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パソコン工房が販売する「LEVEL-M1P5-R45-DPX」のレビューを行った。Ryzen 5 4500×Radeon RX 6600搭載のローエンドクラスのゲーミングPCだ。9万円台で購入できる高コスパモデルだ。GeForce RTX 3050 6GB搭載モデルと同等の価格でより高いゲーム性能を得られる。フルHD環境でのゲームプレイに適している。

10,000円分相当のポイント還元あり

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2025年8月13日(水)10:59までパソコン工房に超還元フェアを実施中だ。10,000円分相当のポイント還元を受けられる。10万円を切る価格帯でこの還元額は大きい。

長所
  • 10万円以下で購入できる
  • 低価格帯ながらまずまずのGPU性能を持つ
  • チップセットは高コスパなB550を搭載
  • ケースデザインに優れている
  • キャンペーン適用で10,000円分相当の還元あり
短所
  • CPU性能は低い
  • 電源ユニットのカスタマイズができない
こんな方におすすめ
  • 低予算でゲーミングPCを検討している方
  • AMDが好きな方
  • 設定を下げることに抵抗がない方

LEVEL-M1P5-R45-DPXのスペック解説

LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2

メーカー パソコン工房
ゲーミングブランド LEVELθ
製品名 LEVEL-M1P5-R45-DPX
価格 99,800円(税込)
CPU Ryzen 5 4500(レビュー)
GPU Radeon RX 6600(レビュー)
メモリ DDR4-3200 16GB
SSD 500GB NVMe
電源 650W 80PLUS BRONZE
マザーボード チップセットB550
おすすめ度 Sランク
評価 ・コスパ
10.0

・ショップ評価
9.6

・納期
2-5日後出荷

Ryzen 5 4500×Radeon RX 6600搭載のローエンドクラスのモデルだ。99,800円と低価格帯の一台となる。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeと構成も平均的だ。最近はこれ以下の構成はないと考えてよさそうだ。電源ユニットは650W BRONZEを搭載している。マザーボードのチップセットはB550だ。この価格帯でA520ではなくB550を搭載しているのは評価に値する。コストパフォーマンス評価は10.0と最高水準にある。

おすすめ度はSランクだ。GeForce RTX 3050 6GB搭載モデルと比べても見劣りしない。ショップ評価も9.6と高くおすすめしやすい。上場企業であるMCJグループに属する大手BTOメーカーで信頼性がある。24時間365日の電話サポートも強力だ。無料会員登録で送料が掛からないこともうれしいポイントだ。納期は1-2週間と少しだけ待たなければいけないが、他のBTOメーカーと比べても早い方だ。

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おすすめカスタマイズ

パーツ おすすめ度 詳細
「プラチナITパスポート」会員加入 変更なし
延長保証サービス 【3年間保証】本体金額 (税別) の10% +9,979円
【配送先にお届け】出張設定設置サービス 変更なし
オプション追加(出張設定設置サービス) 変更なし
下取りサービス 変更なし
OS 変更なし
表計算・ワープロソフトウェア 変更なし
アンチウィルス・セキュリティ対策ソフト 変更なし
カラーバリエーション 好みで選択 +0円
CPU冷却グリス 【熱伝導率: 9W/m・K】 シルバーグリス Arctic Silver 5 塗布サービス +2,000円
CPUクーラー 変更なし
メインメモリ 32GB(16GB×2) [DDR4-3200 / デュアルチャンネル] +12,100円
1stストレージ[OSインストール] 1TB SSD / NVMe M.2 +5,500円
ゲーミングデバイスキット 【ホワイト】ゲーミングデバイスキット
[キーボード・マウス・ヘッドセットの3点セット] +10,500円
キーボード 変更なし
マウス 変更なし
ゲーミング・マウスパッド 変更なし
ゲーミング・コントローラー 変更なし
液晶モニター 変更なし
液晶モニター[セカンドモニター] 変更なし
モニターアーム 変更なし
WEBカメラ 変更なし
ヘッドフォン/ヘッドセット 変更なし
マイク 変更なし
スピーカー 変更なし
USBフラッシュメモリ 変更なし
外付けカードリーダー 変更なし
ネットワーク機器 変更なし
オプション 変更なし
映像出力ケーブル 変更なし
電源タップ 変更なし
デスクトップPCスタンド 変更なし

黄色のマーカーは一般的なBTOパソコンで人気のカスタマイズ項目を表している。おすすめ度はこのモデルでの評価だ。LEVELθブランドはそこまでカスタマイズができるわけではない。検討すべきは延長保証・メインメモリ・1stストレージの3つだ。延長保証は本体価格が安いこともあり費用が抑えられる。3年間は出費を抑えたいと考えているなら加入してもよいだろう。

