Core i7-14700の性能比較とベンチマーク検証を行った。Intel第14世代のTDP 65Wモデルの中でも注目度の高いCPUだ。20コア28スレッドと従来モデルのCore i7-13700(16コア24スレッド)よりもEコアが4基増えてスペックが強化されている。他のRaptor Lake Refresh世代シリーズは旧世代と同じコア/スレッドでクロック周波数が少し高くなっただけなのでCore i7シリーズでのこの変更は異例だ。
上位モデルとの差を縮めることができるだろう。一方で、Pコア自体はクロック周波数以外の変化がなくゲーミング性能自体はそこまでの性能アップは見込めない。旧世代のCore i7-13700と比較しながら気になるパフォーマンスを見ていこう。搭載モデルについては、「Core i7-14700搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。ドスパラやフロンティアを中心に高コスパなモデルが販売されている。なお、次世代のCore Ultra 7 265がリリースされているが、ゲーム性能が不安定で思ったほど人気が出ず今でも旧世代のCore i7-14700搭載モデルが人気だ。
- こんな方におすすめ
-
- LGA1700プラットフォームでのアップグレードを検討している方
- ある程度のゲーム性能を必要としている方
| コードネーム | Raptor Lake Refresh |
|---|---|
| プロセス | 10nm |
| コア/スレッド数 | 20コア(8P+12E)/ 28スレッド |
| 定格/最大クロック(P) | 2.1 GHz / 5.4 GHz |
| 定格/最大クロック(E) | 1.5 GHz / 4.2 GHz |
| L2キャッシュ | 28MB |
| L3キャッシュ | 33MB |
| PBP | 65W |
| MTP | 219W |
| 発売日 | 2024年01月08日 |
| MSRP | $384 |
| 新品価格 | 58,780円~ *2026/3時点 (54,980円~/Fシリーズ) |
| 評価 |
・総合評価 8.5 ・ゲーム評価 8.5 |
Core i7-14700のスペック
| Core i7-14700 | Core i7-14700K | Core i7-13700 | |
|---|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
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| メーカー | Intel | Intel | Intel |
| コードネーム | Raptor Lake-R | Raptor Lake-R | Raptor Lake |
| プロセス | 10nm | 10nm | 10nm |
| トランジスタ数 | – | – | – |
| ダイサイズ | 257 mm² | 257 mm² | 257 mm² |
| コア/スレッド数 | 20(8P+12E)/ 28 | 20(8P+12E)/ 28 | 16(8P+8E)/ 24 |
| 定格クロック(P) | 2.1 GHz | 3.4 GHz | 2.1 GHz |
| 最大クロック(P) | 5.4 GHz | 5.6 GHz | 5.2 GHz |
| 定格クロック(E) | 1.5 GHz | 2.5 GHz | 1.5 GHz |
| 最大クロック(E) | 4.2 GHz | 4.3 GHz | 4.1 GHz |
| オーバークロック | 非対応 | 対応 | 非対応 |
| L2キャッシュ | 28MB | 28MB | 24MB |
| L3キャッシュ | 33MB | 33MB | 30MB |
| 対応メモリ | DDR5-5600 DDR4-3200 |
DDR5-5600 DDR4-3200 |
DDR5-5600 DDR4-3200 |
| 内蔵グラフィックス | UHD Graphics 770 | UHD Graphics 770 | UHD Graphics 770 |
| 実行ユニット | 32 | 32 | 32 |
| グラフィックス周波数 | 1.60 GHz | 1.60 GHz | 1.60 GHz |
| CPUクーラー | 同梱 | 非同梱 | 同梱 |
| PCI-Express | Gen 5, 20 Lanes | Gen 5, 20 Lanes | Gen 5, 20 Lanes |
| PBP(TDP) | 65W | 125W | 65W |
| MTP(PL2) | 219W | 253W | 219W |
| MSRP | $384 | $409 | $384 |
| 国内価格 | 60,912円~ 64,496円 |
74,052円~ 78,012円 |
56,970円~ 60,800円 |
| 発売日 | 2024/01/08 | 2023/10/17 | 2023/01/04 |
*価格は発売時点
