当記事では、raytrek MJ5 第13世代Core搭載のレビューをしている。Core i5-13400F×RTX 3050搭載のエントリークラスのクリエイターPCだ。当サイトで紹介していることからもちろんゲームプレイにも対応できる。RTX 3050搭載モデルで税込139,980円は最安値クラスだ。RTX 3050は意外と価格が下がり切らずraytrek MJ5 第13世代Core搭載のように選びやすいモデルは少ない。一番の問題はRTX 3060搭載モデルとの価格差が小さいことだろう。比較対象モデルと合わせて確認しておいて欲しい。
raytrek MJ5 第13世代Core搭載のスペック
ブランド名 | raytrek |
---|---|
製品名 | raytrek MJ5 第13世代Core搭載 |
価格 | 139,980円(税込) |
CPU | Core i5-13400F |
GPU | GeForce RTX 3050 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 550W BRONZE |
マザーボード | チップセットH610 |
おすすめ度 | Aランク |
評価 | ・コスパ 6.8 ・構成 6.0 ・品質/サポート 10.0 |
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各タイトルの対応表
FF15 | Apex Legends | FORTNITE |
---|---|---|
![]() ・4K ・WQHD |
![]() ・240fps ・144fps |
![]() ・240fps ・144fps |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
raytrek MJ5 第13世代Core搭載はCore i5-13400FとRTX 3050を搭載したミドルクラスのモデルだ。バランスのよい性能で、多くのゲームを快適にプレイできる。フルHDであれば240Hzにも対応可能だ。ただ、設定はそれなりに下げる必要がある。設定を下げることに抵抗がなければ大きなマイナスを持たないとも言える。エントリークラスとしても優秀な性能である。
raytrek MJ5 第13世代Core搭載のゲーミング性能
Core i5-13400F(CPU)
型番 | 総合性能 |
---|---|
Core i7-13700K | 38,343 |
Ryzen 9 7900X | 37,541 |
Core i9-12900K | 34,518 |
Core i5-13600K | 30,159 |
Core i7-12700K | 30,046 |
Core i7-12700 | 28,961 |
Ryzen 7 7700X | 27,183 |
Core i5-13500 | 27,009 |
Core i5-12600K | 25,507 |
Core i5-13400 | 25,345 |
Ryzen 5 7600X | 24,962 |
Ryzen 7 5800X | 24,001 |
Core i7-11700K | 23,705 |
Core i5-12400 | 20,146 |
Core i7-11700 | 20,009 |
Core i5-11400 | 16,019 |
raytrek MJ5 第13世代Core搭載で採用されているCPUは、Intel第13世代の高コスパモデルであるCore i5-13400Fだ。10コア16スレッドとハイブリッドアーキテクチャ採用となり性能が引き上げられている。従来モデルのCore i5-12400と比べて25%以上も処理性能が向上している。競合モデルであるRyzen 5 7600Xと比べても性能は上だ。動画編集・エンコード・ゲーム実況などへの適性も高くなったと考えてよい。ゲーミング性能についてはCore i5-12400と大きく変わらず及第点だ。Ryzen 5 7600Xに劣ってしまう。RTX 3060やRTX 3050などとの組み合わせなら足かせになることはないだろう。
GeForce RTX 3050(GPU)
型番 | 総合性能 |
---|---|
RTX 3060 Ti | 24,213 |
RTX 3060 | 20,322 |
RTX 2060 SUPER | 19,366 |
RTX 2060 | 17,012 |
GTX 1070 | 16,442 |
RTX A2000 12GB | 14,816 |
RTX 3050 | 14,734 |
RTX A2000 6GB | 14,569 |
GTX 1660 Ti | 14,522 |
GTX 1660 SUPER | 14,113 |
GTX 1650 SUPER | 12,238 |
GTX 1060 6GB | 12,009 |
GTX 1060 3GB | 11,144 |
GTX 1650 | 9,506 |
RX 6400 | 9,392 |
GTX 1050 Ti | 7,762 |
GTX 1630 | 6,394 |
GTX 1050 | 6,300 |
当該モデルではグラフィックスにAmpere世代のエントリークラスのGeForce RTX 3050を搭載している。15,000近いスコアでまずまずのゲーミング性能を持つ。フルHD環境なら設定次第で十分通用すると考えてよい。従来モデルのGeForce GTX 1650と比べて50%以上グラフィックス処理性能が高い。GTX 1660 Tiと同等以上のパフォーマンスを発揮する。解像度や設定にこだわらず価格を抑えたいゲーマーの方は必見だ。
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raytrek MJ5 第13世代Core搭載の概要&特徴
価格と性能のバランスのよいモデル
raytrek MJ5 第13世代Core搭載は、価格が139,800円とリーズナブルで非常に選びやすいモデルだ。カテゴリー的にゲーミングPCではないものの、13万円台のモデルとしてはゲーミングPCよりもおすすめできる。Core i5-13400FとRTX 3050の組み合わせで13万円台は探してもなかなか見つからない。近い構成を持つGALLERIA RM5C-R35は154,980円で展開されている。
GALLERIA RM5C-R35とはチップセットが違う程度で、大きな性能差があるわけではない。raytrek MJ5の強みは同等の性能を持つモデルが15,000円ほど安く選択できることだ。raytrek MJ5最大の弱点は、汎用ケースを採用していることでゲーミングPCほどの華やかさはない。実用性で落ちるわけではないため、ここをマイナスに捉えないのであればおすすめしやすい。
