サードウェーブ(ドスパラ)が販売しているLightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載のレビューを行った。GeForce RTX 5070搭載モデルとしては最安値クラスの一台だ。19万円台で購入できるのは評価に値する。登場の価格は239,980円だったので、実に45,000円も安くなっている。当サイトのおすすめランキングにも入っていることから注目していることがわかるはずだ。
コストパフォーマンスは8.4と高めの評価だ。8月の20,000円の大幅値上げにより評価を落としたが、今でも選択する価値のあるモデルである。Ryzen 7 7700とGeForce RTX 5070の組み合わせで20万円を下回る価格は選びやすい印象がある。実際この価格帯で販売されているモデルは希少だ。ハイクラスのゲーミングPCを探している方なら候補に入るはずだ。国内BTOメーカーでも人気の高いドスパラなのでなおさらおすすめしやすい。
- 長所
-
- コストパフォーマンスが高め
- ゲーム性能が高く対応力に優れる
- WQHD環境でのゲームプレイに最適
- 目立った弱点のないモデル
- 短所
-
- 旧世代のCPUを搭載している
- 性能に対して構成が平凡
- こんな方におすすめ
-
- 最新のゲームでも高いフレームレートを維持したい方
- 対人ゲームを有利な環境でプレイしたい方
- 予算が200,000円以下の方
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載のスペック解説
メーカー | サードウェーブ(ドスパラ) |
---|---|
ブランド名 | Lightning |
製品名 | Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載 |
価格 | 194,980円(+送料3,300円) |
CPU | Ryzen 7 7700(レビュー) |
CPUクーラー | 12cmサイドフロー大型CPUファン |
グラボ | GeForce RTX 5070(レビュー) |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe |
電源 | 750W 80PLUS GOLD |
マザーボード | チップセットA620 |
光学ドライブ | 非搭載 |
カードリーダー | 搭載不可 |
おすすめ度 | Sランク |
評価 | ・コスパ 8.4 ・ショップ評価 9.9 ・納期 最短翌日出荷 |
>>Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載を購入<<
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載のカスタマイズ評価
パーツ | おすすめ度 | 詳細 |
---|---|---|
OS | 変更なし | |
オフィスソフト | 変更なし | |
リカバリーメディア | 変更なし | |
セキュリティソフト | 変更なし | |
CPUファン | (空冷式) PCCOOLER K6-WH ホワイト (ARGBライティング対応) +4,900円 |
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ケースファン | 12cm ARGBライティング対応ファンに変更 (変更箇所:フロントx2, トップx2, リアx1) +5,000円 |
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LEDカラー変更 | 変更なし | |
CPU | AMD Ryzen 7 9700X (3.8GHz-5.5GHz/8コア/16スレッド) +22,000円 | |
CPUグリス | (熱伝導率: 12.56W/m・K) ナノダイヤモンドグリス (OC7) +2,000円 |
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電源 | 750W 電源 (80PLUS GOLD) ホワイト +2,000円 | |
メモリ | 32GB (16GBx2) (DDR5-4800) +13,900円 | |
SSD | 1TB SSD (NVMe Gen4) +6,000円 | |
パーティション分割 | 変更なし | |
SSD 2 | 変更なし | |
ハードディスク/SSD | 変更なし | |
アクセサリ | 変更なし | |
無線LAN | Wi-Fi6+Bluetooth(R)5.2対応 無線LAN +8,000円 | |
情報漏洩監視ソフト | 変更なし | |