Core i7-14700はコードネーム”Raptor Lake-Refresh”のCPUとなっている。基本的なアーキテクチャはCore i7-13700のRaptor Lakeからそれほど変わっていない。プロセスは10nmでダイサイズは257m㎡だ。Core i7-14700ではEコアが4基増えて16コア24スレッドから20コア28スレッドとスペックが強化されている。
PコアもEコアも定格クロックは変わっていないが、Pコアの最大クロックが0.2GHz(4%)高く、Eコアの最大クロックも0.1GHz(3%)高くなった。Eコアが増えたことでL2キャッシュ・L3キャッシュ共に増量だ。対応メモリはDDR5-5600・DDR4-3200と変更されていない。内蔵GPUもUHD Graphics 770と共通だ。実行ユニット・グラフィックス周波数にも変更はなしだ。
PCI-ExpressはGen 5, 20 Lanesとなる。PBP・MTPはそれぞれ65W・219Wで共通だ。MSRPも$384と変わっていない。国内の実売価格では4,000円程度の差がある。Eコアが増えたことを考えればCore i7-14700にプレミアム価格を支払う価値があると言えるだろう。
上位モデルであるCore i7-14700Kのスペックを見ていこう。Core i7-14700Kは倍率ロックフリーモデルでオーバークロックができる。Core i7-14700Kは、選別でより高いクロック周波数を実現できるシリコンウェーハーを活用しているのでCPUとしてのポテンシャルが高い。Pコアの定格クロックはCore i7-14700Kの方が1.3GHz(62%)高く、最大クロックもCore i7-14700Kの方が0.2GHz(4%)高い。
Eコアの定格クロックはCore i7-14700Kの方が1.0GHz(67%)高く、最大クロックもCore i7-14700Kの方が0.1GHz(3%)高い。L2キャッシュ及びL3キャッシュ容量に違いはない。内蔵グラフィックスも同じだ。Core i7-14700KはCPUクーラーが非同梱となっているので別途用意する必要がある。オーバークロックや電力制限の解除を前提とすれば240mm水冷クーラー以上が好ましい。
PCI-ExpressはGen 5, 20 Lanesと共通だ。PBPはCore i7-14700Kの方が92%高く125Wで、MTPもCore i7-14700Kの方が15%高く253Wだ。実環境ではCore i7-14700Kの方が消費電力が抑えられる傾向にある。その理由は明らかではないが、質の高さが影響しているのかもしれない。MSRPはCore i7-14700Kの方が$25高く$409となる。国内価格では14,000円程度の差がある。Core i7-14700は、Core i7-14700Kの発売から3ヶ月遅れての発売となった。
Core i7-14700の最新評価【2026年】
| CPU | ゲーム性能 |
|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D | |
| Ryzen 9 9900X3D | |
| Ryzen 7 7800X3D | |
| Core i9-14900K | |
| Ryzen 7 9700X | |
| Core i7-14700 | |
| Ryzen 9 9900X | |
| Ryzen 5 9600 | |
| Core Ultra 9 285K | |
| Core Ultra 7 265K | |
| Core Ultra 7 265 | |
| Ryzen 5 9500F | |
| Ryzen 7 7700 | |
| Ryzen 5 7500F | |
| Core Ultra 5 225 | |
| Core i5-14400 | |
| Ryzen 7 5700X |
Core Ultra 7 265搭載モデルよりも10,000円~20,000円安くゲーム性能で上回っているのだから評価せざるを得ない。マルチコア性能ではさすがに劣ってしまうが総合的に見れば前世代であるCore i7-14700を選んでも問題はない。
注意すべきなのはCore Ultra 7 265ではソケットが変更されているため、今Core i7-14700を選ぶとアップグレードに対応しづらいということだ。Core Ultraシリーズ3が登場してゲーム性能が大きく向上する可能性もある。そうなるとプラットフォームごと買い替える必要が出てくる。多少ゲーム性能が低くてもCore Ultra 7 265搭載モデルを選択しておけば気軽にアップグレード可能だ。
単体のCPU価格を見るとCore i7-14700は58,780円で販売されている。Core Ultra 7 265が57,480円なので価格差が逆転している。やはりCore Ultra 7 265のゲーム性能がそこまで伸びなかったのが要因だろう。将来性を考慮して選択するのがよいだろう。競合のRyzen 7 9700Xは、42,510円と割安感がある。マルチコア性能こそCore i7-14700に軍配が上がるが、ゲーム性能はRyzen 7 9700Xの方が高くなっている。
Core i7-14700の特徴&注意点
ゲーム性能とマルチコア性能のバランスがよい

