
THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載のスペック評価を行った。サードウェーブ(ドスパラ)が販売している人気モデルだ。グラフィックボードにハイクラスのGeForce RTX 5070を搭載していて、WQHDまでなら最新のゲームも高設定で遊べる。CPUのRyzen 7 7700は8コア16スレッドで、GeForce RTX 5070の性能を引き出しやすく、配信や動画編集にも対応しやすい。10月の値上げで269,980円になったが、Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5070の組み合わせでは今も安い部類に入る。
ケースはホワイトのミニタワーで、黒色ケースの「THIRDWAVE AD-R7A57A-01B Ryzen7 7700搭載」は5,000円高い274,980円だ。ケースファンは標準では光らないが、+3,000円でトップとリアの3基を、+5,000円で5基すべてをARGBライティング対応ファンに変更できる。「当サイトのゲーミングPCおすすめランキング」では本機を第1位にしている。同じ構成で型番違いのモデルが2つあり、選び分けはこちらで解説している。
*本記事では公開スペック・販売価格・同価格帯モデルとの比較をもとに、THIRDWAVE AD-R7A57A-01Wの構成やコストパフォーマンスを評価している。

- 長所
- 短所
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- メモリがシングルチャネル(32GB化は+66,000円と高額)
- SSDが500GBと少なめ
- こんな方におすすめ
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- 最新のゲームでも高いフレームレートを維持したい方
- ゲーム以外の用途も想定している方
- コストパフォーマンスの高いモデルを探している方
- 30万円以下の予算で購入を考えている方
THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載のスペック解説

| メーカー | サードウェーブ(ドスパラ) |
|---|---|
| ブランド名 | THIRDWAVE |
| 製品名 | THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載 |
| 価格 | 269,980円 (+送料3,300円) |
| CPU | Ryzen 7 7700 |
| CPUクーラー | (空冷式) 12cmサイドフロー大型CPUファン |
| グラボ | GeForce RTX 5070 |
| メモリ | DDR5-4800 16GB(16GB×1枚組) |
| SSD | 500GB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W 80PLUS GOLD |
| マザーボード | チップセット A620A |
| ケースファン | 12cm×5基 (LEDなし。+3,000円からARGBに変更可) |
| 光学ドライブ | 非搭載 |
| カードリーダー | 搭載不可 |
| おすすめ度 | S ランク |
| 評価 |
THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載のカスタマイズ評価
| メモリ | 16GB (8GB×2) DDR5-4800+10,000円デュアルチャネルに変更/32GB (16GB×2)は+66,000円 |
|---|---|
| OS | 変更なし |
| ケースファン | 12cm ARGBライティング対応ファンに変更+3,000円変更箇所:トップ×2, リア×1(5基すべては+5,000円) |
| CPUファン | (空冷式) PCCOOLER K6-WH ホワイト+4,400円ARGBライティング対応版は+4,900円 |
| CPUグリス | ナノダイヤモンドグリス (OC7)+2,000円熱伝導率:12.56W/m・K |
| 電源 | 850W 電源 (80PLUS GOLD)+5,000円 |
| SSD | 1TB SSD (NVMe Gen4)+24,000円 |
| SSD 2 | 500GB SSD (NVMe Gen4) 追加+22,900円ゲーム用に分けるなら |
| 無線LAN | Wi-Fi6 + Bluetooth®5.2 対応 無線LAN+8,000円 |
| セーフティサービス | 月額980円 |
| 延長保証 | 3年保証(通常1年+延長2年)本体価格の約1割 |
まずはメモリを16GB(8GB×2)のデュアルチャネルに変更したい。+10,000円で済み、容量は同じでも帯域が2倍になる。標準は16GB×1枚のシングルチャネルで、GPU負荷の高いゲームでは差は小さいが、CPU負荷の高い場面や配信しながらのプレイでは差が出やすい。32GB(16GB×2)は+66,000円と高額で、10月30日に終わったドスパラ周年祭の半額(+28,050円)と比べると割高感が強い。
32GBで使うつもりなら、ブラックフライデー先取りの対象になっている「THIRDWAVE AD-R7A57A-0AW」を選ぶ手がある。キーボードとマウスが付いて299,980円と本機より30,000円高いが、32GBへの変更が+9,696円で済み、合計309,676円になる。本機を32GBにすると335,980円なので、0AWのほうが26,304円安い。キャンペーンは終了日が告知されていないので、32GBにするなら早めに決めたい。
ストレージは500GBだと足りなくなりやすい。1TB SSDへの変更は+24,000円、500GBのSSDを追加するなら+22,900円だ。複数の大作ゲームを入れておくならどちらかを選んでおきたい。無線LANは+8,000円で、有線LANを引きにくい場所に置くなら付けておこう。
光るゲーミングPCにしたいならケースファンのカスタマイズを検討しよう。標準のファンは光らないが、+3,000円でトップ2基とリア1基、+5,000円でフロントを含む5基すべてがARGBライティング対応ファンになる。ただし、最初からトップ2基とリア1基が光るTHIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700/LEDファン標準搭載モデルが271,080円で販売されている。本機との差は1,100円なので、光らせるなら09Wを選んだほうが安い。CPUファンもPCCOOLER K6-WH ホワイトのARGB版(+4,900円)にすれば、ホワイトケースと色がそろって統一感が出る。電源は850W GOLDへの変更(+5,000円)も選べるが、GeForce RTX 5070なら標準の750W GOLDで足りる。セーフティサービスと延長保証は好みで選んでよい。
ARGBファン搭載イメージ

THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載のゲーミング性能
AMD Ryzen 7 7700(CPU)
Zen 4アーキテクチャ採用のRyzen 7 7700を搭載している。8コア16スレッドというスペックを持つ。ゲーム性能はまずまずで従来モデルのRyzen 7 5700Xと比べると23%程度処理性能が向上している。Ryzen 5 7500FやCore i5-14400と比べてもワンランク上のモデルだ。一方で、次世代モデルであるRyzen 7 9700Xや競合のCore i7-14700と比べると10%-13%落ちてしまう。70番台のグラフィックボードとの組み合わせならそこまで問題はない水準にある。旧世代のモデルだが、AM5ソケット採用でアップグレードしやすいということもありデメリットはそこまでない。何よりも価格が安く選びやすいのが強みになっている。
GeForce RTX 5070(GPU)
グラフィックスはBlackwell世代のハイクラスであるGeForce RTX 5070を搭載している。従来モデルのGeForce RTX 4070 SUPERよりも5%弱性能が向上している。競合のRadeon RX 9070には4%程度届かない。メインターゲットはWQHDとなる。DLSS 4を活用すればレイトレーシングを有効化しても快適にゲームを楽しめる。上位モデルであるGeForce RTX 5070 Tiとの性能差は18%程度とやや大きくなっている。
CPUとGPUのバランス考察
CPUとグラフィックボードを選ぶと、当サイトの相性評価とアドバイスが表示される。
☆
▲ 上のふたつを選ぶと結果が表示されます。
Ryzen 7 7700とGeForce RTX 5070の組み合わせは良好だ。CPUのゲーム性能が十分にあり、極端なボトルネックは起きにくい。ゲーム以外の用途にも対応しやすく、価格も手ごろなので、RTX 5070と組み合わせるCPUとしてバランスがよい。
THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載の特徴
当サイトランキング1位の定番モデル
THIRDWAVE AD-R7A57A-01Wは、「当サイトのゲーミングPCおすすめランキング」で第1位に置いているモデルだ。Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5070の組み合わせはWQHDまでのゲームを高設定で遊べるうえ、配信や動画編集もこなせる。ドスパラの通販でも長く上位に入り続けている定番の構成で、THIRDWAVEシリーズでは型番の末尾を変えながら販売が続いている。
現在、同じRyzen 7 7700×GeForce RTX 5070の構成は3つの型番で販売されている。違いはケースファンと付属品、そしてキャンペーンの対象かどうかだ。
| 型番 | 違い | 価格(税込) | 32GBにした場合 |
|---|---|---|---|
| AD-R7A57A-01W本機 | ケースファンは光らない | 269,980円 | 335,980円+66,000円 |
| AD-R7A57A-09W | トップ2基・リア1基がARGBファン | 271,080円 | 337,080円+66,000円 |
| AD-R7A57A-0AW32GBなら最安 | キーボード・マウス付きブラックフライデー先取りの対象 | 299,980円 | 309,676円+9,696円 |
※ 2026年11月1日時点の税込価格。3機種ともCPU・GPU・メモリ16GB(16GB×1)・SSD 500GB・750W GOLD電源・A620Aチップセットは共通。ブラックは各5,000円高い。
16GBのまま使うなら本機、光るファンが欲しいなら09W、32GBにするなら0AWを選ぶのが安い。本機と09Wの差は1,100円で、本機にARGBファンを付ける(+3,000円)より09Wのほうが安く済む。32GBへの変更は01Wと09Wでは+66,000円かかるのに対し、0AWはブラックフライデー先取りで+9,696円になる。0AWはキーボードとマウスの分だけ本体価格が高いが、32GBにすると本機より26,304円安い。キャンペーンの終了日は告知されていないので、0AWを選ぶなら早めに決めたい。
THIRDWAVEシリーズ内でもRTX 5070搭載の本命
| CPUグラフィック | AMDRyzen 7 77008コア16スレッド | AMDRyzen 5 7500F6コア12スレッド | AMDRyzen 7 5700X8コア16スレッド | AMDRyzen 7 9700X8コア16スレッド | IntelCore Ultra 5 225F10コア10スレッド |
|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5070 | ★ 本記事のモデルAD-R7A57A-01W269,980円基準モデルLEDファン標準の09Wは271,080円 | AD-R5A57A-01W259,980円10,000円安い | AD-R7X57A-01W249,980円20,000円安い | AD-R7X57A-08W284,980円15,000円高い | AD-C5F57A-09W261,080円8,900円安いLEDファン標準 |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | AD-R7A56C-01W249,980円20,000円安い | AD-R5A56C-01W229,980円40,000円安い | — | AD-R7X56C-08W264,980円5,000円安い | AD-C5F56C-01W239,980円30,000円安い |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | AD-R7A56B-01W228,880円41,100円安い | AD-R5A56B-01W209,980円60,000円安い | AD-R7X56B-01W199,980円70,000円安い | AD-R7X56B-08W243,880円26,100円安い | AD-C5F56B-01W218,880円51,100円安い |