メモリは32GBまではありかもしれないと考えたが、CPU・GPUの性能を考えると16GBがベストだ。ゲーム以外の用途でもRyzen 5 4500の性能では32GBが必要な場面に対応しにくい。対応力を伸ばしにくい性能なので、標準の16GBを推奨したい。

SSDがもっともおすすめの箇所だ。500GBから1TBへのアップグレードは、単純に容量が2倍になるだけではない。OSなど必須の容量が100GBだと空き容量は400GBと900GBになる。その差は2.25倍だ。必須なアプリやゲームが増えれば差はどんどん広がる。利用できる容量は大きいに越したことはないので、1TBへのカスタマイズがおすすめだ。

その他CPU冷却グリスやCPUクーラーはRyzen 5 4500の性能的に不要だ。ゲーミングデバイスキットは必要に応じて選択しよう。別々にデバイスを揃える必要がないのは大きなメリットだ。ローンを組む方なら同時に購入できる。

各タイトルの対応表

Apex Legends フォートナイト マイクラ モンハンワイルズ
Apex-Legends
・240Hz

・144Hz
fortnite
・240Hz

・144Hz
minecraft1
・影Mod

・通常
monsterwilds
・144fps

・60fps

対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解であることをご了承いただきたい。

グラフィックボードだけに限れば、ほぼミドルクラスと言っても遜色はない性能を持つ。高設定を避ければ多くのゲームを快適にプレイできる。高い人気を集めるApex Legendsでは、設定を大きく下げれば144fpsを目指せる性能だ。概ね120fps前後となるので、144Hz対応モニターのよさを活かせる。ただ、負荷のかかる場面では100fps程度にまで下がる可能性があるので注意したい。

バトロワ系でとくに人気のフォートナイトは、設定で負荷をコントロールしやすい。そのため、Apex Legendsよりも快適な環境を構築できる。最低設定にまで下げれば144fps以上の安定も目指せる。プレイするモードによって負荷が変わるので、必ずしも完璧な安定が目指せるとは限らないのが不安要素だ。

多くのプレイヤーに支持されるMinecraftは、負荷が低いゲームである。LEVEL-M1P5-R45-DPXであっても、快適にゲームプレイができる。人気のある影Modを導入しても、概ね快適にプレイ可能だ。経験値タワーのような負荷のかかる人工物付近では処理落ちがひどいこともあるので、プレイスタイルによっては適切な性能とは言えないかもしれない。

2025年2月末登場予定のモンハンワイルズは少し苦しい。最低環境は満たせているが、推奨環境は満たせていない。最適化で要求スペックが下がったと言っても、快適にプレイするのはむずかしい。FSRが使用できるのでフレームレートは伸ばしやすい。設定次第で60fps近い安定は得られるはずだ。

LEVEL-M1P5-R45-DPXのゲーミング性能まとめ

ゲーミングPCは、CPUやグラフィックボードなどのパーツの集合体だ。CPUとグラフィックボードはゲームに対して、とくに大きな影響を与えるパーツだ。初心者の方は、CPUやグラフィックボードの型番やスペックを見ても性能をイメージしにくいはずだ。そのため、CPUとグラフィックボードの性能をグラフとスコアで直感的にわかりやすく解説している。

Ryzen 5 4500(CPU)

ryzen54500-gamescore

Ryzen 5 4500は低価格帯のゲーミングPCで定番のCPUとなる。性能スコアは21,026で現行モデルの中では一番下のモデルだ。そうはいっても最低限必要なゲーム性能を持つ。もちろん用途によってはボトルネックが発生してしまう可能性がある点は理解しておこう。ボトルネックとはCPU性能が低いことでフレームレートが延びづらくなってしまうことだ。

ロークラス相当のRadeon RX 6600との組み合わせなら極端に不安になる必要はない。従来モデルのRyzen 5 3500と比べて7%弱性能が向上している。次世代モデルのRyzen 5 5500と比べると3%-4%程度劣る。2025年時点で人気のあるRyzen 7 5700Xと比べると22%程度性能で劣る。Core i5-12400と比べても見劣りしてしまう。性能面では妥協しなければいけないこともあるのは事実だ。