Core i7-14700の最大のウリはゲーム性能とマルチコア性能のバランスがよいことだ。ゲームをしながら他のアプリケーションをするなどゲーム+αで考えているユーザーは必見だ。最上位のCore i9シリーズと比べて価格が抑えられているのもポイントだ。ゲーム性能とマルチコア性能をまとめた表を作成したので参考にして欲しい。表で見れば他のCPUと比べた立ち位置も明確になるはずだ。なお、スコアは電力制限を解除した状態(非OC)で計測している。

ゲーム性能スコアは38,098と高い数値となっている。Ryzen 7000X3Dシリーズを除けばトップクラスだ。Core i9シリーズや上位のCore i7-14700Kと比べても見劣りしない水準にある。従来モデルのCore i7-13700よりも3%程度パフォーマンスが向上していて、競合のRyzen 7 7700Xよりも15%以上性能が高い。ゲーム性能だけを考えれば3D V-Cache搭載のRyzen 7 7800X3Dは強力なCPUとなる。
それでも最新のCore i7-14700であれば70番台以上のグラフィックボードともある程度バランスを取ることができる。将来性を考えても魅力的なモデルと言えるだろう。次世代モデルでもCPUのボトルネックの心配は不要だ。なお、GeForce RTX 4060 Ti以下のモデルであればCore i5シリーズでもバランスを取れる。Core i7-14700は上位のグラフィックボードとの組み合わせで輝く。

次いでマルチコア性能を見ていく。Core i7-14700のスコアは38,764と高い数値が出ている。競合モデルのRyzen 7 7700Xと比べて28%もスコアが高く、上位モデルであるRyzen 9 7900Xでさえも上回っている。従来モデルのCore i7-13700と比べて7%程度パフォーマンスが高い。ゲーム性能よりも伸びているのはEコアが増えた恩恵だ。ゲーム+αでゲーミングPCを使いたいならCore i7-14700は魅力的なモデルの一つと言える。
ワットパフォーマンスが悪い

Core i7-14700はワットパフォーマンスに優れたCPUではない。倍率ロックフリーモデルであるCore i7-14700Kよりも消費電力が高くなっている。これはシリコンウェーハの品質による差が出ている可能性がある。シリコンウェーハの選別の結果Core i7-14700Kの基準を満たせなかったもののCore i7-14700の基準は満たせたということだ。高いクロック周波数を実現する上で消費電力が上がってしまうのだろう。Core i7-14700Kの方が品質が高く省電力性でも優れている可能性があるのだ。もちろんそれ以外の要因があることも否定できないので一つの可能性として考えて欲しい。
ゲーミングCPUとしての人気が高い
Core i7-14700はゲーミングCPUとして人気の高いモデルで多くの搭載モデルが販売されている。各BTOメーカーの売れ筋ランキングでも上位に入ることもあるぐらいだ。Core i5-14400と人気を二分することになるはずだ。グラフィックボードの性能が向上したことでCore i7シリーズの需要は大きい。
価格帯で言えばCore i5-14400が売れ筋モデルになることは間違いないが、予算に余裕がある方やハイクラスのグラフィックボードとの組み合わせならCore i7-14700を選びたいところだ。Core i9-14900KやCore i9-14900よりも購入しやすい価格帯なのは嬉しい。CPU性能を重視したいならチェックしておいて損はない。
次世代のArrow Lake世代のCore Ultra 200Sシリーズが登場したが、ゲーム性能が低く評価はいま一つ上がらない。今でもIntel製CPUの売れ筋はIntel第14世代Core iシリーズだ。ドスパラやフロンティアが販売に力を入れていることからも判断できる。ドスパラはNo.1とNo.2がCore i7-14700F搭載モデルだ。これまでCore i5-14400FやRyzen 7 5700Xが人気だったがここに来てハイクラスの存在感が出てきた。
Core i7-14700のベンチマーク検証機材

