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当記事では、ドスパラ「GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載 Xbox Game Pass Ultimate同梱版」の詳細レビューをまとめている。Ryzen 5 4500×RTX 3060 Ti搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。1.0万円の値下げが適用となり購入しやすくなっている。

Ryzen 5 4500は2022年4月に登場した比較的新しいCPUだが、アーキテクチャは一世代前のZen 2で目新しさがあるわけではない。Core i5-13400搭載モデルと比べて性能的には不利だ。当該モデルについては価格が抑えられていてそのデメリットを打ち消してなおおすすめできるモデルとなっている。予算を抑えつつ高性能なグラフィックボードを手に入れたい方は必見だ。

GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載のスペック

RM5C-G50

ブランド名 GALLERIA
製品名 GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載
価格 134,979円(税込)
CPU Ryzen 5 4500
GPU GeForce RTX 3060 Ti
メモリ DDR4-3200 16GB
SSD NVMe 500GB
HDD 非搭載
電源 650W BRONZE
マザーボード チップセットA520
おすすめ度 Sランク
評価 ・コスパ
7.0

・構成
4.5

・品質/サポート
10.0

・総合評価
6.9

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価格推移

GALLERIA RM5R-R36Tsuii

登場時からずっと値下げが続きついに139,800円まで価格が下がっている。登場時の214,980円から実に35%OFFだ。Ryzen 5 4500搭載モデルとして見ても割安だ。特性さえ理解しているのであれば購入してもよいのではないかと思う。

各タイトルの対応表

FF15 Apex Legends FORTNITE
ff15
・4K


・WQHD
Apex-Legends
・240fps


・144fps
fortnite
・240fps


・144fps

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

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GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載 Xbox Game Pass Ultimate同梱版はRyzen 5 4500とRTX 3060 Tiを搭載したミドルクラスのゲーミングPCだ。CPU性能がやや低めで、ゲーム以外への対応力はそれほど高くない。また、ゲームでもCPU負荷の高いゲームではフレームレートが安定させにくい場面がある。Apex Legendsは144Hz環境で安定させるのは少し難しい。フォートナイトは設定次第で少し余裕が持てる程度の性能だ。それで十分なのか、そうでないのかを判断して選んでほしい性能だ。

GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載のゲーミング性能まとめ

Ryzen 5 4500(CPU)

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GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載ではAMDの最新CPUであるRyzen 5 4500を搭載している。$129という低価格帯のモデルでRyzen 5 3500の後継モデルとなる。Ryzen 5 3500が2020年2月に登場しておよそ2年振りの登場となる。ただし、アーキテクチャはZen 2と変わっておらず性能も微増に留まる。Ryzen 5 3600には及ばないのは残念だが、価格帯を考えれば順当な範囲に収まっているのではないかと思う。

6コア12スレッドとハイパースレッディングに対応したのは魅力だ。動画編集や画像編集などにも対応しやすくなったと言える。ゲーミングCPUとしての評価はやや低い。L3キャッシュ容量が8MBと少なくフレームレートが伸びづらいのだ。Ryzen 5 3600やRyzen 5 5500を選択する方が満足できるだろう。

GeForce RTX 3060 Ti(GPU)

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当該モデルで採用されているグラフィックスは、Ampere世代のRTX 3060 Tiだ。ハイクラスのグラフィックボードでWQHD環境でのゲームプレイに対応できる。フルHD環境なら高リフレッシュレートを目指せる。60番台のグラフィックボードとは考えられない。問題はRyzen 5 4500とのバランスの取りづらさだ。やはりハイクラスのグラフィックボードにエントリークラスのCPUの組み合わせは好ましいとは言えない。価格が高めの今は積極的に選ぶ理由は見つからない。

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GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載の特徴まとめ

RTX 3060 Ti搭載最安値クラスへ

GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載は、今回10,000円の値引きが適用となり134,979円まで価格が引き下げられている。もしかすると一時的な値下げなのかもしれないが、ドスパラは一度下がった価格に戻る傾向があるため、GALLERIA RM5R-R36Tの基準として考えてもよさそうだ。つまり、今後価格が上がったとしても元サヤに戻る可能性が高いということだ。

