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2022年最新のグラフィックボード性能比較表を紹介。純粋にグラフィックボードの性能を知りたいユーザーやグラフィックボードを基準にゲーミングPCを選びたいユーザーの方向けの内容だ。直感的に性能差を把握できるようにグラフと数値でわかりやすくまとめているので初心者の方でも理解しやすいだろう。

下記のテーブルは各グラフィックボードのスコアをまとめている。この比較表での最大のポイントはなんといってもAmpere世代「RTX 30シリーズ」の圧倒的な存在感だ。是非他のモデルと比べてみて欲しい。グラフィックボードの型番をクリックすると、対象のグラフィックボードの詳細や該当製品を搭載したゲーミングPCを見ることができる。

昨今のグラフィックボード価格高騰について知りたい方はこちらの記事を参考にして欲しい。

1. グラフィックボード性能比較表【2022年】

製品名性能スコア
GeForce RTX 3090 Ti39,024
GeForce RTX 309037,896
Radeon RX 6950 XT37,226
GeForce RTX 3080 Ti36,380
GeForce RTX 3080 12GB36,037
Radeon RX 6900 XT34,955
GeForce RTX 3080 10GB34,282
Radeon RX 6800 XT32,220
Radeon RX 680030,479
GeForce RTX 3070 Ti29,957
GeForce RTX 307028,194
Radeon RX 6750 XT27,986
GeForce RTX 2080 Ti26,552
GeForce RTX 3080 Ti Mobile26,029
Radeon RX 6700 XT25,895
GeForce RTX 3080 Mobile24,337
GeForce RTX 3060 Ti24,213
GeForce RTX 2080 SUPER23,712
GeForce RTX 208022,590
GeForce RTX 2070 SUPER22,276
NVIDIA TITAN Xp22,228
GeForce GTX 1080 Ti22,209
Radeon RX 6650 XT21,990
AMD Radeon VII21,764
Radeon RX 6600 XT21,147
Radeon RX 6800M20,848
GeForce RTX 3070 Ti Mobile20,748
Radeon RX 5700 XT20,661
GeForce RTX 207020,387
GeForce RTX 306020,322
GeForce GTX 108019,650
GeForce RTX 2060 SUPER19,366
GeForce GTX 1070 Ti19,119
GeForce RTX 3070 Mobile18,646
GeForce RTX 2080 Mobile18,618
Radeon RX Vega 6418,044
Radeon RX 570018,003
GeForce RTX 3060 Mobile17,197
GeForce RTX 2070 Mobile17,075
GeForce RTX 206017,012
GeForce GTX TITAN X17,005
Radeon RX 660016,900
GeForce GTX 980 Ti16,819
Radeon RX 5600 XT16,777
GeForce GTX 107016,442
GeForce RTX 2060 Mobile15,883
GeForce RTX 305014,734
Radeon R9 295X214,722
GeForce GTX 1660 Ti14,522
GeForce GTX 98014,257
GeForce GTX 1660 SUPER14,113
Radeon RX Vega 5614,076
GeForce GTX 166013,645
GeForce GTX 1660 Ti Mobile12,476
Radeon R9 FuryX12,367
Radeon RX 6500 XT12,316
GeForce GTX 1650 SUPER12,238
GeForce GTX 1060 6GB12,009
GeForce GTX 97011,933
GeForce RTX 3050 Ti Mobile11,843
Radeon RX 59011,799
Radeon R9 390X11,684
GeForce GTX 780 Ti11,283
Radeon RX 5500 XT11,220
GeForce RTX 3050 Mobile11,185
GeForce GTX 1060 3GB11,144
Radeon R9 39011,018
Radeon RX 58010,868
Radeon RX 48010,600
GeForce GTX 1060 Mobile10,005
Radeon RX 5709,974
GeForce GTX 7809,863
Radeon RX 4709,842
GeForce GTX 16509,506
Radeon RX 64009,392
GeForce GTX 1650 Ti Mobile9,129
GeForce GTX 1650 Mobile8,544
RX Vega M GH8,135
GeForce GTX 1050 Ti7,762
Radeon R9 380X7,495
GeForce GTX 9607,405
Radeon R9 3807,312
GeForce GTX 1050 Ti Mobile7,257
GeForce GTX 7707,197
GeForce GTX 6806,736
GeForce GTX 6706,552
GeForce GTX 10506,300
GeForce GTX 9506,132
GeForce GTX 7605,719
GeForce GTX 1050 Mobile5,350
GeForce GTX 660 Ti5,237
GeForce GTX 6604,782
GeForce GTX 750 Ti4,713
GeForce MX4504,476
Radeon RX 5604,328
Radeon RX 4604,226
GeForce GTX 7503,627
GeForce MX3503,469
Radeon RX 5503,297
GeForce GT 10303,103
Radeon RX Vega 112,198
Intel UHD 7502,059
Intel UHD 7301,844
Intel UHD 6301,626