| モデル | ベンチマーク検証機IntelソケットLGA1700 |
|---|---|
| CPU | Core i7-14700F etc. |
| GPU | GeForce RTX 4090 |
| メモリ | DDR5-5600 32GB |
| ストレージ | SSD 1TB Gen4 NVMe |
| マザーボード | MSI MPG Z790 CARBON WIFI MB5911 |
| 電源 | 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+ |
Core i7-14700のゲームベンチマーク再計測【2026年】
GeForce RTX 4090とGeForce RTX 5070の組み合わせにおけるフレームレートを計測した。Ryzen 7 9700XやCore Ultra 7 265との性能差にも注目してほしい。
モンハンワイルズ
| CPU | フレームレート |
|---|---|
| RTX 4090 (7 7800X3D) | |
| RTX 4090 (7 9800X3D) | |
| RTX 4090 (i7-14700) | |
| RTX 4090 (7 9700X) | |
| RTX 4090 (7 265) | |
| RTX 4090 (7 7700) | |
| RTX 5070 (i7-14700) | |
| RTX 5070 (7 9700X) |
モンハンワイルズでほとんどCPU性能の差が出ていない。Ryzen 7 9800X3DやRyzen 7 7800X3D搭載モデルと比べても誤差の範囲といえそうだ。グラフィックボードへの投資が有効なタイトルと考えてよい。
FF14 黄金のレガシー
| CPU | フレームレート |
|---|---|
| RTX 4090 (7 9800X3D) | |
| RTX 4090 (7 7800X3D) | |
| RTX 4090 (7 9700X) | |
| RTX 4090 (7 7700) | |
| RTX 4090 (i7-14700) | |
| RTX 5070 (i7-14700) | |
| RTX 4090 (7 265) | |
| RTX 5070 (7 9700X) |
FF14ではCPUによる性能差が表れる。フルHD環境においてGeForce RTX 4090の組み合わせではRyzen 7 9700X搭載モデルよりも13%程度低くなっている。Ryzen 7 9800X3Dと比べると最大で23%も低くなっている。3D V-Cache搭載モデルになるとWQHD環境でもフレームレートが向上することがわかる。GeForce RTX 5070との組み合わせだとCore i7-14700の方が3%弱フレームレートが高い。
フォートナイト(DirectX 12)
| CPU | フレームレート |
|---|---|
| RTX 4090 (7 9800X3D) | |
| RTX 4090 (7 7800X3D) | |
| RTX 4090 (7 9700X) | |
| RTX 5070 (7 9700X) | |
| RTX 5070 (i7-14700) | |
| RTX 4090 (i7-14700) | |
| RTX 4090 (7 7700) | |
| RTX 4090 (7 265) |
フォートナイトはGPU負荷が軽くCPU性能がフレームレートにダイレクトに影響を与える。トップは当然3D V-Cache搭載のRyzen 7 9800X3D搭載モデルだ。次いでRyzen 7 9700X・Core i7-14700が続く。Core Ultra 7 265はやや伸び悩んでいる。
Cyberpunk 2077
| CPU | フレームレート |
|---|---|
| RTX 4090 (7 9800X3D) | |
| RTX 4090 (7 7800X3D) | |
| RTX 4090 (7 9700X) | |
| RTX 4090 (7 7700) | |
| RTX 4090 (7 265) | |
| RTX 4090 (i7-14700) | |
| RTX 5070 (i7-14700) | |
| RTX 5070 (7 9700X) |
Cyberpunk 2077でも3D V-Cache搭載モデルが優勢だ。Ryzen 7 9700XやRyzen 7 7700などAMD製CPUのパフォーマンスが高い。GeForce RTX 4090との組み合わせでみると、Ryzen 7 9700XとCore i7-14700で最大で17%もフレームレートの差が出ている。Core Ultra 7 265がCore i7-14700を上回った。
Cyberpunk 2077 RT
| CPU | フレームレート |
|---|---|
| RTX 4090 (7 9800X3D) | |
| RTX 4090 (7 7800X3D) | |
| RTX 4090 (7 9700X) | |
| RTX 4090 (i7-14700) | |
| RTX 4090 (7 7700) | |
| RTX 4090 (7 265) | |
| RTX 5070 (7 9700X) | |
| RTX 5070 (i7-14700) |
レイトレーシングウルトラ+DLSS 3.0でのパフォーマンスを計測した。3D V-Cache搭載モデルのパフォーマンスが高い。Ryzen 7 9800X3Dになると300fpsを超える。Core i7-14700搭載モデルよりも25%も高い。DLSSを利用したことでGPU負荷が下がり、CPUが与える影響が大きくなった結果だ。Ryzen 7 9700X搭載モデルとは同等といってもよいだろう。
Core i7-14700のゲームベンチマーク一覧
Far Cry 6


