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ドスパラが販売する「GALLERIA XA7R-R47」の詳細レビューをまとめている。Ryzen 7 5700X×RTX 4070搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCだ。CPUに旧世代のRyzen 7 5700Xを搭載していることで価格を引き下げている。CPU性能自体がそれほど高いわけではないので、初心者向けのモデルとは言えないかもしれない。229,980円→204,980円→194,980円→199,980円→214,980円と値上げが続いている。比較対象モデルと合わせて確認しておこう。

BTOメーカー「ドスパラ」について

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載を販売しているのは国内大手BTOメーカーであるドスパラだ。そのドスパラが販売するゲーミングブランドである「GALLERIA」は多くのゲーマーから支持されている。ケースデザインのかっこよさも人気の秘密だ。24時間365日の電話サポート・最長5年の延長保証・最短翌営業日出荷とサービス面も充実している。

10,000円分のドスパラポイント還元 ~2024/4/1

dosparasinseikatu10000現在新生活応援祭キャンペーン実施中だ。2024年4月1日(月)までの期間限定となる。GALLERIA RM5C-R46の購入とエントリーでもれなくドスパラポイント10,000円分がもらえる。

GALLERIA XA7R-R47のスペック解説

galleriaxseries

メーカー ドスパラ
ブランド名 GALLERIA
製品名 GALLERIA XA7R-R47
価格 214,980円(税込)
CPU Ryzen 7 5700X(レビュー)
グラボ GeForce RTX 4070(レビュー)
メモリ DDR4-3200 16GB
SSD 1TB Gen4 NVMe
HDD 非搭載
電源 650W 80PLUS BRONZE
マザーボード チップセットB550
おすすめ度 Sランク
評価 ・コスパ
6.5

—–内訳—–
・コスパ(CPU・GPUメイン)
4.1

・構成
7.0

・品質/サポート
8.4

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各タイトルの対応表

Apex Legends FORTNITE パルワールド
Apex-Legends
・240Hz


・144Hz
fortnite
・240Hz


・144Hz
palworld
・144Hz


・60Hz

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載はRyzen 7 5700XとRTX 4070を搭載したハイクラスのゲーミングPCだ。非常に高いGPU性能で、ゲームへの対応力は抜群だ。Apex LegendsフォートナイトならWQHDでも高リフレッシュレートを目指せる。4K解像度でも快適にプレイできるゲームも多い。CPUとGPUのバランスはそれほどよくないが、実用に耐え得る性能を持っている。その他気になるタイトルがあれば「ゲームのカテゴリ別、推奨ゲーミングPC紹介」を参考にしていただければと思う。各タイトルごとに推奨スペック及びおすすめモデルをピックアップしている。

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載の性能まとめ

ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。

PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。

Ryzen 7 5700X(CPU)

ryzen75700x-gamescore

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載で採用しているのは第4世代のRyzen 7 5700Xだ。8コア16スレッドとスペックはまずまずと言える。旧世代のCPUということもあってそこまでゲーム性能が高いわけではない。Intel第13世代のCore i5-13400が近い。2024年時点ではそれほど性能が高いわけではなく、CPU負荷の高いタイトルをプレイしたいと考えている方は注意しよう。CPUのボトルネックが発生する可能性がある。次世代のRyzen 7 7700Xと比べると20%近くパフォーマンスは劣る。

GeForce RTX 4070(GPU)

rtx4070-gamescorenew

グラフィックスには最新のGeForce RTX 4070を搭載している。従来モデルのRTX 3080 10GBと同等の処理性能を誇る。70番台のグラフィックボードで一つ上の型番に追いついたということになる。RTX 4080のように新境地に到達したというわけではなく、既存の性能をなぞった形となる。WQHD環境でのゲームプレイを考えている方向けのグラフィックボードだ。従来モデルのRTX 3070と比べて24%程度処理性能が向上している。競合モデルのRadeon RX 6800 XTと比べて8%程度性能が高い。

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GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載の特徴

15,000円の値上げが評価に響く

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載は、15,000円の値上げによって評価を落としている。これまで20万円を下回る価格を維持してきた。他のモデルが値上げしてもギリギリの価格を保っていたが、ここに来て20万円台を超えて214,980円まで上がっている。GALLERIAシリーズは全体的に値上げ傾向だ。Core i7-14700Fのような最新のCPUを搭載したモデルを値上げするのは理解できる。

しかし、登場からかなりの時間が経っているGALLERIA XA7R-R47 5700X搭載の値上げは理解に苦しむ。GeForce RTX 4070搭載モデルとして見れば、214,980円は決して高くない。Ryzen 7 5700Xとの組み合わせでの価格だから問題だ。競合製品はCore i5-14400F搭載モデルだ。それらのモデルは20万円をしっかり下回っている。

旧製品とも言えるGALLERIA XA7R-R47 5700X搭載にとって、値上げは致命的なまでに評価を下げる。コストパフォーマンスを武器に、同じ価格帯のモデルと戦ってきた。そんなモデルが武器を失えば選択する価値がなくなってしまう。まさに今のGALLERIA XA7R-R47 5700X搭載をおすすめする理由がない。

GeForce RTX 4070 SUPERの登場などで、上位のグラフィックボードは増えている。価格が下がってもおかしくない状況だ。流れに逆行する形での値上げは、評価以上に印象が悪い。Ryzen 7 5700X搭載モデルは、セール・キャンペーンの対象になりにくい。