| GeForce RTX 5060 | AD-R7A56A-01W219,980円50,000円安い | AD-R5A56A-01W199,980円70,000円安い | AD-R7X56A-01W189,980円80,000円安い | — | AD-C5F56A-01W209,980円60,000円安い |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | AD-R7A96G-01W228,880円41,100円安い | AD-R5A96G-01W209,980円60,000円安い | AD-R7X96G-01W199,980円70,000円安い | AD-R7X96G-08W243,880円26,100円安い | AD-C5F96G-01W218,880円51,100円安い |
※ 価格差は本記事のモデル(269,980円)を基準にした比較。モデル名はいずれもTHIRDWAVEシリーズのホワイトカラーモデルで、ブラックは5,000円高い。型番末尾が-01W・-08WのモデルはLEDファンなし、-09WはLEDファン標準搭載。「—」は同じ構成のホワイトモデルが販売されていない組み合わせ。価格は2026年11月1日時点の税込価格だ。
同じRTX 5070搭載モデルを横に並べると、Ryzen 7 5700X搭載の「THIRDWAVE AD-R7X57A-01W Ryzen7 5700X搭載」(249,980円)が20,000円、Ryzen 5 7500F搭載の「THIRDWAVE AD-R5A57A-01W Ryzen5 7500F搭載」(259,980円)が10,000円安い。ただし、Ryzen 7 5700XはAM4・DDR4の旧プラットフォームで、将来CPUを載せ替える余地がほとんどない。Ryzen 5 7500Fは6コア12スレッドで、マルチスレッド性能はRyzen 7 7700に及ばない。Core Ultra 5 225F搭載の「AD-C5F57A-09W」(261,080円)はLEDファン付きで8,900円安いが、10コア10スレッドでゲーム性能はRyzen 7 7700がやや上だ。Ryzen 7 9700X搭載の「AD-R7X57A-08W」は284,980円で15,000円高い。1万円前後の上乗せで8コア16スレッドのAM5になると考えれば、RTX 5070搭載モデルの本命は今もRyzen 7 7700搭載だ。
縦に並べると、RTX 5060 Ti 16GB搭載の「THIRDWAVE AD-R7A56C-01W Ryzen7 7700搭載」(249,980円)に+20,000円でGeForce RTX 5070になり、電源も650W BRONZEから750W GOLDに上がる。RTX 5060搭載の「THIRDWAVE AD-R7A56A-01W Ryzen7 7700搭載」(219,980円)とは50,000円差だ。フルHD中心ならRTX 5060でも十分だが、WQHDで高設定を狙うならGeForce RTX 5070を選びたい。
RTX 5070搭載でゲームへの対応力が高い
THIRDWAVE AD-R7A57A-01Wをおすすめする最大の理由はゲーム性能の高さだ。Ryzen 7 7700はゲームも作業もこなせる万能タイプで、GeForce RTX 5070の性能に対してボトルネックになりにくい。グラフィックボードの性能も引き出しやすい組み合わせと言える。
サイバーパンク2077の発売当時は、その負荷の高さから快適にプレイするのは困難だった。そんな高負荷のゲームに対しても快適にプレイできる性能がある。レイトレーシングとDLSSを有効にして計測した。フルHDは367.8fpsという高いフレームレートを記録している。360Hz対応モニターの性能を活かせる。WQHDでも264.5fpsと高く、4Kであっても158.4fpsだ。フルHDで圧倒的なフレームレートを実現することも、高解像度・高画質で快適な環境を構築することも可能だ。
競技性の高さで人気のフォートナイトは解像度ではなく、フルHDのプリセット最高・中・低で計測した。ゲームの性質上、高解像度でのゲームプレイは一般的とは言えないからだ。プリセット低では223.0fpsを実現する。240fpsの張り付きがプロの環境とされている。張り付きこそ難しくても、それに近い環境を構築できる。プリセット中で183.0fps、最高でも128.0fpsと高い数値を出せる。プリセット低から好みの設定に変更して視認性を調整する余裕がある。フォートナイトをプレイするには十分すぎる性能だ。
最高設定でも128.0fps出るので、画質重視でカジュアルに遊ぶこともできる。ゼロビルドやクリエイティブなど、ほかのモードでも同程度のフレームレートが期待できる。プレイスタイルを選ばないので、ゲームモードの多いフォートナイトをメインにするには優秀なモデルと言える。
登場から13年以上経過したFF14は、最高品質でフレームレートを計測した。フルHDで181fps、WQHDで140.1fps、4Kで79.5fpsと優秀だ。フレームレートが重要なゲームではないため、フルHDで144fps、WQHDと4Kでは60fps以上あればよい。理想的なフレームレートをクリアしており、快適なゲームプレイが可能だ。
WQHDで140.1fpsということは、同程度の負荷となるUWFHD(ウルトラワイドフルHD。2560×1080)でも快適に動作するということだ。FF14はワイド解像度になれば視野が広がり、通常の解像度では見えない場所も見えるようになるので有利になる。THIRDWAVE AD-R7A57A-01Wは、FF14で環境を選ばずプレイできるモデルだ。本格的にFF14を始める方にも安心の性能と言える。
登場から1年半が経ったモンスターハンターワイルズは、プリセット:高・フレーム生成:オンに設定して計測した。フルHDで146.6fps、WQHDで129.1fps、4Kで96.7fpsと快適な数値だ。フルHDで120fpsを実現できるかどうかがひとつの基準だ。120fpsを超え、144Hz対応モニターの性能を活かせる。プリセット:高で解像度を選ばないのは、高性能なゲーミングPCであることの証明だ。
本モデルの性能は高い。負荷の高い既存のゲームを高い水準のフレームレートでプレイ可能だ。今後登場するゲームにも高い対応力が期待できる。DLSSを有効化できるゲームであれば、当面スペックを気にしなくてもよさそうだ。
Ryzen 7 7700搭載でクリエイティブ作業にも対応しやすい