Radeon RX 6600(GPU)

rx6600-gamescore

当該モデルではグラフィックスにRadeon RX 6600を搭載している。旧世代のグラフィックボードでBTOパソコンでは珍しいモデルだ。ゲーム性能はまずまず高い。低価格帯で人気のGeForce RTX 3050 6GBよりも55%以上も処理性能が高い。価格差がそれほどないならRadeon RX 6600を選ぶ方がよいだろう。次世代のRadeon RX 7600と比べると20%近く劣るが、価格が安くコストパフォーマンスは良好だ。レイトレーシング・DLSSといった機能はNVIDIA製モデルに劣るが、性能帯的にそこまで重視するユーザーはいないはずだ。純粋なグラフィックス処理性能で戦えばよい。

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LEVEL-M1P5-R45-DPXの特徴&注意点

選びやすさと扱いやすさが光るモデル

LEVEL-M1P5-R45-DPXの特徴は何と言っても価格の安さだろう。99,800円とゲーミングPC全体で見ても最安値クラスだ。2025年7月末時点で実施中のキャンペーン対象になるのも嬉しい。10,000円分相当のポイント還元を受けられて実質89,980円で購入できる。パソコン工房は無料会員登録で送料が0円になるので、送料は無視してもよい。

対抗馬となるGeForce RTX 3050 6GB搭載モデルに対して価格で勝負できる唯一のモデルといえそうだ。ほぼ同等の価格でありながら性能は上回っている。この選びやすい価格と扱いやすい性能を両立しているのがRadeon RX 6600の強みだ。さらに、価格を抑えるRyzen 5 4500と合わせることで、より選びやすい低価格を実現している。これまで、Radeon製品が身近でなかった方にとって、LEVEL-M1P5-R45-DPXは未知とも呼べるモデルに見えるはずだ。実際には、とても優秀なモデルなので安心して選んでほしい。

LEVEL-M1P5-R45-DPXに搭載されているRadeon RX 6600は、NVIDIAのGeForce RTX 3050 6GBよりも55%以上性能が高く、GeForce RTX 4060よりも20%ほど性能が低いという立場にある。両製品の中間に位置した性能を持ち、価格はGeForce RTX 3050 6GB寄りだ。LEVEL-M1P5-R45-DPXは、他メーカーのGeForce RTX 3050 6GBよりも安価に展開されている。予算を抑えたい方は選ぶ理由になるはずだ。

相場としては11万円台~12万円台前半と言ったところでGeForce RTX 4060搭載モデルより少し安いくらいの位置づけだ。LEVEL-M1P5-R45-DPXは相場以上に価格が抑えられていて、低価格帯の新たな選択肢と言える。選びやすい価格と扱いやすい性能は、どの価格帯にも求められるものだ。ただ、低価格帯になると多少扱いにくい性能であっても、価格が見合っていれば両立しやすい。LEVEL-M1P5-R45-DPXは、この価格帯では頭一つ抜ける性能を有している。扱いやすい性能というよりも、価格に見合わない優れた性能である。

RX 6600搭載モデルは人気がない!?

低価格帯のモデルとしては性能が高く基本的に大きな弱点のない優れたモデルといえるだろう。弱点を挙げるとすればRadeon RX 6600がマイナーな存在で認知度が低いことだ。Radeon RX 6600に限らずRadeon製グラフィックボードはGeForce製グラフィックボードと比べて人気がない。Steamの統計(Steam, 2025)を見ても、NVIDIAのシェアが75.54%に対してわずか16.40%に留まる。

実はRadeonシリーズのトップはRadeon RX 6600で全く人気がないというわけではなさそうだ。価格が安くユーザーが増えているのだろう。そうはいってもRadeon RX 6600のシェアは0.84%だ。GeForce RTX 4060が4.60%でGeForce RTX 3050が2.93%であることを踏まえるとやはり見劣りしてしまう。リセールの悪さや情報収集のしにくさにつながる可能性がある。

基本的にほとんどのユーザーがNVIDIA製グラフィックボードを使っていると考えてよい。売却時の相場も読みづらくGeForceと比べて不利になるのではないかと思う。ブランドの違いやレイトレーシング・DLSSといった機能の弱さが影響しているのかもしれない。また、ゲームプレイ時に不具合が発生してもRadeonに関する情報を集めづらく問題解決に時間が掛かってしまう可能性がある。

グラフィックボードの設定や調整はGeForceをメインに考えているケースが多い。このゲームではグラフィックボードの設定をこうした方がよいという情報もその数に大きな偏りがある。比較的人気があり新しいゲームであればそういった問題もそれほど大きく影響はしてこないが、少し古いゲームになると途端に最適な設定情報がなくなるので注意が必要だ。

