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当記事では、パソコン工房「LEVEL-M7P5-R56X-RBX」の詳細レビューを行っている。Ryzen 5 5600X×RTX 3060搭載のゲーミングPCだ。ミドルクラスのモデルとして高いパフォーマンスを発揮する。標準価格では割高だが、セール&キャンペーンで値下げされていれば選択肢に入れてもよいだろう。パソコン工房は意外とAMD製パーツに力を入れているようだ。

よくわかる!!LEVEL-M7P5-R56X-RBXの特徴まとめ

  • (+)最高価格から22,000円安くなった
  • (+)Ryzen 5 5600X搭載モデルとして価格が抑えられている
  • (+)フルHD環境でのゲームプレイに適している
  • (-)処理性能ではCore i5-12400に劣る

LEVEL-M7P5-R56X-RBXのスペック解説

LEVEL-M77M-137-ULX

ブランド名LEVEL∞
製品名LEVEL-M7P5-R56X-RBX
価格149,800円(税込)
CPURyzen 5 5600X
グラボGeForce RTX 3060
メモリDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 500GB
HDD非搭載
電源700W BRONZE
マザーボードチップセットB550
おすすめ度Aランク
評価コスパ:★★★★★★★★☆☆ 8.1
構成:★★★★★★☆☆☆☆ 6.0

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各タイトルの対応表

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LEVEL-M7P5-R56X-RBXはRyzen 5 5600XとRTX 3060を搭載したミドルクラスのゲーミングPCだ。非常に扱いやすい組み合わせで、総合的な性能も十分なものだ。ゲーム以外の用途にも対応しやすいので、標準的な性能よりも少し上だろうか。

Apex Legendsを高リフレッシュレートで安定させるには、少し設定を下げた方がいい。これはフォートナイトで240Hzを目指す場合も同じだ。性能に余裕があるわけではないので、設定を下げることに抵抗がなければデメリットの少ない性能である。

LEVEL-M7P5-R56X-RBXの性能まとめ

ゲーミングPCとは、CPUやグラフィックボードなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なCPUとグラフィックボードについて分解して細かく見ていく。

PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。

Ryzen 5 5600X(CPU)

ryzen55600xseinou2022226

LEVEL-M7P5-R56X-RBXでは第4世代のRyzen 5 5600Xを搭載している。6コア12スレッドと平均的なスペックを持つ。これまで競合モデルのCore i5-11600Kに対して優位性を持つCPUだった。今はIntel第12世代のCore i5-12400が登場したことでその牙城は崩れてしまっている。それでも動画編集や画像編集などをこなせるパフォーマンスを発揮する。ゲームプレイにおいてもZen 3アーキテクチャ採用になって適正が向上している。ミドルクラスのRTX 3060との相性も良好だ。価格が抑えられていればRyzen 5 5600Xを選ぶメリットがある。Core i5-12400が登場したことで価格が下落傾向にあるのが嬉しい。

GeForce RTX 3060(GPU)

rtx3060benchmark

当該モデルではAmpere世代におけるミドルクラスのRTX 3060を搭載している。その扱いやすい性能で売れ筋のグラフィックボードとなっている。従来モデルのRTX 2060と比べて20%近くも処理性能が向上してゲーム適性が高い。Radeon RX 6600よりも高い性能を持ちコストパフォーマンスにも優れている。GPUメモリ容量が12GBと大容量で高解像度への適性もある。レイトレーシング性能についてもまずまずの適応力を持つ。Ryzen 5 5600Xとのバランスもよく十分パフォーマンスを引き出せるだろう。

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LEVEL-M7P5-R56X-RBXの特徴&強み

大幅な値引きで評価が跳ね上がる

LEVEL-M7P5-R56X-RBXはおよそ27,000円の値引きが適用され評価が急上昇となった。現在狙い目のモデルの一つだ。また、現在2022/1/3まで利用できる5,000円OFFクーポンが発行されており、それを使用すれば税込139,800円で購入できる。RTX 3060搭載モデルとして最安値クラスになる。おそらくこの価格は期間限定で、しばらくするとまた値上げされる可能性がある。

その5,000円引きがなくても、14万円台なら十分選択するメリットがある。Ryzen 5 5600Xは性能が優秀なCPUであるため、価格が抑えられることで性能とコストパフォーマンスを両立できるモデルとなる。競合モデルのCore i5-12400よりも性能は落ちるものの、価格を抑えやすいという特徴がある。

RTX 3060搭載モデルのように、価格を抑えることにメリットのあるモデルはRyzen 5 5600Xと相性がいい。これまでは価格が上手く抑えられていなかったことで、評価もおすすめ度も低いモデルだった。それが今回の値下げで一変した。今なら十分おすすめできるモデルだ。RTX 3060搭載モデルを探しているなら候補に入ってもおかしくない。

注意したいのは価格が揺れ動くことだ。少し前まで17万円台だったモデルが14万円台になった。このまま価格が安定するとは思えないので、選択するなら今の価格の状態で選びたい。1月中旬以降は値上げされてもおかしくないので、できるだけ早めに選んでおきたいところだ。対抗できるモデルが少ない今なら、トップクラスの評価を持ったモデルである。