セーフティサービス | 月額980円 | |
延長保証 | 3年保証(通常1年+延長2年)+19,498円 |
一般的なBTOパソコンで人気のカスタマイズについては黄色のマーカーで示している。Lightning-G AF7Wのカスタマイズはデザイン性・冷却性能を高めるARGB対応ファン、性能を支えるメモリ、利便性を大きく向上させるSSDがおすすめだ。注意点として、あまりカスタマイズの箇所を増やしすぎると価格が高くなり、構成が充実したモデルとの差がなくなってしまう。予算内であってもできるだけ控えめなカスタマイズを心がけたい。
CPUファン・ケースファンのカスタマイズは、冷却性能の向上よりもデザイン性を高めることがメインだ。ARGBライティング対応のファンは、見た目を華やかにしてモチベーションアップが見込める。見た目が好みであれば、それだけで気分がよくなる。白色ケースを選択するなら電源も白色のものに変更しておくと効果的だ。性能や利便性に影響がなく、費用対効果はそれほど大きくない。見た目を気にしないならファンの変更は重要ではない。見た目を少しでも意識するならカスタマイズしておく方が満足度は高い。
メモリのカスタマイズもおすすめだ。ハイクラスの性能は負荷の高い環境に対応できる。フルHDを超える解像度ではメモリ16GBではギリギリになることもある。メモリ容量が不足しているとメモリクラッシュし、ブルースクリーンやクライアントクラッシュというトラブルを引き起こす。ゲームへの対応力が高い性能を有しているだけに、性能を支えるメモリ容量は重要になってくる。
また、Lightning-G AF7Wはメモリスロットが2つしかなく、増設するには標準搭載のメモリを外して交換しなければならない。メモリスロットが4つあれば追加で済むが、交換となると標準搭載のメモリを余らせてしまうことになる。容量が必要だと感じればカスタマイズしておくことをおすすめする。メモリのカスタマイズは価格が高く、価格帯が変わるので注意したい。
最もおすすめなのは利便性を高めるSSDの容量アップだ。1TBへの容量アップで複数のゲームや動画を保存する余裕ができるなどパソコンでできることの幅が広がる。最近のゲームは100GB超えが当たり前にあり、最新のゲームでは300GBに迫るものもある。インストール時は100GB前後でも、アップデートやDLCで容量を圧迫するものも多い。ゲームを快適にプレイできる性能があるなら、ストレージに余裕を持たせておきたい。
保証はユーザー次第といったところだ。そう簡単に壊れるものではないと思うが、機械なので100%故障しないとは言い切れない。一番悲しいのは標準保証期間の1年が過ぎて故障してしまうことだ。そういったときのための保険と考えるとよい。もっとも延長保証が切れてすぐに故障する可能性もあるが、そのときはある程度購入から時間が経過しているので納得できるのではないだろうか。
ARGBファン搭載イメージ
>>Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載を購入<<
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載のゲーミング性能
AMD Ryzen 7 7700(CPU)
Zen 4アーキテクチャ採用のRyzen 7 7700を搭載している。8コア16スレッドというスペックを持つ。ゲーム性能はまずまずで従来モデルのRyzen 7 5700Xと比べると23%程度処理性能が向上している。Ryzen 5 7500FやCore i5-14400と比べてもワンランク上のモデルだ。一方で、次世代モデルであるRyzen 7 9700Xや競合のCore i7-14700と比べると10%弱落ちてしまう。70番台のグラフィックボードとの組み合わせならそこまで問題はない水準にある。
GeForce RTX 5070(GPU)
グラフィックスはBlackwell世代のハイクラスであるGeForce RTX 5070を搭載している。従来モデルのGeForce RTX 4070 SUPERよりも5%弱性能が向上している。競合のRadeon RX 9070には3%程度届かない。メインターゲットはWQHDとなる。DLSS 4.0を活用すればレイトレーシングを有効化しても快適にゲームを楽しめる。上位モデルであるGeForce RTX 5070 Tiとの性能差は18%程度とやや大きくなっている。
CPUとGPUのバランス考察
Ryzen 7 7700とGeForce RTX 5070の組み合わせは良好だ。ベストマッチとは言えないものの最低限必要なゲーム性能を持ち極端なボトルネックにはなりにくい。ゲーム以外の用途にも対応しやすいことから、総合的に優れたCPUと言える。高性能なグラフィックボードに対してバランスが取れるのは心強い。コストパフォーマンスにも優れているため、組み合わせやすいCPUと考えてよい。
