ASUS TUF Gaming GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X OC画像引用元:https://www.asus.com/ *イメージ

当記事では、GeForce RTX 4070の性能スペックレビュー&おすすめゲーミングPCの紹介をしている。2023年4月13日に新しいAda Lovelace世代のグラフィックボードが登場した。国内価格は86,800円前後と上位モデルのGeForce RTX 4070 Tiよりも32,000円程度安く購入でき、ゲーマーの選択肢が広がったと言える。GeForce RTX 20シリーズからの買い替えを考えている方は必見だ。より安価なモデルということで搭載BTOパソコンも購入しやすくなる。搭載モデルは「GeForce RTX 4070搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。

ワットパフォーマンスが高く電源ユニットのコストを抑えられるのはメリットだ。推奨電源ユニットは650W以上となる。RTX 4070 Tiと同じGPU AD104が採用されていて全体的なスペックを落とすことで差別化が図られている。RTX 4070 TiがRTX 3090相当の性能であるのに対して、GeForce RTX 4070はGeForce RTX 3080 10GB相当の性能を持つ。既存の性能をなぞっているだけでGeForce RTX 4080などと比べるとインパクトが小さい。それでも性能の底上げが行われているのは事実で頼もしい存在だ。なお、後継モデルとして「GeForce RTX 4070 SUPER」が販売されている。大幅にパフォーマンスが向上してGeForce RTX 4070 Tiに近づいた。価格は100,000円前後とGeForce RTX 4070よりも13,000円程度高価だ。

GeForce RTX 4070スペック

世代Ada Lovelace
プロセス5nm
CUDAコア5,888
ベースクロック1920 MHz
ブーストクロック2475 MHz
GPUメモリGDDR6X 12GB
TDP200W
MSRP$599
国内価格83,980円~ *2024/9時点
発売日2023/04/13
よくわかる!!GeForce RTX 4070の特徴まとめ

  • (+)RTX 3080 10GBと同等以上の高い性能を持つ
  • (+)ワットパフォーマンスが高い
  • (+)売れ筋モデルになる可能性を秘めている
  • (+)本体がコンパクトで扱いやすい
  • (-)DLSS 3.0を活かせないと魅力半減となる
  • (-)RTX 3070よりも価格アップ
  • (-)補助電源は12-pinではなく16-pinを採用している

GeForce RTX 4070の基本スペック

RTX 4070RTX 4070 TiRTX 3070
コードネームAda LovelaceAda LovelaceAmpere
GPUAD104AD104GA104
プロセス5 nm5 nm8 nm
トランジスタ数358億358億174億
ダイサイズ295.0 mm²295.0 mm²392.0 mm²
SMs46
6046
CUDAコア数588876805888
RTコア数46基60基46基
Tensorコア数184基240基184基
ベースクロック1920 MHz2310 MHz1500 MHz
ブーストクロック2475 MHz2610 MHz1725 MHz
GPUメモリGDDR6X 12GBGDDR6X 12GBGDDR6 8GB
メモリクロック21.0 Gbps21.0 Gbps14.0 Gbps
メモリバス192 bit192 bit256 bit
メモリバス帯域幅504.2 GB/s504.2 GB/s448.0 GB/s
L2キャッシュ36 MB48 MB4 MB
FP32 Compute29.15 TFLOPS40.09 TFLOPS20.31 TFLOPS
TDP200W285W220 W
補助電源1x 16-pin1x 16-pin1x 12-pin
バスインターフェイスPCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16
MSRP$599$799$499
国内価格86,800円~
*2024/06時点
113,780円~
*2024/06時点
33,980円~(中古)
*2024/06時点
ゲーミングPC価格
(i7-14700F)
252,800円~291,800円~-
発売日2023/04/132023/01/052020/10/29

