
ゲーミングPCとは、一言で言えばオンラインゲームを快適にプレイすることに特化したパソコンのことだ。一般的なパソコンとの最大の違いは、映像処理を専門に行うグラフィックボード(GPU)というパーツを搭載している点にある。これにより、最新の美しいグラフィックスも滑らかに、ストレスなく楽しむことが可能だ。
ゲーミングPCは、BTOメーカーが運営するECサイトかリアル店舗のいずれかで購入できる。リアル店舗で購入するメリットは実際にゲーミングPCに触れられることだろう。パソコンに詳しいスタッフに質問できるのもポイントとなる。店舗ならゲーミングデバイスも選びやすい。秋葉原や大阪日本橋がメッカだ。
ご自身でゲーミングPCを自作するという方法もある。必要なPCパーツを購入して自分で組み立てることだ。こだわりのゲーミングPCが手に入れられるのが最大の魅力となる。PCパーツはドスパラやパソコン工房などのPCショップやAmazonなどで購入できる。筆者もこだわりの白色ゲーミングPCを自作したことがある。コストは掛かってしまうが、デザイン・メーカーなどにこだわりたいならおすすめだ。
ゲーミングPCを購入できる場所及びBTOパソコンの販路について解説している。基本的にはリアル店舗よりも通販サイトで購入することをおすすめする。その理由は多くの製品を比べることができることとカスタマイズを気軽に行えるからだ。初心者の方であれば実機に触ってみるのも良いと思う。WEBサイトで調査→リアル店舗で実機を見て触る→WEBサイトから購入が良い。
クリエイターPC/ビジネスPCと比較
| カテゴリー | ゲーミングPC | クリエイターPC | ビジネスPC |
|---|---|---|---|
| イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
| 共通点 | - | 多い | 少ない |
| 価格帯 | 13万円~ | 20万円以上 | 10万円~ |
| ブランド例 | GALLERIA G TUNE | DAIV | THIRDWAVE mouse |
| ケース種類 | かなり多い | 少ない | 普通 |
| CPU | Core Ultra 5/Ryzen 5以上 | Core Ultra 5/Ryzen 5以上 | Core i3/Ryzen 3 (Celeronもあり) |
| GPU | NVIDIA GeForce AMD Radeon | NVIDIA RTX NVIDIA GeForce | 非搭載 (CPU内臓GPU) |
| メモリ | 16GB以上 (8GB搭載もある) | 32GB以上 | 16GB以上 |
| ストレージ | SSD 500GB以上 (1TB搭載もある) | SSD 1TB以上 | SSD 500GB以上 |
| 電源 | 550W 80PLUS BRONZE以上 (上位PCでは1200W PLATINUMもある) | 550W 80PLUS BRONZE以上 (上位PCでは1200W PLATINUMもある) | 300W 80PLUS BRONZE以上 (低容量ACアダプター搭載もある) |
クリエイターPCやビジネスPCとの違いについても見ていこう。クリエイターPCとは共通点が多いことを押さえておこう。基本的にはマーケティング手法の一種だといえる。要は基本的には同じものをブランドで区別しているだけということだ。クリエイターPCはケースの種類が少なくほとんど選択肢がない。落ち着いたデザインが多い印象を受ける。
クリエイターPCも高性能なCPUとグラフィックボードを搭載している。グラフィックボードについてはクリエイター向けのNVIDIA RTXシリーズ/NVIDIA Tシリーズが採用されることもある。もちろん、GeForceシリーズを搭載したモデルも多い。メモリやストレージなどの構成はゲーミングPCを上回ることが多い。クリエイティブ作業では重要になるからだ。
ビジネスPCは全く別物だと考えてよい。CPU性能はピンキリでゲーミングPCでは採用されないCore i3やCeleronが搭載されていることもある。グラフィックボードも非搭載が一般的だ。メモリやストレージについては同等といえそうだ。電源ユニットは控えめなことが多い。グラフィックボードを搭載していないので消費電力がそれほど高くないためだ。
ゲーミングPCの特徴まとめ
豊富なケースデザイン