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載の特徴
20,000円の値上げでコストパフォーマンス低下
2025年9月になって20,000円の値上げが適用された。圧倒的なコストパフォーマンスを誇ったLightning-G AF7Wでも、20,000円も価格が高くなってしまえば評価は下がる。致命的なまでに下がったわけではないが、選択をためらうくらいには選びにくくなったように思う。それでもハイクラスのゲーミングPCとしてはおすすめできる水準を満たしている。
GeForce RTX 5070搭載モデルは、ある程度のCPUを搭載していれば200,000円を軽々超えていく。Lightning-G AF7Wはギリギリ200,000円を下回り、その面目を保った形だ。ハイクラスのゲーミングPCとしてはまだまだ選びやすい部類に入る。Lightning-G AF7Wに限らず、GeForce RTX 5070の価格が元に戻り始めていることが影響していそうだ。
一時はGeForce RTX 5060 Ti 16GB搭載モデルと変わらない価格にまで下がっていた。20,000円の値上げは下位モデルと価格ではっきりと区別するために必要なものだったのかもしれない。下位モデルと価格の境界線がなければ、必然的に上位のGeForce RTX 5070搭載モデルが選ばれる。それぞれのモデルの存在意義を示す意味でも、今回の値上げはまだ納得できる。
上記はTHIRDWAVE-Gシリーズのラインナップ表だ。見て分かる通り性能の近いCore i5-14400FやCore Ultra 5 225F搭載モデルよりも価格は抑えられている。それだけRyzen 7 7700を搭載したLightning-G AF7Wに力を入れているということだ。値上げして評価を下げても、競合製品に対して上回る要素を持っている。より優れたモデルがなければ、立場が変わることはない。
少し迫力はなくなっても、変わらずGeForce RTX 5070搭載モデルではトップクラスのモデルである。ドスパラの製品は一度下がった価格に戻る傾向がある。価格の変化の激しいメーカーでもあるため、しばらくすれば値下げが適用されてもおかしくはない。ただし、値下げされるのを待つことは推奨していない。値下げされる可能性と同時に、値上げされる可能性もあるからだ。
200,000円を下回る今の価格ならおすすめできても、10,000円以上の値上げが適用されるとおすすめしにくくなる。最短翌日出荷に対応しているLightning-G AF7Wは素早く手元に届く。1ヶ月後に価格が下がったとしても、1ヶ月早く手にすることの恩恵の方が大きいこともある。価格が下がると確定していない状況では、早めに購入する方が時間的にもお得だ。
ゲームへの対応力が高い
モンハンワイルズ | Apex Legends | フォートナイト | マイクラ |
---|---|---|---|
![]() ・120fps ・60fps |
![]() ・200fps ・144fps |
![]() ・200fps ・144fps |
![]() ・影Mod ・通常 |
Lightning-G AF7Wは現行のハイクラスであるGeForce RTX 5070を搭載したゲーミングPCだ。WQHD環境がメインターゲットとなるが、フルHD環境でフレームレートを求めるプレイスタイルにも適した性能となる。最新のゲームであっても設定次第で高いフレームレートを維持できる。対人要素の強いゲームをメインにプレイする方には理想的なモデルと言える。
ゲームによっては4Kで快適にプレイすることも可能だ。ゲームのプレイ環境を選びにくいハイクラスのゲーミングPCは、多くの方が理想とする環境を実現する。予算内に収まるなら、まずはハイクラスから考えてみるのも悪くない。人気のミドルクラスとは一線を画す性能を体験できるはずだ。VRAM容量も注目だ。高解像度や高設定にこだわるなら8GBでは物足りない時代になりつつある。
GeForce RTX 5070の12GBを最低ラインに考えてもよさそうだ。スペック・性能を気にせずゲームを楽しめるのは大きな強みとなる。グラフィックボードは年々性能を高めている。それに合わせてか、最新のゲームの中にはとんでもないスペックを要求するものもある。
話題となったモンハンワイルズも当初はGeForce RTX 5060 Ti 8GBクラスが必要とされていた。フレーム生成を利用することで、GeForce RTX 5060で快適にプレイできるようになった。要求スペックの緩和があっても、性能が高いことはマイナスにならない。ただし、画質を大幅に向上させる「高解像度テクスチャパック」というDLCではVRAM 16GBが要求されている。GeForce RTX 5070では完璧な対応はできないと考えておこう。