RTX 4070は、すでに発売されている上位モデルのRTX 4070 Tiと同じGPU AD104を採用している。Ada Lovelace世代では初めてGPUを流用したモデルが登場した。上位モデルのRTX 4090とRTX 3080はそれぞれ異なるGPUを採用している。プロセス・トランジスタ数・ダイサイズは同じだ。SM数が23%少なく60→46となる。CUDAコアは5888(46×128)で、RTX 4070 Tiよりも1792個少ない。RTコアは46基でTensorコアは184基となる。それぞれRTX 4070 Tiよりも23%少ないということだ。

RTX 4070のベースクロックは1920 MHzでRTX 4070 Tiよりも16%低い。ブーストクロックも5%程度抑えられている。GPUメモリもGDDR6X 12GBと変わらない。メモリクロック・メモリバス・メモリバス帯域幅は共通だ。メモリ帯域幅の狭さはL2キャッシュ容量でカバーしている。RTX 4070 Tiとは容量で差別化が図られている。FP32 Computeでは26%程度の差がある。

RTX 4070はTDPが200Wとかなり抑えられている。RTX 4070 Tiと比べて30%も低い。ワットパフォーマンスの高さはAda Lovelaceのラインナップの中でもトップだ。それにも関わらず補助電源が1×16-pinなのは疑問だ。12-pin/8-pinでも問題はないように思える。バスインターフェースはPCIe 4.0×16で共通となる。価格差は$200だ。国内の販売価格では32,000円程度の差がある。ゲーミングPC価格では28,000円程度だ。もちろんこれは搭載するCPUやストレージ構成などによって異なるため一つの参考として見て欲しい。

従来モデル(Ampere)のRTX 3070と比較していく。RTX 3070ではGPUがGA104となる。プロセスは8nmとRTX 4070よりも一回り大きい。トランジスタ数は174億でRTX 4070になっておよそ2.6倍だ。RTX 4070はプロセスが小さいこともあってこれだけトランジスタ数が増えてもダイサイズはRTX 3070よりも25%程度小さくなった。SM数・CUDAコア数・RTコア数・Tensorコア数に違いはない。当然アーキテクチャが異なるためスペックが同じでも性能的に新しいRTX 4070の方が有利だ。

ベースクロックはRTX 4070の方が28%高く、ブーストクロックもRTX 4070の方が43%高い。RTX 3070ではGPUメモリがGDDR6 8GBと規格・容量共に下だ。メモリクロックもRTX 4070になって50%速くなった。一方で、メモリバスについてはRTX 3070では256 bitが採用されている。メモリクロックの差が響きメモリバス帯域幅RTX 4070の方が12%程度広い。L2キャッシュ容量はRTX 3070よりも9倍多い36MBだ。メモリバス帯域幅の差はそれほどないが、このL2キャッシュ容量の差がパフォーマンスに与える影響は大きい。

FP32 Computeは43%アップとなる。TDPは10%ダウンで200Wだ。RTX 3070と比べて大幅にスペックが高くなっているにも関わらず消費電力が抑えられているのは評価できる。補助電源は1×12-pinから1×16-pinへと変更されている。バスインターフェースはPCIe 4.0×16で共通だ。価格は$100アップだ。RTX 3070は発売されて時間が経っていることもあり新品での購入は難しい。中古なら33,980円で購入できる。RTX 3070を搭載したゲーミングPCのラインナップは見かけなくなった。世代交代が進んだということだ。

GeForce RTX 4070の最新評価【2024年】

製品名ゲーム性能VRAMTDP価格コスパ発売日
RX 6950 XT37,22616GB335W59,980*0.6212022/05/10
RTX 4070 SUPER37,09812GB220W92,8000.4002024/01/17
RTX 3080 Ti36,38012GB350W72,980*0.4982021/06/03
RTX 3080 12GB36,03712GB350W72,980*0.4942022/01/11
RX 6900 XT34,95516GB300W69,980*0.4992020/12/08
RTX 407032,51412GB200W84,8000.3832023/04/13
RTX 407032,51412GB200W74,980*0.4342023/04/13
RTX 3080 10GB31,98210GB320W52,990*0.6042020/09/17
RX 7800 XT33,12816GB263W75,8000.4372023/09/06
RTX 3070 Ti29,9578GB290W45,980*0.6522021/06/10
*中古価格

