当記事では、ドスパラ「Lightning AH5」の詳細レビューをまとめている。Ryzen 5 4500×GTX 1650搭載のビジネスPCだ。グラフィックボードを搭載していてゲームプレイにも対応できる。値下げが続いたこととキャンペーンが適用となったことで評価は高い。低価格帯のモデルを探している方は必見だ。注意点として価格が高いわけではなくゲームプレイにおいては妥協が必要であることは理解しておこう。
当ページの目次
Lightning AH5のスペック解説
ブランド名 | Lightning |
---|---|
製品名 | AH5 |
価格 | 84,980円(税込) |
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | GeForce GTX 1650 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 450W BRONZE |
マザーボード | チップセットA520 |
おすすめ度 | Aランク |
評価 | ・コスパ 6.1 ・構成 5.0 ・品質/サポート 10.0 |
Lightning AH5の価格推移
2022年7月に99,980円になってから長らく価格が維持されていたが、2022年12月になって5,000円・10,000円と値引きが続き84,980円まで下がっている。かなり購入しやすくなったのではないかと思う。
各タイトルの対応表
FF15 | Apex Legends | FORTNITE |
---|---|---|
![]() ・4K ・WQHD | ![]() ・240fps ・144fps | ![]() ・240fps ・144fps |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデルはRyzen 5 4500とGTX 1650を搭載したロークラスのモデルだ。ゲーミングPCではなくビジネス向けPCだ。ゲーム性能は極めて低い。もちろん性能は低いとは言えゲーム向けのグラフィックボードを搭載していてゲームに一切対応できないというわけではない。フォートナイトは標準設定よりも低く設定することで60fpsで安定させることはできる。Apex Legendsは少し厳しい場面もあるが、快適にプレイすること自体は可能だ。
Lightning AH5の性能まとめ
PC初心者の方がスペックを見てもなかなか性能面をイメージすることができないかもしれない。ここでは具体的に当該ゲーミングPCに搭載されているパーツについて解説していく。
Ryzen 5 4500(CPU)
Ryzen 5 4500は、6コア12スレッドのエントリークラスのCPUだ。Ryzen 5 3500の後継モデルとなる。アーキテクチャはRyzen 5 3500と同じZen 2でマイナーチェンジが行われただけだ。Zen 3アーキテクチャ採用のRyzen 5 5500との性能差は大きい。低価格帯のモデルとしては高いマルチスレッド性能を持ち人気がある。ハイパースレッディングに対応となったのは強みになる。
低価格帯のゲーミング用CPUとしては候補に上がることも多いが、Ryzen 5 3600には及ばずあくまでも価格を抑えるためのモデルだと認識しておく必要がある。L3キャッシュ容量が少ないのもパフォーマンスが伸びづらい要因の一つだろう。Intel製CPUに比べるとパフォーマンスで劣る場面も多くゲームプレイをメインに考えている方は注意しよう。
GeForce GTX 1650(GPU)
GeForce GTX 1650は、現行のグラフィックボードでは最も性能が低いモデルだ。従来モデルのGTX 1050と比べると50%も性能が高くなった。ゲームをプレイすることに関しては価格を考えれば優秀な部類で、設定さえ下げれば多くのゲームを快適にプレイすることができる。
一方で、最新のゲームの推奨スペックを満たすのは難しく場合によっては最低設定でも対応しきれないことがある。購入する前は性能についてはよく理解しておいて欲しい。エントリークラスのRyzen 5 3500とのバランスは上々だ。
Lightning AH5の特徴&強み
グラフィックボード搭載の最安値クラスのモデル
Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデルの魅力は何と言ってもその価格の安さである。10万円どころか9万円を下回る84,980円という価格は、ゲーム向けのグラフィックボードを搭載したモデルの中で最も安いと言えるくらいだ。一部のセールモデルや在庫処分の旧世代搭載モデルの中でもこれほど価格を抑えたモデルはない。
当然、価格を抑えたモデルということは性能や構成が控えめということでもある。それでも、同等の構成を持つモデルに対して価格面では圧倒的に抑えられていて、コストパフォーマンスという点ではGTX 1650搭載モデルの中では非常に優秀だ。予算が限られているユーザーにとっては選びやすいモデルである。
ただし、本格的なゲームプレイを行うには性能が心許ない。エントリークラスとしても今のゲーム事情を考えると不安要素が大きい。最安値クラスという価格から初心者が選んでしまいがちだが、実際に想定している用途に対応できるか理解する必要がある。その点で価格は初心者向けでも、性能は中級者以上向けである。安価なモデルであっても、
安いモデルだからこそ最低限の知識が必要ということだ。ハードルは少し上がってしまう。満足できなければ高い買い物となる。本当にLightning AH5の性能で対応できるのか確認してほしい。思っているよりも性能が低いかもしれない。価格の安さが強みである反面、弱みにもなってしまう。
