出典:https://www.asus.com/jp/
GeForce RTX 5070の性能比較&ベンチマーク検証を行った。2025年3月4日にBlackwell世代の第4弾モデル「GeForce RTX 5070」が登場した。Ada Lovelace世代のGeForce RTX 4070 SUPER/GeForce RTX 4070に置き換わるモデルとなる。MSRPは$549と上位モデルであるGeForce RTX 5070 Tiの$749から一段階価格が下がり、執筆時点でBlackwell世代のラインナップの中で価格的にもっとも購入しやすいモデルだ。
CES 2025(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)での発表時にGeForce RTX 4090に匹敵する性能を持っていると伝えたことで注目が集まっていた。実際はDLSS 4.0の使用を前提としたもので実際の性能はGeForce RTX 4090どころかGeForce RTX 4080にも届かない。この伝え方は完全に失敗だったといえるだろう。このことがあったからかGeForce RTX 5070は酷評されがちで不遇のモデルとなってしまった。
国内定価は118,800円~となっているが、他のGeForce RT 50シリーズと同様に定価で購入するのは難しそうだ。GeForce RTX 5070を手に入れるには組み込み式のゲーミングPC(いわゆるBTOパソコン)を選択するしかない。2025年3月6日にリリースされたRadeon RX 9070 XT($599)/Radeon RX 9070($549)が競合だ。AMDがどのような立場をとるのかも気になるところだろう。近日中に記事をアップする予定だ。
GeForce RTX 5070のスペック
世代 | Blackwell |
---|---|
プロセス | 5nm TSMC |
CUDAコア | 6,144 |
ベースクロック | 2325 MHz |
ブーストクロック | 2512 MHz |
GPUメモリ | GDDR7 12GB |
L2キャッシュ | 48MB |
TDP | 250W |
MSRP | $549 |
国内価格 | 118,800円~ |
発売日 | 2025/03/04 |
よくわかる!!GeForce RTX 5070の特徴まとめ
- (+)ハイクラスとして順当に性能を伸ばす
- (+)Blakwell世代でもっとも安価なモデル
- (+)搭載モデルの価格も比較的抑えられている
- (+)ワットパフォーマンスは良好
- (-)RTX 4070 SUPERと比べると微増にとどまる
- (-)RX 9070の存在が不気味
GeForce RTX 5070の基本スペック
RTX 4070 SUPER/RTX 4070と比較
項目 | RTX 5070 | RTX 4070 SUPER | RTX 4070 |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Blackwell | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
GPU | GB205 | AD104 | AD104 |
プロセス | 5nm TSMC | 5nm TSMC | 5nm TSMC |
トランジスタ数 | 311億 | 358億 | 358億 |
ダイサイズ | 263m㎡ | 294m㎡ | 294m㎡ |
SM数 | 48/50 | 56/60 | 46/60 |
CUDAコア | 6,144 | 7,168 | 5,888 |
RTコア | 48(第4世代) | 56(第3世代) | 46(第3世代) |
Tensorコア | 192(第5世代) | 224(第4世代) | 184(第4世代) |
ベースクロック | 2325 MHz | 1980 MHz | 1920 MHz |
ブーストクロック | 2512 MHz | 2475 MHz | 2475 MHz |
VRAM | GDDR7 12GB | GDDR6X 12GB | GDDR6X 12GB |
メモリクロック | 28.0 Gbps | 21.0 Gbps | 21.0 Gbps |
メモリバス | 192 bit | 192 bit | 192 bit |
メモリバンド幅 | 672.0 GB/s | 504.2 GB/s | 504.2 GB/s |
L2キャッシュ | 48MB | 48MB | 36MB |
NVENC | 第9世代NVENC×1基 | 第8世代NVENC×1基 | 第8世代NVENC×1基 |
NVDEC | 第6世代NVDEC×1基 | 第5世代NVDEC×1基 | 第5世代NVDEC×1基 |
接続インターフェース | PCIe 5.0 | PCIe 4.0 | PCIe 4.0 |
TDP | 250W | 220W | 200W |
補助電源 | 1x 16-pin | 1x 16-pin | 1x 16-pin |
MSRP | $549 | $599 | $599 |
国内価格 | 118,800円~ | 95,480円~ | 99,800円~ |
発売日 | 2025/03/04 | 2024/01/08 | 2023/01/05 |
*価格は発売時点