GeForce RTX 4070はそこまでコストパフォーマンスが高いわけではない。コストパフォーマンス指標は新品で0.383、中古で0.434となる。単純にコストパフォーマンスを重視するならGeForce RTX 3080 TiやGeForce RTX 3080 10GBを選ぶ方がよい。これらの旧世代のグラフィックボードと比べてGeForce RTX 4070を選ぶメリットはレイトレーシング・DLSSといった機能だろう。従来モデルよりも適性が向上している。例えば、最近話題になったモンスターハンターワイルズもGeForce RTX 40シリーズのDLSS 3.0が基本となる推奨スペックを公開している。新品での購入を考えているならGeForce RTX 4070 SUPERを選ぶのもよいかもしれない。8,000円高くなるが、その分性能が高くコストパフォーマンスも悪くない。Radeon RX 7000/Radeon RX 6000シリーズは純粋なグラフィックス性能だけを見ればコストパフォーマンスは優秀だが、レイトレーシング・DLSSの適性はGeForceシリーズに劣ってしまう。

GeForce RTX 4070の特徴&強み【2023年】

GeForce RTX 3080と同等のゲーミング性能を持つ

RTX 408044,812
RX 7900 XT42,131
RTX 4070 Ti SUPER40,952
RTX 3090 Ti39,024
RTX 4070 Ti38,219
RTX 309037,896
RX 6950 XT37,226
RTX 4070 SUPER36,498
RTX 3080 Ti36,380
RTX 3080 12GB36,037
RX 6900 XT34,955
RTX 407034,914
RTX 3080 10GB34,282
RX 7800 XT33,128
RX 6800 XT32,220
RTX 3070 Ti29,957
RTX 307028,194
RTX 2080 Ti26,552

GeForce RTX 4070は、Ada Lovelace世代におけるミドルハイクラスのグラフィックボードだ。メインターゲットはWQHDとなる。4K環境でもゲームプレイをメインに考えているなら上位モデルであるRTX 4070 Tiがおすすめだ。RTX 4070は、従来モデルのRTX 3070と比べて24%程度処理性能が向上していて、その上位モデルであるRTX 3080 10GBを上回るほどだ。

ただし、あくまでも既存の性能をなぞっているだけで純粋なグラフィックス処理性能だけを追求するなら安くなったRTX 3080(92,800円~)を候補に入れてもよい。また、4K環境ではRTX 3080 10GBに劣る場面も目立つ。中古ならもっと安く購入できるだろう。RTX 4090/RTX 4080ほどのインパクトはないもののしっかりと性能の底上げが行われている。AMD Radeon 7000シリーズではまだ直接の競合はリリースされていない。既存モデルならRX 6900 XTとRX 6800 XTの間に収まっている。その後競合となるRX 7800 XT(80,800円~)が発売された。

RTX 4070では、レイトレーシングだけではなく新たにDLSS 3.0もサポートしているのも強みだ。アップスケール及びフレーム生成によってより高いフレームレートを実現できる。DLSS 3.0に対応したタイトルがまだまだ少なく本領発揮とは言わないが、対応タイトルが増えてくればRTX 40シリーズの魅力が増すことになる。RTX 3080 10GBに対して性能的に大きな差をつけることはできなかったが、こういった新しい技術が活用できるなら優位性はあるはずだ。次世代モデルのRTX 4070 SUPER(97,800円~)になると12%程度高いパフォーマンスを得られる。

