3060が最低基準となる。GeForce RTX 3050やGeForce RTX 2060 SUPERでは設定を下げる必要が出てくる。WQHD環境ならGeForce RTX 3060 Ti/GeForce RTX 3070以上、4K環境ならGeForce RTX 3080以上だ。4K環境での負荷は凄まじく設定調整が必要だ。最適化がある程度進んできているため上記の数値よりは多少高いフレームレートが出るだろう。
要求されるGPU性能に対して、CPU性能は控えめなのでCore i5-12400搭載のMagnate MTでも推奨環境をクリアできている。ある程度予算を抑えたモデルでも対応できるということになる。ただし、あくまでも推奨環境であり、快適にプレイできるかは別だ。高リフレッシュレートを実現するために相応のCPU性能が必要だ。想定する環境よりひとつ上を見て性能を決める方が快適になるだろう。
オンラインゲームはDLCやアップデートでスペックが向上する可能性がある。サイバーパンク2077も例外ではない。パッケージ製品なので要求スペックが大幅に引き上げられることはないが、対応するためにも少し余裕は見ておくべきだ。特に、現在バグが多発しており、その修正のアップデートが繰り返されている。修正のために負荷が増大することは割とよくあることだ。GPUは現行のモデルで考えた方が安心かもしれない。
サイバーパンク2077推奨パソコン選びのポイント
次世代のゲームを感じさせるグラフィックのクオリティ
サイバーパンク2077はリアルタイムレイトレーシングなどの最新の機能に対応した次世代のゲームだ。要求スペックの幅は非常に広く、前世代のロークラスから現行のハイエンドまでが要求されている。性能が大きく伸びたRTX 30シリーズを活かすにはちょうどよいタイトルである。ウィッチャーシリーズのスタッフが制作しているが、サイバーパンク2077の世界はボーダーランズシリーズに近いものがある。
グラフィックの質、街の構造やNPCのスタンスがよく似ている。ボーダーランズシリーズが好きであれば特に違和感なく入り込めると思う。ただ、既存のタイトルに似た部分はあっても、グラフィックのクオリティは抜群によい。アニメーション風に見えて、細部まで作り込まれている。このこだわりが負荷に表れているのだろう。
GeForce RTX 30シリーズが登場したとき、このスペックを要求するタイトルはないのだから扱いにくいと思っていた。しかし、サイバーパンク2077を見ると、性能の向上がゲームの質も向上させるのだと実感した。性能が上がればゲームに費やせるリソースも増えるようだ。グラフィックもそうだが、武器やUIもボーダーランズに近いものを感じる。この辺りはかなりユーザーを選んでしまいそうなのが気になる。
サイバーパンク2077は、リアルタイムレイトレーシングの効果を体感するには十分なものだ。これからのゲームにリアルタイムレイトレーシングが標準で対応していくことも考えられる。グラフィックレベルはまた一歩前進したように思う。ただ、ゲーム性の向上には繋がっていなさそうだ。サイバーパンク2077を語る上で避けられないのが膨大なバグだ。
現在は修正されつつあるが、致命的なバグも幾つか残っている。リアルタイムレイトレーシングの影響がないとは言い切れない。幅広いスペックに対応することが影響してそうだ。グラフィックのクオリティは高くても、ゲームの完成度は今ひとつだ。この課題は徐々に解決に向かうはずだ。その時、サイバーパンク2077は再度評価されるタイトルになるだろう。
プレイ環境で要求スペックが大きく変わる
サイバーパンク2077はプレイする環境によって要求スペックが大きく変わる。そのため、快適にプレイするための環境を準備するのが最も難しいタイトルでもある。グラフィックの高さはサイバーパンクの世界を楽しむ上で重要な要素だ。しかし、最高設定を想定すると現行のハイクラスレベルの性能が求められる。まず、スペック選びは解像度の選択から始まる。
フルHD・WQHD・4Kのうちどの解像度を想定するかだ。フルHDならロークラス~ミドルエンド、WQHDならミドルエンド~ハイクラス、4Kならハイクラス~ハイエンドが必要となる。これだけ要求スペックの幅が広いのはリアルタイムレイトレーシングに対応しているからだ。この時点でGPUの選択肢はNVIDIAに傾く。Radeon RX 6000シリーズはリアルタイムレイトレーシングにほぼ対応できない。そのため、推奨環境を始め、当記事ではNVIDIAのGPUのみの取り扱いだ。
公式の推奨環境は60fpsを基準にしている。快適の基準が144fpsや240fpsであるならかなりの余裕を見ておく必要がある。推奨スペックに対して、高リフレッシュレートを想定するなら一つ上の環境を見ておく方がいいかもしれない。ただでさえ要求されるスペックの幅が広いのに、こういった具合に環境次第で多少の振り幅がある。これがスペック選びをややこしくしている。GPUを中心に考えると少しわかりやすい。