従来モデルのGeForce RTX 4070 SUPERとGeForce RTX 4070と比較していく。まずはGeForce RTX 4070だ。Ada Lovelace世代のグラフィックボードでGPUはAD104だ。実はGeForce RTX 5070で搭載されているGB205よりも一回り大きい。プロセスはTSMC製5nmだ。トランジスタ数はGeForce RTX 4070よりも13%少なく、ダイサイズも11%小さい。ダイサイズが小さくなり利益率の高い製品として生まれ変わっている。SM数は2基増えて48だ。CUDAコアは4%多く6,144だ。RTコア及びTensorコアはそれぞれ48、192と4%増だ。世代も進みRTコアは第4世代、Tensorコアは第5世代となる。ベースクロックは405MHz高く、ブーストクロックも37MHz高い。ベースクロックの伸びが大きい。
VRAMは容量こそ12GBと変わっていないが、メモリ規格がGDDR6XからGDDR7へと強化された。メモリクロックは21.0 Gbpsから28.0 Gbpsと高速化されている。メモリバンド幅は672.0 GB/sと33%速くなっている。L2キャッシュも12MB増量で48MBだ。NVENC及びNVDECはそれぞれ世代が進化している。接続インターフェースがPCIe 4.0からPCIe 5.0と次世代インターフェースとなった。
前世代との互換性もあるのでPCIe 4.0で接続することも可能だ。PCIe 5.0接続で少しだけパフォーマンス向上が見込める。TDPは200W→250Wと50W高くなっている。クロック周波数の引き上げやGPUメモリの強化を考えれば妥当だろう。補助電源はNVIDIAで定番の16-pinだ。MSRPは$50安く$549となる。発売時点での価格を比較すると19,000円高くなり118,800円だ。
後発のGeForce RTX 4070 SUPERとも比較していこう。スペック的にはGeForce RTX 4070 SUPERが上回るところも多い。アーキテクチャやGPUは下位モデルのGeForce RTX 4070と同じだ。SM数が56基とGeForce RTX 5070よりも8基多い。それに従いCUDAコアも7,168とGeForce RTX 5070よりも16%多い。RTコア及びTensorコアもそれぞれ16%増えている。ベースクロック・ブーストクロック共にGeForce RTX 5070の方が高くなっている。特にベースクロックは17%も高い。VRAM周りが強化されているのはGeForce RTX 4070で触れたとおりだ。
L2キャッシュは48MBとGeForce RTX 5070と同じだ。GeForce RTX 4070 SUPERのTDPは220WでGeForce RTX 5070に近づいている。補助電源は同じだ。MSRPは$599でGeForce RTX 5070よりも$50高い。ただし、国内販売価格を見るとGeForce RTX 5070の方が23,820円も高い。これは当時の市況がよかったということだろう。今はどのモデルも高騰していて純粋な比較が意味をなさない。
RTX 5070 Tiと比較
項目 | RTX 5070 | RTX 5070 Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Blackwell | Blackwell |
GPU | GB205 | GB203 |
プロセス | 5nm TSMC | 5nm TSMC |
トランジスタ数 | 311億 | 456億 |
ダイサイズ | 263m㎡ | 378m㎡ |
SM数 | 48/50 | 70/84 |
CUDAコア | 6,144 | 8,960 |
RTコア | 48(第4世代) | 70(第4世代) |
Tensorコア | 192(第5世代) | 280(第5世代) |
ベースクロック | 2325 MHz | 2300 MHz |
ブーストクロック | 2512 MHz | 2452 MHz |
VRAM | GDDR7 12GB | GDDR7 16GB |
メモリクロック | 28.0 Gbps | 28.0 Gbps |
メモリバス | 192 bit | 256 bit |
メモリバンド幅 | 672.0 GB/s | 896.0 GB/s |
L2キャッシュ | 48MB | 64MB |
NVENC | 第9世代NVENC×1基 | 第9世代NVENC×2基 |
NVDEC | 第6世代NVDEC×1基 | 第6世代NVDEC×1基 |
接続インターフェース | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 |
TDP | 250W | 300W |
補助電源 | 1x 16-pin | 1x 16-pin |
MSRP | $549 | $749 |
国内価格 | 118,800円~ | 162,980円~ |
発売日 | 2025/03/04 | 2025/02/20 |
*価格は発売時点
GeForce RTX 5070はBlackwell世代のハイクラスモデルだ。上位モデルであるGeForce RTX 5070 Tiのスペックと比較しながら詳しく見ていく。GeForce RTX 5070 Tiとの性能差は大きいと認識しておこう。GPUはGeForce RTX 5070 Tiで搭載されているGB203よりも一回り小さいGB205を搭載している。プロセスはTSMC製5nmだ。トランジスタ数は30%少なく311億となる。ダイサイズも30%小さく263m㎡だ。SM数は22基少なく48だ。CUDAコアは6,144(48×128)とGeForce RTX 5070 Ti比で31%減となる。RTコアは48、Tensorコアは192となる。