低価格帯のモデルの性能は慎重になる必要がある。ゲームをプレイできるモデルの中で最安値というのは両刃の剣という側面も併せ持っている。性能を理解して選ぶのであればおすすめだが、価格だけで選ぶのだけは絶対に避けてほしいモデルだ。
性能だけはよく理解したい
当該モデルは価格も性能も控えめのゲームプレイに対応できるビジネスPCだ。この性能で満足できるかどうかは、用途に合っているかが重要だ。価格だけを見て選択してしまうユーザーが多いが、実は初心者向けとは言えない。
フルHD環境で60fpsでのゲームプレイを想定しているなら大体のゲームをプレイできる。簡単なゲームプレイスタイルならそこまで神経質になる必要はない。プレイしたいゲームがある程度固定されているならLightning AH5の性能でも対応しやすい。
注意したいのは動画の投稿・配信を行うユーザーだ。動画の編集にはCPU性能が求められる。ゲームのプレイにはGPU性能が求められる。Lightning AH5はCPU・GPUの性能が最低限に抑えられていることからも、動画撮影や配信を行うには性能面で不安がある。また、動画投稿や配信を行うと、幅広いゲームをプレイすることになりがちだ。
そうなると性能的に物足りなくなってしまう。最新のゲームを追うことに適していないので、そういった用途を想定しているユーザー向けのモデルとは言いにくい。PCゲームとは一体どういったものなのか、Ryzen 5 4500を搭載したビジネスモデルを候補に加えていながら、グラフィックボードを搭載したモデルも気になる。
そういったユーザー向けのモデルだ。プレイするゲームも負荷の調整がしやすいMinecraft やフォートナイトのようなゲームであれば問題ない。しかしながら、どれだけ負荷を調整できるゲームであっても、Modなどで負荷が増大すると対応できない。
性能を理解しているならおすすめできるモデルなだけに、何度も繰り返すが性能だけは理解して選択して欲しいモデルだ。予算的にLightning AH5しか選択できないというのであれば、少し予算が増えるまで待って上位モデルを選択してほしい。
似ているモデルとの比較
ブランド | Lightning | Lightning |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
製品名 | Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデル | Lightning AT5 |
ケース | ミニ | ミニ |
価格 | 84,980円(税込) | 99,980円(税込) |
CPU | Ryzen 5 4500 | Ryzen 5 4500 |
GPU | GTX 1650 | GTX 1660 SUPER |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 450W BRONZE | 550W BRONZE |
マザボ | A520 | A520 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
比較対象は同じドスパラの一般向けモデルのLightning AT5だ。Lightning AH5と比べてGPU性能がアップし、電源容量もアップする。ただし、価格が15,000円アップとなるので価格帯は変わる。そのため、Lightning AH5は選択でいてもLightning AT5は選択できないということもあるはずだ。それでも、予算の関係でLightning AH5を選択するくらいなら、少し予算を増やしてLightning AT5を選択した方が無難だ。
性能は圧倒的な差があるわけではないが、対応力は大きく変わる。それこそ、144Hz環境でのゲームプレイや、最新のゲームの快適性に違いが出る。性能がよくわからないというのであれば、Lightning AH5ではなくLightning AT5をおすすめする。性能を理解している場合に限りLightning AH5はおすすめのモデルだ。
Lightning AH5のパソコンケースレビュー
正面
右側
左側
内部
エアフロー
管理人による総評(Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデル)

Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデルは、Ryzen 5 4500×GTX 1650を搭載したエントリークラスのゲーミングPCだ。税込8万円台という価格が魅力のモデルとなっている。ドスパラ30周年ポイント大還元祭で2,000Pをもらえるのも嬉しい。実質価格は79,980円まで下がっている。
グラフィックスにGTX 1650を搭載していることでゲーミング性能は控え目ながら設定次第である程度対応することができる。特定のタイトルでだけ使うというのがベストな使い方かもしれない。最新タイトルもサクサクとまではいかないのでライトユーザー向けだと言える。初心者の方は性能面をしっかりと理解して選択しよう。比較対象モデルも優秀なので合わせて確認しておくとよいだろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
84,980円(税込) | Ryzen 5 4500 | GTX1650 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512GB | 非搭載 |
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