Ryzen 7 7700はゲーム性能だけでなく、マルチコア性能もまずまず高いCPUだ。同グレードのCore i7-14700と比べると見劣りするものの、価格帯の近いCore Ultra 5 225と同等以上のパフォーマンスが期待できる。8コア16スレッドとスペック自体も高めで、Cinebench 2024のスコアはあくまで参考値ながら、ゲーム配信や動画編集といったクリエイティブ作業にも十分対応できる水準にある。
動画投稿や配信が誰でも手軽に行える時代だけに、ゲーム以外の用途も想定している方は多いはずだ。今は興味がなくても、長く使ううちに挑戦したくなることもある。そのとき価格重視のCPUでは対応しづらいが、Ryzen 7 7700なら幅広い用途をこなせる。コストパフォーマンス重視のRyzen 7 5700Xに対してマルチコア性能は50%近く、似た特性のCore Ultra 5 225に対しても12%程度高く、標準的なCPUよりワンランク上だ。
マルチコア性能はゲーミングPCで軽視されがちだが、無視はできない。動画を見ながら、あるいは攻略情報をブラウザで開きながらのプレイは、デュアルモニターやフルスクリーンウィンドウが一般的になった今では珍しくない。バックグラウンドで動くアプリの負荷でフレームレートが落ちる一因にCPU性能不足もあり、ゲーム専用と割り切るとしても、マルチコアとゲーム性能を両立できるに越したことはない。
ゲーミングCPUとして人気のRyzen 7 7800X3Dと比べるとゲームは苦手という印象があるかもしれないが、シミュレーションなどマルチコア性能が効くジャンルでは、Ryzen 7 7700がわずかに上回る場面もある。突出した強みはなくとも苦手な用途がない、バランスのよい万能型だ。CPU選びに迷う初心者から、重要性を理解している上級者まで幅広くおすすめできる。
メモリやSSDなど構成はハイクラスとして物足りない
構成とはメモリやストレージなどCPUとグラフィックボード以外の部分を表している。ハイクラスのモデルとしては平凡な印象を受けるのが本音だ。THIRDWAVEはメモリやストレージなどの構成が全モデルでほぼ共通なので、その弊害だ。エントリーモデルでもハイクラスモデルでも変わらない。随時カスタマイズで対応していきたいところだ。まずは+10,000円でできるデュアルチャネル化から手を付けるとよい。
本機のメモリはDDR5-4800 16GBと平均的だ。前身モデルのデュアルチャネル(8GB×2枚)から、シングルチャネル(16GB×1枚)にダウングレードされたのも痛い。基本的にはデュアルチャネルの方がパフォーマンスは高くなる。メモリの容量は同じでも帯域幅に2倍の差が出る。同じ量の車を通行させる場合、1車線(シングルチャネル)と2車線(デュアルチャネル)では2車線の方がスムーズだ。これと同じ原理が生じる。
GPU負荷の高いゲームでは影響は小さいが、CPU負荷の高い場面やゲーム以外の用途では差が出やすい。動画の書き出しやブラウザのタブを多く開くと体感できる差が出る。何かをしながらのゲームプレイでは影響が出るので注意してほしい。シングルチャネルへの変更は最近のPCパーツ高騰の影響を受けて調整されたものだ。長らくBTOパソコンではデュアルチャネルが当たり前だったので違和感を覚えてしまうかもしれない。ここはカスタマイズで変更できる。+10,000円で16GB(8GB×2)のデュアルチャネルにでき、容量はそのままでも帯域の弱点は解消できる。32GB(16GB×2)は+66,000円と高額なので、32GBで使うならキーボード・マウス付きのAD-R7A57A-0AWを選んだほうが安い。
ストレージもSSD 500GB Gen4 NVMeと平均的だ。重量級タイトルをプレイしたいと考えているなら500GBだとすぐにいっぱいになってしまう。積みゲーを一気に消化したいと考えている方も要注意だ。1TBへの変更は+24,000円だ。予算に余裕があればメモリと合わせて変更しておきたい。費用を抑えたいなら、外付けのストレージやクラウドストレージを活用してカバーする方法もある。
なお、クラウドストレージはあくまでゲーム以外のファイル保存に活用したい。セーブデータのクラウド保存はSteamやRiot Gamesなどでも一般的だが、ゲーム本体のクラウドへのインストールはどのプラットフォームも推奨していない。同期によるラグやセーブデータ破損の恐れがあり、Steamなどでは保存できないよう制限されているほどだ。本体ストレージはゲーム用、クラウドはそれ以外、と使い分けるのがよい。
