Unturnedtop

Unturnedの必要スペックと推奨PCを検証した。FPS/TPSのゾンビサバイバル系のタイトルで2014年7月に早期アクセスとして登場した。登場時から高い評価を得ている。爆発的な人気があるわけではなく、常時一定のプレイヤーがいるのが特徴だ。Steamではランキング30位以上をキープしており、昨年過去最高の同時接続10万人を突破した。

できることの幅が多く、DAYZMinecraftを合わせたようなゲームだ。プレイしたユーザーの90%以上が高評価としており、ゲーム性の高さが人気につながっている。一人で黙々とプレイするよりは、フレンドとわいわい楽しむ方が適している。そのため、爆発的な人気を得にくいという点もある。常に誰かとプレイしなければ楽しみにくいからだ。マルチサーバーに慣れていても、コミュニケーションを取りながらのゲームは、やはりフレンドとの方が快適だ。同時接続者数には現れない人気のあるゲームだ。

Unturnedの必要&推奨環境を検証

Unturnedspecs

Unturnedは2014年7月に早期アクセス、2017年7月に正式版登場のゲームだ。Steamの基本無料のゲームで、誰にでも遊びやすい要求スペックとなっている。登場時期からは考えられないほど低スペックに抑えられている。Unturnedの推奨環境は、突き詰めて言えばゲーミングPCである必要はない。グラフィックボードを搭載していないビジネスもでるでも快適にプレイできる。

ただし、Unturnedはそのゲーム性から、高リフレッシュレートの環境で恩恵を受けられる。推奨環境は標準設定以下で60fpsを目指すための環境だ。144Hzや240Hzを目指すなら、現行のミドルクラス程度はあった方がいい。言い換えるなら、ミドルクラスの性能があれば、幅広い環境で快適性を維持できるということだ。

CPUの表記がGHzだけなのは伝わりにくい。現行のCPUであれば、Core i3以上ならとくに問題はない。ゲーム向けのグラフィックボードを搭載しているモデルなら、概ねクリアできている数値だ。気になるのはメモリ容量だろうか。推奨環境では、意外にも16GBが指定されている。ゲーミングPCではないモデルを選択する際は、メモリ容量に注意したい。

グラフィック品質が高いとは言えないゲームではあるものの、設定を最低にすると目に見えて簡素な描写になる。グラフィックの品質が簡素になっても、ゲームの進行に問題はない。もともとグラフィックの品質が高いゲームではないため、そこまで気にならないかもしれない。設定で負荷を細かく調整できると考えれば、むしろメリットと言える。

これらのことから、ゲーミングPCを購入するなら、ミドルクラスを上限にロークラスも選択肢に入る。他のゲームをプレイする可能性まで視野にいれると、ビジネスモデルやグラフィックボード非搭載モデルはおすすめしにくい。当サイト基準の推奨環境を最低限に考えるべきだ。

UnturnedはModが豊富なゲームでもある。遊び尽くすなら余裕のあるスペックを見た方がいい。Modの導入をするか否かで選択肢は分かれる。プレイスタイルが定まっていないなら、ミドルクラス程度を目指す方が無難だ。要求スペックが低いからと、それにぴったり合わせるとプレイが制限される可能性もある。ゲームの推奨モデル全般に言えることだが、推奨環境に対して余裕を持たせる方がいい。

Unturnedのゲーム性と特徴について

自由度の高いゲーム性が人気を高める

Unturned1

Unturnedは、53万件を超えるレビューで「非常に好評」の評価を得ている。一時同時接続200万人を突破したパルワールドは、25万件で「非常に好評」である。どれだけ高く評価され、人気があるかわかりやすいはずだ。登場時期は別としても、同時接続では足元にも及ばないUnturnedが、ダブルスコアをつけている。長く愛されるゲームであることの証明だ。

この人気を支えているのは、やはり自由度の高いゲーム性だろう。登場時期がゾンビサバイバル系ゲームのブームの真っ只中で、DAYZの少し後だ。本来であればそこまで注目されることもなかっただろう。それが未だに高く評価されているあたり、ゾンビサバイバル系ゲームで最も人気のあるゲームと言える。

ゲーム性は、当時人気だったDAYZやH1Z1に近いものがある。この後、DAYZやH1Z1に近いPUBGの登場で、ゾンビサバイバルブームは終了し、今なお続くバトルロイヤル系ゲームのブームが登場する。H1Z1はZ1 Battle Royaleを展開したように、Unturnedは柔軟性の高いゲームをベースとしていることで、幅広い遊び方が可能になっている。

ソロプレイでは、一人広大なフィールドで物資を集め、生き延びるゾンビサバイバルとなる。マルチプレイでは、サーバーに所属してプレイヤーと協力したり、敵対したりしてゾンビとプレイヤー相手に生き延びる。これはDAYZの要素が強い。違いがあるとすれば、Minecraftのように拠点や建物を建築できるというところだろうか。