80種類以上のモデルを比較している。Mobileと記載があるのはゲーミングノートPC向けのグラフィックボードだ。デスクトップ向けのモデルとは性能・消費電力が異なるため型番だけでは判断しないようにしよう。GTX 10シリーズ(Pascal世代)ではデスクトップ向けのモデルと性能差はほとんどないが、RTX 20シリーズあるいはGTX 16シリーズ(Turing世代)になるとその差は広がってしまっている。RTX 30シリーズでもそれは変わらない。

これはノート向けのモデルではその特性上消費電力を抑える必要があり、パワーダウンが必然だからだ。消費電力を抑えつつパワーを引き出す必要があり企業側からしても難しいだろう。それでもゲーミングノートPC=NGというのはもはや昔のことだ。デスクトップパソコンと比べるとどうしても性能は劣るしコスパは低くなるというのは変わらない。どこでも場所を選ばずにゲームができるというのは魅力的だ。

2. ゲーム向けイチオシの現行グラフィックボード紹介

ゲーム用途でおすすめのグラフィックボードをまとめている。ゲーミングPCを選ぶときにどのグラフィックボードにするかということは常に頭の中心にあるはずだ。2022年02月現在、ゲーミングPCとして選択肢すべきラインナップは限られている。それはRTX 3080、RTX 3070、RTX 3060 Ti、RTX 3060、RTX 3050の5つだ。現行モデルでもRTX 3090はスペックオーバーになりがちなので本当に必要かしっかり考える必要がある。

予算を抑えたい方ならRTX 3060やGTX 1650がおすすめだ。グラフィックボードの供給不足の影響でこの性能帯でも高価だ。AMD製のRX 6800 XT/RX 6800/RX 6800などは単体のグラフィックボードとしてはコスパが高くおすすめだが、搭載モデルが少なくそれほど価格に反映されないので積極的に選択肢に入るわけではない。BTOパソコンではAMD製モデルは不利な立場にある。

各グラフィックボードの概要を知りたい方は合わせてチェックして欲しい。また、時間のある方は各モデルの下部で紹介している関連記事で、より詳細な製品レビューや単体の価格情報をまとめているので合わせて参考にして欲しい。搭載ゲーミングPCを探している方も必見だ。

GeForce RTX 3080

GeForce RTX 3080

  • 発売日:2020年9月1日
  • 価格:145,000円~
  • 性能:★★★★★★★★★☆

RTX 3080は、Ampere世代のハイエンドクラスのグラフィックボードだ。フラグシップモデルであるRTX 3090は性能が高すぎてゲーム向きとは言えないため実質このRTX 3080が最上位モデルと考えてよい。Turing世代のRTX 2080 Tiよりも20%以上ゲーミング性能が高のが特徴だ。4K解像度でのゲームプレイやレイトレーシングを活かしたいと考えている方におすすめだ。

搭載モデルは30万円前後と高価だが、コストパフォーマンスは悪くない。ハイクラスのグラフィックボードは総じて将来性が高いので長く使いたいなら最適な選択となる。RTX 3080 Tiがリリースされたが、供給が追いついておらず価格が高めなため無印のRTX 3080がおすすめだ。BTOメーカーでの取り扱いもRTX 3080が中心となっている。

GeForce RTX 3070

asusrtx3070ti

  • 発売日:2020年10月29日
  • 価格:105,000円~
  • 性能:★★★★★★★★☆☆

GeForce RTX 3070は、ゲーミング性能が大きく向上したためこれまでの70番台とはターゲットが異なる。前世代のRTX 2080 Tiに匹敵する性能を持ち、高解像度でのゲームプレイや高リフレッシュレートでゲームプレイに最適だ。4K解像度にも対応できるポテンシャルを持つ。80番台とは違ってRTX 3070になるとぐっと価格が抑えられるということもあって安いモデルであれば最安税込25万円前後から購入することができる。80番台と同様にTiシリーズは供給が安定せずゲーミングPCの搭載モデルはほとんど見かけない。

GeForce RTX 3060 Ti

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  • 発売日:2020年12月02日
  • 価格:85,800円~
  • 性能:★★★★★★★☆☆☆

GeForce RTX 3060 Tiに登場したグラフィックボードだ。60番台といって侮ることなかれ。実はRTX 3070に近いゲーミング性能を持ちハイクラスに属している。下位モデルのRTX 3060とは一線を画する性能を持つ。コストパフォーマンス重視ながらRTX 3070よりもおすすめだ。レイトレーシングやDLSS性能についても文句なしだ。搭載BTOパソコンは税込み16,7万円~購入できる。人気モデルの多くはこのRTX 3060 Tiを搭載している。

