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2020年最新のグラフィックボード性能比較表を紹介。純粋にグラフィックボードの性能を知りたいユーザーやグラフィックボードを基準にゲーミングPCを選びたいユーザーの方向けの内容だ。直感的に性能差を把握できるようにグラフと数値でわかりやすくまとめているので初心者の方でも理解しやすいだろう。

下記のテーブルは各グラフィックボードのスコアをまとめている。この比較表での最大のポイントはなんといってもTuring世代「RTX 20シリーズ」の圧倒的な存在感だ。是非他のモデルと比べてみて欲しい。グラフィックボードの型番をクリックすると、対象のグラフィックボードの詳細や該当製品を搭載したゲーミングPCを見ることができる。


比較表更新履歴
・2020/11/18更新
Radeon RX 6800 XT/RX 6800を追加

・2020/09/30更新
GeForce RTX 3090を追加

・2020/09/19更新
GeForce RTX 3080を追加

・2020/08/19更新
ページ全体を最新のものに変更

グラフィックボード性能比較表【2020年】

製品名性能スコア
GeForce RTX 309048,612
GeForce RTX 308043,359
Radeon RX 6800 XT42,781
Radeon RX 680038,413
GeForce RTX 2080 Ti36,976
GeForce RTX 307036,121
GeForce RTX 2080 SUPER34,937
GeForce RTX 208034,174
NVIDIA TITAN Xp32,344
GeForce GTX 1080 Ti30,582
GeForce RTX 2080 Mobile 30,227
GeForce RTX 2070 SUPER 29,563
AMD Radeon VII28,104
Radeon RX 5700 XT27,413
GeForce RTX 207027,272
GeForce RTX 2070 Mobile26,993
Radeon RX 570026,872
GeForce GTX 108026,781
GeForce RTX 2060 SUPER26,664
Radeon RX 5600 XT26,492
GeForce GTX 1070 Ti26,438
Radeon RX Vega 6425,459
GeForce RTX 206024,862
GeForce GTX 980 Ti24,678
GeForce RTX 2060 Mobile24,554
Radeon R9 295X222,402
GeForce GTX 1660 Ti22,331
Radeon RX Vega 5622,125
GeForce GTX 107021,964
GeForce GTX 1660 Ti Mobile21,614
GeForce GTX 1660 SUPER21,015
GeForce GTX 166020,645
Radeon RX 59020,006
GeForce GTX 98019,879
GeForce GTX 1650 SUPER19,854
Radeon RX 5500 XT19,812
Radeon R9 FuryX19,806
Radeon RX 58019,756
GeForce GTX 1060 6GB19,552
GeForce GTX 1060 Mobile19,482
GeForce GTX 780 Ti19,404
GeForce GTX 1060 3GB19,339
GeForce GTX 1650 Ti Mobile19,103
GeForce GTX 1060 5GB18,801
GeForce GTX 97018,695
Radeon R9 390X18,627
GeForce GTX 78018,046
GeForce GTX 165017,969
Radeon RX 48017,659
GeForce GTX 1650 Mobile17,598
Radeon R9 39017,574
Radeon RX 57016,267
Radeon RX 47014,709
Radeon R9 380X13,301
GeForce GTX 77013,230
GeForce GTX 1050 Ti12,905
GeForce GTX 1050 Ti Mobile 12,737
GeForce GTX 96012,629
GeForce GTX 95011,335
GeForce GTX 76010,745
GeForce GTX 660Ti10,156
GeForce GTX 10509,997
GeForce GTX 1050 Mobile 9,683
Radeon RX 5609,614
GeForce GTX 6608,979
GeForce GTX 750 Ti8,117
GeForce GT 10307,468
GeForce GTX 7507,215
Radeon RX 5506,670
Radeon RX Vega 116,465
Intel UHD 6303,164

Mobileと記載があるのはゲーミングノートPC向けのグラフィックボードだ。デスクトップ向けのモデルとは性能・消費電力が異なるため型番だけでは判断しないようにしよう。GTX 10シリーズ(Pascal世代)ではデスクトップ向けのモデルと性能差はほとんどない。しかし、RTX 20シリーズあるいはGTX 16シリーズ(Turing世代)になるとその差は広がってしまっている。