競合他社のゲーミングPCと比較
| ★ 本記事のモデルTHIRDWAVE | NEXTGEAR | LEVELθ | |
|---|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
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| 製品名 | THIRDWAVE AD-R7A57A-01WRyzen 7 7700搭載 | NEXTGEAR JG-A7G70(ホワイト) | LEVEL-M1AM-R77-TK7XG |
| ケース | ミニタワー通常×5基(ARGBは+3,000円〜) | ミニタワーARGB×6基 | ミニタワーLED×3基 |
| 価格 | 269,980円 | 319,800円 | 269,800円 |
| 送料 | 3,300円 | 無料 | 無料 |
| キャンペーン | なし | なし | 還元祭~11/4 10:59 |
| CPU | Ryzen 7 77008コア16スレッド | Ryzen 7 77008コア16スレッド | Ryzen 7 77008コア16スレッド |
| CPUクーラー | 空冷 | 水冷(240mm) | 空冷 |
| GPU | RTX 5070 | RTX 5070 | RTX 5070 |
| メモリ | DDR5-4800 16GB16GB×1枚*8GB×2は+10,000円/32GBは+66,000円 | DDR5-5200 16GB16GB×1枚*32GBは+67,100円 | DDR5 16GB8GB×2枚 |
| SSD | 500GB NVMe Gen4 | 500GB NVMe Gen4 | 500GB NVMe*接続規格の記載なし |
| 電源 | 750W GOLD | 650W BRONZE | 650W BRONZE*カスタマイズ不可 |
| マザボ | A620A | A620A | A620 |
| 納期 | 翌日出荷 | 約4営業日 | 5~10日最大10日間 |
| 保証(延長) | 1年間最長5年間 | 3年間延長なし | 1年間最長4年間 |
| 公式 | 公式サイト › | 公式サイト › | 公式サイト › |
| レビュー | 当ページ | レビュー | レビュー |
THIRDWAVE AD-R7A57A-01Wは、ゲーミングPCに求められる高いパフォーマンスと、手に取りやすい価格設定を両立させたモデルだ。『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC』とPC Game Passも同梱される。いわゆる格安ブランドの中でこれほどの支持を集めているのは、単に性能が高いからではない。徹底したコスト管理によるコストパフォーマンスの高さこそが、選ばれる最大の理由だろう。
マウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A7G70」(Ryzen 7 7700搭載・ホワイト)は319,800円で、本機との差は49,820円、送料込みで46,520円だ。CPUクーラーが240mm水冷で、メモリ規格もDDR5-5200と優れているうえ、ARGBファンも6基と多く、基本保証も3年間ある。それでも差額を埋めるほどではない。なお、同じJG-A7G70ではRyzen 7 7800X3D搭載モデルのほうが299,800円と安い逆転が起きているので、マウスで選ぶならそちらがよい(NEXTGEAR JG-A7G70(Ryzen 7 7800X3D)のスペック評価)。
パソコン工房の「LEVEL-M1AM-R77-TK7XG」は269,800円で、本機と180円しか違わない。送料無料なので送料込みでは3,480円安く、メモリも16GB(8GB×2)のデュアルチャネルだ。本機で8GB×2にそろえると+10,000円かかるので、価格と構成だけなら工房に分がある。11月4日10:59までは還元祭の対象にもなっている。一方で、電源は650W BRONZEと容量・規格ともに落ち、出荷は5~10日後と本機の翌日出荷より遅い。電源の質と納期を取るならTHIRDWAVE AD-R7A57A-01W、価格を取るならパソコン工房という関係だ。メモリ32GBが希望ならTHIRDWAVE AD-R7A57A-0AWがいい。
Ryzen 7 7700のテスト環境