GeForce RTX 3060

GeForce RTX 3060elsa

  • 発売日:2021年2月26日
  • 価格:69,800円~
  • 性能:★★★★★★☆☆☆☆

GeForce RTX 3060は、Ampere世代におけるミドルクラスのグラフィックボードだ。RTX 2060 SUPERと同等のゲーミング性能を持ちつつGPUメモリ容量が12GBになるなどスペックが引き上げられている。フルHD環境に適したモデルだ。レイトレーシングも第2世代になって適正が向上した。上位モデルに比べて価格が安いため購入しやすい。

GeForce RTX 3050

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  • 発売日:2022年1月27日
  • 価格:49,800円~
  • 性能:★★★☆☆☆☆☆☆☆

Ampere世代のエントリークラスのグラフィックボードが遅れること1年以上経ってついに登場となった。ゲーミング性能は従来モデルのGTX 1660 Tiよりも少しだけ高い。50番台のグラフィックボードも性能の底上げが行われている。Ampere世代になって初めて50番台でレイトレーシング・DLSSといった機能が初めて搭載された。今はまだ価格が高めだが、もう少し価格が下がれば魅力的なモデルになるだろう。

3. AMD製グラフィックボード一覧

Radeon RX 6900 XT

Radeon RX 6900XTは、最新のNavi 21を搭載したグラフィックボードだ。待望のハイエンドモデルということになる。省電力性も高められて使い勝手が向上している。ゲーミング性能はRTX 3080に匹敵して高いレベルに仕上がっている。レイトレーシング性能についてはNVIDIAに一歩遅れを取っている形だ。

Radeon RX 6800 XT

RX 6800 XTは、ハイクラスのグラフィックボードだ。RTX 3080と同等のゲーミング性能を持ち、価格が$50安価なのでコスパが高い。4K解像度でのゲームプレイにおいてはRTX 3080に劣ることがあるので注意しよう。性能と価格のバランスがよくRX 6000シリーズの中でも選びやすいモデルだと言える。

Radeon RX 6800

RX 6800もハイクラスのグラフィックボードだ。上位2つに比べるとやや扱いづらさがある。RTX 3070よりもわずかに性能が高いが、$80も高くコストパフォーマンスがそれほどよくない。他のモデルと同様GPUメモリ容量が16GBと大容量なのは強みになるだろう。

Radeon RX 6700 XT

NVIDIA RTX 3070の対抗モデルとして登場したハイクラスのグラフィックボードだ。性能的にはRTX 3060 TiとRTX 3070の間に収まっている。RX 6700 XTはAMD Radeon 6000シリーズの中でも搭載BTOパソコンのラインナップが多く選択肢が豊富なのが特徴だ。従来モデルのRadeon RX 5700 XTと比べても30%以上も性能が向上している。

Radeon RX 6600 XT

NVIDIA RTX 3060 Tiがライバル商品ということになる。ミドルエンドクラスとして君臨するグラフィックボードだ。WQHD環境でのゲームプレイにも対応することができる。レイトレーシングやDLSSなどの機能は搭載されているが、NVIDIA製グラフィックボードに比べると大きく劣ってしまう。

Radeon RX 6600

Radeon RX 6600は、ミドルクラスのグラフィックボードだ。フルHD環境でのゲームプレイがメインとなる。RTX 3060が競合モデルだ。搭載モデルはそれほど多くなく価格も高めなのがネックだ。単体のグラフィックボードとしては比較的価格が抑えられていて選びやすい。

Radeon RX 6500 XT

Navi 24のエントリークラスのグラフィックボードだ。NVIDIA GTX 1650 SUPERの対抗モデルと登場した。GPUメモリ容量が4GBと少なくPCIe 4.0×4とインターフェイスもコストカットが図られていてNVIDIAの後発モデルえあるRTX 3050と比べると大きく見劣りしてしまう。選びづらいモデルだと言える。

旧モデル一覧

4. ノート向けグラフィックボード一覧

GeForce RTX 3080 Mobile

Ampere世代のフラグシップモデルだ。ゲーミング性能は高くデスクトップ向けのRTX 2080 Tiに近い性能を誇る。RTX 3080 Mobileを搭載したゲーミングノートPCはほとんどラインナップがなく海外勢が中心だ。発熱量の大きさに対応するために本体が大きくなりコスト面も跳ね上がってしまう。究極のモデルにこだわりたいコアゲーマー向けだと言える。

GeForce RTX 3070 Mobile

RTX 3070 Mobileは、Ampere世代のハイクラスモデルとなっている。従来モデルのRTX 2070 Mobileと比べて30%以上ゲーミング性能が向上している。高リフレッシュレートでのゲームプレイを考えている方におすすめだ。海外メーカーだけではなく国内メーカーでもラインナップが豊富だ。価格面でもRTX 3080 Mobile搭載モデルよりも選びやすさがある。