ゲーミングPCは、たくさんのデザインから選択できるという特徴がある。また、ARGBライティング対応ケースファンを搭載したモデルも多く光るゲーミングPCの選択肢がある。最近だと白色のケースやピラーレスケースなどが人気だ。クリエイターPCやビジネスPCではクリアサイドガラスパネルを採用したモデル自体が少なくおとなしい印象を受ける。ゲーミングPCには遊び心が垣間見える。
ゲーミングPCのもう一つの特徴は排熱性能の高さだ。高性能なパーツを支えるためにしっかりと排熱が考えられた構成になっている。複数のケースファンを搭載して排熱効率を高める仕様だ。
普通のパソコンケースはゲーミングPCほど排熱を考えれていないことが多い。通常のパソコンには優れたグラフィックボードのような熱を発するパーツが搭載されていない。そもそも通常のパソコンではそこまで排熱の必要性が高くないことと、そしてコストを抑えることを考えているためだ。排熱のことまで考えられて初めてゲーミングPCと呼べるだろう。世間ではどのように考えられているかわからないが私はそのように考えている。
BTOメーカーは定期的に新しいPCケースを導入してより優れたエアーフローを実現している。もちろん実用性の向上にも力を入れている。I/Oパネルの見直しなどが該当する。ゲーミングPCを買うときはケースの排熱についても確認しておくとよい。公式サイトになくても当サイトのようなレビューサイトなら記載されているはずだ。
初心者ほどパソコンの性能だけ価格だけを基準に考えてしまうのだ。せっかく快適にゲームをプレイするためにゲームパソコンの購入を考えているのなら、自分の扱うパソコンの性能を熟知して欲しい。性能だけとか価格だけを考えて購入をしてはいけない。排熱等を含む全てを俯瞰してみる必要があるのだ。ゲーミングPCを選ぶといってもそんなに単純なものではない。客観的にゲーミングPCを選ぶために是非当サイトを活用してほしい。
高性能グラフィックボード

ゲーミングPCでは高性能なグラフィックボードを搭載している。基本的に価格は性能に比例する。人気があるのは、コストパフォーマンスが高いGeForce RTX 5060 Ti 8GBやGeForce RTX 5060あたりのモデルだ。どのようなゲーム環境でプレイしたいかによって選択するとよい。ビジネスPCの場合は、CPU内蔵グラフィックスがモニター出力を担う。
ゲーム目的でグラボを探している方向けコンテンツだ。性能・コスパ(価格)・VRAM・TGP・Steamシェア・発売日を一覧でまとめている。最新モデルから10年以上前に発売されたGTX 400シリーズまで網羅しているので読み物としても楽しめるはずだ。
高性能CPU

グラフィックボードの性能に合わせて高性能なCPUが選択される。6コア以上のCPUが好ましい。最近だと3D V-Cacheを搭載したゲーム特化型CPU(Ryzen 7 9800X3D etc.)が人気だ。CPUとGPUのバランスを考えるとある程度CPUにも投資した方が理想的な一台に仕上がるはずだ。
ゲームにおすすめのCPUを紹介。Intel Core Ultra 200SシリーズやAMD第5世代Ryzenの性能・価格・コスパ・発売が一覧で確認できる。合わせてゲーミングノート向けのCPUも網羅。CPUを基準にゲーミングPCを選びたいという方に是非参考にして欲しい。
大容量メモリ

ゲームプレイにおいてはメモリ容量も重要だ。昨今のメモリ価格高騰の影響であえて8GBにして価格を抑えたモデルも登場しているが、最低でも16GBはあった方がいい。8GBモデルだと有意にパフォーマンスが低下してしまう。また、ゲーム実況をしたり、動画編集をしたりと他のアプリケーションも使うなら32GBを最低基準に考えてもよいだろう。意外とブラウザをいくつか開くだけでもメモリ消費量は大きくなる。クリエイターPCだと32GBが最低基準となっている。
「ゲーミングPCにメモリは何GB必要なのか?」そして「シングルチャネルは本当に性能が落ちるのか?」 今回は、メモリ8GB・16GB・32GBの各容量でゲーム性能の徹底検証を行った。特に注目したいのが、16GBでの「シング …
大容量ストレージ