VRAMが要求されなくても、高いフレームレートで安定させるにはグラフィックボードの性能が重要だ。対人要素の強いApex Legendsやフォートナイトではフレームレートの高さが有利な環境となる。ゲームを有利に進めるためには、Lightning-G AF7Wはベストなモデルと言えるだろう。
マイクラのようにゲーミングPCではなくても遊べるゲームにも性能は重要になる。画質を向上させる影Modに様々なコンテンツを追加するModを組み合わせると負荷は高くなる。経験値タワーなどの負荷が増大する場所でも、性能が不足しているとまともに動けない。サーバーの影響もあるのですべてを改善することはできないが、クライアントクラッシュが生じにくい。安定したゲームプレイには性能が重要になる。
一方で、特定のゲームしかプレイしない方には、Lightning-G AF7Wの性能はオーバースペックとなる。負荷の低いゲームを中心にプレイするのにも適していない。ハイクラスのゲーミングPCは、様々なゲームに対応できるパフォーマンスが魅力だ。自分のプレイスタイルがLightning-G AF7Wに適しているか確認してから選んでほしい。この性能は長く快適なゲーム環境を整えてくれる心強い存在になってくれるだろう。
>>Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載を購入<<
Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載のベンチマーク【ゲーム】
当該モデルと同等の構成を持つベンチマーク機「AMDソケットAM5」でのベンチマークをまとめている。全く同じパフォーマンスとはならないかもしれないが、近似値は得られるはずだ。一つの参考としてみていただければ幸いだ。
モンハンワイルズ
Ryzen 7 5700XとRyzen 7 9800X3Dを除けばどのCPUでも同等のフレームレートが出る。もしかしたら最適化が進みRyzen 7 9800X3Dのフレームレートは高くなっているかもしれない。GeForce RTX 5070搭載モデルは、4K環境にも対応できる高い性能を持っていることがわかる。フルHD環境なら高リフレッシュレートを実現できる。
FF14 黄金のレガシー
フルHD環境においてCore i5-14400F搭載モデルよりも9%程度フレームレートが高い。おおよそRyzen 5 7500Fと同等だ。次世代のRyzen 7 9700Xになるとさらに5%程度高い。Ryzen 7 5700Xはやはりワンランクパフォーマンスが落ちてしまう。価格を重視したいユーザー向けだ。Ryzen 7 7700は価格と性能のバランスがよくおすすめしやすい。
Forza Horizon 5
Forza Horizon 5はIntel性CPUとの相性がよい。Core i5-14400F搭載モデルよりもフルHDで11%、WQHDで9%、4Kで30%低くなっている。Ryzen 7 7700はなぜか極端に4K環境でのパフォーマンスが落ち込んでいるが原因は不明だ。Ryzen 7 5700Xと比べると最大で32%もフレームレートが高くなっている。
Cyberpunk 2077
Cyberpunk 2077でも高いフレームレートが出ている。Ryzen 7 7700とGeForce RTX 5070のバランスのよさがわかる。Core i5-14400F搭載モデルよりも最大で13%高くなっている。WQHDと4Kではやや劣っているものの何度か計測すれば逆転する可能性がある。誤差と考えてよいはずだ。Ryzen 7 5700X搭載モデルと比べてもパフォーマンスは上だ。
Cyberpunk 2077 RT+DLSS 4.0
レイトレーシング及びDLSS 4.0の有効化でのフレームレートを計測した。Core i5-14400FやRyzen 5 7500F搭載モデルとほとんどフレームレートは変わらない。Ryzen 7 5700X搭載モデルと比べると最大で18%程度上回っている。下位グレードのGeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載モデルではWQHD環境以上の高解像度では極端にフレームレートが落ち込んでしまう。ここはGeForce RTX 5070を選ぶ理由となる。
フォートナイト