GeForce RTX 3060 Mobile

ミドルクラスのグラフィックボードだ。ゲーミングノート向けのグラフィックボードとしてその扱いやすさと手頃な価格から人気が高い。各BTOメーカーの売れ筋モデルはこのRTX 3060 Mobile搭載モデルだ。フルHD環境でのゲームプレイに適している。ドスパラやG-Tuneなどの国内メーカーからも搭載モデルが販売されている。

GeForce RTX 3050 Ti Mobile

RTX 3050 Tiは、ローエンドクラスのグラフィックボードとなっている。フルHD環境なら設定調整を前提にゲームプレイに対応可能だ。従来モデルのGTX 1660 Ti Mobileに匹敵する処理性能を持つ。今世代から50番台でもレイトレーシング・DLSS機能を備えている。

GeForce RTX 3050 Mobile

RTX 3050 Mobileは、Ampere世代のエントリークラスのグラフィックボードとなっている。GTX 1650よりも30%以上ゲーミング性能が向上している。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方に最適だ。タイトルによっては設定を下げる必要があるが10万円弱の予算で考えている方にとっては魅力的な選択肢となる。

Radeon RX 6800M

Radeon RX 6800Mは、待望のAMD製グラフィックボードだ。RDNA 2.0アーキテクチャを採用したフラグシップモデルとなっている。Radeon RX 5700Mが期待外れだったこともあってこのRadeon RX 6800Mに掛かる期待は大きい。RTX 3080 Mobileと同等の性能とはならなかったが、RTX 3070 Mobileの性能はしっかりと超えている。搭載モデルの価格がRTX 3070 Mobileよりも安いため非常に優れたグラフィックボードだと言える。

GeForce RTX 2080 Mobile

ノート向けモデルとして最高峰のグラフィックボードだ。高解像度でのゲームプレイや高リフレッシュレートにも対応できる。ゲーミングノートでも妥協せずにゲームをプレイすることが可能だ。ただし、発熱対策のために本体が大きくなりがちで価格も跳ね上がってしまう。また、CPU性能がボトルネックとなる可能性もある。ハイエンドモデルでないと我慢できないという方でなければRTX 2070 Mobileがおすすめだ。

GeForce RTX 2070 Mobile

RTX 2070 Mobileは人気の高いグラフィックボードだ。デスクトップ向けのRTX 2070よりは性能は落ちるもののゲーミングノート向けモデルとしてはトップクラスの性能を誇る。高リフレッシュレートモニターを活かしたいという方におすすめだ。当然価格も高めだが、RTX 2080 Mobileよりは手を出しやすい。

GeForce RTX 2060 Mobile

RTX 20シリーズのエントリークラスに位置する。レイトレーシングやDLSSも堪能したいという方向けだ。ただし、性能がそれほど高くないためレイトレーシングなどの最新技術の使用が目的ならワンランク性能をあげよう。GTX 1660 Ti Mobileよりも性能が上がるためゲーム適性は高くなる。

GeForce GTX 1660 Ti Mobile

ノート向けのグラフィックボードで最も売れ筋なのがこのGTX 1660 Ti Mobileだ。価格と性能のバランスが高くおすすめしやすい。FULL HD環境ならある程度快適にゲームをプレイすることができる。高リフレッシュレートを実現するにはタイトル次第ということは抑えておこう。ここから120Hz対応モニターなど高リフレッシュレートに対応できるモニターを搭載モデルが増えてくる。

GeForce GTX 1650 Ti Mobile

このGTX 1650 Tiというモデルはノート向けモデルでしかラインナップがない。GTX 1650 Mobileよりも少しだけ性能が伸びている。税抜10万円前後のゲーミングノートPCに搭載されているのはこのGTX 1650 Ti Mobileだ。最高設定にこだわりがなくて安価なモデルを探しているという方におすすめだ。

GeForce GTX 1650 Mobile

ノート向けグラフィックボードのエントリークラスに位置する。デスクトップ向けのモデルとほぼ同等の性能を持つ。ゲームを快適にプレイするにはやや物足りないと言える。できればもう少し予算を出して選んだ方がよいだろう。

5. Ampere世代のグラフィックボード一覧

GeForce RTX 3080 Ti

Ampere世代のハイエンドモデルだ。RTX 3080の上位モデルとして登場した。4K解像度でのゲームプレイを思う存分楽しみたいと考えている方は必見だ。レイトレーシング・DLSS性能も高く性能不足に対する悩みから解放される。ただし、RTX 3080との価格差ほどのパフォーマンス向上は見込めないためコストパフォーマンスは平凡だ。

