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G-Tuneブランドのキューブ型ケースのレビューをしていく。他のBTOメーカーではあまり見かけない個性的なケースだ。マウスコンピューターの公式サイトでは「ハンドル付きミニタワー」という扱いだ。ミニタワーよりも一回り小さく持ち運びがしやすい。当サイトではキューブ型ケースとして取り扱っている。

コンパクトでデザイン性が高く一定の支持を得られているケースだと言える。残念ながら一時の小型ゲーミングPCの爆発的な人気は落ち着きゲーミング市場のラインナップは縮小中だ。もしかしたら今後購入できなくなってしまう可能性もあるので、気になっている方はぜひ参考にして欲しい。

キューブ型はライバル不在のオンリーワンモデル!

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G-Tuneのキューブ型ケースは、ゲーミングPCとしては珍しいコンパクトさが特徴のケースだ。特に高さがないため持ち運びがしやすい。LANパーティーなど主に大会などでの持ち運びを想定しているということだ。あまりないかもしれないが、車での移動であれば旅行先にも持ち運びができる。

様々な工夫が施され、洗練されたデザインは注目を集めている。シンプルな見た目でよく考えられているように思う。本体も軽いので机の上に設置することも容易だ。デザイン性が高く部屋に置いても違和感を感じない。機能性が不安視されるのでそこはしっかり考えた方がよいかもしれない。

>>>G-Tuneキューブ型ケース採用モデル一覧

G-Tuneキューブ型ケース本体寸法

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サイズキューブミニ
画像littlegearnextgear-micro
178mm189mm
奥行き395mm396mm
高さ330mm390mm
キューブ型ケースのサイズは幅178mm、奥行き395mm(光学ドライブ搭載時は奥行き420mm)、高さ330cmとなっている。マウスコンピューターのゲーミングブランドG-Tuneのミニタワーケースは幅189mm、奥行き396mm、高さ390mだ。実は数値だけを見ると高さ以外はそれほど差があるわけではない。高さについては突起しているハンドルの部分を含めて330mmなので実際はそれよりも小さく感じることだろう。

ゲーミングPCのケースサイズ比較

ハンドル付きミニタワーG-TuneミニタワーNEXTGEARミニタワーGALLERIA RシリーズLEVEL∞ M-Class
イメージlittlegearnextgear-micronextgearRM5C-G50LEVEL-M049-iX7-RWS
サイズキューブミニタワーミニタワーミニタワーミニタワー
発売日2015年09月28日2018年06月14日2023年07月26日2020年07月10日2015年07月03日
180mm189mm220mm220mm190mm
奥行き405mm396mm411mm440mm410mm
高さ330mm390mm390mm425mm356mm
キューブ型ケースは、幅・奥行きは一般的なミニタワーと変わらない。大きく違うのは高さでミニタワーよりも低くなっている。ただし、LEVEL∞ R-Classと比べるとそれほどサイズは変わらない。よりコンパクトなケースを探しているなら別記事の小型ゲーミングPCを参考にして欲しい。G-Tuneがハンドル付きミニタワーと読んでいるのはサイズ的にそれほど小さいわけではないからだろう。

G-Tuneキューブ型ケースの詳細レビュー

本体正面

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本体正面はシンプルだ。赤いラインがアクセントになっていていい感じだ。登場から7年経過(発売日は2015年9月28日)しても古臭さを感じさせない。本体下部にG-Tuneのロゴが入っている。

I/Oパネル

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I/Oパネルはフロントサイド部にあり、電源ボタンは光沢シルバーとこだわりを感じる。ミニタワーよりも接続できるUSBの数は少ないが、機能性自体はそこまで大きく落ちるわけではないので許容範囲だろう。

マイクとイヤホン端子が低い位置にあるるので、机の下に置く場合は注意する必要がある。ケーブルが引っかかってしまったり、届かなかったりということが考えられる。ここはもう少し考えて欲しかった。

ハンドル部分

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持ち運びを想定したハンドルがあり、50kgの重さにも耐えられる代物だ。そもそも小さいとは言え、デスクトップPCなのだから持ち運びはそこまで考えられないが・・・。

あってもいいが、無くてもいい。そんな機能だ。個人的にはこのハンドルがないほうがコンパクトで良かったのではないかと思う。耐久性を考えて取り外しはできない仕様となっている。

光学ドライブ

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一番の難点となるのが光学ドライブだ。標準では非搭載だが、オプションで搭載すると上記写真のような形でディスクを挿入することになる。デザインと機能性を両立させた光学ドライブは秀逸だ。

光学ドライブを搭載するとケース上面をずらさなくてはならず、奥行きが42cmと少し大きくなってしまう。悪く言うと無理やりスペースを作って搭載できる場所を用意したというところか。また、オプションの光学ドライブが5,900円というのは少し割高だ。