DAYZ + Minecraftというのが簡単だ。ブロックアイテムではなく、それぞれの役割のあるアイテムで拠点を築く。ゾンビだけでなく、プレイヤーの侵入を防ぐという点ではRUSTにも似ている。PvPvEという方式であるため、平和な日常もあれば壊滅的な戦闘を発生するだろう。別プレイヤーとクランを組み、他のプレイヤーやクランに対抗するのがマルチサーバーでの基本だ。ただ、基本というだけで、それらのクランに個人で挑むのも一つのプレイスタイルである。やることは明確でも、スタイルは自由だ。この自由度の高さこそがUnturnedというゲームの魅力だ。

意外と緊張感あるゲーム進行

Unturned2

Unturnedのグラフィックはシンプルで、簡素なものという印象を受けるはずだ。ポクセル風でカートゥーン調のグラフィックは、遊びやすく恐怖感やグロテスクさを感じにくい。その一方で、ゲーム進行は意外と緊張がある。迫力があるわけではないが、明暗はっきりしていることで、暗い場所や狭い場所では何とも言えない恐怖を感じる。グラフィックだけでは体感しにくい要素が詰まっている。

ゾンビやプレイヤーの見た目はコミカルであっても、迫ってくる速度はプレイヤーとそう変わらない。スピード感もあり、戦闘に臨場感もある。シンプルな見た目とは裏腹に、しっかりとゾンビサバイバルゲームに求められる要素を持っている。感じるはずのない気配を感じるくらいには没入感を得られるゲームだ。

生き抜くために食料や水を調達する際も、敵対するプレイヤーがいないかを確認して素早く回収する。一定のゲーム性があれば、グラフィックはそこまで重要ではないことを理解できるだろう。夜になると、その緊張感はさらに増す。ゾンビが暗闇から現れると、心臓がどきっとする。決して平和なゲームではない。

危険の多いエリアほど、優秀なアイテムを獲得できる。当然他のプレイヤーも目指す場所となる。まずは、そこへ向かうための装備を整え、強力な装備を求めて危険地帯に向かう。これはDAYZなどのゾンビサバイバルゲームの基本だ。バンディットとなり、他プレイヤーを倒してアイテムを得るスタイルにも必要となる。

常に危険と隣り合わせのゲームは、マルチプレイでこそ真価を発揮する。そういった意味では、フレンドとプレイするのに適したゲームだ。一度ゲームに飽きても、またプレイしたくなる。そんな印象を受ける。Unturnedは見た目ほどシンプルで単純なゲームではなく、しっかりとゾンビサバイバルできるゲームだ。基本無料であることも大きく、これからも長くプレイできるはずだ。

Unturned向けおすすめのゲーミングPC

Lightning AH5(ドスパラ)

Lightning価格:93,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:450W 80PLUS BRONZE
コスパ:4.7

公式サイト詳細

Lightning AH5は、当サイト基準の推奨環境を満たしたモデルだ。Unturnedを144Hz環境で快適にプレイできる。ゲームを有利に進められる性能だ。画質をウルトラにしてしまうと、やや安定性に欠ける。標準設定程度でのゲームプレイをおすすめしたい。とりあえず快適にプレイできればいいなら、Lightning AH5は選びやすいモデルになるはずだ。

Lightning AS5(ドスパラ)

Lightning価格:104,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:6.4

公式サイト詳細

Lightning AS5は、上記のLightning AH5よりグラフィックボードの性能に優れている。こちらもLightning AH5と同様に、ゲーミングPCではなく、一般向けのビジネスモデルだ。ゲームに適したグラフィックボードを搭載しているのでおすすめしやすい。Unturnedを144Hzで、より安定させられる性能を有している。ウルトラ設定にも対応できるため、本格的なゲーム環境を整える意味でも、まずはLightning AS5を基準にしてみるのも悪くないはずだ。

NEXTGEAR JG-A5G6T (マウスコンピューター)おすすめ!

nextgear価格:109,800円(送料込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3060 Ti GDDR6X
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト詳細

Unturnedの推奨環境を満たせる一台だ。GeForce RTX 3060 Ti搭載モデルが109,800円は圧巻だ。現在の価格ならLightningシリーズよりも選びやすい。一時的なモデルとなる可能性があるため購入検討中の方は急いだ方がよいかもしれない。次に紹介しているGeForce RTX 4060よりもグラフィックス処理性能は上だ。CPUには低コストのRyzen 5 4500を搭載している。ゲーム性能が高いモデルではないが、Unturnedであれば問題ない。構成面でも不足はない。

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE (パソコン工房)

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE価格:149,800円+送料2,200円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.5

公式サイトLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE詳細

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEは、UnturnedにModを導入し、ウルトラ設定で240Hz環境を目指せる。ただし、240fpsでの安定ではなく、144fpsを超えるフレームレートを確保できるという意味だ。GeForce RTX 4060 TiやGeForce RTX 4070といった高い性能を目指すのもありだが、恩恵を最も受けられるのはLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEのようなミドルクラスだ。価格と性能のバランスがよく、フレームレートを稼ぐという意味合いではコストパフォーマンスに優れる。これ以上となると、価格に対してフレームレートの伸びはそこまで大きくない。まずはLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEを上限に考えるくらいがいい。別のゲームをプレイする予定があるなら、そちらを基準にしたモデル選びがおすすめだ。

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