ドスパラが販売する「GALLERIA RM7R-R57 7700搭載 激押しモデル」のレビューをまとめた。Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5070搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。ゲーム性能が高くWQHD環境でのゲームプレイに適している。コストパフォーマンスは8.7だ。実はこの記事を更新している間に20,000円高くなってしまい評価を落とした。(元々は10.0)
GALLERIA RM7R-R57はハイクラスらしく性能と構成に優れたモデルだ。価格以外に大きな弱点もなく誰にとっても選びやすく扱いやすい。予算が250,000円以下であるなら、必ずチェックしておこう。期間限定モデルの可能性があるので決断は急いだ方がよいかもしれない。
- 長所
-
- コストパフォーマンスが高め
- ゲームへの対応力が高い
- 構成が充実している
- 短所
-
- 期間限定モデルの可能性がある
- CPU性能はミドルハイクラス相当に留まる
- チップセットは廉価グレードのA620となる
- こんな方におすすめ
-
- 高いフレームレートや解像度でゲームをプレイしたい方
- カスタマイズをしたくていいモデルを探している方
- 250,000円以下の予算で組んでいる方
GALLERIA RM7R-R57 7700搭載 激押しモデルのスペック解説
メーカー | ドスパラ |
---|---|
ブランド名 | GALLERIA |
製品名 | GALLERIA RM7R-R57 7700搭載 激押しモデル |
価格 | 224,980円(+送料3,300円) |
CPU | Ryzen 7 7700(レビュー) |
CPUクーラー | 空冷 |
グラボ | GeForce RTX 5070(レビュー) |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD 1TB Gen4 NVMe |
電源 | 750W 80PLUS GOLD |
マザーボード | チップセットA620 |
おすすめ度 | Sランク |
評価 | ・コスパ 10.0 ・ショップ評価 9.9 ・納期 最短翌日出荷 |
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GALLERIA RM7R-R57 7700搭載 激押しモデルのカスタマイズを評価
パーツ | おすすめ度 | 詳細 |
---|---|---|
OS | 変更なし | |
オフィスソフト | 変更なし | |
リカバリーメディア | 変更なし | |
セキュリティソフト | 変更なし | |
CPU | AMD Ryzen 7 9700X (3.8GHz-5.5GHz/8コア/16スレッド) +22,000円 | |
CPUファン | (水冷式) PCCOOLER DA240 ARGB BK (ARGBライティング対応) +8,800円 | |
CPUグリス | 変更なし | |
電源 | 850W 電源 (80PLUS GOLD) +8,000円 | |
メモリ | 64GB (32GBx2) (DDR5-4800) +23,000円 | |
SSD | 変更なし | |
パーティション分割 | 変更なし | |
SSD2 | 変更なし | |
ハードディスク/SSD | 変更なし | |
ハードディスク(追加1) | 変更なし | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応/※DVD再生ソフトは付属しません) +4,400円 | |
ケース | ガレリア専用 SKMケース (MicroATX) スタンダード(ホワイト)Ver.2 +5,000円 | |
フロントケースファン | 変更なし | |
リアケースファン | 14cm ケースファン(ARGBライティング対応) +1,600円 | |
トップケースファン | 14cm ケースファン(ARGBライティング対応) x2 追加 +3,300円 | |
アクセサリ | 変更なし | |
無線LAN | Wi-Fi6+Bluetooth(R)5.2対応 無線LAN +8,000円 | |
情報漏洩監視ソフト | 変更なし | |
セーフティサービス | 月額980円 | |
延長保証 | 3年保証(通常1年+延長2年)+20,498円 |
一般的なBTOパソコンで人気のカスタマイズについては黄色のマーカーで示している。GALLERIA RM7R-R57の標準構成はカスタマイズが不要なほどしっかりしている。カスタマイズをするならこだわりのあるパーツやデザインに関わる箇所を変更するくらいだろう。性能を求めるならCPUの変更を検討してもよい。完成度の高いモデルは、必須と言えるカスタマイズがない。自由に、好みに仕上げていこう。
CPUは標準のRyzen 7 7700で問題はない。ゲーム以外の用途にも対応するならRyzen 7 9700Xへの変更がおすすめだ。ただし、22,000円かかるので予算内に収まるか検討するべきだろう。これはメモリにも言えることだ。標準の32GBから64GBへの容量アップは23,000円かかる。恩恵の大きい箇所のカスタマイズ費用がそれなりにかかる。あれもこれもと変更していると一気に価格帯が変わる。あくまでも不足していると感じる箇所を補うくらいに留めた方がよい。