フォートナイトではCore i5-14400Fよりも低設定で22%、中設定で26%、最高設定で22%高くなっている。フォートナイトのようなGPU負荷の軽いタイトルにおいてはCPU性能が果たす役割が大きくなる。Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5060 Ti 8GBの組み合わせよりもフレームレートが低くなっている。最高設定では10%弱高くなっていることからそこまで気にしなくてもよいだろう。計測時の環境などで変わる可能性がある。
同じドスパラ製品との比較
ブランド名 | THIRDWAVE-G | THIRDWAVE-G |
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製品名 | Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載 |
Lightning-G AF5W Ryzen5 7500F搭載 |
ケース | ミニタワー | ミニタワー |
価格 | 194,980円 | 184,980円 |
送料 | 3,300円 | 3,300円 |
CPU | Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
Ryzen 5 7500F (6コア12スレッド) |
CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
GPU | RTX 5070 | RTX 5070 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB NVMe Gen4 | 500GB NVMe Gen4 |
電源 | 750W GOLD | 750W GOLD |
マザボ | A620 | A620 |
納期 | 翌日出荷 | 翌日出荷 |
保証(延長) | 1年間(最長5年間) | 1年間(最長5年間) |
電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
公式 | 公式 | 公式 |
同じドスパラのLightning-G AF5Wと比較していく。Lightning-G AF5Wの方が10,000円安い。基本的な構成は同じでCPUにワンランク下のRyzen 5 7500Fを搭載したモデルだ。これら2製品はCPU性能の比較がモデルの評価に直結する。Ryzen 5 7500Fは市販されておらず、知名度もそれほど高くない。Ryzen 5というだけで過小評価されているCPUだと考えている。
一方で、Ryzen 7 7700は多くのBTOメーカーが主力級の扱いで知名度も高い。ベンチマークの比較ではRyzen 7 7700の方が優れたCPUであることは間違いない。ただ、Ryzen 5 7500FはRyzen 7 7700に対して大きく落ちるCPUではない。ゲーム性能はほぼ同等となるゲームも多い。マルチコア性能については明確な差があるためクリエイティブ用途も本格的に行いたいなら選択肢からはずそう。
少しでも予算を抑えたい場合、Lightning-G AF5Wは有力な選択肢なる。Lightning-G AF7Wは値上げの影響で評価を落とすだけではなく、価格帯も上がってしまっている。今ならLightning-G AF5WはLightning-G AF7Wに渡り合えるだろう。
扱いやすく選びやすいLightning-G AF5Wは、10,000円安いことからカスタマイズで構成をカバーしやすい。一方で、性能に優れるLightning-G AF7Wはカスタマイズをすればすぐに200,000円を超えてしまう。標準構成で選ぶならLightning-G AF7Wがよく、カスタマイズするならLightning-G AF5Wの方が魅力的だ。
他社メーカーのモデルと比較
ブランド名 | THIRDWAVE-G | LEVELθ |
---|---|---|
イメージ | ![]() |
![]() |
製品名 | Lightning-G AF7W 7700搭載 |
LEVEL-M1A6-R77-TK4X |
ケース | ミニタワー | ミニタワー |
価格 | 194,980円 | 189,800円 |
送料 | 3,300円 | 2,200円(会員無料) |
CPU | Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
GPU | RTX 5070 | RTX 5070 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB NVMe |
電源 | 750W GOLD | 650W BRONZE |
マザボ | A620 | A620 |
納期 | 翌日出荷 | 1~2週間後 |
保証(延長) | 1年間(最長5年間) | 1年間(最長4年間) |