Ryzen 5 4500はRTX 3060 Tiに対してバランスが取れるCPUとは言えない。それでも完全にダメというわけではなく、相応に価格が安ければ選択するのも悪くない。これが14万円程度であれば、少し微妙なモデルだったはずだ。13万円台に下がったからこその評価だ。Ryzen 5 4500を搭載することのメリットは性能よりも価格を抑えられることだ。その点では間違いなくその特性を活かしている。

性能面でのマイナス要素は価格の安さが打ち消し、メリットにしているとも言える。CPUとGPUのバランスは確かに重要だ。CPUとGPUのバランスがよければ、GPUの性能を引き出しやすい。ただし、どれだけ引き出せたとしても上位GPUの性能を上回ることはできない。GPU性能の高いRTX 3060 Tiの方が性能は高い。バランスのよさはRTX 3060でも、性能の高さは間違いなくRTX 3060 Ti搭載モデルだ。

そのため、バランスのよいモデルとバランスの悪いモデルの価格差というのが選択に影響を与える。GALLERIA RM5R-R36Tはしっかり価格が抑えられており、RTX 3060 Ti搭載最安値クラスのモデルだ。むしろ下位のRTX 3060搭載モデルよりも安価なほどだ。

こうなると、CPUとGPUのバランスよりも価格というメリットが大きい。こういったモデルは多少のマイナスに目をつむり、その恩恵を重視した選択がいい。簡単に言えば、性能を犠牲にして価格を下げたモデルだ。その究極系とも言える。本来であればあまりおすすめしにくいだが、ここまで価格が抑えられているならおすすめしたいモデルだ。

ゲームメインなら選択する価値あり

当該モデルの弱点はCPUの低さだ。Ryzen 5 4500の性能はCPU負荷の高いゲームでは少し負荷を感じる程度には低い。しかしながら、設定を下げて対応できるくらいの性能はあるので、そこまで困る場面というのは少ないはずだ。今後登場する最新のゲームがやや苦手な傾向にあるので、それだけは留意しておいてほしい。

予算に余裕があるならGALLERIA RM5R-R36Tは候補から外す方がいいのかもしれない。価格以上の性能や価値はあっても、CPU性能の低さは常について回る。ゲームに関しては設定で対応できても、ゲーム以外の用途ではネックとなる可能性がある。配信や動画投稿も視野に入れるなら、最低でもCore i5-13400くらいは見ておくべきだ。

また、WQHDや4Kのような高解像度はCPU負荷が少し高くなりやすい。RTX 3060 Tiが高解像度でのゲームプレイに対応できてもCPUが対応できないこともある。GALLERIA RM5R-R36TはフルHDでのゲームプレイが前提と言える性能だ。これらのことにデメリットを感じないのであれば特に問題はない。動画の視聴やサイトの閲覧は快適にできるので、一般的なパソコンと同等の用途+ゲームといった感じだろうか。

クリエイティブな用途を想定せず、基本的にゲームしかプレイしないなら十分なパフォーマンスが期待できる。初心者向けというよりも、予算が15万円よりも低い場合の選択肢と考えたい。RTX 3060 Tiの性能自体は非常に高いので、ゲームで性能不足になるようなことはしばらく考えにくい。

CPU性能が低いと言っても、最新のゲームでも設定を下げることで144Hz環境には対応できる。フルHDであればゲームの環境は選びにくい。ゲームによっては240Hzが実現できるものもある。ゲームをメインにするならおすすめしやすいモデルだ。比較の項目では価格や性能の近いモデルではなく、Core i5-13400FとRTX 3060 Tiを搭載したモデルをピックアップしている。

幅広い用途に対応しやすいモデルだ。もちろん、その分価格は高くなるので、予算に余裕があれば選択肢に入る程度である。GALLERIA RM5R-R36Tは価格が最大の魅力のモデルだ。比較対象となるモデルが輝いて見えるかは微妙なところだ。用途に合ったモデルを選んでほしい。