これはノート向けのモデルではその特性上消費電力を抑える必要があり、パワーダウンが必然だからだ。消費電力を抑えつつパワーを引き出す必要があり企業側からしても難しいだろう。それでもゲーミングノートPC=NGというのはもはや昔のことだ。デスクトップパソコンと比べるとどうしても性能は劣るしコスパは上がるというのは変わらない。どこでも場所を選ばずにゲームができるというのは魅力的だ。

ゲーム向けのおすすめ現行グラフィックボード紹介【2020年】

ゲーム用途でおすすめのグラフィックボードをまとめている。ゲーミングPCを選ぶときにどのグラフィックボードにするかということは常に頭の中心にあるはずだ。2020年08月現在、選択肢すべきラインナップは限られている。それはRTX 2080 SUPER、RTX 2070 SUPER、RTX 2060 SUPER、GTX 1660 Ti、GTX 1660 SUPERの5つだ。現行モデルでもRTX 2080 Tiはスペックオーバーになりがちなので本当に必要かしっかり考える必要がある。

また、GTX 1650やGTX 1650 SUPERも性能的にやや物足りない。AMD製のRX 5500 XT/RX 5600 XT/RX 5700 XTなどは単体のグラフィックボードとしてはコスパが高くおすすめだが、搭載モデルが少なくそれほど価格に反映されないので積極的に選択肢に入るわけではない。

各グラフィックボードの概要を知りたい方は合わせてチェックして欲しい。また、時間のある方は各モデルの下部で紹介している関連記事で、より詳細な製品レビューや単体の価格情報をまとめているので合わせて参考にして欲しい。搭載ゲーミングPCを探している方も必見だ。

GeForce RTX 2080 SUPER

rtx2080supegpu引用元:https://www.gigabyte.com/

  • 発売日:2019年7月23日
  • 価格:84,000円~
  • 性能:★★★★★★★★★☆

RTX 2080 SUPERは、RTX 2080の後継モデルとして登場した。他のSUPERシリーズに比べると無印モデルとの性能差は大きくない。それでもRTX 2080と同じ価格でより高性能な性能が手に入るのは嬉しい。

性能的にはPascal世代のフラグシップモデルであるGTX 1080 Tiを超える性能を持っている。4K解像度でのゲームプレイを得意としていてこれまでのGTX 1080 Tiと同様にFULL HD環境だけではオーバースペックとなる。高リフレッシュレートを維持したい場合はその限りではない。

定価も$699とRTX 2080 Tiと比べてまだ現実的なラインだ。当然レイトレーシングも搭載されているので最新の技術も生かせる。これからもレイトレーシングに対応したタイトルも増えてくるだろう。それらに対する期待を込めて購入するというのもよいだろう。

GeForce RTX 2070 SUPER

rtx2070supergpu引用元:https://www.msi.com/

  • 発売日:2019年7月09日
  • 価格:57,000円~
  • 性能:★★★★★★★★☆☆

RTX 2070 SUPERは、RTX 2070の後継モデルとして登場したグラフィックボードだ。AMD Radeon RX 5700 XTの発売に合わせて登場した経緯がある。RTX 2080に匹敵する性能を持ち売れ筋だと言える。価格もRTX 2070と同じ$499に抑えられている。

クラス的にはミドルエンドに属するグラフィックボードだ。性能的にはGTX 1080を超える性能を持ちタイトル次第で4K解像度でのゲームプレイも可能。各BTOメーカーが最も力を入れているグラフィックボードでコスパに優れたモデルが多いのも特徴だ。

GeForce RTX 2060 SUPER

rtx2060superpalit引用元:http://www.palit.com/

  • 発売日:2019年7月09日
  • 価格:45,000円~
  • 性能:★★★★★★★☆☆☆

RTX 2060 SUPERは、ミドルクラスのグラフィックボードだ。Amazonでの販売価格はRTX 2060よりやや高いが性能向上分を考えると悪い選択肢ではない。性能的にはGTX 1070を超えWQHD環境でのゲームプレイも対応可能。Pascal世代でいうとミドルクラスというのは当てはまらない。

