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当記事では、GALLERIA RM5C-R46Tのレビューとスペックの解説を行っている。コスパのよさで人気が出そうなミドルクラスのRTX 4060 Tiを搭載したミニタワーモデルだ。CPUにはCore i5-13400Fを搭載し、価格をしっかり抑えてているのが特徴だ。選びやすさはAmpere世代のRTX 3060 Ti搭載モデルに匹敵する。発売から少し時間が経ち1.5万円の値引きが適用となった。コストパフォーマンス指標は9.0へと大きく引き上げられた。ドスパラのゲーミング部門でもランキング第3位にランクインしている。

型番の解説コーナー

GALLERIA RM5C-R46Tという型番を見てもただの英数字の羅列に見える。実は型番を分解して考えるとグレードや搭載されているグラフィックボード/CPUがわかる仕組みになっている。「GALLERIA RM5C-R46T」は、R=シリーズ(Refine:洗練)、M=MicroATX(ケース)、5C=Core i5-13400F、R46T=RTX 4060 Tiということだ。

GALLERIA RM5C-R46Tのスペック

RM5C-G50

ブランド名GALLERIA
製品名GALLERIA RM5C-R46T
価格169,980円(税込)
CPUCore i5-13400F
GPUGeForce RTX 4060 Ti
メモリDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 1TB
HDD非搭載
電源650W BRONZE
マザーボードチップセットB760
おすすめ度Aランク
評価・コスパ
9.0

・構成
7.0

・品質/サポート
10.0

・総合評価
8.7

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GALLERIA RM5C-R46Tの各タイトル対応表

FF15Apex LegendsFORTNITE
ff15
・4K


・WQHD
Apex-Legends
・240fps


・144pfs
fortnite
・240fps


・144fps

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

GALLERIA-RM5C-R46Tseinou

GALLERIA RM5C-R46TはCore i5-13400FとRTX 4060 Tiを搭載したミドルハイクラスのゲーミングPCだ。CPUとGPUのバランスはよいとは言えないものの、RTX 4060 Tiのパフォーマンスを阻害するようなことはない。しっかりとミドルハイクラスとして対応できるだけの性能を持っている。Apex Legendsやフォートナイトを240Hz環境でプレイすることはもちろん、ゲームによっては4K解像度を目指すことができる。対応力と汎用性に優れているので、扱いやすい性能だと言える。

GALLERIA RM5C-R46Tの性能まとめ

ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。他のパーツと比較して相対的な位置を見ることは意味がある。

Core i5-13400F(CPU)

Core i7-13700K38,343
Ryzen 9 7900X37,541
Core i9-12900K34,518
Core i5-13600K30,159
Core i7-12700K30,046
Core i7-1270028,961
Ryzen 7 7700X27,183
Core i5-1350027,009
Core i5-12600K25,507
Core i5-1340025,345
Ryzen 5 7600X24,962
Ryzen 7 5800X24,001
Core i7-11700K23,705
Core i5-1240020,146
Core i7-1170020,009
Core i5-1140016,019

CPUにはIntel第13世代のCore i5-13400Fを搭載している。第13世代CPUからはCore i5シリーズの無印モデルでもハイブリッドコアアーキテクチャ採用だ。6コア12スレッドから10コア16スレッドへとスペックが引き上げられて処理性能が大幅に向上している。前世代のCore i5-12400と比べて25%以上もパフォーマンスが高い。前世代のCore i5シリーズで最高の性能を誇ったCore i5-12600Kに近い水準となった。

ゲーム配信はもちろん、動画編集・画像編集などのクリエイティブな作業にも適している。Core i5シリーズは性能が低いというのは過去の話だ。一方で、ゲーム性能についてはCore i5-12400と比べて伸びはそこまで高くない。これはコア自体がIntel第12世代からの流用だからだ。つまり、Core i5-13600KではRaptor CoveとGracemontだが、Core i5-13400ではGolden CoveとGracemontとなっている。

GeForce RTX 4060 Ti 8GB(GPU)

RTX 407034,914
RTX 3080 10GB34,282
RX 680030,479
RTX 3070 Ti29,957
RTX 307028,194
RTX 4060 Ti28,036
RTX 2080 Ti26,552
RX 6700 XT25,895
RTX 3060 Ti24,213
RTX 306020,322
RTX 2060 SUPER19,366
RTX 206017,012
GTX 1660 SUPER14,113