GeForce RTX 3070 Ti

RTX 3070 Tiは、RTX 3070の上位モデルとして登場したグラフィックボードだ。RTX 3080寄りの性能とはならずRTX 3070よりも少し性能が引き上げられただけに留まる。それでも搭載モデルの価格がRTX 3070と同等まで落ち着いているためコストパフォーマンスは高い。これまで70番台のモデルを見ているとこのRTX 3070 Tiも人気モデルになる可能性が高い。

GeForce RTX 3060 Ti

RTX 3060 Tiは、序列ではミドルクラスに属するグラフィックボードだ。比較的価格が抑えられているので購入しやすい。搭載モデルについてはRTX 3070と比べてそれほど差があるわけではなく割高感がある。RTX 2080 SUPERと同等のゲーミング性能を持つ。

60番台でも性能的にはハイクラスだ。FULL HD環境なら高リフレッシュレートに対応できるポテンシャルの高さがある。今はRTX 3060の発売を控えているので少し待った方がよいかもしれない。よりコスパのよいグラフィックボードが誕生しそうな予感がする。

6. Turing世代のグラフィックボード一覧

GeForce RTX 2080 Ti

2018年9月20日に新しく登場したウルトラハイエンドのグラフィックボードだ。Turing世代のフラグシップモデルでPascal世代のGTX 1080 Tiの後継モデルということになる。性能的にはGTX 1080 Tiを圧倒していて30%以上性能が上がっている。レイトレーシングという技術でよりリアルなグラフィックスを体感することができるのが特徴だ。将来性が高く今後に期待ができる。

GeForce RTX 2080 SUPER

RTX 2080 SUPERは、RTX 2080の後継モデルとして登場した。他のSUPERシリーズに比べると無印モデルとの性能差は大きくない。それでもRTX 2080と同じ価格でより高性能な性能が手に入るのは嬉しい。性能的にはPascal世代のフラグシップモデルであるGTX 1080 Tiを超える性能を持っている。4K解像度でのゲームプレイを得意としていてこれまでのGTX 1080 Tiと同様にFULL HD環境だけではオーバースペックとなる。

高リフレッシュレートを維持したい場合はその限りではない。定価も$699とRTX 2080 Tiと比べてまだ現実的なラインだ。当然レイトレーシングも搭載されているので最新の技術も生かせる。これからもレイトレーシングに対応したタイトルも増えてくるだろう。それらに対する期待を込めて購入するというのもよいだろう。

GeForce RTX 2080

Turing世代のハイクラスのグラフィックボードとして登場した。GTX 1080 Tiよりも性能が高く注目度が高い。高解像度でのゲームプレイや高リフレッシュレートでのゲームプレイにこだわりたい方向けだと言える。その後後継モデルであるRTX 2080 SUPERの登場によってその役割を終えた。

GeForce RTX 2070 SUPER

RTX 2070 SUPERは、RTX 2070の後継モデルとして登場したグラフィックボードだ。AMD Radeon RX 5700 XTの発売に合わせて登場した経緯がある。RTX 2080に匹敵する性能を持ち売れ筋だと言える。価格もRTX 2070と同じ$499に抑えられている。

クラス的にはミドルエンドに属するグラフィックボードだ。性能的にはGTX 1080を超える性能を持ちタイトル次第で4K解像度でのゲームプレイも可能。各BTOメーカーが最も力を入れているグラフィックボードでコスパに優れたモデルが多いのも特徴だ。

GeForce RTX 2070

歴代の70番台は人気が高くRTX 2070も例に漏れず高い人気を誇っていた。Pascal世代の80番台であるGTX 1080よりも10%以上性能が高く性能の底上げが行われていた。RTX 2070 SUPERの登場で表舞台から姿を消した。

GeForce RTX 2060 SUPER

RTX 2060 SUPERは、ミドルクラスのグラフィックボードだ。Amazonでの販売価格はRTX 2060よりやや高いが性能向上分を考えると悪い選択肢ではない。性能的にはGTX 1070を超えWQHD環境でのゲームプレイも対応可能。Pascal世代でいうとミドルクラスというのは当てはまらない。

RTXシリーズのエントリークラスとなっている。性能の底上げが行われたことでRTX 2060ではややフレームレートが上がらず存分に体感できなかったレイトレーシングやDLSSに対応しやすくなった。搭載ゲーミングPCではRTX 2070 SUPERやGTX 1660 SUPERに挟まれてやや存在感が薄い。うまく価格が調整されたモデルならコスパも伸びやすくおすすめだ。

GeForce RTX 2060

RTX 20シリーズのエントリークラスに位置するグラフィックボードだ。グラフィックボードの供給不足によって再販されている。グラフィックス性能は上旬的でPascal世代のGTX 1070 Tiと同等の性能を持っている。一方で、レイトレーシングやDLSSなどの最新技術を堪能するにはやや性能が物足りない。