Far Cry 6でのフレームレートを見ていこう。従来モデルのCore i7-13700と比べてフルHDで3%弱フレームレートが向上している。Eコアが増えただけではそこまでゲーミング性能には影響を与えないようだ。それでもCore i7-13700Kを上回る性能を持っている点は評価できる。上位モデルであるCore i7-14700Kと同等のゲーム性能を有している。競合のRyzen 7 7700Xと比べて20%以上もフレームレートが高い。3D V-Cache搭載のRyzen 7 7800X3Dよりも15%程度フレームレートが低くなっている。3D V-Cacheが効きやすいタイトルの一つだ。Core i7-14700は通常ラインナップで比較すればトップクラスの性能を有していると言えるだろう。
FF14
画像引用元:https://www.playstation.com/
Core i7-14700は、従来モデルのCore i7-13700よりも最大で4%フレームレートが高くなった。Core i7-14700Kを上回るフレームレートが出ているのは驚きだ。競合モデルのRyzen 7 7700Xと比べると15%以上もフレームレートが高い。価格の近いRyzen 9 7900Xよりも5%以上パフォーマンスが高い。3D V-Cache搭載のRyzen 7 7800X3Dと比べると12%程度劣る結果だ。
Blue Protocol


Blue Protocolでのフレームレートを見ていく。Core i7-13700よりも4%弱フレームレートが高くなっている。3D V-Cache搭載モデルとCore i5シリーズを除けば団子状態だ。Ryzen 7 7700Xよりも2%程度フレームレートが高い。Core i7-14700Kよりもフレームレートが高いのは驚きだ。
Forza Horizon 5


Foroza HorizonはAMD製CPUとの相性がよいタイトルとなっている。Ryzen 7 7700Xよりも3%程度フレームレートが低い。Ryzen 7 7800X3Dと比べると性能差は11%とやや広がる。従来モデルのCore i7-13700よりも1%程度フレームレートが高いが、誤差の範囲と言えそうだ。Core i7-13700Kよりも性能が高くなっている。
Cyberpunk 2077


