当記事では、raytrek 4CXF 第13世代Core搭載のレビューをしている。Core i7-13700F×RTX 3070搭載のハイクラスのクリエイターPCだ。サードウェーブ(ドスパラ)が販売するクリエイターブランドのraytrek 4Cシリーズは、従来のraytrekシリーズが一新されて登場した。ぱっと見てわかるデザイン性の高さは多くのクリエイターだけではなくゲーマーの方も魅了するはずだ。最新のパーツを搭載していながら従来モデルと価格が変わらず評価はまずまずだと言える。
当ページの目次
raytrek 4CXF 第13世代Core搭載のスペック
ブランド名 | raytrek |
---|---|
製品名 | raytrek 4CXF 第13世代Core搭載 |
価格 | 234,980円(税込) |
CPU | Core i7-13700F |
グラフィックボード | GeForce RTX 3070 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 750W 80PLUS GOLD |
マザーボード | チップセットH770 |
光学ドライブ | DVDドライブ |
おすすめ度 | Aランク |
評価 | ・コスパ ★★★★★★★☆☆☆ 7.0 ・構成 ★★★★★★★☆☆☆ 7.0 |
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各タイトルの対応表
Final Fantasy 15 4K High | Apex Legends 240Hz | Apex Legends 144Hz | フォートナイト 240Hz | フォートナイト 144Hz |
---|---|---|---|---|
![]() ★★★★☆ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
raytrek 4CXF 第13世代Core搭載はCore i7-13700FとRTX 3070を搭載したハイクラスの性能を持つモデルだ。クリエイター向けのモデルだが、ゲーム性能にも優れているのでゲームメインの用途にも対応できる。高解像度はあまり得意ではないものの、FF15を最高設定に近い設定で安定してプレイできる。Apex Legendsやフォートナイトを高リフレッシュレートでプレイすることも可能だ。240Hz以上の環境では設定を下げた方が安定するので、最高設定を前提としているなら少し物足りなさがあるかもしれない。
raytrek 4CXF 第13世代Core搭載のゲーミング性能
Core i7-13700F(CPU)
Core i9-13900K | |
Core i9-13900 | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900K | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700X | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i5-12400 | |
Core i7-11700 |
raytrek 4CXF 第13世代Core搭載では、CPUにIntel第13世代のCore i7-13700Fを搭載している。CPU内蔵グラフィックス非搭載のタイプだが、別途外付けのグラフィックボードを搭載しているので特にデメリットはない。16コア24スレッドとスペックが引き上げられて、Core i7-12700と比べて25%以上も性能が向上している。フラグシップモデルであるCore i9-12900Kを上回る性能は圧巻だ。
Core i7シリーズの無印モデルが、Core i9シリーズの最上位モデルを超えるのは驚くしかない。競合モデルのRyzen 9 7900Xと比べても十分健闘していると言えるだろう。ゲーム実況・動画編集・動画エンコードと幅広い用途に対応できる。もちろんゲームプレイにおいても不足はなしだ。
GeForce RTX 3070(GPU)
RTX 3080 Ti | |
RX 6900 XT | |
RTX 3080 10GB | |
RX 6800 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RX 6750 XT | |
RTX 2080 Ti | |
RX 6700 XT | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 2070 SUPER | |
RTX 2070 |
当該モデルでは、グラフィックスにAmpere世代の70番台であるGeForce RTX 3070を搭載している。従来モデルのRTX 2070と比べて38%程度処理性能が高い。Radeon RX 6750 XTと同等のパフォーマンスを発揮する。レイトレーシング・DLSSといった機能では競合モデルを上回っている。WQHD環境でのゲームプレイがメインターゲットだ。フルHD環境なら高リフレッシュレートを実現できる。
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raytrek 4CXF 第13世代Core搭載の概要&特徴
raytrek XFの後継機としてはいまひとつ
raytrek 4CXF 第13世代Core搭載は、クリエイターモデルとして人気を博したraytrek XFの後継機として登場した。ケースが一新され、これまでの汎用ケースと異なり見た目はかなり改善されたように感じる。これでこそクリエイター向けPCと言えるほどだ。斬新なデザインの方が好まれるだろう。汎用ケースではクリエイターという言葉が似合わない。見た目にもこだわってこそのクリエイター向けPCだ。
現時点ではデザインリニューアルのコストが価格に現れているように思える。Core i7-13700FとRTX 3070の組み合わせで234,980円は高いというほどではないが、安いとは言えない。これまでのraytrekシリーズはコスパに高いモデルが多かったことを考えるとどこか寂しい感じがある。最新のCPUとチップセットを採用し、ケースも一新された。これを加味すればまずまず妥当なラインだろうか。