RTXシリーズのエントリークラスとなっている。性能の底上げが行われたことでRTX 2060ではややフレームレートが上がらず存分に体感できなかったレイトレーシングやDLSSに対応しやすくなった。搭載ゲーミングPCではRTX 2070 SUPERやGTX 1660 SUPERに挟まれてやや存在感が薄い。うまく価格が調整されたモデルならコスパも伸びやすくおすすめだ。

GeForce GTX 1660 Ti

gtx1660tikurouto引用元:https://www.kuroutoshikou.com/

  • 発売日:2019年2月22日
  • 価格:30,000円~
  • 性能:★★★★★★☆☆☆☆

GTX 16シリーズの最上位モデルとなっている。RTXシリーズと同じTuring世代だが、レイトレーシング及びDLSSには非対応だ。その分価格が抑えられているため注目のグラフィックボードとなっている。

まだまだ対応タイトルの少ないリアルタイムレイトレーシングに投資するよりも性能を重視したいという方向けだ。性能的にはGTX 1070と同等の性能となっている。GTX 1660 SUPERが登場してからもミドルクラスの王者として君臨している。価格が落ち着いている今が狙い目だと言えるかもしれない。発売当初よりも10%程度価格が下がった。

GeForce GTX 1660 SUPER

gtx1660supergigabyte引用元:https://www.gigabyte.com/

  • 発売日:2019年10月29日
  • 価格:26,000円~
  • 性能:★★★★★☆☆☆☆☆

2019年末に登場した最後のSUPERシリーズだ。GTX 1660より大きく性能が向上した。GTX 1660 Tiとほぼ同等の性能を持っている。単体価格でも4,000円程度安く購入できるのは嬉しい。

メモリ規格が最新のGDDR6に変わりメモリの強化が図られている。登場から時間も経ち価格も下がってきた。ミドルクラスのグラフィックボードとして確かな地位を築いたと言える。

その他現行&準現行のグラフィックボード一覧

GeForce RTX 2080 Ti

2018年9月20日に新しく登場したウルトラハイエンドのグラフィックボードだ。Turing世代のフラグシップモデルでPascal世代のGTX 1080 Tiの後継モデルということになる。性能的にはGTX 1080 Tiを圧倒していて30%以上性能が上がっている。レイトレーシングという技術でよりリアルなグラフィックスを体感することができるのが特徴だ。将来性が高く今後に期待ができる。

GeForce RTX 2080

Turing世代のハイクラスのグラフィックボードとして登場した。GTX 1080 Tiよりも性能が高く注目度が高い。高解像度でのゲームプレイや高リフレッシュレートでのゲームプレイにこだわりたい方向けだと言える。その後後継モデルであるRTX 2080 SUPERの登場によってその役割を終えた。

GeForce RTX 2070

歴代の70番台は人気が高くRTX 2070も例に漏れず高い人気を誇っていた。Pascal世代の80番台であるGTX 1080よりも10%以上性能が高く性能の底上げが行われていた。RTX 2070 SUPERの登場で表舞台から姿を消した。

GeForce RTX 2060

RTX 20シリーズのエントリークラスに位置するグラフィックボードだ。グラフィックス性能は高くPascal世代のGTX 1070 Tiと同等の性能を持っている。一方で、レイトレーシングやDLSSなどの最新技術を堪能するにはやや性能が物足りない。後継モデルのRTX 2060 SUPERで性能の底上げが行われて適正が向上した。

GeForce GTX 1660

Turing世代のミドルクラスのグラフィックボードとなっている。GTX 16シリーズではレイトレーシングやDLSSなどを利用できないが、価格面での優位性があるため人気がある。後継モデルのGTX 1660 SUPERが登場してGTX 1660の注目度は下がった。

GeForce GTX 1650

Turing世代のエントリークラスのグラフィックボードだ。前世代のGTX 1050よりも50%以上性能が高くエントリークラスのグラフィックボードでも性能が高い。ただし、ゲーム側の要求スペックも年々上がってきているため物足りないことに変わりはない。その後GTX 1650 SUPER搭載モデルへと移った。