ゲーミングPCでは最低でも500GBのSSDを搭載している。最新タイトルになると100GB近くの容量が必要になることも珍しくなくすぐに圧迫してしまうことになる。マウスコンピューターではすべて1TB搭載だ。一方で、ドスパラやパソコン工房の廉価ブランドでは今でも500GBが一般的だ。
ゲーミングPCにおける最適なSSD容量について検証していく。ゲーミングPC購入の際にストレージ容量をどのぐらいにしようか悩む方は多いのではないだろうか。ここでは様々なゲーム/アプリケーションのインストールに必要な容量や動 …
高品質電源ユニット

ゲーミングPCでは高品質な電源ユニットが搭載されている。80PLUS認証という電源効率のよい電源ユニットが採用されているのだ。80PLUS BRONZE・80PLUS GOLD・80PLUS PLATINUMなどモデルの性能に合わせて選択される。非常に高品質なのがゲーミングPCだ。通常ゲーミングPCでは80PLUS認証と呼ばれる電源効率のよい電源が採用されている。80PLUS BRONZEだけではなく80PLUS GOLDや80PLUS PLATINUMなどの高品質モデルを搭載されていることも多い。
450W BRONZE・600W BRONZE・650W BRONZE・700W BRONZE・750W GOLD・850W GOLD・1000W PLATINUM・1200W PLATINUMと搭載しているCPUやグラフィックボードに合わせて容量も増えていく。高性能なCPU・グラフィックボード・大容量メモリに安定した電気を供給する重要なパーツだ。高性能なパソコンは電源消費も多いので、無駄のない高品質の電源が必須となる。
ゲーミングPCと電源の関係についてまとめている。ゲーミングPCを選ぶ上で電源の選択は重要となる。500W以上、余裕があれば700Wの電源を使用すれば問題ないだろう。また、80PLUS認証の電源が信頼性・性能共に高くおすすめだ。
ゲーミングPCの欠点を解説
価格が高い
ゲーミングPC=高価という認識を持つ方は多いだろう。実際、PS5が55,000円から購入できるのに対し、ゲーミングPCはエントリーモデルでも最低139,980円程度からとなる。さらに、PCの場合は本体だけでなく、モニター、マウス、キーボード、マウスパッドといった周辺機器を別途揃える必要があり、ゼロから一式揃えるとなると安く見積もっても17~18万円、一般的な売れ筋のミドルスペックならさらに予算が必要だ。
コスト面ではPS5が優勢だが、PCにも選ぶ理由がある
初期コストにおいてPS5に軍配が上がるのは間違いない。昨今の円安の影響でPS5も値上げされたが、それでもPCとの価格差は依然として存在している。同等の性能を求めるとゲーミングPCの方が割高だ。ゲーミングPCを選ぶ理由としては、こだわりのゲーム環境を構築できたり、クリエイティブ用途で使用できたりとPS5にはない強みがある。ゲーミングデバイスの選択肢が豊富なのもメリットだろう。
懸念すべきはリセールバリューの低さ
価格以上にPCユーザーが留意すべきマイナス面は、リセールバリューの低さだ。ゲーミングPCは数年経つと価値が大きく下落してしまう。グラフィックボードやメモリ価格高騰といった特殊な市場環境を除けば、ショップへの売却価格が数年で半額を切ることも珍しくない。
具体的な例を挙げると、BTOメーカーのフロンティアが提供している残価設定クレジットでは、2年後の残価がわずか15.0%に設定されている。つまり、20万円のPCでも2年後の価値は3万円程度。中古市場を見ても、新品時との価格差は非常に大きくなっている。対照的に、PS5は中古市場でも2年経ってなお60%〜70%程度の残価を維持しているケースが多く、資産価値としては非常に優秀だ。
サイズが大きい

