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ゲーミングPCの買い時について解説していく。ゲーミングPCを購入したいけどいつ購入すればいいのか悩んでいるユーザーは多いようだ。最近のゲーミングPC市場の動向を踏まえて詳しく見ていこう。結論から言えば2026年5月は買い時だといえる。ゴールデンウィーク期間中で各BTOメーカーがキャンペーンやセールに力を入れるからだ。

必ず押さえておくべきポイントは、お得なセール時期(ショップの決算期など)と新しいCPU・グラフィックボードの発売時期だ。最低でもこれだけを押さえておけば大失敗は避けられるはずだ。当サイトが運営するXアカウント(@gamingpcsjp)でも常時お得な情報を提供しているのでフォローしていただけると幸いだ。

必ず押さえたいお得なセール・決算時期

時期お得度セール内容
1月新春初売り、決算売り尽くし、ゲーミングPC福袋
2月先取決算セール、ゲーミングマウスプレゼント、プレミアムウィンター
3月決算(パソコン工房/マウスコンピューター)、決算(TSUKUMO)、決算(FRONTIER)
4月新生活応援
5月ゴールデンウィークセール
6月夏のボーナス
7月決算(ドスパラ)、夏休みセール
8月お盆セール、スペシャルサマー
9月半期決算セール(パソコン工房)
10月決算(HP)、オータムセール、ハロウィンセール
11月秋の大感謝祭
12月冬のボーナスセール、クリスマスセール、年末セール

基本は大型連休中が狙い目となる

長年BTOメーカーのセールを見てきてわかったことは、BTOメーカーは年中セールを実施していていつが本当にお得なのかがわかりづらいということだ。筆者のように毎日価格をチェックしていないと判断できないだろう。一年でもっともお得にゲーミングPCを購入できるのは年末年始だ。時期的にユーザーの財布の紐が緩むこともあってBTOメーカーも販売に力を入れている。ユーザーの需要が高まる時期ともいえる。ゲーミングPC福袋も要チェックだ。

年末年始を逃したら次はゴールデンウィーク・夏休みなどの大型連休中が狙い目となる。フロンティアでは福袋のようなキャンペーンが開催される。3月は決算期ということでセール・キャンペーンが盛り上がる。6月はボーナスセールに期待できるが、7月や8月に比べるとやや弱い。

9月のシルバーウィークもパッとしない。10月と11月は閑散期といえる。もちろん、新しいパーツとの併売で旧モデルが安くなるなどイレギュラーなことが起きればその限りではない。最近であればPCケースのリニューアルが続き旧ケース採用モデルがアウトレット品として安く販売されている。あとは、新しいパーツの登場時期などの兼ね合いで大型休暇中以外にお得になることもある。

2026年5月は例年よりお得に購入できる

2026年5月は狙い目の時期だ。BTOメーカーが、こぞってゲーミングPCの値下げや大型キャンペーンを実施するなどいつも以上に販売に力を入れているように感じる。特にドスパラのキャンペーンは強力だ。+555円でメモリ/電源/CPUクーラーのアップグレードができる。他社とは一線を画す内容だ。

2025年11月から2025年12月にかけてメモリ価格高騰による影響に対して駆け込み需要が発生した。その反動で2026年1月以降ゲーミングPCの販売台数は激減している状況だと推察する。各メーカーからすると、駆け込み需要があったからといって今年の売り上げが下がってしまっては意味がない。当然パーツ価格が落ち着いているわけではないので、今後いつ価格が反転するかわからない。

早めの決断が重要となりそうだ。また、完璧な購入タイミングを図ることが難しいことは理解しておこう。せっかく思い切ってゲーミングPCを購入したのに、次の日に価格が安くなるということもあるしもちろんその反対も起こり得る。購入後一定期間内に値引きが適用となった場合は差額返還などの価格保証サービスがあればいいのになぁと思うことがある。

ゲーミングPCを紹介する当サイトとしてもおすすめしていたモデルが値下げされてしまうと心苦しくなることがある。家庭用コンソールからの脱却や所有しているゲーミングPCのスペック不足・故障などでゲーミングPCを欲しくなったその瞬間があなたにとって最高の買い時だという気持ちを持つことも大切だ。当サイトの「コスパ最強のゲーミングPCおすすめランキング」を確認していただければ今お得なモデルがわかるはずだ。

次に確認したい新しいCPU/グラボの販売時期

1月
2月
3月
4月 Core Ultra 7 270K Plus発売
Core Ultra 5 250K Plus発売
Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition発売
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月

どうして新しいPCパーツの登場時期を把握しておく必要があるのか。それは新しい製品が登場することを知らずに旧モデルを購入してしまうことを避けるためだ。新しいCPUやグラフィックボードがリリースされることを知った上で購入するのとそうでないのでは気持ち的に大きな違いがある。値下げや値上げのタイミングを図ることは難しいが、新しいパーツのリリースについては把握できるので活かさない手はない。

2026年4月にCPUの発売が続いた。Core Ultra 7 270K/Core Ultra 5 250KはEコアの追加やソフトウェアの見直しなどでゲーム適性が向上している。まだまだ搭載モデルの価格は高めで狙い目とが言い難い。また、AMDのRyzen 9 9950X3D2 Dual Editionは2基のCCDに3D V-Cacheを搭載したハイエンドモデルで価格は17万円を超える。ゲーム性能は従来のRyzen 9 9950X3Dとそこまで変わらずおすすめできるというわけではない。

旧世代のモデルは価格が下がる傾向にありあえて狙うのも悪くない。Ryzen 7 7700・Ryzen 7 5700X・Core i7-14700F・Core i5-14400Fなどが該当する。新しいCPUやグラフィックボードを搭載したゲーミングPCは価格が高くなりがちだ。特に新しいグラフィックボードはアスク税が上乗せされて価格が高くなる傾向にある。

メモリ価格高騰でゲーミングPC価格の値上げは避けられない!?