AMD製グラフィックボード一覧

Radeon RX 5700 XT

NVIDIA RTX 2070の対抗モデルとして登場したハイクラスのグラフィックボードだ。RTX 2070よりも性能は高いが、後発のRTX 2070 SUPERよりも劣る。価格的にはRTX 2060 SUPERよりも安くコスパは高い。搭載モデルではパソコン工房で取り扱いがある。

Radeon RX 5700

NVIDIA RTX 2060の対抗モデルとして登場したミドルクラスのグラフィックボードとなっている。単体価格ではRTX 2060と同等程度なのでずば抜けてコストパフォーマンスが高いわけではない。NVIDIAがRTX 2060 SUPERをリリースしたため魅力は乏しいと言える。国内ではパソコン工房やG-Tuneから搭載モデルが販売されている。

Radeon RX 5600 XT

NVIDIA RTX 2060がライバル商品ということになる。ミドルクラスとして君臨するグラフィックボードだ。レイトレーシングやDLSSなどの新機能はないが、単体の価格は32,000円程度でコストパフォーマンスは高い。搭載モデルはパソコン工房で販売されている。最もAMD製グラフィックボードに力を入れているショップだ。

Radeon RX 5500 XT

Navi 14のエントリークラスのグラフィックボードだ。NVIDIA GTX 1650の対抗モデルと登場して、後発のGTX 1650 SUPERと同等のゲーミング性能を持つ。価格を抑えたいAMDファンの方は要チェックだ。搭載ゲーミングPCはパソコン工房で購入することができる。

旧モデル一覧

ノート向けグラフィックボード一覧

GeForce RTX 2080 Mobile

ノート向けモデルとして最高峰のグラフィックボードだ。高解像度でのゲームプレイや高リフレッシュレートにも対応できる。ゲーミングノートでも妥協せずにゲームをプレイすることが可能だ。ただし、発熱対策のために本体が大きくなりがちで価格も跳ね上がってしまう。また、CPU性能がボトルネックとなる可能性もある。ハイエンドモデルでないと我慢できないという方でなければRTX 2070 Mobileがおすすめだ。

GeForce RTX 2070 Mobile

RTX 2070 Mobileは人気の高いグラフィックボードだ。デスクトップ向けのRTX 2070よりは性能は落ちるもののゲーミングノート向けモデルとしてはトップクラスの性能を誇る。高リフレッシュレートモニターを活かしたいという方におすすめだ。当然価格も高めだが、RTX 2080 Mobileよりは手を出しやすい。

GeForce RTX 2060 Mobile

RTX 20シリーズのエントリークラスに位置する。レイトレーシングやDLSSも堪能したいという方向けだ。ただし、性能がそれほど高くないためレイトレーシングなどの最新技術の使用が目的ならワンランク性能をあげよう。GTX 1660 Ti Mobileよりも性能が上がるためゲーム適性は高くなる。

GeForce GTX 1660 Ti Mobile

ノート向けのグラフィックボードで最も売れ筋なのがこのGTX 1660 Ti Mobileだ。価格と性能のバランスが高くおすすめしやすい。FULL HD環境ならある程度快適にゲームをプレイすることができる。高リフレッシュレートを実現するにはタイトル次第ということは抑えておこう。ここから120Hz対応モニターなど高リフレッシュレートに対応できるモニターを搭載モデルが増えてくる。

GeForce GTX 1650 Ti Mobile

このGTX 1650 Tiというモデルはノート向けモデルでしかラインナップがない。GTX 1650 Mobileよりも少しだけ性能が伸びている。税抜10万円前後のゲーミングノートPCに搭載されているのはこのGTX 1650 Ti Mobileだ。最高設定にこだわりがなくて安価なモデルを探しているという方におすすめだ。

GeForce GTX 1650 Mobile

ノート向けグラフィックボードのエントリークラスに位置する。デスクトップ向けのモデルとほぼ同等の性能を持つ。ゲームを快適にプレイするにはやや物足りないと言える。できればもう少し予算を出して選んだ方がよいだろう。

旧モデル一覧

Pascal世代のグラフィックボード一覧

SLI(グラボの二枚挿し)