見た目にこだわるのであれば、Magnate/Lightningシリーズやraytrekシリーズのようなクリエイター向けは微妙なモデルだ。性能と価格を重視するなら、同等の性能を持つゲーミングPCよりも安価に選択できる。13万円台でこの性能を実現しているのは素晴らしい。性能はミドルクラス、価格はロークラスとまさに理想的なモデルである。
価格と性能のバランスのよいモデルというのは少ない。raytrek MJ5は選びやすく扱いやすいのが特徴だ。初心者から上級者まで幅広くおすすめできる。初めてのゲーム用のパソコンとしても優秀なモデルだ。予算を抑えつつ、ゲームを快適にプレイできる性能を有し、ゲーム以外への対応力も高い。価格以上の価値があるモデルとも言えそうだ。
販売終了に注意しよう
現在raytrekシリーズはraytrek 4Cシリーズに移行している。汎用ケースを採用した旧モデルは縮小の一途を辿っている状況だ。すでにミドルタワーの旧モデルは存在せず、その波はミニタワーを採用したraytrek MJ5 第13世代Core搭載にも及ぶ可能性がある。raytrek 4Cシリーズはraytrekシリーズの弱点であるケースを一新し、見た目を大幅に改善している。
その一方で、価格が少し高くなっており、raytrek MJ5もリニューアルされてしまえば13万円台での選択は難しいだろう。予算がこの辺りで候補に入ったなら、販売終了となってしまう前に選んでおきたい。13万円台前後のモデルはそれなりに数はある。しかしながら、CPUを犠牲にGPU性能を上げたモデルか、CPUを重視してGPU性能を抑えたモデルがほとんどだ。
CPUとGPUのバランスが取れたモデルは少なく、予算がギリギリであるならraytrek MJ5を超えるモデルはない。価格が5,000円ほど高くなっても問題がなければ優れたモデルがある。5,000円多く出せるのであれば比較にピックアップしているのでチェックしておいてほしい。
シリーズのリニューアルはよいことだ。その一方で、価格を抑えたモデルにとっては死活問題でもある。性能の高いモデルはケースの品質向上というメリットを得られるが、価格の安いモデルはその最大の強みを失うことになるからだ。もしかすると、販売終了が近いからこその13万円台なのかもしれない。
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似ているモデルとの比較
ブランド名 | raytrek | Magnate |
---|---|---|
イメージ | ![]() |
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製品名 | raytrek MJ5 第13世代Core搭載 |
Magnate MV |
ケース | ミニ | ミニ |
価格 | 139,980円(税込) | 144,980円(税込) |
CPU | Core i5-13400F | Core i5-13400F |
GPU | RTX 3050 | RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 550W BRONZE | 550W BRONZE |
マザーボード | H610 | H610 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
raytrek MJ5も優秀なモデルながら、+5,000円ならMagnate MVも強力だ。価格帯が上がるので厳しいならraytrek MJ5でも満足度は高いはずだ。どちらも価格帯最強クラスのモデルである。また、Magnate MVにできてraytrek MJ5にできないことはない。ただし、最新のゲームの対応力には違いが出てくる。
50番台と60番台のグラフィックボードでは底力に差がある。自分のプレイスタイルに合ったモデルを選んでほしい。ちなみに、採用されているケースはロゴが違うだけで同じものだ。見た目に差異があるわけでもないので、予算で選んでほしい。
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パソコンケースレビュー
本体前後
ケースデザインは非常にシンプルだ。ゲーミングPCらしさはなくビジネスモデルと考えた方がわかりやすい。LADDER(ハシゴ)をイメージしたデザインとなっている。もちろんデザインの好みこそあれ機能面で劣るわけではない。吸気は前面部及び左サイドから行い、天板及び後部から熱を放出する。
右側
本体右側は非常にシンプルなデザインだと言える。
左側
本体左側には大きな吸気口が設けられている。グラフィックボードやCPUといったパーツを直接増やすことが可能だ。
左側内部
本体内部は配線も綺麗にまとめられていて好印象だ。配線がタイラップで綺麗にまとめられている。ケーブルがパーツに干渉しないように工夫されているのがわかるだろう。シンプルながらその完成度は高い。プロのなせる技だろう。個人でここまでの作業を行うにはどうしても時間が掛かってしまうし、手先の器用さが求められてしまう。
管理人による総評(raytrek MJ5 第13世代Core搭載)

raytrek MJ5 第13世代Core搭載は、Core i5-13400F×RTX 3050搭載のエントリークラスのクリエイターPCだ。グラフィックボードを搭載してゲームプレイにも対応できる。クリエイターPCとして考えるとやや性能は低めだが、ゲーミングPCとして見れば悪くない。フルHD環境なら設定次第で十分ゲームを楽しめるだろう。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も必要十分だ。RTX 3050搭載モデルで税込139,980円は安い。+5,000円でワンランク性能の高いRTX 3060搭載モデルが選択肢に入るのは悩ましい。RTX 3050にとってはずっと不遇の時代が続いている。比較対象モデルと合わせて確認しておけば後悔はしないだろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
139,980円 (税込) | Core i5-13400F | RTX3050 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 500GB | 非搭載 |
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