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ここ数ヶ月メモリ価格の高騰が著しい。モデルによっては倍以上になっていることもあるぐらいだ。さすがにこれだけメモリ価格が上がってくればゲーミングPCの価格も上がっていくだろう。いくつかのショップではすでにゲーミングPCの価格の値上げが始まっている。年明けから本格的に値上げされていくのではないかと予想している。そう考えると遅くとも2026年1月までに購入しておきたいところだ。


過去にショップが声を大にしてパソコンが値上げされることを伝えることはなかったように思う。コロナ禍の半導体不足の時もゲーミングPCは高くなったが、ショップ側が値上げについて発信することはなかった。今はその時以上の緊急事態になっているのかもしれない。あまり購入を煽りたくはないが、できる限り早く購入しておく方がよさそうだ。

各ショップのXでも値上げ傾向について触れられている。今のところはメモリ価格の高騰が大きいが、SSDやグラフィックボードなどにも波及していくのではないかと危惧されている状況だ。

こんなときは問答無用で買い時到来!?

セールやパーツの販売時期でゲーミングPCの買い時を判断するのもよいが、それ以外にも考慮すべきポイントがある。経済的なメリットというよりもすぐに楽しめることに価値を見出せるはずだ。

ゲーム環境の変化


最新タイトルの登場やアップデートなどゲーム環境の変化は無視できない買い替え理由となる。例えば、要求スペックの高い注目タイトルが登場すれば新しいゲーミングPCが欲しくなるはずだ。PS5やSwitchなどの家庭用ゲーム機からのプラットフォーム変更を考えるかもしれない。ゲームの登場時期に合わせてゲーミングPCを購入するのがベストだろう。

モンハンワイルズパルワールドといった注目タイトルが登場するとゲーミングPCの販売台数は伸びる。特に新しいタイトルは要求スペックが高いことが多く、ゲーミングPCの新調が必須になりがちだ。つまり、多くのゲーマーにとって買い時が来たということにつながる。

その他ゲームのアップデートで性能が物足りなくなるケースもあるだろう。クライアントダウン・ブルースクリーン・フリーズなどスペック不足による症状が現れたら要注意だ。3世代あるいは4世代前のゲーミングPCだと買い替えのタイミングが来たといえる。

故障・トラブル

ゲーミングPCの故障やトラブルによって完全に機能しなくなったらそれは買い時といえそうだ。ブルースクリーンが出たり、電源が入らなかったりと問題が出れば新しいゲーミングPCに関する調査を始めてもよいだろう。わざわざ購入のタイミングを図るよりもすぐに手に入れた方が最終的な満足度は高くなるように思う。ゲームをプレイできない時間が伸びてしまうのは本末転倒だ。ゲーミングPCの寿命について理解しておくとよいだろう。

ストレージの故障ぐらいであれば買い替える必要はないが、CPUやグラフィックボードが故障となるとやっかいだ。快適なゲーム環境を少しでも早く再構築できるように動きたいところだ。性能面を考えれば3年サイクルでの買い替えがよいのではないかと思う。延長保証に加入していた方ならちょうど切れるタイミングだ。

補足:新グラボの価格に影響を与える存在”アスク税”とは

askzei4gamer出典:(4Gamer.net, 2015)

新しいパーツ(主にグラフィックボード)が登場したばかりの時期はどうして買いのタイミングとは言えないのか。それはアスク税と呼ばれるコストが上乗せされた形で販売されているからだ。ユーザー目線で言えば不要なコストが掛かっていることになる。アスク税に関しては4Gamerの記事でより詳しく解説されているのでぜひ読んで見て欲しい。実際に多数の業界関係者に取材を行いより詳細にかつわかりやすくまとめられている。

アスク税とは簡単に言えば代理店である株式会社アスクが上乗せしている費用のことだ。本来はグラフィックボードの製造原価(FOBコスト/AIBコスト)にカードメーカーの利益が乗せられて代理店に卸される。そして代理店の利益(FOBコストの10%)が乗せられる。本来であればここで終わりなのだが、アスク税は代理店の利益に対してさらに上乗せされられる利益ということだ。

金額については不明だが、4Gamerによると数千円あるいは数万円単位で乗っているようだ。Amazon・ヨドバシカメラなどのショップの利益はアスクからショップへの出荷価格の15%程度なので、ショップもアスク税の恩恵を受けていると捉えることもできる。これだけを見ればユーザーは損をしているように感じてしまうだろう。

欧米価格(MSRP)と国内価格で大きな差があるのはこのアスク税の存在が要因となっている。また、欧米ではAmazonなどに直接卸されるため代理店コストも不要だ。欧米に比べると日本市場は小さく、直接Amazonなどに卸すよりも代理店を挟む方が効率がよいのだ。ここは仕方がない部分だと言える。こうして聞くとアスク=悪の結社のように聞こえるかもしれない。

しかしながら、実際はアスクがショップ側のリスクを引き受けている側面もあり結果的にユーザーにメリットをもたらしている。役割を把握することが難しく損な立場にあるが、日本にアスクという企業がなければユーザーはグラフィックボードの入手が困難になってしまう可能性もある。小さい市場だからこそ代理店の存在は大きい。どうしてもアスク税を避けたいなら発売直後に購入しなければいいだけだ。

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