本体がコンパクトかつ省電力性が高い

GeForce RTX 4070は、これまで発売されていたAda Lovelace世代のグラフィックボードと比較して一回り小さくなっている。最近では当たり前になってきたGPUサポートがなくても搭載可能だ。つまり、PCケースの制限を受けづらくなるということだ。実際BTOメーカーの中ではミニタワーモデルで搭載モデルを販売しているところもある。ミドルタワーモデルと比べて価格を抑えられるのが嬉しい。新しいRTX 40シリーズの導入をためらっていた方もぜひチェックしておいて欲しい。

消費電力が低くワットパフォーマンスに優れたグラフィックボードとなっている。TDPだけを見てもRTX 3070より10%低いにも関わらずゲーミング性能は25%前後向上している。NVIDIAが推奨する電源も650Wと控え目だ。現在使用している電源ユニットからの流用も行いやすいのではないかと思う。参考までに同等の性能を持つRTX 3080の推奨電源は750Wだった。ワットパフォーマンスが高くかなり扱いやすいモデルだと言えるだろう。電源に掛けるコストを抑えられるというのはメリットだろう。

RTX 4060登場まで売れ筋モデルになる可能性が高い

RTX 4070は、RTX 4060が登場するまでは人気モデルになる可能性が高いのではないかと考えている。RTX 4070になって省電力性が高くさらに本体もコンパクトで扱いやすくなった。これらの特徴は価格を抑えやすいという点で自作PCでもBTOパソコンでも有利になる。すでにミニタワーケースや650W BRONZE電源採用モデルもリリースされている。これまでもGALLERIA XF(GTX 1070)やGALLERIA XA7C-R70S(RTX 2070 SUPER)など70番台のグラフィックボードが売れ筋モデルになったことがあることからも期待は持てる。

その後RTX 3060 Tiがリリースされて立場を追いやられた形だ。RTX 2080 SUPERに匹敵する高い性能は圧巻だった。ゲーム側の要求スペックも上昇傾向でRTX 4070がかつての地位を取り戻す機会があるかもしれない。それでもRTX 4060も性能の底上げが行われてRTX 3070と同等以上の性能を持つ可能性が高く、コストパフォーマンスの観点からも多くのユーザーを魅了することになるだろう。それまではRTX 4070の時代が続くのだ。

GeForce RTX 4070のフレームレート一覧

Far Cry 6

farcry6

RTX 4080159.4
110.3
RTX 4070 Ti155.3
90.4
RX 6950 XT151.1
95.5
RX 6800 XT138.1
82.4
RTX 4070134.0
73.9
RTX 3090133.6
84.2
RTX 3080 Ti132.1
83.0
RTX 3080129.4
79.7
RTX 3070 Ti112.4
66.2
RTX 3070101.9
56.9
WQHD4K
Far Cry 6ではRTX 3080 10GBと比べてWQHDで2%程度フレームレートが高い一方で、4K環境では7%劣る結果となった。WQHD環境ではRTX 3090よりもフレームレートが高いのは驚きだ。おおよそ想定通りのパフォーマンスが出ていると言えるだろう。従来モデルのRTX 3070と比べてWQHDで32%高く、4Kでも11%高い。4K環境での伸びが小さいことからやはりWQHDをメインターゲットにする方がよいと思う。Radeon RX 6800 XTと比べるとWQHDで3%低く、4Kで10%低い。4K環境でのゲームプレイを考えているならRTX 4070 Ti以上のモデルを選択するのが無難だ。

Horizon Zero Dawn

horizon zero dawn

RTX 4080189.3
113.6
RTX 4070 Ti170.7
89.0
RTX 3090165.6
99.0
RX 6950 XT163.8
94.5
RTX 3080 Ti155.4
93.6
RTX 3080148.2
86.8
RTX 4070142.6
76.1
RX 6800 XT141.6
70.5
RTX 3070 Ti127.5
69.3
RTX 3070109.8
61.3
WQHD4K
Horizon Zero DawnではRTX 3070と比べてWQHDでフレームレートが31%高く、4Kでも24%も高くなっている。RX 6800 XTと比べると僅かに上回っている。RTX 3080と比べるとWQHDでは4%低く、4Kで13%低い。RTX 3080に届かなったのは残念だ。タイトルによってはHorizon Zero DawnのようにRTX 3080には敵わないことがある。