ポイント付与のような全体的なキャンペーン対象にはなっても、価格を下げる対象にはあまりなってこなかった。自然な値下げでしかお得になる可能性がない。GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載は、今だけでなく今後もおすすめしにくいモデルになる可能性が高い。

そもそも、2年前の2022年に登場したRyzen 7 5700Xは、今年登場したCore i5-14400Fよりも性能は低い。それが搭載モデルになると同等の価格になっている。ゲーミングPC全体で上位には立てなくても、せめてCore i5-14400F搭載モデルよりも安く展開できるのではないか。それができていないGALLERIA XA7R-R47 5700X搭載は選ぶべきではない。

魅力と言えるものがない

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載の特徴を挙げるとすれば、SSD 1TBを搭載していることぐらいしかない。メモリはDDR4-3200 16GB、電源は650W BRONZE、チップセットはB550と定番中の定番だ。むしろこれ以外の構成を持つRyzen 7 5700X搭載モデルはほぼ見かけない。そんなオーソドックスな構成を持ったモデルは、どこかに魅力を持っているものだ。

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載には、特徴や強みといったものが見当たらない。評価は下がり、コストパフォーマンスも低下している。完全に落ち目のゲーミングPCである。たとえば、メモリ容量が32GBあったり、電源が750W GOLDだったり、他の製品よりも優れた構成を持っていればもう少し評価は違っていた。

個性がなく、強みもないとなれば、もはや地雷モデルではないか。そう感じさせてしまうほどだ。かつてはGeForce RTX 4070搭載モデルでトップクラスの評価を得ていた。その栄光を再度掴む未来は訪れるのだろうか。おそらく、もう二度と訪れることはないだろう。Core i5-14400Fよりも安く展開できていない時点で察することができる。こういうモデルもあった、GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載は思い出の中で楽しむモデルだ。今からあえて選択するモデルではない。

注目するなら、GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載が消えた後に登場する後継機だ。よさを引き継いで、低価格と標準的な構成を持ったモデルとなれば、GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載は礎として記憶に残っていくだろう。すでに所持しているなら問題ではない。これから購入することが問題だ。比較の項目に、より優れたモデルをピックアップしている。そちらのモデルをチェックしておいてほしい。

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競合モデルとの比較

ブランド名 GALLERIA LEVEL∞
イメージ GALLERIA XA7C-R37T LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2
製品名 GALLERIA XA7R-R47 LEVEL-M17M-144F-TLX-WHITE2
ケース ミドル ミニ
価格 214,980円 189,800円
送料 3,300円 2,200円(会員無料)
CPU Ryzen 7 5700X
(8コア16スレッド)
Core i5-14400F
(10コア16スレッド)
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 4070 RTX 4070
メモリ DDR4-3200 16GB DDR5-4800 16GB
SSD NVMe 1TB NVMe 500GB
HDD 非搭載 非搭載
電源 650W BRONZE 650W BRONZE
マザーボード B550 B760
基本保証
(延長保証)
1年間
(最大5年間)
1年間
(最大4年間)
サポート 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式
レビュー 当ページ レビュー
比較対象はパソコン工房のLEVEL-M17M-144F-TLX-WHITEだ。価格差は25,180円でLEVEL-M17M-144F-TLX-WHITEの方が安い。CPU性能が高く、メモリ規格も上だ。ストレージ容量が劣るぐらいだ。はっきりと上位モデルとなるモデルの方が安い。この時点で、比べるまでもなくLEVEL-M17M-144F-TLX-WHITEの方がおすすめだ。

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載の魅力は、出荷が早いことくらいだ。それだけでは、LEVEL-M17M-144F-TLX-WHITEとの差を覆すことはできない。同じ性能帯でも、価格帯は大きく異なる。これはLEVEL-M17M-144F-TLX-WHITEが優れていることもあるが、GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載の値上げラッシュが大きく響いている。GeForce RTX 4070搭載モデルを探しているならLEVEL-M17M-144F-TLX-WHITEをおすすめしたい。

パソコンケースレビュー

正面

GALLERIA Xsyoumen
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。

I/Oパネル

GALLERIA Xiopanel
I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。

右側面

GALLERIA Xright
本体右側はシンプルだ。前面のメッシュ部分には青色のシートが内部に貼り付けられている。

左側面

GALLERIA Xleft
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。

下側

GALLERIA Xlkabu
本体下側にもファンが見える。メッシュパネルはワンタッチで取り外すことができてメンテナンス性に優れている。

背面

GALLERIA Xhaimen
背面は参考として見て欲しい。搭載するグラフィックボードによって変わる可能性がある。

管理人による総評(GALLERIA XA7R-R47)

GALLERIA XA7C-R70S (2)

ハイクラスのGeForce RTX 4070と旧世代のRyzen 7 5700Xで214,980円は厳しい。キャンペーンで10,000pt還元があるが、それを考慮しても評価は上がらない。ここ数ヶ月は値上げが続き評価を落としている。その他特徴もなくガレリアブランドにこだわりがないのであれば比較対象モデルを確認しておこう。ゲーミング性能自体はまずまずで最新のタイトルでも快適にゲームを楽しめる。

価格 CPU グラボ
214,980円(税込) 7 5700X RTX4070
メモリ SSD HDD
DDR5 16GB 1TB 非搭載