当記事では、今すぐゲーミングPCをサブスクレンタルする方法について詳しく解説している。イベントや業務用でゲーミングPCをリース/レンタルしたいと考えている企業担当者の方あるいはゲーミングPCをサブスク/レンタルで一度使ってみたいと個人の方は多いのではないだろうか。実はパソコンのサブスク/レンタルを取り扱う企業やBTOメーカーのサービスを利用すればすぐにゲーミングPCをサブスク/レンタルすることが可能だ。
最近はそういったサービスを提供している企業が増えてきた。もちろん短期間の契約もできるため要望に合わせて柔軟に対応してもらえることが多い。最短1日で数千円からレンタルすることができる。一般的にはサブスクだともう少し長い期間の使用を想定しているかもしれない。RTX 3080などハイクラスのゲーミングPCも対象だ。法人の担当者の方や個人の方はぜひ参考にして欲しい。
当ページの目次
ゲーミングPCのサブスク/レンタルはどんな方がターゲット?
法人の担当者や個人事業主の方
ゲーミングPCのサブスク/レンタルは法人を対象としていることが多い。例えば、イベントなどで一時的に3Dアプリケーションを使用できる高性能なパソコンを借りたいと考えている法人は多いだろう。わかりやすい例だと先月東京のお台場で開催されたtemLab Borderlessでは大量のパソコンを使用している。マウスコンピューターのDAIVブランド及びMouseProのモデルが採用された。
その数はなんと500台(マウスコンピューター, 2018)にも及ぶ。こういうイベントで高性能なゲーミングPCのサブスク/レンタルは重宝する。数台から数十台まで柔軟に対応してもらえることが多く便利なサービスだと言える。また、中長期的に借りることも可能だ。詳しくはサブスク/レンタルのメリット&デメリットで解説しているが、経費の標準化ができたり故障時も迅速に対応してもらえたりとメリットが大きい。
長期間の利用を想定しているならサブスクやリースでの利用が一般的だろう。企業が従業員向けのパソコンを用意する場合リースを活用することが多い。
個人の方
ゲーミングPCが故障したので修理を待っている間に使用したいという方や購入前に実際に触ってゲームをプレイしたいという方は多いだろう。いきなり数十万円のパソコンを購入するのはハードルが高いかもしれない。サブスク/レンタルなら初期費用を抑えることが可能だ。
事前にゲーミングPCを使ってゲームプレイを体験することができれば失敗せずに満足度の高い買い物ができるだろう。ただし、サブスク/レンタル料が結構高めなのであまり現実的ではないかもしれない。長く使うことを前提とするなら購入した方が安くつく。店頭で少し触ってみる方が現実的かもしれない。
ゲーミングPCサブスク/レンタルのメリット&デメリット
キャッシュフローの標準化、会計処理が簡略に
ゲーミングPCのサブスク/レンタルを活用すればキャッシュフローの標準化が可能となる。特に法人の担当者の方や個人事業主の方にとって会計処理が簡略化できことはメリットが大きいはずだ。特に複数台のパソコン導入を考えるなら魅力的だろう。
通常高額なパソコンを購入すると資産として経費計上をしなければいけないが、サブスク/レンタルならリース契約となり毎月の支払額を固定することができるのだ。毎月どのぐらいのお金が会社に残るのかを把握しやすくなる。つまり、戦略的に必要なところへ投資ができることに繋がる。
故障時のリスク軽減
サブスク/レンタル中のゲーミングPCが故障してしまっても修理費用は不要だ。基本的にはサブスク/レンタル費用に含まれているからだ。修理に掛かる費用を考慮する必要がないのはメリットだと言える。パソコンに掛かるコストを把握しやすい。企業の担当者に連絡をすればすぐに無償で代替機を用意してもらえるので、業務に支障をきたすこともない。メンテナンスのことを気にせず業務に集中できるのは嬉しいポイントだ。
一時的に使いたい場合も対応可能
一時的に使いたいと考えている方も必見だ。1日~1週間など超短期のサブスク/レンタルも可能となっている。現在使用しているパソコンが故障してしまって一時的に使用したいとかイベント時だけ複数台使用したいと考えている方にぴったりだと言える。柔軟に対応してもらえるのは最大のメリットだ。企業によっては細かい要望にも応えてくれるだろう。
購入前にサブスク/レンタルで最新モデルを体験できる
サブスク/レンタル=旧モデルというわけでないのも忘れないで欲しい。最近でいうとRTX 30シリーズやIntel第12世代CPU搭載モデルを選択することもできる。いつでも最新のモデルをサブスク/レンタルできるのは魅力的だ。場合によってリース中に新しいモデルに乗り換えることもできる。
当然購入するよりも割高
サブスク/レンタルのデメリットとしてはコスト面かもしれない。特に1年、2年と長期で借りると購入するよりも割高になる。これは車のリース契約と似ている部分がある。貸し出している企業側も時間が経つごとに資産が目減りしていることになるためやや高めの価格を付けるのも当然だ。それでも中長期あるいは複数台のサブスク/レンタルを検討中の方は条件面でしっかりと交渉してみよう。
ゲーミングPCの貸出をしている企業一覧
企業 | 期間 | 費用 | |
---|---|---|---|
Dospara plus | 株式会社サードウェーブ | 1ヶ月~ | 要問合せ |