Watch Dogs: Legion

watchdogslegion

RTX 4080140.5
88.0
RX 6950 XT122.4
69.5
RTX 4070 Ti119.1
71.2
RX 6800 XT107.2
60.5
RTX 3090103.6
64.8
RTX 3080 Ti102.1
62.0
RTX 407095.6
54.3
RTX 308093.7
58.3
RTX 3070 Ti79.0
41.5
RTX 307071.8
35.1
WQHD4K
Watch Dogs: LegionではRTX 3070と比べてWQHDで33%フレームレートが高く、4K環境でも55%も高くなっている。RTX 3080に対してWQHDでは2%高いものの4Kでは7%程度低い。RTX 3080と比べて完勝というわけではない。競合モデルのRadeon RX 6800 XTと比べてもWQHDでは11%低く、4Kでも10%低いことがわかる。Watch DogsはAMD製グラフィックボードとの相性がよいが、上位モデルのRTX 4070 Tiになれば15%前後フレームレートで上回っている。RTX 4070 TiとRTX 4070の性能差はそこそこ大きいと考えてよさそうだ。

GeForce RTX 4070のレイトレーシング性能

レイトレーシング有効化時のパフォーマンスを見ていく。同時にDLSSを有効化した時にどのぐらいフレームレートが高くなるのかについてもまとめているので是非参考にして欲しい。

Control

control

RTX 408094.0
45.4
RTX 4070 Ti72.0
35.3
RTX 309071.5
36.8
RTX 3080 Ti70.7
36.2
RTX 308063.4
31.1
RTX 407060.8
26.5
RX 6950 XT53.1
25.5
RTX 3070 Ti48.3
24.7
RTX 307045.5
23.7
RX 6800 XT42.6
18.9
WQHD4K
Controlでのレイトレーシング性能を見ていく。従来モデルのRTX 3070と比べてWQHDで33%程度処理性能が向上している。一方で、4K環境では12%の伸びに留まる。RTX 3080 10GBと比べるとWQHDで4%低く、4Kでも14%低い結果だ。Radeon RX 6950 XTと比べると最大14%もフレームレートが高くNVIDIA製グラフィックボードには優位性があるということだ。上位モデルであるRTX 4070 Tiとのフレームレートの差は18%-33%とやや大きい。それでも4K環境だとそのままでの運用は難しく、機械学習であるDLSSを活用するのがよいだろう。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk2077top

RTX 408063.4
29.8
RTX 4070 Ti51.6
23.9
RTX 309045.2
21.6
RTX 3080 Ti42.7
21.2
RTX 308041.2
15.9
RTX 407040.1
18.2
RTX 3070 Ti30.4
7.3
RX 6950 XT29.0
14.0
RTX 307028.8
5.3
RX 6800 XT22.6
9.5
WQHD4K
Cyberpunk 2077はかなり負荷の高いタイトルでDLSSがないとフレームレートがなかなか伸びない。それでもレイトレーシング性能を比較するだけなら特に問題はないだろう。RTX 3070と比べてWQHDでは29%高く、4Kでも340%も伸びている。4K環境ではRTX 3080を上回っていることがわかる。競合モデルのRade RX 6950 XTと比べても最大39%もフレームレートが高く圧倒している。Radeon 7000シリーズの競合モデルが出ないとAMDにとっては厳しそうだ。上位モデルであるRTX 4070 TiになるとWQHDで28%高く、4Kでも32%高い。RTX 4070 TiならWQHD環境でもDLSSなしでゲームをプレイできそうだ。