納期が遅いのがネックとなる

LEVEL-M7P5-R56X-RBXは非常にお得なモデルというのは間違いない。弱みを挙げるとすると納期が3~4週間後出荷予定と長めであることだ。この時期は年末年始の休暇を挟むのでどうしても出荷が遅れてしまう。これは他ショップでも同様だ。しかし、さすがに1ヶ月近く掛かるというのは少し長いように感じる。

コストパフォーマンスの評価及びおすすめ度は高いものの、この出荷が遅いことは選択を避ける理由になる。比較対象には納期が短い高コスパモデルをピックアップしている。LEVEL-M7P5-R56X-RBXよりも早く手元に届く。価格面ではLEVEL-M7P5-R56X-RBXの方が優れているが、出荷速度では比較対象のモデルの方が上だ。

本来であれば評価の高いモデルの方をおすすめしている。しかし、ここまで出荷までの時間が掛かると多少のマイナスを飲み込めてしまいそうだ。人によっては出荷速度が遅いこと自体が大きなマイナスとなるかもしれない。購入したらなるべく早く手元に届いて欲しいと思うのは当然だ。

自分にとってそれがどの程度重要なのかを考えてみてほしい。単純にモデルだけで言えばLEVEL-M7P5-R56X-RBXはトップクラスだ。時に出荷速度は、価格差を埋める要素にもなる。比較対象にピックアップしたモデルとは本来比較対象として適切ではない。

それでもLEVEL-M7P5-R56X-RBXを候補に入れているなら、もしかすると魅力的に感じる方もいるかもしれない。この時期出荷速度が遅いのは当然だ。その当たり前を覆す要素を持つモデルを価格以上の価値があると感じられたら選んでみてもいいかもしれない。

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競合モデルとの比較

ブランド名LEVEL∞G-Tune
イメージLEVEL-M77M-137-ULXnextgear-micro
製品名LEVEL-M7P5-R56X-RBXG-Tune TD-B
価格149,800円(税込)159,800円(税込)
CPURyzen 5 5600XCore i5-12400F
GPURTX 3060RTX 3060
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 500GBNVMe 256GB
HDD非搭載1TB
電源700W BRONZE700W BRONZE
マザーボードB550B660
公式公式レビュー
レビュー当ページレビュー
比較対象は当サイトとG-TuneによるコラボレーションモデルG-Tune TD-Bだ。CPU性能は向上するが、価格は15,000円もアップする。それでも出荷までに掛かる時間は10日程度となっていて、最長4週間掛かるLEVEL-M7P5-R56X-RBXと比べれば早く受け取ることができるというメリットがある。G-Tune TD-Bはストレージ構成が少し特殊であること、CPU性能が優れていることからゲーム以外の用途を想定しているユーザーに適している。

当然ゲームを中心とするユーザーにもおすすめだ。汎用性の高さからG-Tune TD-Bを選ぶというのも悪くない。ただし、価格が安くなっている状態ではLEVEL-M7P5-R56X-RBXの方がモデルの評価は高い。何を優先するかで選択は変わってくるだろう。

パソコンケースレビュー

LEVEL∞ M-Classでは2023年3月15日に登場した新しいミニタワーケースを採用している。最新モデルらしく大型水冷クーラーに対応しているなど拡張性が向上している。

正面

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ミドルタワーケースをそのまま小さくしたデザインとなる。正面の真ん中にLEVEL∞のロゴが刻印されている。シンプルなデザインながら高級感もある。マットブラックがかっこいい。

左側面

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左側面には何もない。本体上部ケース取り外し用のネジがある。

右側面

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右側面も左側面と同様だ。意外とここまで落ち着いたデザインを採用したケースは希少だ。

I/Oパネル

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前面には電源ボタン、USB 3.0×2、ヘッドセット端子×1が配置されている。USB Type-Cがあればよかったのだが、コストが重要となるBTOパソコンなら仕方がないのかもしれない。

背面

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背面には12cmのケースファンが見える。拡張スロットは4つだ。その内3つがグラフィックボード専有となる。PCI Express 4.0[x16] ※x4動作が余っている。

本体上部

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本体上部には2基のファン(12cm)が搭載されている。初期構成のままなら十分なエアフローを確保できる。

本体下部

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本体下部にはメッシュ加工が施されたカバーが取り付けられている。メンテナンス性が高いのは魅力だ。

管理人による総評(LEVEL-M7P5-R56X-RBX)

LEVEL-M77M-137-ULX

LEVEL-M7P5-R56X-RBXは、Ryzen 5 5600X×RTX 3060搭載のミドルクラスのゲーミングPCだ。27,000円の値下げとなり評価を上げている。本来競合モデルであるRyzen 5 5600Xを搭載していることはデメリットとなってしまうところだが、これだけ価格が抑えられているなら選択するメリットがある。6コア12スレッドというスペックで動画編集などのクリエイター作業にも対応できる。

グラフィックスのRTX 3060は、RTX 2060と比べて性能が高くなりフルHD環境でのゲームプレイに最適だ。GPUメモリ容量が12GBと多くタイトルによっては高解像度にも対応できる。Ryzen 5 5600Xとのバランスもよい。メモリ16GB、SSD 500GBと構成は平均的だ。Core i5-12400搭載モデルもしっかり確認しておくとよい。

価格CPUグラボ
149,800円(税込)Ryzen 5 5600XRTX3060
メモリSSDHDD
DDR4 16GB500GB非搭載

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