ベンチマークテスト環境
AMD Socket AM5
- CPU
- Ryzen 7 7700 etc.
- CPUクーラー
- DEEPCOOL LS520 WH R-LS520-WHAMNT-G-1
- GPU
- GeForce RTX 4090 or RTX 5070
- メモリ
- DDR5-5600 32GB
- ストレージ
- SSD 1TB Crucial P5 Plus CT1000P5PSSD8JP
- マザーボード
- ASUS ROG STRIX X670E-A GAMING WIFI
- 電源
- 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+
専用のベンチマーク機で計測している。各設定はPPT:165、EDC:130、TDC:190だ。CPUクーラーに240mmラジエーター搭載の高性能水冷クーラーのおかげである程度PPTを引き上げても対応できる。グラフィックボードはAda LovelaceのハイエンドであるGeForce RTX 4090とBlackwell世代のGeForce RTX 5070だ。
GeForce RTX 4090ではCPUボトルネックが発生しやすい環境でCPUの性能差を把握しやすい。当然組み合わせるグラフィックボードの性能が下がればボトルネックは発生しづらくなる。例えば、GeForce RTX 5070やGeForce RTX 5060 Ti 8GBとの組み合わせだとCPUによるフレームレートの差は縮まる。
THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載のベンチマーク【ゲーム】
当該モデルと同等の構成を持つベンチマーク機「AMDソケットAM5」でのベンチマークをまとめている。全く同じパフォーマンスとはならないかもしれないが、近似値は得られるはずだ。一つの参考としてみていただければ幸いだ。
モンハンワイルズ