ベースクロックは25MHz高く2325MHzだ。ブーストクロックも60MHz高く2512MHzとなっている。GPUメモリは4GB少なく12GBだ。メモリクロックは28.0 Gbpsと共通だ。メモリバスは192 bitとダウングレードされて、メモリバンド幅は672.0 GB/sとGeForce RTX 5070 Tiの75%の規模となる。L2キャッシュは16MB少なく48MBだ。NVENCは1基少なっている。NVDECは1基と変わらない。接続インターフェースはPCIe 5.0となる。TDPは50W低く250Wだ。補助電源は1×16-pinとなる。MSRPは$200低く$549だ。国内販売価格は51,180円の差がある。
GeForce RTX 5070の特徴&強み
RTX 4070から20%近い性能の伸びを見せる
GeForce RTX 5070のゲーム性能スコアは39,624と高い。2世代前のGeForce RTX 3070よりも40%以上性能が高く同じAmpere世代のフラグシップモデルであるGeForce RTX 3090 Tiに匹敵する性能を持つ。従来モデルのGeForce RTX 4070と比べると19%程度伸びていることがわかる。一方で、その上位モデルであるGeForce RTX 4070 SUPERと比べると、4%-5%程度向上しているだけでそこまで目覚ましい変化があるわけではない。
いくらクロック周波数が高くなってもSM数が8基も少なくなっていれば仕方がないだろう。考え方次第では8基も少なくなってこれだけのパフォーマンスが出ているのは評価できるポイントなのかもしれない。また、NVIDIAがマーケティングとして全面に押し出しているDLSS 4.0は強みとなるだろう。マルチフレーム生成に対応していて対応タイトルであればより高いパフォーマンスを発揮する。
CESでGeForce RTX 5070が、GeForce RTX 4090と同等の性能を発揮すると謡っていたが、それはこのマルチフレーム生成の利用が前提だ。このマーケティング手法については批判されている。確かに純粋なグラフィックス処理とマルチフレーム生成を比較してはダメなように思う。ラスタライズ性能ではGeForce RTX 4090と比べて30%以上も低く期待外れ感があるのも事実だ。買い替え対象はGeForce RTX 4060やGeForce RTX 3070と同等以下のモデルとなる。
Radeon RX 9070シリーズの存在は無視できない
製品名 | ゲーム性能 | VRAM | メモリ規格 | TDP | 価格 | コスパ | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX 5070 Ti | 46,573 | 16GB | GDDR7 | 300W | $749 | 57.77 | 2025/02/20 |
RX 9070 XT | 44,982 | 16GB | GDDR6 | 304W | $599 | 71,76 | 2025/03/06 |
RTX 4070 Ti SUPER | 42,652 | 16GB | GDDR6X | 285W | $799 | 51.25 | 2024/01/24 |
RTX 4070 Ti | 41,219 | 12GB | GDDR6X | 285W | $799 | 48.21 | 2023/01/05 |
RX 9070 | 41,093 | 16GB | GDDR6 | 220W | $549 | 69.57 | 2025/03/06 |
RTX 5070 | 39,624 | 12GB | GDDR7 | 250W | $549 | 68.90 | 2025/03/04 |
RTX 4070 SUPER | 38,098 | 12GB | GDDR6X | 220W | $599 | 61.93 | 2024/01/08 |
RTX 4070 | 34,714 | 12GB | GDDR6X | 200W | $599 | 54.28 | 2023/01/05 |
同時期に発売されたRadeon RX 9070 XT/RX 9070は、GeForce RTX 5070にとって脅威となりそうだ。RDNA 4.0アーキテクチャを採用した最新モデルで高いゲーム性能を持つ。Radeon RX 9070シリーズの下位モデルであるRadeon RX 9070が$549でGeForce RTX 5070と同じだ。上位モデルのRadeon RX 9070 XTは$599で+$50となる。特にこのRadeon RX 9070 XTのコストパフォーマンスが高い。VRAMが16GBというのも大きな特徴だ。国内販売価格を見てもRadeon RX 9070 XTが119,800円~とGeForce RTX 5070とほとんど変わらない価格で購入できる。
同等の価格で+13%の性能と+33%のVRAM容量が手に入るということになる。一方で、レイトレーシング性能については強化されたとはいってもGeForce RTX 5070と同等以下だ。また、アップスケーリング技術もNVIDIAがやや優勢といったところだ。Raeon RX 9070 XTがどの価格に着地するのかをチェックしておきたい。Radeon RX 9070はさらに安く103,800円~となっている。10,000円安く同等のラスタライズ性能が手に入る。レイトレーシング性能は劣るもののこれだけ安ければ十分候補に入るのではないかと思う。