電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
公式 | 公式 | 公式 |
パソコン工房のLEVEL-M1A6-R77-TK4Xと比較していく。LEVELθブランドはコストパフォーマンスをコンセプトにしていてTHIRDWAVE-Gと共通している。価格差は送料を含めて8,480円でLEVEL-M1A6-R77-TK4Xの方が安い。20,000円の値上げが適用されたLightning-G AF7Wにとっては苦しい展開だ。値上げ前は10,000円以上の価格差をつけていただけに、現時点では同等に近い評価である。Lightning-G AF7WはSSDの接続規格と電源規格・容量に優れている。
もっとも、LEVEL-M1A6-R77-TK4XのSSDに関してはカスタマイズをすれば接続規格も同じGen4にアップグレードされる。ストレージ容量は1TBを推奨しているので同等という評価だ。電源ユニットについてはカスタマイズができず大きな差があると考えてよい。電源は人気カスタマイズなだけに、変更自体ができないのは大きなマイナスである。
LEVEL-M1A6-R77-TK4Xは価格が安い反面、構成やカスタマイズに課題を抱えている。8,480円程度の差なら、構成やカスタマイズの自由度に優れるLightning-G AF7Wの方がおすすめしやすい。価格を重視してLEVEL-M1A6-R77-TK4Xを選ぶのも悪くないが、購入時は必ずLightning-G AF7Wの価格もチェックしておきたい。
ドスパラの製品はパソコン工房の製品と違い、頻繁に価格が変わるからだ。購入時にLightning-G AF7Wの方が安い可能性もあるので注意してほしい。納期が短いのも選ぶ理由となりそうだ。
正面
シンプルなデザインだ。本体下部にTHIRDWAVEのロゴが刻印されている。THIRDWAVEはドスパラの運営企業だ。
PS5と比較すると幅は広い。
奥行きも一回り大きいといえる。
背面
背面はオーソドックスなタイプだ。電源ユニットは下部に配置されている。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体上部にある。左から電源ボタン・USB 3.2 Gen1・マイク入力/ヘッドフォン出力共用端子・USB 3.2 Gen1・リセットボタン・ストレージアクセスランプだ。前面にはType-Cポートはない。
左側面
左側面がクリアガラスパネルを採用している。後ろのネジを2つ取ればすぐに空けることができる。ARGBファンがないとややシンプルすぎるかもしれない。
底面
底面にもメッシュフィルターがある。メンテナンス性が高い。
右側面
右側面はシンプルだ。前方部に吸気口が設けられている。
右側面内部
ケーブルがしっかりとまとめられている。掃除も行いやすくメンテナンス性は高い。
右下には電源ユニットが収められている。
左下部分にはドライブベイが用意されている。
本体上部
本体上部にはメッシュフィルターがあり埃の侵入を防いでくれる。マグネット式で脱着も容易だ。
上面ファン
上面に2基のファンを搭載している。カスタマイズで水冷クーラーを選択するとここがラジエーターに代わる。
背面ファン
背面ファンは1基だ。
前面ファン
前面には2基のファンが搭載されている。
グラフィックボード
グラフィックボードはASUS製の「ASUS Dual GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6」だった。2基のファンを搭載していて冷却性能も期待できる。
付属品
付属品はキーボード・マウス・電源ケーブルだ。初めてのデバイスならこれで十分かもしれない。
管理人による総評

2025年3月に発売されたGeForce RTX 5070を搭載したゲーミングPCだ。GeForce RTX 5070搭載モデルとしては最安値クラスだ。CPUには旧世代のRyzen 7 7700を搭載している。次世代のRyzen 7 9700Xと比べると性能は落ちるが、価格を抑えられるのであれば選択肢として悪くない。Core i5-14400FやRyzen 5 7500Fと比べると優位性がある。メモリDDR5 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平均的だ。電源ユニットは750W GOLDと必要十分だろう。マザーボードのチップセットはA620の廉価なモデルが採用されている。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
194,980円 | 7 7700 | RTX5070 |
メモリ | SSD | チップセット |
DDR5 16GB | 500GB | A620 |