Cyberpunk 2077では3D V-Cache搭載モデルを除いてトップクラスのフレームレートが出ている。従来モデルのCore i7-13700とほとんどフレームレートは変わらない。Core i7-14700Kとの性能差は2%程度だ。フラグシップモデルのCore i9-14900Kとの性能差も6%とやや大きい。Ryzen 7 7700Xと比べて6%フレームレートが高くなっている。Ryzen 7 7800X3Dと比べると16%程度劣る。3D V-Cache搭載モデルは高いゲーム性能を有していることを証明している。
PC向けアプリケーションのベンチマーク
Cinebench 2024


Core i7-14700のマルチコア性能は1,854、シングルコア性能は120だ。従来モデルのCore i7-13700と比べてマルチコア性能が18%高く、シングルコア性能も4%高い。Eコアが4基増えた恩恵は絶大だ。Core i7-14700Kとほとんど同等のスコアが出る。Ryzen 9 7950Xに匹敵する性能は圧巻だ。ゲーム用途では圧倒していたRyzen 7 7800X3Dも純粋なCPU性能ではCore i7-14700に大きく遅れを取っている。マルチコア性能は44%も低い。
Cinebench R23


Cinebench R23は、CPUの性能を測る上で参考にしているユーザーが多い。Core i7-14700のマルチコア性能は32,729で、シングルコア性能は2,070だ。従来モデルのCore i7-13700よりもマルチコア性能が15%高く、シングルコア性能も3%高い。16コア24スレッドから20コア28スレッドと物理コアが増えたことで大きくパフォーマンスが向上している。Core i7シリーズはIntel第14世代で最も変わったグレードだ。上位モデルであるCore i7-14700Kとの差は1%程度と同等だ。Ryzen 9 7900Xと比べるとマルチコア性能が10%高く、シングルコア性能も2%弱高い。
Blender


Blenderでのベンチマークスコアは437.61だ。すべてのベンチマークでトップ45%に入る。従来モデルのCore i7-13700よりも10%弱もスコアが高い。Core i7-13700Kと比べても7%程度上回っている。Core i7-14700Kとのスコア差は2%-3%程度だ。競合のRyzen 9 7900Xよりも8%高く、同グレードのRyzen 7 7700Xよりも54%高い。
7-Zip


Zipファイルの展開及び圧縮速度を見ていく。従来モデルのCore i7-13700よりも展開速度が35%速く、圧縮速度も3%速い。展開速度についてはCore i7-14700Kをも上回っている。圧縮速度は13%程度低い。競合のRyzen 7 7700Xと比べると展開速度が78%速く、圧縮速度も41%速い。コア・スレッドが多い分だけ有利だ。12コア24スレッドのRyzen 9 7900Xをも上回っている。
Handbrake


動画のエンコード速度であるHandbrakeでのパフォーマンスを見ていく。従来モデルのCore i7-13700よりもH.264で20%速く、H.265で21%速い。Eコアが増えた恩恵がはっきりと見える。上位モデルのCore i7-14700Kとの性能差はほとんどなく同等だ。電力制限解除を前提とすればCore i7-14700は魅力的なモデルとなる。競合のRyzen 9 7900Xと比べてもH.264で30%速く、H.264でも28%速い。クリエイター作業を考えているユーザーは必見だ。
Adobe Photoshop(PugetBench)
画像出典:https://helpx.adobe.com/
PugetBench for Photoshopのパフォーマンスを見ていく。従来モデルのCore i7-13700よりも2%弱パフォーマンスが向上している。Eコアが増えてもそこまでPhotoshopのパフォーマンスには影響を与えないようだ。Ryzen 9 7950Xよりもスコアが上なのは興味深い。3D V-Cache搭載のRyzen 9 7950X3Dよりも3%スコアが低いが、Ryzen 7 7800X3Dを8%高い。
Adobe Premiere Pro(PugetBench)