GeForce RTX 4060 Tiは、2023年5月24日に発売された最新のグラフィックボードだ。ミドルハイクラスのモデルということになる。従来モデルのGeForce RTX 3060 Tiと比べて16%程度処理性能が高くなった。メインターゲットはフルHDならタイトルによってはWQHDにも対応できるポテンシャルを持つ。Ampere世代のRTX 3070に匹敵する性能だ。

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GALLERIA RM5C-R46Tの特徴まとめ

16万円台まで価格が下がり理想的な一台となった

GALLERIA RM5C-R46Tは大きな期待を受け登場したゲーミングPCだ。グラフィックスには60番台で人気のRTX 4060 Tiを搭載している。前世代のRTX 3060 Tiは低価格で標準よりも高い性能を有しており、トップクラスの人気を得ていたGPUだ。後継機となるRTX 4060 Tiを搭載したモデルは、登場時こそ価格は高く選びにくい存在だった。ところが、時間が経過し、徐々に価格を下げたことで人気を確かなものにしている。

そしてついに、従来のRTX 3060 Ti搭載モデルとそう大きく変わらない16万円台にまでなったのは評価に値する。高いコストパフォーマンスと扱いやすい性能であることから、RTX 3060 Ti搭載モデルと同等以上の支持を得られそうだ。初心者から上級者まで、幅広いゲーマーに受け入れられるモデルになるだろう。

この値引きの影響かGALLERIA RM5C-R46TはGALLERIAのおすすめランキング3位にランクインしている。RTX 3060 Tiの人気やコストパフォーマンスをしっかり受け継いだ、正統な後継機という位置づけだ。現在のGALLERIAシリーズはミニタワーモデルでもストレージが500GBから1TBに統一されたことで、従来製品よりも高い評価を得ている。このことを加味すれば、従来よりも強力なモデルだと言っても過言ではない。

抑えられた価格、汎用性の高い性能により人気モデルとしての地位を確立した。RTX 30シリーズ最高の人気を誇るRTX 3060 Ti搭載モデルの後継機に恥じない存在である。GALLERIA RM5C-R46TはGALLERIAシリーズを代表するモデルになるかもしれない。ランキングこそ3位ながら、価格を考えれば最も選ばれるゲーミングPCでもある。予算がこのあたりなら安心して選んでほしい。

価格帯最高のモデルまでもう一歩

GALLERIA RM5C-R46Tの評価は非常に高く、これからの期待値も高い。今でも十分おすすめできるモデルの一つだ。しかし、RTX 3060 Tiはまだ市場から消えていないことは押さえておく必要がある。後継機の登場した旧世代のGPUは価格を大きく落とす傾向にあるからだ。RTX 3060 Ti搭載モデルはRTX 4060 Ti搭載モデルよりも価格が安い。そのため、RTX 4060 Ti搭載モデルにとって、RTX 3060 Ti搭載モデルは脅威とも言える存在だ。

RTX 4060 Tiが本領を発揮するのは、RTX 3060 Tiが市場から消えてからだ。それまではRTX 3060 Ti搭載モデルが価格帯トップクラスのモデルとなる。その最たる理由はRTX 4060 Tiの性能にある。RTX 4060 TiとRTX 3060 Tiには、それほど大きな差はない。価格差が広がれば性能差を埋めてしまい、RTX 3060 Ti搭載モデルの方が評価は高くなる。

比較対象としてピックアップしたモデルはRTX 3060 Ti搭載モデルだ。価格差が1万円程度であれば、最新のRTX 4060 Tiを搭載したGALLERIA RM5C-R46Tに分がある。これが2万円以上に広がると、評価の面ではどうしても上回ることができない。GALLERIA RM5C-R46Tはしばらく苦戦に近いような状態になるだろう。ただ、GALLERIA RM5C-R46Tも急激に価格を落としているのは事実だ。

もしも、15万円台に突入するようなことがあれば、RTX 3060 Tiを搭載したモデルに対してもアドバンテージを得ることができる。RTX 3060 Tiが市場から消えるのが先か、GALLERIA RM5C-R46Tの価格が下がるのが先か。どちらにしても時間の問題ではある。あともう一歩踏み込めれば、新しい時代を築くモデルとして、GALLERIA RM5C-R46Tが君臨してもおかしくない。次のセールには期待したいものだ。