おすすめなのはデザインを大きく変えるケースだ。5,000円で真っ白なGALLERIAケースに変更できる。黒を基調したケースは光を吸収し、白色ケースは反射する性質がある。ARGB対応のケースファンやCPUファンを使用するなら白色に変更しておくと見栄えもよくなる。白色ケースに変更するなら、750W 80PLUS GOLDの白色電源も選択しておきたい。
性能に関わる場所はカスタマイズが限られている。一方で、デザインの好みを反映しやすい仕様で、選択肢も豊富に用意されている。標準構成に優れたモデルは無理に構成を強化するのではなく、見た目で遊ぶのもよさそうだ。見た目を気にしない方は標準構成か、気になる箇所を補う程度でよい。
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GALLERIA RM7R-R57 7700搭載 激押しモデルの特徴
優れた構成を持つ完成度の高いモデル
GALLERIA RM7R-R57の激押しモデルは、その名の通りドスパラが力を入れている特別なモデルだ。ベースモデルのGALLERIA RM7R-R57のメモリとストレージ容量が倍増で価格は+5,000円だ。もうこれだけでオトクなモデルであることがわかるだろう。
価格も決して高いわけではない。むしろしっかり抑えられている。優れた構成と抑えられた価格により、圧倒的なコストパフォーマンスを有している。ハイクラスのゲーミングPCに求められるすべての要素を満たしていると言ってもいい。目立った弱点のない完成されたモデルだ。GeForce RTX 5070搭載モデルは、全体的に価格が下がりはじめている。250,000円以下の予算で考えているなら、GeForce RTX 5070搭載モデルが候補に入っているはずだ。
注目度が高まるハイクラスのゲーミングPCの中で、GALLERIA RM7R-R57は大きな存在感を示している。激押しモデルは長く展開されているものの、常時販売されるモデルではない。ベースモデルに変化があれば、連動して構成や価格が変化する。ベースモデルと同じ価格で展開されるようなことはほとんどない。
終了の期間が告知されていない特別モデルのようなものだ。少し先に購入予定があるなら、前倒しにしても購入しておきたい。これほどお得なモデルはそうお目にかかれないだろう。今ゲーミングPCを探している方は、いかにGALLERIA RM7R-R57が優れているか伝わっているはずだ。
この機会を逃すと同等のモデルを手にすることはむずかしくなる。GALLERIA RM7R-R57の激押しモデルは、これまでの傾向から考えても244,980円程度が適正価格だ。20,000円もお得なモデルを手にできるチャンスは今しかないかもしれない。
ゲームへの対応力が高い
Apex Legends | フォートナイト | マイクラ | モンハンワイルズ |
---|---|---|---|
![]() ・240fps ・144fps |
![]() ・240fps ・144fps |
![]() ・影Mod ・通常 |
![]() ・120fps ・60fps |
GeForce RTX 5070を搭載したGALLERIA RM7R-R57は、ゲームへの対応力に優れている。最新のゲームであっても、推奨環境をクリアできる。高いフレームレートを安定して出力できるなど、ゲームジャンルも選ばない。少し設定を下げれば最新のゲームでも240fpsを目指すことが可能だ。幅広くゲームをプレイするなら、GALLERIA RM7R-R57は理想的な性能と言える。
また、フルHD解像度に限らずWQHDや4Kでも快適にプレイできる。240fpsとの両立はむずかしいが、100fps以上でプレイできるゲームも多い。ハイエンドクラスに比べると高解像度への対応力は落ちるものの、ミドルクラスやミドルハイクラスとは一線を画す性能が持ち味だ。注意点はGeForce RTX 5070のVRAMが12GBであることだ。最新のゲームの中には、推奨環境にVRAM 16GBを要求するものもある。
モンハンワイルズでは、高解像度テクスチャパックというDLCが16GBを要求している。通常のモンハンワイルズの推奨環境は満たせても、特別負荷の高いDLCなどには対応しにくい。GALLERIA RM7R-R57はどんなゲーム環境も得意というわけではない。VRAMの容量が求められるグラフィック品質を大きく向上させるModやDLCは不得手だ。最高設定を避ければVRAM 12GBでもプレイはできる。
グラフィックを求めるプレイスタイルよりも、フレームレートやカクつかない快適な環境を構築するのに適している。これがハイエンドクラスとの線引きだ。標準以上の画質とフレームレートを求めるなら、GALLERIA RM7R-R57は適したモデルだ。この特性はMMORPGでもFPSでも活かせる。ミドルクラスを中心に使用してきた方には、劇的なゲーム環境の改善が体感できるはずだ。本格的にゲームをプレイするなら、GALLERIA RM7R-R57は有力な候補だ。
Apex Legendsやフォートナイトは今も高い人気を誇っているゲームで、多くのゲーマーが快適にプレイすることを切望している。マイクラのような負荷の軽いゲームにはオーバースペックだ。マイクラをメインに考えてGALLERIA RM7R-R57を選ぶのはおすすめしない。