ゲーミングPCレンタルセンター | 株式会社メディア・リース | 1週間~1年 | 19,000円~ |
e-TAMAYA | 株式会社タマヤ | 1日~ | 20,000円~ |
BREAJON | 株式会社ガッジェス | 3ヶ月~ | 5,450円/月 |
スグゲー | レノボ・ジャパン合同会社 | 1年間 or 2年間 | 10,000円~/月(6,500円~) |
ゲーミングPCの貸出をしている企業詳細
Dospara plus(ドスパラプラス)
株式会社サードウェーブの法人様向けサービスブランドのDospara plus(ドスパラプラス)でもサブスク/レンタルサービスを提供している。サブスク/レンタル期間は最短1日から設定可能だ。さらに、最短4日での納品となるため急ぎで高性能なパソコンが欲しいという方には嬉しいはずだ。
ドスパラのすごいところはPCパーツのカスタマイズをしての納品や最新モデルの納品にも対応していることだ。あなたの要望を伝えればそれに沿った提案をしてもらえるだろう。大手BTOメーカーブランドを抱えるサードウェーブだからこそ安心して利用できる。
ゲーミングPCレンタルセンター
株式会社メディア・リースによって提供されているサービスだ。ドローンレンタルやダビング・デジタイズ業務なども行っている企業だ。マウスコンピューターのモデルが中心となっている。1週間、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月といった期間でレンタル可能だ。ご利用開始日の前日に商品を受け取ることができるため当日もスムーズに利用できる。ゲーミングPC・ゲーミングノートPCだけではなく、GPUボックス・VR機器・ゲーミングモニター・ゲーミングデバイス・ゲーミング用無線LAN・WEBカメラなどのレンタルにも対応している。
e-TAMAYA
福井県にある会社タマヤが運営しているサービスだ。ゲーミングノートPCを含む数種類のモデルがラインナップにある。マウスコンピューターのモデルが中心だ。大量レンタルは難しいものの数台なら十分対応してもらえる。モデル自体は1世代前のものが中心だ。プロフェッショナル向けのQuadroモデルも用意されている。やや価格が高めなので短期間での利用がおすすめだ。納期は2,3日を見ておくとよい。
BREAJON
携帯電話ショップ「テルル」を運営するガッジェスによって運営されているゲーミングデスクトップPCのサブスクリプションサービスだ。シンプルな料金体系で初めての方でも安心だ。月額5,450円(税込)から利用することができる。上位モデルは月額9,800円(税込)から利用可能だ。3ヶ月目以降は解約費用が掛からずわかりやすい。つまり、16,350円を支払えばゲーミングPCを体感できるということだ。なお、3年間継続した場合は使用中のゲーミングPCそのままプレゼントあるいは新品のBREAJON最新モデルが最大40%引きのいずれかの特典を受けられる。
スグゲー
スグゲーは、レノボ・ジャパン合同会社によって提供されている残価設定クレジットローン付きサブスクリプションサービスだ。簡単に言えばローンでゲーミングPCを購入しているのと同じことだ。基本的にはおすすめできないサービスだと言える。
残価設定型の場合パソコン本体全額に対して金利が掛かってしまうため利息の支払いが遅くなり割高になってしまう。例えば、一番安価なRyzen 5 5600G×GTX 1660 SUPERの月々の支払額(2年契約)は6,500円となる。残価額は35%の84,000円だ。つまり、トータルコストは240,000円だ。
Ryzen 5 5600G×GTX 1660 SUPER搭載モデルの相場は12,3万円でかなり割高であることがわかる。金利などが表に出ないためわかりづらい仕組みなのだ。メリットは、一般的なローンに比べて審査ハードルが低いといことだろうか。
もし契約期間が終了してそのままパソコンを引き取り場合は84,000円を支払う必要がある。ただし、2年後には性能的に物足りなくなる可能性が高いし、84,000円を支払うなら新しいモデルの足しにするべきだろう。
もっとも初めから通常のパソコンをローンで購入する方が安上がりだ。また、返却する場合でもパソコン本体やモニターに損傷がある場合自己負担が必要となる。ユーザーにとってかなり厳しい契約だと言わざるを得ない。
一般的なゲーミングPCサブスク/レンタルの流れ
公式サイト or 電話でゲーミングPCのレンタルを申し込む
レンタル代金(配送料含む)の支払いを行う
ゲーミングPCを受け取りレンタル開始
レンタル期間の満了後ゲーミングPCを返却して貸出終了
そして支払完了後実際にパソコンの引き渡しを受けてからレンタル開始となる。レンタル終了後パソコンを返却、完了だ。なお、レンタル終了予定日の前に事前に連絡をしないと自動延長となることもあるため注意して欲しい。契約時にはしっかりと契約内容を確認しておこう。
参照外部サイト
- デジタルアートミュージアム 「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless」に マウスコンピューターの「DAIV」「MousePro」パソコンが採用(マウスコンピューター, 2018)
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