トラブルに対する解決策が提示されていないとトライアンドエラーを繰り返す手間が生じる。トラブルが生じたときの対応に差が出るので、幅広くゲームをプレイする方にとってはネガティブな問題と言える。そういった意味で、LEVEL-M1P5-R45-DPXは初心者よりも、中級者以上の方におすすめのモデルかもしれない。

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パソコン工房の同価格帯モデルと比較

ブランド名 LEVELθ LEVELθ LEVELθ
イメージ LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2 LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2 LEVEL-M27M-124F-SLX-WHITE
製品名 LEVEL-M1P5-R45-DPX LEVEL-M1P5-R45-LAX LEVEL-M2P5-R45-DPX
ケース ミニタワー ミニタワー ピラーレス
価格 99,800円 94,800円 104,800円
キャンペーン 10,000pt 10,000pt 10,000pt
送料 2,200円(会員無料) 2,200円(会員無料) 2,200円(会員無料)
CPU Ryzen 5 4500
(5コア12スレッド)
Ryzen 5 4500
(5コア12スレッド)
Ryzen 5 4500
(5コア12スレッド)
CPUクーラー 空冷 空冷 空冷
GPU RX 6600 RTX 3050 6GB RX 6600
メモリ DDR4-3200 16GB DDR4-3200 16GB DDR4-3200 16GB
SSD 500GB NVMe 500GB NVMe 500GB NVMe
電源 650W BRONZE 650W BRONZE 650W BRONZE
マザーボード B550 B550 B550
納期 2-5日後 2-5日後 2-7日後
基本保証 1年間
(最長4年間)
1年間
(最長4年間)
1年間
(最長4年間)
電話サポート 24時間365日 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式 公式
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同じパソコン工房で価格帯の近いモデルをピックアップしている。「LEVEL-M1P5-R45-LAX」は、GPUにGeForce RTX 3050 6GBを搭載したモデルで5,000円安い。GPU性能はRadeon RX 6600の方が上だ。コスパ的には当ページで紹介しているLEVEL-M1P5-R45-DPXが優れている。「LEVEL-M2P5-R45-DPX」は構成などは全く同じでケースが今流行りのピラーレスタイプになる。+5,000円で購入できるなら好みで決めてもよさそうだ。

他社の競合モデルとの比較

ブランド名 LEVELθ Lightning-G Lightning-G
イメージ LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2 Magnate-G MTW12th Magnate-G MTW12th
製品名 LEVEL-M1P5-R45-DPX Lightning-G AT5RW
Ryzen5 4500/Radeon RX 6600搭載
(発光非対応モデル)
Magnate-G MTW
ケース ミニタワー ミニタワー ミニタワー
価格 99,800円 94,980円 99,980円
キャンペーン 10,000pt なし なし
送料 2,200円(会員無料) 3,300円 3,300円
CPU Ryzen 5 4500
(5コア12スレッド)
Ryzen 5 4500
(5コア12スレッド)
Core i5-14400F
(10コア16スレッド)
CPUクーラー 空冷 空冷 空冷
GPU RX 6600 RX 6600 RTX 3050 6GB
メモリ DDR4-3200 16GB DDR4-3200 16GB DDR5-4800 16GB
SSD 500GB NVMe 500GB NVMe 500GB Gen4 NVMe
電源 650W BRONZE 550W BRONZE 550W BRONZE
マザーボード B550 A520 B760
納期 2-5日後 翌日 翌日
基本保証 1年間
(最長4年間)
1年間
(最長5年間)
1年間
(最長5年間)
電話サポート 24時間365日 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式 公式

比較対象としてドスパラから2機種をピックアップしている。Lightning-G AT5RWは同等の構成を持ちながら4,820円安い。ただし、送料3,300円を考慮すると1,520円まで縮まる。Lightning-G AT5RWと比較した際のLEVEL-M1P5-R45-DPXの優位性は電源容量が多いこととマザーボードのチップセットがB550であることだ。

+1,520円でこれらが強化されるなら悪くない。また、光るゲーミングPCというのも強みだ。Lightning-G AT5RWは発行非対応モデルでケースファンは光らない。クリアサイドガラスパネルが活かせていないといえる。

Magnate-G MTWは、Core i5-14400F×GeForce RTX 3050 6GB搭載モデルだ。価格差は180円高いだけだが、送料を考慮すると+3,480円だ。CPU性能が大幅に強化されるのがポイントとなる。GPU性能はRadeon RX 6600よりもワンランク落ちる。Magnate-G MTWは電源容量が控えめだが、カスタマイズで強化しておけば将来的にグラフィックボードの換装も行える。初期構成ではLEVEL-M1P5-R45-DPXが優れているが、将来性ではMagnate-G MTWに軍配が上がる。