SLIとは、グラフィックボードを2枚以上搭載することだ。グラフィックス性能を大幅に高めることができる。AMD製のグラフィックボードの場合は、CrossFireXと呼ばれる。

GeForce GTX 1080 Ti

ウルトラハイエンドクラスに属するグラフィックボードだ。高価なTITAN Xpに比べるとコスパが非常に高い。BTOメーカーのゲーミングPCでも最上位に君臨する人気のグラフィックボードだと言える。

GeForce GTX 1080

GTX 1080は、PASCAL世代で最高峰のグラフィックボードだ。2016年5月27日に登場した。90番台当時のTITAN XやGTX 980の2枚挿しよりも高い性能を誇る。4K解像度での使用で力を発揮する。下記関連記事ではGTX 1080を搭載している売れ筋のゲーミングPCの紹介とより詳細なスペックレビューを行っている。4k解像度での使用もしたいヘビーユーザー必見だ。

GeForce GTX 1070 Ti

GTX 1080とGTX 1070の間に位置する新興勢力だ。2017年11月とPascal世代で最も後から発売された。BTOメーカーでは、このGTX 1070 Tiの登場でGTX 1080とGTX 1070のラインナップが減少した。コスパが高く人気がある。

GeForce GTX 1070

GTX 1070は、コストパフォーマンスを重視したグラフィックボードとなっている。GTX TITAN Xに匹敵する性能を持っていることから80番台に比べて扱いやすいと言える。HD環境でのゲームプレイにおいて最高のパフォーマンスを発揮する。4K解像度はあまり重視しないというユーザーにおすすめだ。

GeForce GTX 1060

GTX 1060は、価格が安く人気のあるグラフィックボードだ。GTX980に匹敵性能を持っていて、HD環境では素晴らしいコストパフォーマンスを発揮する。6GBモデルと3GBモデルがあるが性能的にそれほど大きな違いはない。高い性能を持つもののVRあるいは4K解像度では少し物足りなく感じてしまうかもしれない。ミドルクラスにカテゴライズされるため、4K解像度はなかなか対応し辛い。

グラフィックボードの価格はGTX 960と同等で3GBモデルは20,000円程度、6GBモデルでも25,000円程度となっている。そして、搭載モデルのゲーミングPCは10万円を切る価格で登場している。ただ、これまではi5-6500とGTX960のような無理の無いバランスのモデルと同じ価格ではあるが、グラフィックボードはハイエンドでCPUはミドルクラスのようなアンバランスさが目立つ。高性能で低価格化が進むに連れてCPUとのバランスを保つのが難しくなっている。

メリットと比例するようにしっかりデメリットがある。それでも従来のミドルエンドの価格でハイエンドであることを考えれば、最も選択されるであろうグラフィックボードだ。予算が10万円~12万円を予定しているのであれば選択肢筆頭だ。

GeForce GTX 1050 Ti

GTX 1050 Tiは補助電源を必要としないグラフィックボードだ。性能的にはGTX 1060とGTX 1050の間になっていて器用貧乏になりがち。売れ筋のモデルに挟まれる形になるのでショップの扱い的には非常に難しいだろう。GTX 960に近い性能を持ち、GTX 750 Tiに近い価格を持つグラフィックボードだ。ミドルエンドを支えるグラフィックボードの登場を予感したが、GTX 1050の存在とGTX 1060の存在で非常に中途半端なポジションを強いられている。

GTX 750 TiとGTX 960に挟まれるGTX 950と同じようなポジションだ。低価格化が進んだことで、上と下との価格差がそれぞれ5,000円程度しかない。それ故に、少し構成を豪華にするとGTX 1060搭載モデルより高くなってしまうこともあるその扱いにくさから、G-tuneのようにGTX 1050 Ti搭載モデルを扱わないようなショップも存在している。グラフィックボードはそこそこ優秀であるが、GTX 1050 Ti搭載モデルは微妙である。

これはGTX 1050を選択するなら5,000円ほど足してGTX 1050 Tiを…でもあと数千円足してGTX 1060を勧めたくなる。補助電源を必要しないグラフィックボードでは、現在最高の性能を持っているので、省電力性も相まってゲーミングPCでないパソコンに増設するグラフィックボードとして人気である。搭載モデルは9万円前半で存在するため、10万円は出せないユーザーにとっては強い選択肢だ。