Ryzen 7 5700XとRyzen 7 9800X3Dを除けばどのCPUでも同等のフレームレートが出る。もしかしたら最適化が進みRyzen 7 9800X3Dのフレームレートは高くなっているかもしれない。GeForce RTX 5070搭載モデルは、4K環境にも対応できる高い性能を持っていることがわかる。フルHD環境なら高リフレッシュレートを実現できる。
FF14 黄金のレガシー

フルHD環境においてCore i5-14400F搭載モデルよりも21%程度フレームレートが高い。おおよそRyzen 5 7500Fと同等だ。次世代のRyzen 7 9700Xになるとさらに5%程度高い。Ryzen 7 5700Xはやはりワンランクパフォーマンスが落ちてしまう。価格を重視したいユーザー向けだ。Ryzen 7 7700は価格と性能のバランスがよくおすすめしやすい。
Forza Horizon 5

Forza Horizon 5はIntel製CPUとの相性がよい。Core i5-14400F搭載モデルよりもフルHDで11%、WQHDで9%、4Kで30%低くなっている。Ryzen 7 7700はなぜか極端に4K環境でのパフォーマンスが落ち込んでいるが原因は不明だ。Ryzen 7 5700Xと比べると最大で32%もフレームレートが高くなっている。
Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077でも高いフレームレートが出ている。Ryzen 7 7700とGeForce RTX 5070のバランスのよさがわかる。Core i5-14400F搭載モデルよりも最大で13%高くなっている。WQHDと4Kではやや劣っているものの何度か計測すれば逆転する可能性がある。誤差と考えてよいはずだ。Ryzen 7 5700X搭載モデルと比べてもパフォーマンスは上だ。
Cyberpunk 2077 RT+DLSS 4.0

レイトレーシング及びDLSS 4.0の有効化でのフレームレートを計測した。Core i5-14400FやRyzen 5 7500F搭載モデルとほとんどフレームレートは変わらない。Ryzen 7 5700X搭載モデルと比べると最大で18%程度上回っている。下位グレードのGeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載モデルではWQHD環境以上の高解像度では極端にフレームレートが落ち込んでしまう。ここはGeForce RTX 5070を選ぶ理由となる。
フォートナイト