消費電力は性能が伸びた分大きくなった
上記テーブルはゲームプレイ時のワットパフォーマンスと消費電力をまとめたものだ。消費電力が高くてもその分性能が高ければグラフの上にいく仕組みになっている。GeForce RTX 5070は、GeForce RTX 4070 SUPERに次いで高いワットパフォーマンスを誇る。残念ながら製造プロセスはTSMC 5nmとAda Lovelace世代を踏襲しているのでこの結果は当然だろう。性能が高くなった分だけ消費電力も上がっている。省電力性が大きく向上しているというわけではない。競合であるRadeon RX 9070シリーズやRadeon RX 7900シリーズと比べるとワットパフォーマンスは優秀だ。
GeForce RTX 5070のベンチマーク一覧(ゲーム)
モンハンワイルズ
注目タイトルであるモンハンワイルズでのパフォーマンスを見ていく。フレーム生成をONにした状態でのベンチマーク結果だ。GeForce RTX 4070 Tiには届かなかったが、GeForce RTX 4070よりもフルHDで13%、WQHDで14%、4Kで15%それぞれ高くなっている。GeForce RTX 4070 SUPERとの性能差はそれほど大きくなく最大でも4%弱だ。競合のRadeon RX 9070と比べるとフルHDで8%、WQHDで13%、4Kで7%低くなっている。Radeon RX 9070シリーズとの相性のよいタイトルのようだ。
FF14 黄金のレガシー
FF14でのベンチマーク結果を見ていく。従来モデルのGeForce RTX 4070と比べるとフルHDで5%、WQHDで13%、4Kで6%高くなっている。一方で、GeForce RTX 4070 SUPERと比べると最大でも5%の伸びにとどまる。フルHD環境では下回る結果となった。Radeon RX 9070を上回っている点は素直に喜べる。上位モデルであるGeForce RTX 5070 Tiとの性能差は最大で26%とやや大きい。
Forza Horizon 5
Forza Horizon 5ではまずまずのフレームレートが出ている。GeForce RTX 4070よりもフルHDで10%、WQHDで8%、4Kで12%高くなっている。GeForce RTX 4070 SUPERと比べても2%程度上回っている。GeForce RTX 4070 Tiに匹敵するフレームレートが出ているのは評価に値する。メモリ周りの強化がうまく刺さっているのかもしれない。Radeon RX 9070と比べると3%-8%程度劣る結果だ。レイトレーシングを有効化した状態でのパフォーマンスであることは押さえておいて欲しい。Radeon RX 9070シリーズも悪くないパフォーマンスが発揮できている。
Counter-Strike 2
世界的にも人気の高いFPSであるCounter-Stirke 2のフレームレートを見ていく。従来モデルのGeForce RTX 4070と比べるとフルHDで16%、WQHDで17%、4Kで17%高くなっている。GeForce RTX 4070 SUPERと比べても最大で3%上回る結果だ。どの解像度でもRadeon RX 9070を上回っている。上位モデルであるGeForce RTX 5070 Tiとの差は4Kで53%とかなり大きくなっている。
Cyberpunk 2077
Cyberpunk 2077は負荷の高いタイトルの一つだ。GPU性能による差が出やすい。GeForce RTX 4070と比べてフルHDで27%、WQHDで42%、4Kで27%高くなっている。それほど性能差があるわけではないが、GeForce RTX 4070 SUPERもしっかりと上回っている。Radeon RX 9070と比べると3%-4%程度劣る結果だ。最高設定でもWQHDで100fpsを超えているのは素晴らしい。4K環境だと設定を下げるかDLSSを活用する必要がありそうだ。
Cyberpunk 2077 レイトレーシング
レイトレーシング性能を見ていく。Radeon RX 9070と比べると最大で13%程度上回っている。Radeon RX 9070 XTと比べると10%程度低くなっていることがわかる。GeForce RTX 4070 SUPERとほとんど変わらないフレームレートであることからRTコアの大幅なパフォーマンス向上は見込めなさそうだ。
GeForce RTX 5070のベンチマーク一覧(クリエイティブ)
Cinebench 2024
Cinebench 2024で復活したGPUレンダリングのパフォーマンスを見ていく。GeForce RTX 5070のスコアは19,162とまずまず高い。GeForce RTX 4070と比べると7%高くなっている一方で、GeForce RTX 4070 SUPERに少しだけ劣る結果となっている。GeForce RTX 4070 Tiと比べると15%低くなっている。競合のRadeon RX 9070は15,540と伸び悩んでいる。クリエイティブ作業においてはGeForceシリーズが有利だ。
Blender
Blenderでのスコアを見ていく。GeForce RTX 4070よりも9%程度高く、GeForce RTX 4070 SUPERと同等のスコアが出ている。GeForce RTX 4070 Tiともほとんどスコアが変わらない。GeForce RTX 5070 Tiと比べると15%程度低くなっている。Raeon RX 9070 XTよりも44%程度高い。Cinebench 2024と同様にRadeonシリーズにとっては苦しい展開だ。