GeForce GTX 1050

GTX 1050は低価格が魅力のローエンドのグラフィックボードとなっている。低価格のローエンドに革命を起こしそうだった。これまでの50番台から大きく性能が向上しているのは評価できる。GTX 750に近い価格でGTX 950に近い性能を持つ。ベンチマーク上はGTX 950を上回る場面が多いので上位モデルと言えるかもしれない。ゲーミングPCとしてはGTX 1050 Ti搭載モデルよりもコストパフォーマンスが高く、低価格であり人気がある

グラフィックボードとしてはGTX 1050 Tiと3,000円も差が無いこともあり人気は高いと言えない。構成は最低限にし、9万円を切るモデルや8万円を切るモデルも存在している。かつてはそのようなゲーミングPCは安いだけのパソコンであった。しかし、このグラフィックボードの登場で最低限必要な性能を持つゲーミングPCになった。

高い性能は期待できないが、ライトゲーマーにとっては選択しやすいモデルだ。特に、ミドルクラス程度の性能はあるため、設定次第で多くのゲームをプレイできる。10シリーズで最も大きな功績を残したグラフィックボードと言えるかもしれない。革命を起こしそうだったというのは、やはりGTX 1050 Tiと価格が近いこと、そしてそのGTX 1050 TiがGTX 1060と価格が近いことが原因だ。価格にもう少し差があれば革命を起こしたと言えたが、惜しかった。

グラフィックボードの歴史

GeForce GTX1000番台の発売

2016年6月に発売されたGeForce1000番台の登場でグラフィックボードの性能が格段に上がった。60番台であるGTX 1060でも900番台の80台と同等程度の性能を誇る。ここまでグラフィックボードが進化したのかと感心させられる。インパクトの大きさは90番台以上だ!

GeForce GTX900番台の発売

2014年9月に発売されたGeForce900番台のスペックの高さが一目瞭然だ。それまではハイエンドだったGTX 780 Tiが主流だった。しかし、今は970や980の方がコスパにすぐれていることがわかる。また、GTX 780はミドルエンドとなっていた。しかし、GTX 970はこのGTX 780よりも安いにもかかわらずスコアが高くなっていることから多くのユーザーが970に流れているのだ。

ミドルクラスであるGTX 770や760は価格が安く割安だと言える。そのため、これらのモデルに関しては当面の間は需要があるかもしれない。ただ、今後の流れとしてはやはり900番台が主力になり、BTOショップも搭載されているモデルを中心に置くことが簡単に予測できる。

旧型のグラフィックボードスペック紹介&対応可能用途まとめ

ここでは過去に販売されていたグラフィックボードのスペックレビューをまとめている。基本的に旧型を搭載しているゲーミングパソコンはないと考えて良い。

GTX TITAN Z/TITAN X

非常に高い価格と性能で一般的なゲーム用グラフィックボードとは一線を画す。主に4K解像度などフルHDを超える高解像度で力を発揮する。また、無料オンラインゲームなど必要環境がそこまで高くないゲームではオーバースペックになりがちなこともあり需要こそ高いが偏りがある。

GeForce GTX 980 Ti

最新のグラフィックボードで性能はGTX 980より高く、TITAN Xより若干低い程度とコストパフォーマンスも高い。ゲームではTITANシリーズ同様、高い解像度に適している。しかし、フルHD環境でもTITANシリーズよりは適正がありそうだ。GPUメモリが6GBとなっていて、一般的なゲーム用グラフィックボードより多く高解像度用としては少ない。器用貧乏ではなく、それぞれの長所を活かした構成でウルトラハイエンドとしては手軽なグラフィックボードになる。

GeForce GTX 980

GTX 980は、高解像度にもある程度対応できるGPUだ。しかし、どうしても高解像度の環境ではミドルスペック程度となるので非推奨だ。性能は非常に高い。ただ、通常の環境では基本的にオーバースペックとなることは知っておく必要がある。フルHDまでであればこのグラフィックボードで大丈夫だ。特殊な用途でないのであれば、最上位クラスと考えて問題ない。