サイバーパンク2077はGPU負荷が高く、CPU負荷は比較的低い。フルHDならGeForce RTX 4060 or GeForc eRTX 3060を選ぶといい。リアルタイムレイトレーシングを有効にする場合はGeForce RTX 4070 SUPERかGeForce RTX 4060 Tiをおすすめする。WQHDならGeForce RTX 4060 Ti or GeForc eRTX 4070 SUPERがよい。4KはGeForce RTX 4080 SUPER、リアルタイムレイトレーシングを有効にするなら同様にGeForce RTX 4080 SUPER以上が適している。
GPUを基準に、CPUはフルHDならCore i5-14400/Ryzen 5 7600、それ以上ならCore i7-14700/Core i7-13700以上を推奨する。第12世代のCore i5-12400やCore i7-12700でも問題ない。この組み合わせで考えるとパターンはそう多くない。想定した環境に合わせてスペックを決めれば選びやすい。
サイバーパンク2077のような負荷の高いゲームは環境によって適切なスペックが変わる。初心者ユーザーにとってはかなりハードルの高い推奨環境と言える。GPUを基準に選べば性能不足に陥りにくい。購入したのにゲームがプレイできないという最悪は回避できる。
サイバーパンク2077におすすめのゲーミングPC
Magnate MV 決算ポイント大還元祭モデル(ドスパラ)
価格:129,980円+送料3,300円(キャンペーン時無料)
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0
サイバーパンク2077の最小環境を満たせる最安値のモデルだ。Magnate MV-EMはドスパラの決算ポイント大還元祭特別モデルとして販売されている。グラフィックスにはGeForce RTX 4060を、CPUにはCore i5-14400Fを搭載している。Magnate MV-EMは低価格帯最強のゲーミングPCで、多くのゲームに対応可能だ。性能の上では推奨環境を満たしているので60fpsを安定させることはできる。144Hz以上の高リフレッシュレートを目指すこともできる。問題はキャンペーンモデルで常時販売されているわけではないことだ。
NEXTGEAR JG-A7G6T(マウスコンピューター)
CPU:Ryzen 7 5700X(水冷)
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.4
NEXTGEARの標準モデルはコスパが高い。WQHD+リアルタイムレイトレーシングの環境を満たせる性能を持つゲーミングPCだ。リアルタイムレイトレーシングを適用しなければ4K+高設定に対応できるが、WQHD+144Hzを超える高リフレッシュレートへの対応は難しい。フルHDであればリアルタイムレイトレーシング+144Hzも可能だ。優れた性能であるため、対応できるプレイスタイルの幅は非常に広い。予算に余裕があるなら、まずはNEXTGEAR JG-A7G6Tをメインに考えてもよさそうだ。
FRGKB760/WSA/NTK(フロンティア)
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
Core i7-14700F×GeForce RTX 4070 SUPER搭載のゲーミングPCとなっている。フロンティアの台数限定モデルだ。GeForce RTX 4070 SUPER搭載モデルで税込24万円台は破格だ。ゲーミング性能は高くWQHD環境でのゲームプレイに対応できる。フルHD環境なら高リフレッシュレートを実現可能だ。メモリDDR4-3200 32GB、SSD 1TB NVMeと構成も充実している。電源ユニットは750W 80PLUS GOLDを採用していて万全だ。
GALLERIA ZA9C-R48S(ドスパラ)
CPU:Core i9-14900KF(水冷)
GPU:GeForce RTX 4080 SUPER
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:1000W 80PLUS PLATINUM
コスパ:8.0
サイバーパンク2077を余すことなく遊び尽くしたいならGeForce RTX 4080 SUPERを搭載した>GALLERIA ZA9C-R48Sがおすすめだ。リアルタイムレイトレーシング+4K+最高設定でも安定しやすい性能が特徴だ。現行最強の性能を有していることから、高解像度を前提としているなら目指したいモデルだ。最上位の環境は、どんなプレイスタイルでも環境を構築しやすい。これから登場してくるゲームにも対応できるので、コアなゲーマーにとっては理想的なモデルと言える。水冷CPUクーラー搭載で安定したパフォーマンスを発揮することが可能だ。
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