GeForce GTX 1660 Ti

GTX 16シリーズの最上位モデルとなっている。RTXシリーズと同じTuring世代だが、レイトレーシング及びDLSSには非対応だ。その分価格が抑えられているため注目のグラフィックボードとなっている。まだまだ対応タイトルの少ないリアルタイムレイトレーシングに投資するよりも性能を重視したいという方向けだ。性能的にはGTX 1070と同等の性能となっている。GTX 1660 SUPERが登場してからもミドルクラスの王者として君臨している。価格が落ち着いている今が狙い目だと言えるかもしれない。発売当初よりも10%程度価格が下がった。

GeForce GTX 1660 SUPER

2019年末に登場した最後のSUPERシリーズだ。GTX 1660より大きく性能が向上した。GTX 1660 Tiとほぼ同等の性能を持っている。単体価格でも4,000円程度安く購入できるのは嬉しい。メモリ規格が最新のGDDR6に変わりメモリの強化が図られている。

登場から時間も経ち価格も下がってきた。ミドルクラスのグラフィックボードとして確かな地位を築いたと言える。Tensor世代のグラフィックボードが登場してからも実質現行モデルとしてミドルクラスの性能帯を支えている。

GeForce GTX 1660

Turing世代のミドルクラスのグラフィックボードとなっている。現時点ではローエンドクラスだと言える。フルHD環境で設定調整をすれば対応可能だ。GTX 16シリーズではレイトレーシングやDLSSなどを利用できないが、価格面での優位性があるため人気がある。後継モデルのGTX 1660 SUPERが登場してGTX 1660の注目度は下がっていたが、グラフィックボードの供給不足の影響で再度注目されている。

GeForce GTX 1650 SUPER

GTX 1650 SUPERは、GTX 1650の後継モデルとして登場したグラフィックボードだ。わずかに性能が引き上げられているが、エントリークラスのモデルであることに変わりはない。とにかく価格が安く搭載ゲーミングPCなら税抜7万円前後から購入することができる。CPUにはミドルクラスのCore i5-10400やRyzen 5 3500と合わせたい。

GeForce GTX 1650

GTX 1650は、Turing世代のエントリークラスのグラフィックボードだ。前世代のGTX 1050よりも50%以上性能が高くエントリークラスのグラフィックボードでも性能が高い。ただし、ゲーム側の要求スペックも年々上がってきているため物足りないことに変わりはない。ある程度の妥協を行うことが大切だ。その後GTX 1650 SUPER搭載モデルへと移ったがグラフィックボードの供給不足の影響もあって復活している。

7. Pascal世代のグラフィックボード一覧

SLI(グラボの二枚挿し)

SLIとは、グラフィックボードを2枚以上搭載することだ。グラフィックス性能を大幅に高めることができる。AMD製のグラフィックボードの場合は、CrossFireXと呼ばれる。

GeForce GTX 1080 Ti

ウルトラハイエンドクラスに属するグラフィックボードだ。高価なTITAN Xpに比べるとコスパが非常に高い。BTOメーカーのゲーミングPCでも最上位に君臨する人気のグラフィックボードだと言える。

GeForce GTX 1080

GTX 1080は、PASCAL世代で最高峰のグラフィックボードだ。2016年5月27日に登場した。90番台当時のTITAN XやGTX 980の2枚挿しよりも高い性能を誇る。4K解像度での使用で力を発揮する。下記関連記事ではGTX 1080を搭載している売れ筋のゲーミングPCの紹介とより詳細なスペックレビューを行っている。4k解像度での使用もしたいヘビーユーザー必見だ。

GeForce GTX 1070 Ti

GTX 1080とGTX 1070の間に位置する新興勢力だ。2017年11月とPascal世代で最も後から発売された。BTOメーカーでは、このGTX 1070 Tiの登場でGTX 1080とGTX 1070のラインナップが減少した。コスパが高く人気がある。

GeForce GTX 1070

GTX 1070は、コストパフォーマンスを重視したグラフィックボードとなっている。GTX TITAN Xに匹敵する性能を持っていることから80番台に比べて扱いやすいと言える。HD環境でのゲームプレイにおいて最高のパフォーマンスを発揮する。4K解像度はあまり重視しないというユーザーにおすすめだ。

GeForce GTX 1060

GTX 1060は、価格が安く人気のあるグラフィックボードだ。GTX980に匹敵性能を持っていて、HD環境では素晴らしいコストパフォーマンスを発揮する。6GBモデルと3GBモデルがあるが性能的にそれほど大きな違いはない。高い性能を持つもののVRあるいは4K解像度では少し物足りなく感じてしまうかもしれない。ミドルクラスにカテゴライズされるため、4K解像度はなかなか対応し辛い。