吸気・エアフロー

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取り外し可能な底面メッシュカバーが特徴だ。排熱やエアフローを考慮すると重要な吸気口で、フロント部分では無く底面からの吸気となるので埃などに対しての配慮をしていると考えられる。こうなってくると置き場所が本当に問題になってきそうだ。

小さいというメリットと同時に、パソコンに掛かる負荷という根本的な問題が浮き彫りになる。やはり排熱に関しては少し不安が残る。また、底面だけでなくサイド部分からも吸気しているためか、エアフローは少し特殊だ。

拡張性

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拡張性はほとんど期待できない。HDDを搭載というより、これはもここしかスペースが無かったからここに貼り付けたような感じだろうか。よりにもよって、このサイズにATX電源を搭載しているのは不思議だ。余計にスペースがなくなってしまう。

そして、少し空いたスペースにHDDとSSDを収納できるようにしている。HDD1台、SSD1台が限界という凄まじい拡張性はやはり微妙だろうか。一応フルサイズのグラフィックボードを搭載することができるようだが、排熱に不安を抱えたモデルだけに恐怖しかない。

G-Tuneキューブ型ケースのデメリット

キューブ型ケースは内部温度が上がりがち

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キューブ型ケースは排熱が問題となることは注意しておこう。ケースの特性上ある程度は仕方がない。キューブ型は本来排熱が悪くエアフローがあってないようなものなので、大きさをミニタワーに近づけることで排熱性能を高めている。

キューブ型であるが故にどうしてもスペースに余裕がなくなってしまいミニタワーより排熱性能は低くなっている。結局器用貧乏の位置づけになってしまい、排熱に関しての不安要素は拭えない。

コストパフォーマンスは特別高いわけではないので、結果的にサイズが一回り小さいミニタワーでしかない。熱に関してはこのサイズである以上しかたないが、底面吸気はメンテナンスの手間を考えても微妙だ。全体的にライトゲーマーにおすすめか。

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グラフィックボードが最大85℃と非常に高温になっている。通常のミニタワーやミドルタワーなら80℃を超えることはあまりない。本体内部がぎっちり詰まっていることを考えると当然の結果だろう。排熱性能を考えるとGTX 1660 SUPERぐらいまでが良いのではないだろうか。ウルトラハイエンドモデルの購入は考えた方が良い。

拡張性は低くメンテナンス性が悪い

正直拡張性には全く期待できない。グラフィックボードも最新のAda Lovelace世代のように大型化すると60番台までが限界だろう。CPUクーラーも空冷のコンパクトなモデルのみ搭載できる。メモリもサイズに制約があると考えておこう。長く使い続けたいと考えている方は避けた方がよい。

メンテナンス性の低さも悩ましい。グラフィックボードやCPUの交換・電源ユニットの交換はかなり手間が掛かると考えておこう。やる気がなくなってしまうほどだ。狭いスペースにギチギチに詰めているので少しの作業でも大変だ。慣れていないと何をすればいいのかわからなくなってしまうだろう。

>>>G-Tuneキューブ型ケース採用モデル一覧

G-Tuneミニタワーの人気モデルを紹介

G-Tune PG-I5G60

littlegear価格:160,800円(送料込み)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

公式サイト

アウトレット品で販売されているモデルだ。CPUに旧世代のCore i5-13400Fが搭載されていてその分価格が抑えられている。旧モデルとは言え現行のCore i5-14400Fと比べて大きく劣るわけではない。価格差があれば十分選ぶ理由になる。グラフィックスにはミドルクラスのGeForce RTX 4060を搭載している。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方に最適だ。構成もDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと平均以上だ。電源ユニットは750W BRONZEを採用している。

G-Tune PG-I5A60

littlegear価格:189,800円(送料込み)
CPU:Core i5-14400F
GPU:Radeon RX 7600
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

Core i5-14400F×Radeon RX 7600搭載のミドルクラスの一台だ。Core i5-14400Fは、10コア16スレッドと高いスペックを持ち数世代前のCore i5シリーズとは別物だ。ゲームプレイだけではなくクリエイティブ作業にもそこそこ対応できる。グラフィックスにはミドルクラスのRadeon RX 7600を搭載している。GeForce RTX 4060と比べるとレイトレーシング性能を含めて見劣りしてしまうが、価格が安く選びやすい。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も必要十分だ。

G-Tune PG-I5G6T

littlegear価格:239,800円(送料込み)
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

公式サイト

キューブ型ケースで最上位のモデルだ。Core i5-14400F×GeForce RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスの一台となる。WQHD環境にも対応できる高いポテンシャルを持つ。Core i5-14400Fとのバランスも良好だ。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も十分だ。電源ユニットは750W BRONZEを採用している。