Stable Diffusion
画像生成AIのパフォーマンスを見ていく。GeFOrce RTX 4070 SUPERと同等のパフォーマンスであることがわかる。GeForce RTX 4070 Tiと比べると6%弱下回っている。Radeon RX 9070 XT/RX 9070は全く歯が立たずGeForce RTX 5070よりも40%前後劣っている。
GeForce RTX 5070搭載おすすめゲーミングPC
搭載ゲーミングPCのコスパは良好だ。徐々に価格がこなれてきている。従来モデルのGeForce RTX 4070 SUPER搭載モデルと比べても悪くない価格設定だ。もっともGeForce RTX 40シリーズの終売時期は価格高騰があり不遇だったともいえる。
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載 (ドスパラ)
価格:199,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:9.6
GeForce RTX 5070搭載モデルの中でも特に安価な一台だ。20万円を切る価格は評価できる。ドスパラが展開する高コスパゲーミングブランドで当サイトも注目している。クリアガラスパネル採用でデザイン性が高い。カスタマイズでケースファンを増設したり、LED対応ファンに変更したりと楽しめる。CPUにはZen 4アーキテクチャ採用のRyzen 7 7700を搭載している。CPUとGPUのバランスはそこまでよいわけではないが、これだけ価格が抑えられていれば妥協できるはずだ。WQHDをメインにするのであれば選択肢として悪くない。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeとこれらは平均的だ。電源ユニットは750W BRONZE搭載で余裕がある。
GALLERIA RM5C-R57(ドスパラ)
価格:214,980円+送料3,300円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:8.0
CPUにミドルクラスのCore i5-14400Fと組み合わせたゲーミングPCだ。25万円以下で購入できるのが最大の特徴だ。25,000円の値引きで評価を上げた。CPU性能が低いことでフレームレートが落ち込むこともあるが、GPU負荷の高いタイトルがメインなら問題ない。反対に負荷が軽くフレームレートを稼ぐ種類のタイトルだと競合モデルに劣ることもある。その特性を理解した上で選択しよう。強調したいのはCPUよりもGPUにコストを掛ける方がゲームプレイ時の満足度が高くなるということだ。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと平凡といえる。電源ユニットは750W GOLDだ。
Lightning-G AF7XW Ryzen7 7800X3D搭載 (ドスパラ)
価格:249,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 7 7800X3D
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:8.7
CPUに現行最強クラスのゲーム性能を持つRyzen 7 7800X3Dを搭載した一台だ。GeForce RTX 5070の性能を引き出すことができる。高解像度・高リフレッシュレートも実現しやすい。構成は平凡で性能帯から見ると物足りなさを感じるかもしれない。電源ユニットは750W GOLD搭載で問題ない。カスタマイズの候補としてはストレージやケースファンのARGBファンへの変更が挙げられる。
LEVEL-M7A6-R97X-TKX(パソコン工房)
価格:274,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 7 9700X
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
パソコン工房のミニタワーモデルだ。サイズが小さくなるとエアフローの観点からハイエンドモデルでは対応しづらくなる。省電力性に優れたGeForce RTX 5070なら問題はないようだ。CPUにはRyzen 7 9700Xを搭載している。Zen 5アーキテクチャ採用の高パフォーマンスモデルだ。Core Ultra 7 265Kよりもゲーム適正が高い。AM5ソケットは次世代モデルでも採用されるはずなので将来的にアップグレードがしやすいのもメリットだ。メモリDDR5 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も悪くない。ストレージが1TBと大容量なのは頼もしい。電源ユニットは750W BRONZEを搭載している。
GALLERIA RM7C-R57(ドスパラ)
価格:259,980円+送料3,300円
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:7.2
Core i7-14700F×GeForce RTX 5070搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。比較的価格が抑えられているのがうれしい。CPUにはIntel第14世代の高パフォーマンスモデルであるCore i7-14700Fを搭載している。20コア28スレッドと高いスペックを持つ。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平均的だ。電源ユニットは750W GOLDを搭載している。