気になるのが、かつてあったマルチカードリーダーと光学ドライブといった機能がカットされているところだ。意外と両方を搭載したBTOパソコンはラインナップが少ない。raytrekシリーズは見た目こそ悪くても、実用面ではゲーミングPCのケースに劣らない特徴があった。多くのゲーミングPCは光学ドライブかマルチカードリーダーのどちらか、あるいはどちらも非搭載というものだ。
必要かどうかは別として、この部分でクリエイターに適した機能を持っていた。それが失われてしまえば、単なるゲーミングPCのケース違いでしかない。raytrek XFはゲーマーにもクリエイターにも愛されたモデルだ。その後継機としてはケース以外に魅力がなくなったように感じるのは残念だ。
標準的な評価も、現時点では優秀な選択肢
raytrek 4CXF 第13世代Core搭載はケースが一新されたことで、優れたデザインを持つケースを採用しているという特徴が追加された。また、最新のCore i7-13700FとRTX 3070を搭載して従来とほぼ同じの234,980円で展開できているのは素晴らしい。その一方で、あえてraytrek 4CXFを選択するメリットがあるのかと言われると難しい。
ゲーミングモデルのGALLERIAシリーズはチップセットがB760に対して、raytrek 4CXFはH770が採用されているので、一応はGALLERIAシリーズと差別化ができていると言えるのかもしれない。どちらもカードリーダーも光学ドライブもないので、ケースデザインも特にこだわりがないなら、GALLERIAよりもraytrekの方が構成面では上回りそうだ。
現時点ではraytrek 4CXFを選択しても後悔するようなことはない。Core i7-13700F搭載モデルが増えてきているものの、20万円を切るほど安価なモデルが登場しているわけでもない。これからしばらくすると、そういったモデルが登場してくるかもしれない。そうなるまではraytrek 4CXFは優秀なモデルだ。
それこそ、RTX 4070やRTX 4060といったGPUが登場するまでは、同じRTX 3070搭載モデルが競合製品となる。RTX 3060 Ti搭載モデルが現存しているうちは大きな値下げはない。raytrek 4CXFの持つポテンシャルはこんなものではない。何か物足りなさがある。それでも、予算内であるなら十分満足できるモデルだ。
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似ているゲーミングPCとの比較
ブランド名 | raytrek | GALLERIA |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | raytrek 4CXF 第13世代Core搭載 | GALLERIA XA7C-R37 第13世代Core搭載 |
価格 | 234,980円(税込) | 234,980円(税込) |
CPU | Core i7-13700F | Core i7-13700F |
GPU | RTX 3070 | RTX 3070 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 1TB | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 750W GOLD | 650W BRONZE |
マザーボード | H770 | B760 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
こうなってくるとGALLERIAとraytrek 4Cのケースのどちらが好みなのかで決めてしまおう。中身まで気にするならraytrek 4CXFが優れているが、圧倒的な差というわけではないので、ケースの好みで選んでも後悔はない。それなら見た目で選ぶくらいがちょうどいいのではないだろうか。
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パソコンケースレビュー
正面
シルバーカラーをベースに高級感のあるデザインが魅力だ。ブラックとのツートンカラーが映える。指紋も目立たないのであまり気にせず本体を触れる。
背面
電源ユニットが最下部に配置されている。青色の部分は搭載するグラフィックボードなどによって変更される。
左側面
本体左側面には埃の侵入を防ぐためのフィルターが設置されている。工具を使わずに取り外しができるので簡単にメンテナンスが行える。
左内部
本体内部はスペース的にかなり余裕がある。ハイエンドクラスのグラフィックボードやCPUを搭載しても問題はない。その点を考慮した上で新しいケースはデザインされている。
右側面
右側面にはraytrekのロゴが刻印されている。左側に比べるとシンプルだ。
I/Oパネル
本体前面には電源ボタン、USB 3.0×2、3.5mmジャックが配置されている。使い勝手も良好だ。
フィルター
全面部分にもフィルターが配置されていてメンテナンスがしやすい工夫がある。
管理人による総評(raytrek 4CXF 第13世代Core搭載)

raytrek 4CXF 第13世代Core搭載は、Core i7-13700F×RTX 3070搭載のハイクラスのクリエイターPCだ。raytrek 4Cシリーズは、サードウェーブのクリエイターブランドでraytrekからraytrek 4Cシリーズへと変わり本体ケースが一新された。光学ドライブ及びカードリーダーが標準搭載ではなくなったが、従来モデルと同じ価格帯で販売されているのは評価できる。
グラフィックスにはGeForce RTX 3070を搭載していてWQHD環境でのゲームプレイに最適だ。CPUにはIntel第13世代のCore i7-13700Fを搭載している。16コア24スレッドとスペックが高くまさにクリエイター向けのモデルだと言える。動画編集や動画エンコードなどのクリエイター作業だけではなく、もちろんゲームプレイにも対応できる。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
234,980円(税込) | Core i7-13700F | RTX3070 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 1TB | 非搭載 |
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