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似ているゲーミングPCとの比較

ブランドGALLERIALEVEL∞
イメージRM5C-G50LEVEL-M77M-137-ULX
製品名GALLERIA RM5C-R46TLEVEL-M7P5-R57X-SAX
ケースミニミニ
価格169,980円(税込)145,800円(税込)
コスパ9.09.6
CPUCore i5-13400FRyzen 7 5700X
GPURTX 4060 TiRTX 3060 Ti
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 1TBNVMe 500GB
電源650W BRONZE700W 80PLUS BRONZE
マザボB760B550
公式公式公式
レビュー当ページレビュー
比較対象はパソコン工房のLEVEL-M7P5-R57X-SAXで、Ryzen 7 5700XとRTX 3060 Ti搭載したミドルクラスのゲーミングPCとなっている。CPU性能はGALLERIA RM5C-R46Tよりも少し高く、GPU性能はやや低い。旧世代となったRTX 3060 Ti搭載モデルは大きく価格が引き下げられている。EVEL-M7P5-R57X-SAXは14万円台での展開だ。価格差は24,000円ほどにまで広がっている。

構成ではストレージやチップセットの差でGALLERIA RM5C-R46Tの方が上だ。ただし、24,000円の差を覆すほどの要素かは微妙なところだ。コストパフォーマンスの評価でもLEVEL-M7P5-R57X-SAXの方が上回っている。ゲーム性能はGALLERIA RM5C-R46Tでも、現時点で選ばれるのはLEVEL-M7P5-R57X-SAXだろう。コストパフォーマンスもそうだが、何よりも価格の安さが目を引く。

ここまで安く、総合的に見れば同等に近い性能があるのだから仕方がない。GALLERIA RM5C-R46Tを選ぶメリットもあるが、もう少し価格が下がり、164,980円か159,980円になってからをおすすめしたい。その価格になった時こそ、GALLERIA RM5C-R46Tの本領が発揮されるタイミングだ。それまではLEVEL-M7P5-R57X-SAXの方がやや有利に感じる。どちらを選んでも後悔はないので、性能か価格のどちらを優先するかで選んでほしい。

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パソコンケースレビュー

正面

GALLERIA RMsyoumenドスパラの新ケースとなっている。デザインハウスが設計したケースだけあってデザイン性が高い。ミニタワーケースとなっているが、従来のミニタワーよりは一回り大きくなっていてミドルタワーの差が縮まっている。違うのは高さだけで奥行きと幅はミドルタワーと共通だ。

右サイド

GALLERIA RMright右サイドはシンプルで吸気口だけが設けられている。高さ分の吸気口があるのでエアフロー改善には効果的だ。ガンメタリックのケースが高級感を演出している。

左サイド

GALLERIA RMleft左サイドにも吸気口がある。また、一部クリアガラスパネルを採用していて中身が見えるようになっている。最近のモデルらしいデザインだと言える。

背面パネル

GALLERIA RMlefthaimen背面パネルについてはオーソドックスなものになっている。前面の両サイドから取り入れられた空気が上部及び後ろから排出してくれる。本体内部に熱がこもらないような工夫が見られる。140mmサイズの冷却ファンを搭載しているのも後押ししてくれる。

I/Oパネル

GALLERIA RMlefthaimeniopanel前面に斜めにI/Oパネルが配置されている。電源ボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、ヘッドフォン端子が設けられている。USBが4つもあるのは使い勝手が良い。

本体上部

GALLERIA RMlefthaimeniopaneljyobu本体上部にもメッシュ加工が施されていてここから熱を放出する仕組みだ。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載していても発熱が問題とならない工夫がある。

本体内部

GALLERIA RMlefthaimeniopanelinside*GALLERIA RM5R-R36 5600X搭載ではないため一つの参考として欲しい
内部にはある程度の余裕がある。ガレリアブランドの場合ミニタワーケースでもサイズは大きめであることがわかる。

正面-LED

GALLERIA RM5C-G50-ledケースの枠組みにLEDが配置されている。オシャレな演出だ。このLEDについては専用のソフトウェアからコントロールすることができる。

管理人による総評(GALLERIA RM5C-R46T)

RM5C-G50

GALLERIA RM5C-R46Tは、Core i5-13400F×RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCだ。人気のあるRTX 3060 Tiの後継機を搭載していることで、当サイトとしても注目している。扱いやすく選びやすいという特徴をしっかり引き継いでいる。GeForce RTX 40シリーズを牽引できるGPUなだけに、GALLERIA RM5C-R46Tにも大きな期待が寄せられている。価格の変化には敏感になってチェックしたいモデルだ。

価格CPUグラボ
169,980円(税込)Core i5-13400FRTX4060Ti
メモリSSDHDD
DDR4 16GB1TB非搭載