当記事では、サードウェーブ(ドスパラ)が販売するGALLERIA RM7C-R35Tの評判とレビューをまとめている。2022年9月9日に新しいゲーミングノートPCがリリースとなった。コンセプトは、「場所を選ばず使えるノートPC もちろんゲームにも最適」だ。14.0インチサイズで持ち運びのしやすさを重視している。
デザインもシンプルで自宅以外(カフェ・オフィスなど)での使用も想定されている。RTX 3050 Mobileを搭載した「GALLERIA RL7C-R35H」が16.0インチモニターを採用しているので、RTX 3050 Ti Mobile搭載モデルもそうなるのではないかと思ったが、実際は2回り小さい14.0インチディスプレイが採用された。どこのメーカーも16.0インチモデルを導入していて14.0インチのゲーミングノートPCは希少性が高い。
ドスパラのモデルに慣れていないとGALLERIA RM7C-R35Tという型番を見てもただの英数字の羅列に見えるかもしれない。実はそれを分解して考えるとグレードや搭載されているCPU及びグラフィックボードがわかる仕組みになっている。「GALLERIA RM7C-R35T」は、R=シリーズ、7C=Core i7-12700H、R35T=RTX 3050 Ti Mobileということだ。
当ページの目次
GALLERIA RM7C-R35Tのスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA RM7C-R35T |
液晶サイズ | 14.0インチ 60Hz |
価格 | 189,979円(税込) |
CPU | Core i7-12700H |
グラボ | GeForce RTX 3050 Ti Mobile |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 512GB Gen4 NVMe対応 |
HDD | 非搭載 |
重さ | 約2.00kg |
バッテリー駆動時間 | 約6.7時間 |
コスパ | ★★★★★★★☆☆☆ 6.7 |
GALLERIA RM7C-R35Tのゲーミング性能
Core i7-12700H(CPU)
Core i9-12900HK | |
Core i9-12900H | |
Core i7-12700H | |
Core i7-12650H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 9 6900HS | |
Core i5-12500H | |
Ryzen 7 6800H | |
Core i9-11980HK | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 7 4800H | |
Core i7-10875H |
GALLERIA RM7C-R35Tで採用されているCPUはCore i7-12700Hとなっている。Intel第12世代(Alder Lake)の高パフォーマンスモデルで高い性能を持つ。ゲーミングノートPCでも人気のあるモデルだと言える。アーキテクチャが変わり性能の底上げが行われた形だ。スペックは14コア20スレッドと従来モデルのCore i7-11800Hの8コア16スレッドから大幅に引き上げられている。
処理性能はCore i7-11800Hと比べて50%近くも増えている。上位モデルであるCore i9-12900HK/Core i9-12900Hとの性能差はそれほど大きくない。Ryzen 9 5900HXやCore i9-11980HKを上回る性能は驚くしかない。動画編集・画像編集・WEBデザイン・ビジネスなどの用途にも最適だ。解像度が高いこともあってクリエイターノートPCとしても通用するだろう。
GeForce RTX 3050 Ti Mobile(GPU)
RTX 3070 Mobile | |
RTX 3060 Mobile | |
RTX 2070 Mobile | |
RTX 2060 Mobile | |
RTX 3050 Desktop | |
GTX 1660 Ti Mobile | |
RTX 3050 Ti Mobile | |
RTX 3050 Mobile | |
GTX 1650 Ti Mobile | |
GTX 1650 Mobile | |
GTX 1050 Mobile |
当該モデルではグラフィックスにRTX 3050 Ti Mobileを搭載している。従来モデルのGTX 1650 Ti Mobileと比べて20%以上も処理性能が高い。同じAmpere世代の下位モデルであるRTX 3050 Mobileと比べても6%程度性能が高くなっている。RTX 3050 Mobile搭載モデルと比べるとラインナップはやや少ないもののRTX 3050 Mobileよりもコスパが高い傾向にある。デスクトップ向けのRTX 3050との性能差は25%以上と大きい点は注意が必要だ。デスクトップ向けとノート向けでは別物だと考えておく必要がある。なお、レイトレーシング性能についてはRTX 3050 Mobile同様それほど期待しない方がよい。
GALLERIA RM7C-R35Tの特徴&注意点
2022年9月発売の最新ゲーミングノートPC
GALLERIA RM7C-R35Tは、2022年9月9日に発売された最新のゲーミングノートPCとなっている。サードウェーブ(ドスパラ)のゲーミングノートPCのラインナップからRTX 3050 Ti Mobile搭載モデルが消えてからようやくリニューアルされて復活した形だ。RTX 3050 Mobileとの価格も小さくより高い性能を得られるということで注目度が高い。
RTX 3060 Mobileまでは不要だという方はチェックしておこう。RTX 3050 Ti Mobileを搭載していることでフルHD環境なら設定を調整すれば最新のタイトルでも対応しやすい。Core i7-12700H×RTX 3050 Ti Mobile搭載モデルとしては価格が高めなのがネックとなる。登場したばかりということもあってプレミアム価格での販売だ。急ぎで購入する必要がないのであればもう少し待ってから購入するか他のモデルを確認しておこう。
14.0インチモニター搭載で軽量化を実現している
14.0インチモニターを搭載していて軽量化を実現したモデルだ。本体重量が約1.43kgとかなり軽い。ゲーミングノートPCとしては最軽量クラスだ。コンセプトの通りポータブル性を重視した一台だと言える。最近流行りのWUXGA液晶(1920×1200)でPC作業の効率アップにも繋がる。通常のFHDディスプレイ(1920×1080)よりも縦に11%広くなっている。