フォートナイトではCore i5-14400Fよりも低設定で22%、中設定で17%、最高設定で21%高くなっている。フォートナイトのようなGPU負荷の軽いタイトルにおいてはCPU性能が果たす役割が大きくなる。Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5060 Ti 8GBの組み合わせよりもフレームレートが低くなっている。最高設定では10%弱高くなっていることからそこまで気にしなくてもよいだろう。計測時の環境などで変わる可能性がある。
THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載のケースレビュー
*写真は同じケースを採用した旧モデル(LEDファンなし・GeForce RTX 3050搭載)を撮影したものだ。本機はトップ2基とリア1基がARGBライティング対応ファンになり、グラフィックボードはGeForce RTX 5070を搭載する。
正面

シンプルなデザインだ。本体下部にTHIRDWAVEのロゴが刻印されている。THIRDWAVEはドスパラの運営企業だ。

PS5と比較すると幅は広い。

奥行きも一回り大きいといえる。
背面

背面はオーソドックスなタイプだ。電源ユニットは下部に配置されている。
I/Oパネル

I/Oパネルは本体上部にある。左から電源ボタン・USB 3.2 Gen1・マイク入力/ヘッドフォン出力共用端子・USB 3.2 Gen1・リセットボタン・ストレージアクセスランプだ。前面にはType-Cポートはない。
左側面

左側面がクリアガラスパネルを採用している。後ろのネジを2つ外せば、すぐに開けられる。写真の旧モデルはファンが光らずシンプルすぎる印象だったが、本機はトップとリアのARGBファンが標準で光るので、ガラス越しの見栄えがよくなった。
底面

底面にもメッシュフィルターがある。メンテナンス性が高い。
右側面

右側面はシンプルだ。前方部に吸気口が設けられている。
右側面内部

ケーブルがしっかりとまとめられている。掃除も行いやすくメンテナンス性は高い。

右下には電源ユニットが収められている。

左下部分にはドライブベイが用意されている。
本体上部

本体上部にはメッシュフィルターがあり埃の侵入を防いでくれる。マグネット式で脱着も容易だ。
上面ファン

上面に2基のファンを搭載している。本機ではこの2基がARGBライティング対応ファンだ。カスタマイズで水冷クーラーを選択するとここがラジエーターに代わる。
背面ファン

背面ファンは1基で、本機ではARGBライティング対応ファンになっている。
前面ファン

前面ファンは2基だ。標準では光らないが、+5,000円のカスタマイズで前面を含む5基すべてをARGBライティング対応ファンに変更できる。
グラフィックボード

撮影した旧モデルのグラフィックボードはASUS製の「ASUS Dual GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6」だった。本機はGeForce RTX 5070を搭載する。
付属品

撮影時の付属品はキーボード・マウス・電源ケーブルだった。初めてのデバイスならこれで十分かもしれない。
管理人による総評
THIRDWAVE AD-R7A57A-01WRyzen 7 7700 × RTX 5070 / ハイクラス
- 当サイトランキング1位のハイクラス定番モデル
- ほぼすべてのゲームに対応できる性能を持つ
- 750W GOLD電源で翌日出荷に対応
- +10,000円でデュアルチャネル、+3,000円からARGBファンに変更できる
- メモリがシングルチャネル採用など構成が平凡
- 32GB化は+66,000円と高い(32GBなら0AWが安い)
- ケースファンは標準では光らない
当サイトのおすすめランキング1位のハイクラスのゲーミングPCだ。10月の値上げで269,980円になったが、Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5070の組み合わせでは今も安い部類に入る。完成度が高く、予算が合う方であれば失敗はしないだろう。メモリはシングルチャネルだが、+10,000円で8GB×2のデュアルチャネルにできる。32GBにしたいなら、ブラックフライデー先取りで32GB化が+9,696円になるAD-R7A57A-0AW(キーボード・マウス付き)のほうが安い。
高いゲーム性能で、環境を選ばず快適にゲームをプレイできる。今後登場する新作ゲームにも対応しやすい性能で、ハイクラスのゲーミングPCらしい対応力が頼もしい。同価格のパソコン工房と比べるとメモリ構成と送料では譲るが、750W GOLD電源と翌日出荷で差をつける。光るケースファンが欲しいなら、1,100円高いだけでトップとリアの3基が光るLEDファン標準搭載モデル(09W)を選ぶとよい。