サイズの大きさもデメリットになるかもしれない。上記画像はPS5とミドルタワーのゲーミングPCを比較したものだ。PS5はゲーミングPCの1/3程度でかなりコンパクトであることがわかる。ゲーミングPCにも、小型ケースを採用したモデルもあるが、人気があるわけではない。
PS5ならすっきりとしたデザインでリビングでテレビの横に設置しても違和感がない。その点ゲーミングPCは少しだけハードルが上がってしまう。サイズの大きめなミドルタワーやミニタワーならデスクの下に設置するのが必須だ。
消費電力・電気代が高い
ゲーミングPCは消費電力が高く、結果的に電気代も高めだ。ゲーミングPCの電気代は1時間当たり13円~27円となる。1日5時間で月1,950円~4,050円だ。消費電力はモニターを含めて350W~700W程度となる。GeForce RTX 5090などのハイエンドクラスのグラフィックボードや4Kの大型モニターを選択すると消費電力・電気代は跳ね上がる。
一方で、PS5の電気代は1時間当たり14円~21円だ。1日5時間で月2,100円~3,315円となる。PS5本体だけの消費電力は209.8Wで、それにテレビの消費電力120W~400Wを考慮する必要がある。液晶テレビであれば比較的消費電力を抑えられる。エントリークラスのゲーミングPCならPS5よりも消費電力は抑えられるが、ミドルクラス以上ならゲーミングPCの方が消費電力が上がる。
そうは言ってもより家庭で一般的なエアコンと比べると電気代は安い。ゲーミングPCを使ったからといって家計を圧迫するということはないだろう。安心してゲームを楽しんで欲しい。使わない時はシャットダウンをしておくぐらいでよいだろう。
OpenGL特化のアプリが苦手
ゲーミングPCは万能に見えるが、実は3D CADや一部のゲーム開発ソフトなどOpenGLフレームワークを主軸とするアプリケーションは苦手としている。これは、一般的なユーザーが見落としがちなゲーミングPCの短所といえる。
GeForceはゲーム用APIに最適化されている
ゲーミングPCに搭載されるGeForce製グラフィックボードは、主にDirectX (Direct3D)やVulkanといった、ゲーム開発で主流のAPIに最適化されている。一方で、プロフェッショナル向けの3Dワークロードで使われるOpenGLに対しては、GeForceのドライバは十分に最適化されていない。そのため、ハイエンドなゲーミングPCであっても、特定のCADソフトなどでは動作が不安定になったり、描画パフォーマンスが著しく低下したりすることがあるのだ。
専門用途ならクリエイターPCという選択肢を
もし3D CADや高度なモデリングを主目的にPCを選ぶのであれば、ゲーミングPCは最適解とは言えない。これらの用途には、プロフェッショナル向けGPUを搭載したクリエイターPCを選択すべきだ。以前は「Quadro」という名称で親しまれていたが、現在はブランドが整理され、GeForce RTXシリーズ/NVIDIA Tシリーズへと移行した。注意点としてクリエイターPCでもGeForceを搭載したモデルがあることだ。
ゲーミングPCに関するよくある質問
- ゲーミングPCの電気代は高いの?
- 家計に大ダメージを与えるほど高いわけではない。当サイトで検証したところ、ハイエンドクラスのゲーミングPCでかなり高く見積もっても1時間50円程度だ。ミドルクラスなら10円から15円程度となるだろう。
- ゲーミングPCの買い時はいつ?
- 一番の買い時は年末年始だと考えているが、パーツの発売時期などによって変わってくる。例えば、2026年2月時点だとメモリおよびSSD価格が高騰していてそれがゲーミングPCにも反映されている。今後も値上げが予想されるので安いモデルが見つかったら早めの購入がおすすめだ。
ゲーミングPCの電気代ってどれぐらい掛かるの?を検証している。実はゲーミングPCは消費電力がそれほど上がらず負荷を上げても月1,000円掛かることはないだろう。サンワサプライのワットモニターで実際の消費電力と電気代を調査したのでぜひ参考にして欲しい。
ゲーミングPCの買い時について解説していく。ゲーミングPCを購入したいけどいつ購入すればいいのか悩んでいるユーザーは多いようだ。最近のゲーミングPC市場の動向を踏まえて詳しく見ていこう。結論から言えば2026年の2月は買 …




