プレイ予定の様々なゲームの中のひとつであるなら問題ない。負荷の高いゲームから負荷の軽いゲームまで幅広くカバーできる性能は、多くのゲーマーが求めるものであるはずだ。基本無料系のゲームが大容量のVRAMを要求してこない。人気ゲームはプレイまでのハードルを下げるために、要求スペックを常識の範囲内に収める傾向にある。GALLERIA RM7R-R57はこういった人気タイトルへの対応力が高い。
CPU性能はミドルハイクラス相当に留まる
CPUにはZen 4アーキテクチャのRyzen 7 7700を搭載している。Ryzen 7というグレードを冠しているものの、現行モデルの中で見ればミドルハイクラス相当だ。ゲーム性能ではCore Ultra 5 245KやCore Ultra 5 225が近い。次世代のRyzen 7 9700XやIntelのCore i7-14700と比べるとワンランク落ちる。もっともGeForce RTX 5070とのバランスは悪くなくパフォーマンスを十分に引き出せる。また、エンコードなどのクリエイティブ作業では競合のCore Ultra 7 265やCore i7-14700と比べて見劣りしてしまう。それでも旧世代のモデルとなり相応に価格が落ちているのでコストパフォーマンス自体は優秀だ。
マザーボードは廉価グレードのA620となる
A620 | X670 | B650 | |
---|---|---|---|
CPU直結グラフィックス | 1×16 PCIe 4.0 | 1×16 or 2×8 PCIe 4.0 | 1×16 or 2×8 PCIe 4.0 |
CPU直結NVMe | 1×4 PCIe 4.0 | 1×4 PCIe 5.0+4×PCIe | 1×4 PCIe 4.0(PCIe 5.0は任意) |
PCIeレーン数(合計/5.0) | 32/0 | 44/8 | 36/0 |
CPUオーバークロック | × | ◯ | ◯ |
メモリオーバークロック | ◯ | ◯ | ◯ |
USB | USB 10Gbps×2 USB 5Gbps×2 |
USB 20Gbps×2 USB 10Gbps×12 |
USB 20Gbps×1 USB 10Gbps×6 |
最大SATAポート | 4 | 8 | 4 |
マザーボードのチップセットが廉価グレードのA620であることは理解しておこう。最近は価格を抑えるためかどこのBTOメーカーでもA620が選択されているように思う。上位モデルとの大きな違いはPCIe 5.0対応の有無、CPU直結NVMe数、CPUオーバークロック可否、USBポート数だ。GALLERIA RM7R-R57 7700搭載で採用されているチップセットはM.2スロットも十分でそこまでデメリットは感じない。オーバークロックを考えている方は注意しよう。
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同じドスパラ製品との比較
ブランド名 | GALLERIA | Lightning-G |
---|---|---|
イメージ | ![]() |
![]() |
製品名 | GALLERIA RM7R-R57 7700搭載 激押しモデル |
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載 |
ケース | ミニタワー | ミニタワー |
価格 | 224,980円 | 194,980円 |
送料 | 3,300円 | 3,300円 |
CPU | AMD Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
AMD Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
GPU | RTX 5070 | RTX 5070 |
メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 1TB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
電源 | 750W GOLD | 750W GOLD |
マザボ | A620 | A620 |
納期 | 翌日出荷 | 翌日出荷 |
保証(延長) | 1年間(最長5年間) | 1年間(最長5年間) |
電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
廉価ブランドであるLightning-Gブランドの同等モデル「Lightning-G AF7W」と比較していく。価格差は30,000円だ。CPUやグラフィックボードなどは共通となる。メモリ倍増・SSD容量倍増だ。Lightning-G AF7Wの構成を揃えるとメモリ32GBが13,900円、SSD 1TBが6,000円でトータル19,900円だ。実質の価格差は10,100円となる。+10,100円でGALLERIAブランドのモデルが購入できることに価値を見いだせるならGALLERIAを選ぶとよい。価格とコスパ重視ならLightning-G AF7Wがおすすめだ。
似ているゲーミングPCとの比較
ブランド名 | GALLERIA | LEVELθ |
---|---|---|
イメージ | ![]() |
![]() |
