当記事では、G-Tune TD-Bの評判とレビューをまとめている。2020年8月末に新しくリニューアルされたコラボモデルだ。コラボモデル唯一のミニタワーとなる。
コストパフォーマンスが高い一台だが競合が多くまだまだ伸びしろがある。低価格帯のモデルが充実してきているのは予算を掛けられないユーザーにとって待ち望んでいた結果だと思う。
当ページの目次
G-Tune TD-Bのスペック
ブランド名 | G-Tune |
---|---|
製品名 | TD-B |
価格 | Windows 10 / 79,800円 |
CPU | Ryzen 5 3500 |
グラフィックボード | GeForce GTX 1650 SUPER |
メモリ | DDR4-2666 8GB |
SSD1 | NVMe 256GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 500W BRONZE |
マザーボード | チップセットB450 |
コスパ | ★★★★★★★☆☆☆ 6.7 |
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各タイトルの対応表
X4:Foundations | PUBG | 黒い砂漠 | FF14 | Fortnite |
---|---|---|---|---|
★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
多くのゲームの要求スペックをクリアするミドルクラスの性能。GTX 1650 SUPERにアップグレードされたことで、対応力が高くなった。高解像度は変わらず適していないものの、高リフレッシュレートは設定次第で可能になった。価格を抑えて性能を求めるコストパフォーマンス重視モデル。低価格高性能を体現しているので選びやすい。ゲーミングPCに求められる性能は最低限クリアしていて、高望みした用途を避ければ必要十分だ。
G-Tune TD-Bのゲーミング性能
GeForce GTX 1650 SUPER
GTX 1650からGTX 1650 SUPERにアップグレードされた。GTX 1650 SUPERは、上位のGTX 1660に近い性能を持つグラフィックボードだ。前世代のGTX 1060を超えているので、最新のゲームの推奨スペックも概ねクリアできている。最低限必要な性能だったGTX 1650から一つアップしたのは大きい。
ミドルクラスの性能と、ローエンドクラスの価格を両立したコストパフォーマンスに優れるグラフィックボードだ。ただし、扱い方はGTX 1650と大きく変わらない。ミドルクラスの性能と言えどもローエンドクラスとして扱った方が良い。
Ryzen 5 3500
Ryzen 5 3500は、エントリークラスの代表的なCPUだ。予算を抑えたいゲーマーの味方となってくれる。総合性能ではCore i5-9400を超える性能を持つ。何をするにも高い性能が光るオールラウンド性が魅力だ。負荷の軽いファイルなら動画編集にも対応できる。
ゲームへの対応力ではi5-9400を下回る場面が目立つようになる。総合力は高くてもゲームは少し苦手なようだ。Ryzenに最適化されたゲームであっても、パフォーマンスに波があるのが弱点となる。得手不得手が明確に分かれているように感じるのは総合性能の高さがあるからだろうか。荒れ馬のような性能を扱いこなせればこれ以上ないCPUだ。
総合性能
現在のゲーミングPCの中で、最低限と言える性能を持つモデルだ。総合的な評価はミドルクラスに近い。負荷の高いゲームでも設定を下げることで快適にプレイ可能だ。ただ、高リフレッシュレートへの対応力はそこまで高くない。ゲームによっては最低設定でも144Hzの安定は難しいものもある。基本はフルHDで60fps出ればよいと考えるユーザー向けだ。
構成からもわかるように、性能よりも価格を重視したモデルである。ゲーミングPCのエントリーモデルと考えれば分かりやすいだろうか。本格的なゲームプレイよりも、PCゲームを手軽に体験するのに適している。最高設定でゲームを快適にプレイするには心許ない。ゲーム性能は高くなくても、作業などの処理性能は優秀だ。Ryzen 5 3500はゲームが苦手なだけで、一般的な処理能力に関しては上位に位置するCPUである。
家族向けPCや作業メインのPCとしての選択にはおすすめしやすい。ライトに幅広く対応できるゲーム性能、高い作業向けの処理性能を有する特徴がある。この特徴から、クリエイター向けのエントリーモデルとしても重宝するモデルだ。用途の幅は非常に広いので、サブPCやゲーム以外をメインとするユーザーに選んでほしい。
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G-Tune TD-Bの特徴と注意点
コラボモデルの最安値ゲーミングPC
G-Tune TD-Bは、当サイトとG-Tuneによるコラボレーションモデルだ。その中でも最も価格が安く注目度も高い。価格が安いということはそれだけ性能や構成が控えめになっているということだ。Ryzen 5 3500は現行最低限となるCPUとなっている。GTX 1650 SUPERはGTX 1650より性能が高いので最低限より少し余裕がある。それでも基本的な用途は最低限のゲーミングPCと同等だ。
高望みさえしなければ十分活用できるモデルだと言える。その一方で、価格だけを見て選択すると理想とかけ離れた現実が待っているかもしれない。性能をよく理解した上で選択してほしい。用途の幅は広くても、深く対応しにくい性能だ。ライトな用途をメインにしているならよく、ゲームやクリエイティブな作業に特化した用途を検討しているならおすすめできない。
使う人を選ぶモデルである。極端に言えば、この性能が必要なユーザーにのみおすすめできるモデルだ。相応の構成なので価格が安いが、それ自体は魅力とは言えない。必要なユーザーが選びやすいように価格設定しているだけに過ぎない。決して価格で選ばないようにしてほしい。初心者向けの性能でも、価格に見合った性能である。これで最新のタイトルを最高設定で快適にプレイできるわけではない。
それを理解した上で選択するのであれば、大きな欠点や弱点のない選択肢になるはずだ。クリエイティブな用途でも、そのまま使える範囲は広くても制限はある。メモリ8GBであること、CPU性能は優秀でも標準的なものであること。この2点から、価格以上の性能を望むと裏切られることになる。安価なモデルほど、性能を理解する必要があるのがパソコン選びの難しいところだ。
ライトなモデルを探している人におすすめ