GALLERIA XA7C-R57 Intel Core Ultra搭載(ドスパラ)
価格:314,980円+送料3,300円
CPU:Core Ultra 7 265F
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-5600 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:7.1
CPUにCore Ultra 7 265Fを搭載したゲーミングPCだ。ドスパラの通販スタッフおすすめゲームデスク第2位にランクインしている。Core i7-14700F搭載モデルに置き換わっていくことになるだろう。比較的価格が抑えられているのは評価できる。Core i7-14700Fと比べてマルチコア性能は向上している一方で、ゲーム性能がやや低くなっているのが悩ましい。GeForce RTX 5070とのバランスはまずまずだ。メモリDDR5-5600 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと充実している。電源ユニットは750W GOLD搭載で余裕がある。カスタマイズをしなくても完成度の高い一台といえるだろう。
G-GEAR GE7A-K251/BH(TSUKUMO)
価格:358,800円(送料込)
CPU:Ryzen 7 9800X3D
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
Ryzen 7 9800X3D×GeForce RTX 5070搭載のハイクラスの一台だ。Ryzen 7 9800X3Dは現行最強のゲーミングCPUで高性能なグラフィックボードと組み合わせがベストだ。GeForce RTX 5070との組み合わせなら悪くない。メモリDDR5-4800 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も十分だろう。電源ユニットは850W GOLDだ。TSUKUMOも他のBTOメーカーと同じようにケースデザインをリニューアルして魅力を増している。シンプルなデザインで落ち着いた印象を受ける。
G TUNE DG-A7G70(マウスコンピューター)
価格:399,800円(送料込)
CPU:Ryzen 7 9800X3D(水冷)
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-5600 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
マウスコンピューターからも搭載モデルが登場した。ミニタワーケースを採用している。CPUにはRyzen 7 9800X3Dを搭載している。CPUクーラーは240mmラジエーター搭載の水冷式だ。高い冷却性能で高負荷時でも安定運用が可能だ。メモリDDR5-5600 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も抜群だ。電源ユニットは750W BRONZEとなる。マザーボードのチップセットは廉価グレードのA620だ。ここはやや残念ポイントとなる。拡張性などで上位グレードに劣ってしまう。性能帯からすれば最低でもB650を搭載してほしかった。
GeForce RTX 5070搭載のゲーミングPC一覧
製品名 | 価格 | CPU | GPU | メモリ | SSD | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|
Magnate-G MFW | 194,980 | Core i5-14400F | RTX5070 | 16GB | 500GB | 750W(G) |
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載 | 199,980 | 7 7700 | RTX5070 | 16GB | 500GB | 750W(G) |
Lightning-G AF7XW Ryzen7 7800X3D搭載 | 249,980 | 7 7800X3D | RTX5070 | 16GB | 500GB | 750W(G) |
GALLERIA RM5C-R57 | 214,980 | i5-14400F | RTX5070 | 16GB | 500GB | 750W(G) |
GALLERIA RM5C-R57 Intel Core Ultra搭載 | 249,980 | 5 225F | RTX5070 | 16GB | 500GB | 650W(B) |
GALLERIA RM7C-R57 | 259,980 | i7-14700F | RTX5070 | 16GB | 500GB | 750W(G) |
GALLERIA RM7C-R57 Intel Core Ultra搭載 | 269,980 | 7 265F | RTX5070 | 16GB | 500GB | 750W(G) |
GALLERIA XA7C-R57 | 314,980 | 7 265F | RTX5070 | 32GB | 1TB | 750W(G) |
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