GeForce GTX 970

GTX 970はコストパフォーンマンスが高く、ハイエンドクラスということで非常に人気の高いモデル。価格が手ごろなこともあり、ゲーミングPCの構成でも幅がある。性能は上の下といったところだ。無料オンラインゲーム程度であればどのゲームでも快適な環境を築くことができる。

GeForce GTX 960

GTX 960は、最もバランスの取れたハイコストパフォーマンスが売りのミドルクラス。価格が2万円程度で購入しやすいことと、設定次第でほぼ全てのゲームに対応できる性能が売りだ。GTX 760と比べると苦手分野が顕著となっている。しかし、現時点で最も需要のあるグラフィックボードだと考えてもよいだろう。ミドルスペックは性能と価格のバランスが素晴らしいため、フラグシップとなりえるグラフィックボードだ。

GeForce GTX 950

GTX 950は、価格が非常に抑えられたグラフィックボードとなっている。設定をうまく調査すれば問題なくゲームプレイをすることができる。とにかく安くグラフィックボードあるいはゲーミングPCを購入したいというユーザーは必見だ。

GeForce GTX 750 Ti

GTX 750 Tiは、性能はGTX 660に及ばない程度ながら、コストパフォーマンスの高さからライトゲーマーに人気が高い。無料オンライン系のゲームにもある程度対応できる性能はある。そのため、軽めのゲームにおいては非常に高いパフォーマンスを発揮する。しかし、負荷の高いゲームではカクつきやすく、fpsが安定しないという不安要素がある。最新のゲームなどには対応し辛いため、特定のゲームしかプレイしない人に適している。

GeForce GTX 750

GTX 750は、GTX 750 Tiよりも少し性能が低く価格も抑えられているグラフィックボードだ。しかし、コストパフォーマンスも悪くなってしまっているのがマイナスポイントだ。現状3Dゲームには対応し辛く、特に2009年以降のゲームでは快適な環境は築き難い。少しでも価格を抑えたい人に適してはいるだろう。事前にプレイしたいゲームが快適にプレイできるかを確認したい。GTX 750 Tiは2GBモデルが主流となっているのもあって、性能差は思う以上に大きくなっている。

GeForce GTX 780 Ti (過去の製品)

シングルGPU最速を誇った非常に優秀なグラフィックボード。現行モデルではGTX 970より少し高い程度ながら、ハイエンドクラスでまだまだ最新のゲームにも対応できる。買い替えを考えるならGTX 980 Ti以上のモデルとなることから、通常のゲームプレイであれば買い替えを検討しなくてもよさそう。現時点で高解像度でプレイを考えていないのなら、最上位クラスであることに変わりは無い。

GeForce GTX 780 (過去の製品)

GTX 780は、性能はGTX 970に及ばない程度で、ミドルエンドクラスに落ち着いてきている。買い替えをするならGTX 970やGTX 980となるだろう。高解像度であればGTX 980 TiやTITANシリーズも視野に。通常のプレイであれば最高設定にしなければ特に困ることはなさそう。

GeForce GTX 770 / 760 / 670 / 660 (過去の製品)

ミドルクラスのグラフィックボードで、現在でも標準的な位置にある。基本的なゲームプレイではそこまでストレスを感じないかもしれないが設定に大きく左右される。また安定感に関しては上位のグラフィックボードには届かないのもあって微妙。fpsを確保するためには、適正よりも一つ設定を下げるなどの対策が必要。特にWindowsAeroなどの負荷をダイレクトに受けるため、環境の改善などが必要な場合がある。

GeForce GTX 650 / 650 Ti (過去の製品)

どちらも性能に難がある。50番台は現状GTX 750/750 Tiが安定している。GTX 950/950 Tiの登場次第ではローエンドというカテゴリからも外れそうだ。ゲームを快適にプレイするのであれば、買い替えを行いたいところだ。価格を抑えたいのであればGTX 750 Tiか、来るGTX 950となるだろう。

性能とのバランス即ちコストパフォーマンスを重視するならGTX 960やGTX 760だろうか。性能を重視するならばGTX 970かGTX 980を、さらに高解像度を望むならGTX 980 Ti以上の買い替えが理想的だ。

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