PugetBench for Premiere Proのスコアを見ていこう。Premiere ProはCPUよりもグラフィックス性能が重要なソフトウェアと言える。Core i7-14700のスコアは13,743と高い数値が出ている。Core i7-13700KやCore i7-13700よりもわずかにパフォーマンスが高くなっている。16コア32スレッドのRyzen 9 7950Xよりもパフォーマンスは高い。
Core i7-14700搭載おすすめゲーミングPC
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CPU:Core i7-14700
GPU:GeForce RTX 5060
メモリ:DDR5-4800 16GB(シングルチャネル)
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットB760
コスパ:調査中
Core i7-14700×GeForce RTX 5060搭載のミドルクラスモデルだ。GeForce RTX 5060搭載モデルでもCore i7シリーズとの組み合わせだとここまで価格が上がってしまう。それでもコストパフォーマンスは悪くない。ゲーム性能が高く高リフレッシュレートでのゲームプレイにも対応しやすい。メモリはDDR5-4800 16GBでシングルチャネルとなる。2枚組のデュアルチャネルと比べてパフォーマンスが落ちることがあることは理解しておこう。+15,000円のカスタマイズ費用を支払えばデュアルチャネルに変更できる。ストレージはSSD 500GB Gen4 NVMeと最低限の容量を持つ。電源ユニットは650W BRONZEだ。
THIRDWAVE AD-C7F56B-01W(ドスパラ)
価格:219,980円+送料3,300円
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 5060 Ti 8GB
メモリ:DDR5-4800 16GB(シングルチャネル)
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットB760
コスパ:調査中
GeForce RTX 5060搭載モデルに+5,000円でワンランク上のGeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載モデルが選択できる。フルHD環境で高設定を実現したいなら理想的な組み合わせだ。構成はメモリDDR5-4800 16GB、SSD 500GB Gen4 NVMeと平凡だ。カスタマイズでARGBライティング対応ケースファンを選択すれば光るゲーミングPCの出来上がりだ。
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CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 5050
メモリ:DDR5 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットB760
コスパ:調査中
エントリークラスのゲーミングPCだ。GeForce RTX 5050は、GeForce RTX 3050 8GB以来2世代振りの50番台モデルとなる。性能の底上げが行われてゲーム適性が向上している。フォートナイトやApex LegendsなどではGeForce RTX 4060に匹敵する性能を発揮する。構成はメモリDDR5 16GB・SSD 500GB NVMeと平均的だ。電源ユニットは650W BRONZEを搭載している。メモリがデュアルチャネルなのは好印象だ。本体カラーは黒と白のニ色から選択できる。LEDカラーも豊富に用意されていて好みで選択可能だ。
THIRDWAVE AD-C7F57A-01W(ドスパラ)
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CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 16GB(シングルチャネル)
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
マザボ:チップセットB760
コスパ:調査中
グラフィックスにはGeForce RTX 5070を搭載していて高いゲーム性能を持つ。タイトル次第では4K環境にも対応できる。CPUはもちろんCore i7-14700F搭載だ。20コア28スレッドと高スペックであらゆる用途に対応可能だ。GeForce RTX 5070とのバランスも文句なしだ。次世代のCore Ultra 7 265よりも性能が高く選びやすい。メモリDDR5-5600 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平均程度だ。電源ユニットは750W BRONZEを採用していて万全だ。
G TUNE DG-I7A6X(マウスコンピューター)
価格:349,800円(送料込)
CPU:Core i7-14700F(水冷)
GPU:Radeon RX 9060 XT 16GB
メモリ:DDR5-5600 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットB760
コスパ:8.7
マウスコンピューターのプレミアムブランドということもあり価格は高めだ。Core i7-14700F×Radeon RX 9060 XT 16GBの組み合わせで349,800円は手を出しづらいかもしれない。それでもメモリDDR5-5600 32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと充実した構成を持っている。CPUクーラーも水冷式が採用されている。電源ユニットは750W BRONZEだ。基本保証が3年間と長く安心して使い続けられる。