当該モデルで採用されているディスプレイは14.0インチ60Hzだ。FPSなどのタイトルで60Hz以上の高リフレッシュレートを目指している方は注意しよう。競合モデルを見ても60Hz対応モニターを搭載したモデルは少なくなって来ている。SwitchやPS4からの移行を考えている方にとってもゲーミングノートPCを選ぶメリットが一つ失われてしまう。やや時代に合っていないモデルだと言えるかもしれない。ここはコストカットが行われている部分だ。
RTX 3050 Ti Mobileとしてはやや価格が高い
GALLERIA RM7C-R35Tは、RTX 3050 Ti Mobileとしてはやや価格が高いモデルとなっている。相場から見るとあと1万円は安くなって欲しいところだ。当該モデルは14.0インチモニターを搭載して軽量化を実現するなど独自性の高いモデルとなっているのは事実だ。競合モデルは不在と言えるかもしれない。だからこそやや強気な価格設定になっているのだろう。14.0インチモデルやガレリアブランドに魅力を感じる方なら検討する価値はある。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | Dell | ASUS |
---|---|---|---|
イメージ | |||
型番 | GALLERIA RM7C-R35T | Dell G15 【即納】 プラチナ(RTX3050Ti搭載) | TUF Gaming F15 FX507ZE |
価格 | 179,980円(税込) | 165,153円 | 159,800円 |
送料 | 3,300円(税込) | 無料 | 770円(税込) |
液晶サイズ | 14.0インチ 60Hz | 15.6インチ 120Hz | 15.6インチ 144Hz |
解像度 | WUXGA (1920×1200) | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) |
重量 | 約1.43kg | 約2.519kg | 約2.20kg |
バッテリー駆動時間 | 約6.6時間 | 非公開 | 約6.8時間 |
CPU | Core i7-12700H | Core i7-12700H | Core i7-12700H |
GPU | RTX 3050 Ti | RTX 3050 Ti | RTX 3050 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 512GB Gen4 NVMe | 512GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
すでに述べた通りGALLERIA RM7C-R35Tはずば抜けてコストパフォーマンスの高いゲーミングノートPCというわけではない。キャンペーン期間中は5,000P獲得できるが、それでも競合モデルにはコスパで及ばない。
例えば、Dell G15 【即納】プラチナ(RTX3050Ti搭載)なら14,727円安く、ASUSのTUF Gaming F15 FX507ZEなら20,180円安く購入できる。送料が安価なのも魅力だと言える。いずれのモデルも120Hz・144Hzと高リフレッシュレートに対応しているのもポイントだ。また、メモリ規格も上位のDDR5-4800が選択されている。コストパフォーマンスだけを見るとこれら2つのモデルには敵わない。
それではGALLERIA RM7C-R35Tの強みは何かと尋ねられると14.0インチモニター(WUXGA)搭載で本体が軽いこととSSDに高性能なGen4 NVMeを搭載していることと答える。これらのポイントに魅力を感じる方であれば選択するメリットはありそうだ。国産ブランドならではの安心感もあるだろう。もう少し待てば価格が下がる余地があるので、余裕がある方は待つのも一つだ。
GALLERIA RM7C-R35Tの本体レビュー
本体正面
狭額縁デザインを採用した落ち着いたデザインとなっている。WEBカメラも搭載されている。ゲーミングノートPCながらオフィスやカフェなどで使用しても違和感がない。サードウェーブとしてはそこを狙っているのだ。
キーボード
キーボードはかなりデスクトップ向けモデルのものに近い。Enterキーが少し小さいが全体的に見れば配置のバランスも良好だ。ここも力を入れている部分だと言える。電源ボタンが右端に配置されているのも誤タッチがなく安心だ。
本体天板
本体右側
本体の右側には、Thunderbolt 4、USB 3.1 Gen1 Type-A、HDMI 2.0、電源端子が配置されている。
本体左側
本体左側にはUSB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.1 Gen1 Type-A、SDカードリーダー、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子が配置されている。
ACアダプター
ACアダプターはオーソドックスなタイプを採用している。なお、PowerDeliveryに対応しているものの100Wに制限されパフォーマンスが制限されてしまうため同梱のACアダプターを使用するべきだろう。
管理人による総評(GALLERIA RM7C-R35T)
GALLERIA RM7C-R35Tは、サードウェーブが2022年9月に発売した最新のゲーミングノートPCだ。最近ラインナップが減少傾向にある14.0インチ(WUXGA)モニターを搭載したモデルとなっている。本体重量が約1.43kgとかなり軽く持ち運ぶ機会が多い方にもおすすめだ。CPUにはCore i7-12700Hを、グラフィックスにはRTX 3050 Ti Mobileを搭載していてゲーミング性能はまずまずだ。
フルHD環境で設定を下げることを前提とすれば問題なく対応できる。メモリ16GB、SSD 512GBと構成も平均以上だ。問題は価格でRTX 3050 Ti Mobile搭載モデルで189,979円は高いと言わざるを得ない。その後10,000円の値引きが適用となったが、価格は高めで評価はそれほど大きく伸びない。比較対象モデルと比べてもそれは明らかだ。買いのタイミングはもう少し先になりそうだ。比較対象モデルをしっかり確認しておくとよいだろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
179,980円(税込) | i7-12700H | RTX3050Ti |
メモリ | SSD | HDD |
16GB | 512GB | 非搭載 |
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GALLERIA RM7C-R35Tを販売しているショップとなる。ドスパラはBTOショップNo.1の人気ショップで多くのユーザーから支持されている。
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