グラフィックボードの価格はGTX 960と同等で3GBモデルは20,000円程度、6GBモデルでも25,000円程度となっている。そして、搭載モデルのゲーミングPCは10万円を切る価格で登場している。ただ、これまではi5-6500とGTX960のような無理の無いバランスのモデルと同じ価格ではあるが、グラフィックボードはハイエンドでCPUはミドルクラスのようなアンバランスさが目立つ。高性能で低価格化が進むに連れてCPUとのバランスを保つのが難しくなっている。

メリットと比例するようにしっかりデメリットがある。それでも従来のミドルエンドの価格でハイエンドであることを考えれば、最も選択されるであろうグラフィックボードだ。予算が10万円~12万円を予定しているのであれば選択肢筆頭だ。

GeForce GTX 1050 Ti

GTX 1050 Tiは補助電源を必要としないグラフィックボードだ。性能的にはGTX 1060とGTX 1050の間になっていて器用貧乏になりがち。売れ筋のモデルに挟まれる形になるのでショップの扱い的には非常に難しいだろう。GTX 960に近い性能を持ち、GTX 750 Tiに近い価格を持つグラフィックボードだ。ミドルエンドを支えるグラフィックボードの登場を予感したが、GTX 1050の存在とGTX 1060の存在で非常に中途半端なポジションを強いられている。

GTX 750 TiとGTX 960に挟まれるGTX 950と同じようなポジションだ。低価格化が進んだことで、上と下との価格差がそれぞれ5,000円程度しかない。それ故に、少し構成を豪華にするとGTX 1060搭載モデルより高くなってしまうこともあるその扱いにくさから、G-tuneのようにGTX 1050 Ti搭載モデルを扱わないようなショップも存在している。グラフィックボードはそこそこ優秀であるが、GTX 1050 Ti搭載モデルは微妙である。

これはGTX 1050を選択するなら5,000円ほど足してGTX 1050 Tiを…でもあと数千円足してGTX 1060を勧めたくなる。補助電源を必要しないグラフィックボードでは、現在最高の性能を持っているので、省電力性も相まってゲーミングPCでないパソコンに増設するグラフィックボードとして人気である。搭載モデルは9万円前半で存在するため、10万円は出せないユーザーにとっては強い選択肢だ。

GeForce GTX 1050

GTX 1050は低価格が魅力のローエンドのグラフィックボードとなっている。低価格のローエンドに革命を起こしそうだった。これまでの50番台から大きく性能が向上しているのは評価できる。GTX 750に近い価格でGTX 950に近い性能を持つ。ベンチマーク上はGTX 950を上回る場面が多いので上位モデルと言えるかもしれない。ゲーミングPCとしてはGTX 1050 Ti搭載モデルよりもコストパフォーマンスが高く、低価格であり人気がある

グラフィックボードとしてはGTX 1050 Tiと3,000円も差が無いこともあり人気は高いと言えない。構成は最低限にし、9万円を切るモデルや8万円を切るモデルも存在している。かつてはそのようなゲーミングPCは安いだけのパソコンであった。しかし、このグラフィックボードの登場で最低限必要な性能を持つゲーミングPCになった。

高い性能は期待できないが、ライトゲーマーにとっては選択しやすいモデルだ。特に、ミドルクラス程度の性能はあるため、設定次第で多くのゲームをプレイできる。10シリーズで最も大きな功績を残したグラフィックボードと言えるかもしれない。革命を起こしそうだったというのは、やはりGTX 1050 Tiと価格が近いこと、そしてそのGTX 1050 TiがGTX 1060と価格が近いことが原因だ。価格にもう少し差があれば革命を起こしたと言えたが、惜しかった。

モバイル向けグラフィックボード一覧

8. 旧型グラフィックボードスペック紹介&対応可能用途

ここでは過去に販売されていたグラフィックボードのスペックレビューをまとめている。基本的に旧型を搭載しているゲーミングパソコンはないと考えて良い。

GTX TITAN Z/TITAN X

非常に高い価格と性能で一般的なゲーム用グラフィックボードとは一線を画す。主に4K解像度などフルHDを超える高解像度で力を発揮する。また、無料オンラインゲームなど必要環境がそこまで高くないゲームではオーバースペックになりがちなこともあり需要こそ高いが偏りがある。

GeForce GTX 980 Ti

最新のグラフィックボードで性能はGTX 980より高く、TITAN Xより若干低い程度とコストパフォーマンスも高い。ゲームではTITANシリーズ同様、高い解像度に適している。しかし、フルHD環境でもTITANシリーズよりは適正がありそうだ。GPUメモリが6GBとなっていて、一般的なゲーム用グラフィックボードより多く高解像度用としては少ない。器用貧乏ではなく、それぞれの長所を活かした構成でウルトラハイエンドとしては手軽なグラフィックボードになる。