製品名 | GALLERIA RM7R-R57 7700搭載 激押しモデル |
LEVEL-M1A6-R77-TK4X |
ケース | ミニタワー | ミニタワー |
価格 | 224,980円 | 189,800円 |
送料 | 3,300円 | 2,200円(会員無料) |
CPU | AMD Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
AMD Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
GPU | RTX 5070 | RTX 5070 |
メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR5 16GB |
SSD | 1TB Gen4 NVMe | 500GB NVMe |
電源 | 750W GOLD | 650W BRONZE |
マザボ | A620 | A620 |
納期 | 翌日出荷 | 2-3週間後 |
保証(延長) | 1年間(最長5年間) | 1年間(最長4年間) |
電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
公式 | 公式 | 公式 |
パソコン工房のLEVEL-M1A6-R77-TK4Xと比較していく。廉価ブランドのコストパフォーマンスに特化したLEVELθシリーズとの比較は、GALLERIAシリーズにとっては少し不利だ。価格差は35,180円とやや大きい。また、パソコン工房の場合無料会員登録をすると送料がかからない。つまり、実質の価格差は38,480円だ。CPU・GPUは共通だ。GALLERIA RM7R-R57の方がメモリ容量とSSD容量が多い。
電源ユニットも容量・規格に優れている。LEVEL-M1A6-R77-TK4Xのカスタマイズ費用はメモリ32GBが11,000円で、SSSD 1TBが5,500円でトータル16,500円だ。LEVEL-M1A6-R77-TK4Xは電源ユニットのカスタマイズに対応していない。価格差は21,980円まで縮まる。さすがにこれだけ価格差があると厳しいかもしれない。GALLERIA RM7R-R57を選ぶ理由としてはブランド・ケースデザイン・電源ユニット・納期だろう。
パソコンケースレビュー
正面
ドスパラの新ケースとなっている。デザインハウスが設計したケースだけあってデザイン性が高い。ミニタワーケースとなっているが、従来のミニタワーよりは一回り大きくなっていてミドルタワーの差が縮まっている。違うのは高さだけで奥行きと幅はミドルタワーと共通だ。
右サイド
右サイドはシンプルで吸気口だけが設けられている。高さ分の吸気口があるのでエアフロー改善には効果的だ。ガンメタリックのケースが高級感を演出している。
左サイド
左サイドにも吸気口がある。また、一部クリアガラスパネルを採用していて中身が見えるようになっている。最近のモデルらしいデザインだと言える。
背面パネル
背面パネルについてはオーソドックスなものになっている。前面の両サイドから取り入れられた空気が上部及び後ろから排出してくれる。本体内部に熱がこもらないような工夫が見られる。140mmサイズの冷却ファンを搭載しているのも後押ししてくれる。
I/Oパネル
前面に斜めにI/Oパネルが配置されている。電源ボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、ヘッドフォン端子が設けられている。USBが4つもあるのは使い勝手が良い。
本体上部
本体上部にもメッシュ加工が施されていてここから熱を放出する仕組みだ。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載していても発熱が問題とならない工夫がある。
本体内部
*GALLERIA RM5R-R36 5600X搭載ではないため一つの参考として欲しい
内部にはある程度の余裕がある。ガレリアブランドの場合ミニタワーケースでもサイズは大きめであることがわかる。
正面-LED
ケースの枠組みにLEDが配置されている。オシャレな演出だ。このLEDについては専用のソフトウェアからコントロールすることができる。
管理人による総評

Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5070搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。ゲーム性能は高くWQHD環境がメインターゲットとなる。4K環境にも対応できるポテンシャルを持つ。構成はメモリDDR5-4800 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと平均的だ。電源ユニットは750W GOLDとなる。通常モデルに+5,000円で、メモリ・SSD容量がそれぞれ倍増だ。ドスパラのラインナップの中だけで見れば優れている。一方で、他社BTOメーカーからはより優れたモデルが販売されているので確認しておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
224,980円 | Ryzen 7 7700 | RTX5070 |
メモリ | SSD | チップセット |
DDR5 32GB | 1TB | A620 |