前述のように、G-Tune TD-Bは誰にでもおすすめできるようなモデルではない。それは価格と性能がマッチしているからである。良くも悪くも価格相応の性能を持つモデルだということだ。低価格帯のモデルに性能が高いモデルがあったとしても、常識の範囲内である。セールやキャンペーンでもない限り、基本的に価格に見合った性能である。セールやキャンペーンでワンランク上の性能に届く。
G-Tune TD-Bは税抜7万円台の王道とも言える性能と構成だ。税抜7万円台に期待できるのはRyzen 5 3600とGTX 1660 SUPER搭載までだろう。そして、そんなモデルを見たことはない。考えられる範囲から逸脱したモデルは早々お目にかかれないのが現状だ。要するに、税抜79,800円という価格に相応の期待で留めることができれば選択するメリットが生まれる。
価格相応の性能だと理解することで始めて7万円台という魅力が活きてくる。これでどんなゲームも快適にプレイできると思わず、比較的価格を抑えたライトなゲーミングPCを探しているユーザー向けだ。低価格帯のモデルをおすすめする際は口酸っぱく注意を促している。それは、コンシューマゲーム機と違い、それぞれに性能差があるからだ。
初心者ユーザーが選択してしまいがちな価格帯なので、性能についての部分はより強く強調している。価格から見れば優秀なモデルなだけに、選んで後悔してほしくない。大は小を兼ねるというように、性能の高いモデルは価格に不満はあっても性能に不満は起きにくい。
一方で、性能の低いモデルは価格に不満はなくても性能に不満が起きやすい。価格は購入時だけのもので、性能はそれ以降常に付きまとう要素だ。自分の目的としていることに対応できなければ、いくら安いモデルでも割高なモデルでしかなくなる。繰り返し何度も言うが、これはライトなゲーミングPCを探しているユーザー向けのモデルである。
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パソコンケースレビュー
G-Tune TD-Bでは、G-Tune自慢のミニタワーが採用されている。光学ドライブが非搭載となっているが、必要ならオプションで追加可能。ただ、今はWEB上でドライバも入手できるのでそれほど必要性はないと考えている。
似ているモデルとの比較
ブランド名 | G-Tune | mouse |
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イメージ | ||
製品名 | TD-B | DT6-G |
価格 | 79,800円 | 69,800円 |
CPU | Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 |
GPU | GTX 1650 SUPER | GTX 1650 SUPER |
メモリ | DDR4-2666 8GB | DDR4-2666 8GB |
SSD | NVMe 256GB | M.2 256GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 500W BRONZE | 500W BRONZE |
マザーボード | B450 | B450 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
比較対象は同じマウスコンピューターのmouse DT6-Gだ。ゲーミングブランドG-Tuneの製品ではないので、ケース性能には少し違いがある。SSDの規格以外の構成に関しては全く同じである。NVMe対応かそうでないかの差で1万円の価格差がある。mouse DT6-GのSSDをNVMe対応にカスタマイズすると+1,500円だ。
つまり、完全な上位互換ということになる。税抜79,800円は安いが、紹介してきたように人を選ぶ。これが69,800円ともなれば、価格で選択しても後悔しにくいモデルになる。G-Tune TD-Bの上位互換とも言えるmouse DT6-Gは、現在税込み10万円以下のモデルの中で最強モデルだ。
G-Tune TD-Bをチェックしたユーザーはmouse DT6-Gを必ず確認してほしい。ケースデザインとSSDに違いはあっても、低価格帯の1万円の差は非常に大きいと言わざるを得ない。この価格帯ではmouse DT6-Gを上回るモデルは今のところ確認できていない。
管理人による総評(G-Tune TD-B)
G-Tune TD-Bは、総合性能の高いCPUと低価格のローエンド・ミドルクラスに位置するグラフィックボードを搭載したモデルだ。税抜7万円台の低価格で実現できたのが大きい。扱いやすい性能と手頃な価格が持ち味の当サイトとG-tuneによるコラボレーションモデルに仕上がっている。
ライトな価格と性能でエントリーモデルに最適だ。選択するには十分なコストパフォーマンスを持っていると言える。ただ、他と比べて圧倒的と言えるまでにはもう一歩というところ。同じマウスコンピューターのmouse DT6-Gなどの競合モデルが立ちはだかる。できるだけ価格を抑えるようなモデルを目指したが、現状ではこれ以上は厳しいようだ。
必要最低限よりもワンランク、ツーランク上のモデルとなっている。選びやすい価格であるということが最大の特徴。管理人がG-tuneに求めていたようなモデルであり、ユーザーにも求められていたモデルが誕生した。低価格な製品はこうでなくてはならないというのを体現しており、この価格帯ではずば抜けた性能を持っている。フルHD環境であればゲームにも困らない。問題は更に優れた製品があるということだ。
このモデルは税抜きで79,800円となるが、選択するユーザーはこの価格ギリギリの予算である方に絞られる。プラスで3万円あるいは4万円出せるのであれば、より優れた製品を選択して欲しい。これまでドスパラのRシリーズを検討していた方にとっては良い比較モデルが登場したと言える。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
79,800円 | Ryzen 5 3500 | GTX1650 SUPER |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 8GB | 256GB | 非搭載 |
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G-Tune(マウスコンピューター)の評判まとめ
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当サイト紹介ゲーミングPC一覧表
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