GeForce GTX 980

GTX 980は、高解像度にもある程度対応できるGPUだ。しかし、どうしても高解像度の環境ではミドルスペック程度となるので非推奨だ。性能は非常に高い。ただ、通常の環境では基本的にオーバースペックとなることは知っておく必要がある。フルHDまでであればこのグラフィックボードで大丈夫だ。特殊な用途でないのであれば、最上位クラスと考えて問題ない。

GeForce GTX 970

GTX 970はコストパフォーンマンスが高く、ハイエンドクラスということで非常に人気の高いモデル。価格が手ごろなこともあり、ゲーミングPCの構成でも幅がある。性能は上の下といったところだ。無料オンラインゲーム程度であればどのゲームでも快適な環境を築くことができる。

GeForce GTX 960

GTX 960は、最もバランスの取れたハイコストパフォーマンスが売りのミドルクラス。価格が2万円程度で購入しやすいことと、設定次第でほぼ全てのゲームに対応できる性能が売りだ。GTX 760と比べると苦手分野が顕著となっている。しかし、現時点で最も需要のあるグラフィックボードだと考えてもよいだろう。ミドルスペックは性能と価格のバランスが素晴らしいため、フラグシップとなりえるグラフィックボードだ。

GeForce GTX 950

GTX 950は、価格が非常に抑えられたグラフィックボードとなっている。設定をうまく調査すれば問題なくゲームプレイをすることができる。とにかく安くグラフィックボードあるいはゲーミングPCを購入したいというユーザーは必見だ。


GeForce GTX 750 Ti

GTX 750 Tiは、性能はGTX 660に及ばない程度ながら、コストパフォーマンスの高さからライトゲーマーに人気が高い。無料オンライン系のゲームにもある程度対応できる性能はある。そのため、軽めのゲームにおいては非常に高いパフォーマンスを発揮する。しかし、負荷の高いゲームではカクつきやすく、fpsが安定しないという不安要素がある。最新のゲームなどには対応し辛いため、特定のゲームしかプレイしない人に適している。

GeForce GTX 750

GTX 750は、GTX 750 Tiよりも少し性能が低く価格も抑えられているグラフィックボードだ。しかし、コストパフォーマンスも悪くなってしまっているのがマイナスポイントだ。現状3Dゲームには対応し辛く、特に2009年以降のゲームでは快適な環境は築き難い。少しでも価格を抑えたい人に適してはいるだろう。事前にプレイしたいゲームが快適にプレイできるかを確認したい。GTX 750 Tiは2GBモデルが主流となっているのもあって、性能差は思う以上に大きくなっている。

GeForce GTX 780 Ti (過去の製品)

シングルGPU最速を誇った非常に優秀なグラフィックボード。現行モデルではGTX 970より少し高い程度ながら、ハイエンドクラスでまだまだ最新のゲームにも対応できる。買い替えを考えるならGTX 980 Ti以上のモデルとなることから、通常のゲームプレイであれば買い替えを検討しなくてもよさそう。現時点で高解像度でプレイを考えていないのなら、最上位クラスであることに変わりは無い。

GeForce GTX 780 (過去の製品)

GTX 780は、性能はGTX 970に及ばない程度で、ミドルエンドクラスに落ち着いてきている。買い替えをするならGTX 970やGTX 980となるだろう。高解像度であればGTX 980 TiやTITANシリーズも視野に。通常のプレイであれば最高設定にしなければ特に困ることはなさそう。

GeForce GTX 770 / 760 / 670 / 660 (過去の製品)

ミドルクラスのグラフィックボードで、現在でも標準的な位置にある。基本的なゲームプレイではそこまでストレスを感じないかもしれないが設定に大きく左右される。また安定感に関しては上位のグラフィックボードには届かないのもあって微妙。fpsを確保するためには、適正よりも一つ設定を下げるなどの対策が必要。特にWindowsAeroなどの負荷をダイレクトに受けるため、環境の改善などが必要な場合がある。

GeForce GTX 650 / 650 Ti (過去の製品)

どちらも性能に難がある。50番台は現状GTX 750/750 Tiが安定している。GTX 950/950 Tiの登場次第ではローエンドというカテゴリからも外れそうだ。ゲームを快適にプレイするのであれば、買い替えを行いたいところだ。価格を抑えたいのであればGTX 750 Tiか、来るGTX 950となるだろう。

性能とのバランス即ちコストパフォーマンスを重視するならGTX 960やGTX 760だろうか。性能を重視するならばGTX 970かGTX 980を、さらに高解像度を望むならGTX 980 Ti以上の買い替えが理想的だ。

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