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似ているモデルとの比較

ブランド名 GALLERIA LEVELθ
イメージ galleriarseries magnatemh
製品名 GALLERIA RM5R-R36T Magnate MV-Ti
ケース ミニ ミニ
価格 134,979円(税込) 154,980円(税込)
送料 3,300円 3,300円
CPU Ryzen 5 4500 Core i5-13400F
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 3060 Ti RTX 3060 Ti
メモリ DDR4-3200 16GB DDR4-3200 16GB
SSD 500GB NVMe 500GB NVMe
電源 650W BRONZE 650W BRONZE
マザーボード A520 H610
納期 翌日出荷 翌日出荷
基本保証
(延長保証)
1年間
(最長5年間)
1年間
(最長5年間)
電話サポート 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式
レビュー 当ページ レビュー
比較対象は同じドスパラの一般向けモデルMagnate MV-Tiだ。価格が2万円高くなるが、CPU性能は大きく向上する。Core i5-13400Fの性能があれば、ゲームでもゲーム以外でも安定した動作が可能になる。RTX 3060 Tiに対してバランスの取れるCPUなので、より快適なゲームプレイが可能になる。

Core i5-13400FとRTX 3060 Tiの組み合わせで15万円台は安い。しかしながら、GALLERIA RM5R-R36Tと比べるとどうしても高く見える。CPUという弱点はあっても、それをしっかり活かして価格を抑えたGALLERIA RM5R-R36Tはやはり優秀なモデルだ。価格差が1万円程度であればMagnate MV-Tiも選択肢に入る。

2万円開いている現在は比較対象として少し苦しい。予算に余裕があればという程度で、価格を重視するならGALLERIA RM5R-R36Tを選んでもそれほど後悔するようなことはないはずだ。ただ、CPU性能が低いということをよく理解して選択してほしい。

パソコンケースレビュー

正面

GALLERIA RM5C-G50-syoumenドスパラの新ケースとなっている。デザインハウスが設計したケースだけあってデザイン性が高い。ミニタワーケースとなっているが、従来のミニタワーよりは一回り大きくなっていてミドルタワーの差が縮まっている。違うのは高さだけで奥行きと幅はミドルタワーと共通だ。

右サイド

GALLERIA RM5C-G50-right右サイドはシンプルで吸気口だけが設けられている。高さ分の吸気口があるのでエアフロー改善には効果的だ。ガンメタリックのケースが高級感を演出している。

左サイド

GALLERIA RM5C-G50-left左サイドにも吸気口がある。また、一部クリアガラスパネルを採用していて中身が見えるようになっている。最近のモデルらしいデザインだと言える。

背面パネル

GALLERIA RM5C-G50back背面パネルについてはオーソドックスなものになっている。前面の両サイドから取り入れられた空気が上部及び後ろから排出してくれる。本体内部に熱がこもらないような工夫が見られる。140mmサイズの冷却ファンを搭載しているのも後押ししてくれる。

正面-LED

GALLERIA RM5C-G50-ledケースの枠組みにLEDが配置されている。オシャレな演出だ。このLEDについては専用のソフトウェアからコントロールすることができる。

I/Oパネル

GALLERIA RM5C-G50-iopanel前面に斜めにI/Oパネルが配置されている。電源ボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、ヘッドフォン端子が設けられている。USBが4つもあるのは使い勝手が良い。

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管理人による総評(GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載)

RM5C-G50

GALLERIA RM5R-R36T 4500搭載は、Ryzen 5 4500×RTX 3060 Ti搭載のゲーミングPCだ。0.5万円の値引きが適用となり評価を上げている。グラフィックスにはAmpere世代のハイクラスであるRTX 3060 Tiを搭載していて不足はない。WQHD環境でのゲームプレイにも対応できるポテンシャルを持つ。Core i5-13400搭載モデルと比べると性能面では不利だが、それ以上に価格が抑えられていてそのメリットが上回る。

CPUはAMDの後発モデルであるRyzen 5 4500だ。これが弱点だと認識しておこう。アーキテクチャ的にはZen 2で現行のZen 4 Ryzen 5 7600などと比べると性能は高くない。最新モデルとして考えてはいけない。RTX 3060 Tiとのバランスもそれほどよくない。ゲーム以外の用途を考えるとデメリットとなってしまう。一方で、ゲームプレイだけを考えるなら安くRTX 3060 Ti搭載モデルを選択できるという点でメリットがある。

価格 CPU グラボ
134,979円(税込) Ryzen 5 4500 RTX3060ti
メモリ SSD HDD
DDR4 16GB 500GB 非搭載

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