パソコンケースレビュー

LEVELθは2023年12月7日に登場した新しいシリーズだ。ミニタワーケースを採用しており、ゲーミングPCらしいデザインが特徴だ。最大240mmの水冷クーラーも搭載可能で、拡張性にも優れたケースである。

正面

Thetashoumen
これまでのLEVEL∞シリーズを踏襲したような、真ん中にLEVELθのロゴがあるシンプルなデザインだ。下部にThermaltakeのロゴがあるように、Thermaltake製のS100 TGシリーズをベースとしている。白色に溶け込むような目立たないロゴが、ケースのよさを引き出しているように見える。

カラーバリエーション

levelθ-colorvariation
豊富なカラーバリエーションが特徴の一つだ。本体はホワイトケースとブラックケースの2色から選択できる。ケースファンのカラーはホワイト・レモンシャーベット・パステルライラック・ミントシャーベット・さくら・ブルーの6色展開だ。

左側面

Thetaleft
左側面は中身を全て確認できる大きなガラスパネルを採用している。LEDファンとの相性もよく、5割程度がガラスパネルのケースと違って見栄えがよい。白色ケースではLEDファンは青色発光になる。光を反射する白色によく合うカラーだ。

LEVEL-M1P5-R45-LAX-WHITE2left
Ver.2になりブラックの縁がホワイトへ変更されている。より統一感が出たように思う。

左側面カバー

Thetaswing
左側面はスウィングドアになっており、簡単に開閉ができる。増設などで内部を触る機会が多い方にとっては、有用な開閉システムと言える。一方で、スライド方式と違い、カバーを開くスペースが必要になる。PCワゴンのようなところに設置すると、開閉に一手間あるかもしれない。設置場所に少し気を遣う必要があるのはデメリットとなるかもしれない。

LEVEL-M1P5-R45-LAX-WHITE2sidepanel
カバーの内部もホワイトカラーとなる。

右側面

Thetaright
右側面にはとくに何もない。フロント側にエアホールがあるくらいだ。

天板

Thetatenban
本体上部の天板には2基のLEDファンと防塵フィルターがある。フロントファンは増設できるが、主なエアフローはこの天板部分のファンから行う。少し特殊な構造ながら、冷却性能の評価は高い。I/Oパネルも天板部分に設置されている。天板のほとんどはフィルターに覆われていることからわかるように、比較的大きめのファンも取り付けられそうだ。

LEVEL-M1P5-R45-LAX-WHITE2filter
メッシュカバーもホワイトで統一されている。ここはかなり気になった部分なのでこの変更は評価できる。

I/Oパネル

Thetaiopanel
天板のI/Oパネルには、電源・リセットボタン・USB3.0 x1・USB 2.0 x2・イヤホンマイクの入出力端子がある。構成は標準的だ。気になるのはフロント部分に横一列に設置されているところだ。パソコンの設置場所によっては少し邪魔になるかもしれない。とくに、上部にスペースのない場所では、USBを接続することが難しくなる。ケース正面はすっきりするが、利便性は少し落ちるかもしれない。

背面

Thetahaimen
LEVELθの白色ケースの魅力は、この背面部分も白に統一されている点だ。多くの白色ケースは、普通に設置すると見えない背面部分の色が黒や銀色である。しっかりと白く塗装されているのは評価したい。排気ファンのあるメッシュ部分も白く、PCIeスロットカバーも白い。背面I/Oパネルと電源部分は搭載するマザーボードと電源の色となる。背面I/Oパネルは銀色、電源は黒になりやすい。それを差し引いても、背面全体が白色に統一されているのは素晴らしい。

底面

Thetateimen
本体底面はよくある構造だ。電源部分は天板と同じハニカム構造に防塵フィルターだ。四隅の足に滑り止めがついているので、設置面を気にしなくていい。基本に忠実といったところだろうか。

管理人による総評

LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2

GPUにRadeon RX 6600を搭載した希少なゲーミングPCだ。10万円前後の予算がある方におすすめだ。低価格帯で人気のGeForce RTX 3050 6GB搭載モデルと比べてもコスパ的に同等以上だ。構成もメモリ16GB・SSD 500GBと必要十分といえる。旧世代のモデルなのでいつまで販売されるかわからない。購入検討中の方は急いだ方がよいだろう。

価格 CPU グラボ
99,800円 5 4500 RX6600
メモリ SSD チップセット
DDR5 16GB 500GB B550

参照外部サイト