Spider-Man: Miles Morales

Marvel’s Spider-Man Miles Morales

RTX 408095.3
58.5
RTX 4070 Ti80.5
47.4
RTX 3080 Ti71.4
37.2
RTX 407068.7
38.6
RTX 308065.9
36.3
RX 6950 XT64.2
36.9
RX 6800 XT55.3
31.4
RTX 3070 Ti45.9
21.8
RTX 307044.0
19.4
WQHD4K
Spider-Man: Miles Moralesでは、RTX 3070と比べてWQHDで56%高く、4Kでも200%近くも高くなっている。もっとも高い伸びを示したタイトルの一つだ。WQHDで68.7fpsと高めのフレームレートが出ていて快適にゲームをプレイできる。RTX 3080と比べてもWQHDでも4%高く、4Kでも6%高い結果となっている。Radeon RX 6950 XTと比べても最大7%程度フレームレートで上回っている。RTX 4070 Tiとの差は最大23%とやや大きい。

GeForce RTX 4070搭載おすすめゲーミングPC

LEVEL-M1P5-R45-TLX-WHITE(パソコン工房)

LEVEL-M17M-134F-SLX-WHITE価格:169,700円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.2

公式サイト詳細

Ryzen 5 4500×GeForce RTX 4070搭載の一台だ。間違いなくGeForce RTX 4070搭載モデルの最安値クラスとなる。税込169,700円は素晴らしい。会員登録で送料が無料になるので必ず登録しておこう。CPUにRyzen 5 4500を搭載することで価格を抑えている。正直グラフィックボードに対してCPUが釣りおっておらず積極的におすすめしづらい。グラフィックボード重視でのゲーミングPC選びをしたいなら候補に入れてもよいかもしれない。タイトルあるいはゲーム環境によっては上位CPUと変わらないあパフォーマンスが発揮できることがある。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeと構成は平均的だ。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。

LEVEL-M17M-144F-TLX-WHITE (パソコン工房)

LEVEL-M17M-134F-SLX-WHITE価格:209,800円+送料2,200円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:6.7

公式サイト詳細

GeForce RTX 4070搭載モデルの中で安価な一台だ。Ryzen 5 4500搭載モデルならもう少し価格を抑えられるが、RTX 4070の性能を考えるとCore i5-14400Fを最低基準に考えたい。209,800円ならRTX 3070搭載モデル並の価格だと言えるだろう。ミニタワーを採用していることとこの性能帯では珍しくCPUにCore i5-14400Fを選択することで価格を抑えている。Core i5-14400Fは、ハイブリッドコアアーキテクチャ採用で10コア16スレッドというスペックを持つ。ゲーム性能もまずまずだ。状況次第ではCPUがボトルネックになる可能性は否定できないが、これだけ価格が抑えられていればあえて選ぶというのもありだろう。電源ユニットは650W BRONZEで推奨電源を超えている。

GALLERIA RM7C-R47(ドスパラ)

galleria価格:234,980円+送料3,300円
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:5.9

公式サイトGALLERIA RA7C-R47詳細

ドスパラの売れ筋ランキングNo.3のモデルだ。CPUにはハイクラスのCore i7-14700Fを搭載している。20コア28スレッドとスペックが高くオールラウンドに通用する。GeForce RTX 4070とのバランスも良好だ。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと構成も抜群だ。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。次に紹介しているGALLERIA XA7C-R47よりもお得感がある。

GALLERIA XA7C-R47(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R37T価格:270,980円+送料3,300円
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.1

公式サイト詳細

ガレリアブランドからもRTX 4070を搭載した一台が販売されている。まだ登場したばかりで価格が高めで今後下がる余地がある。CPUにはIntel第13世代でも人気の高いCore i7-14700Fを搭載している。RTX 4070とのバランスも良好だ。Core i7-14700Fは20コア28スレッドスペックが高くマルチコア性能はCore i7-13700Kを上回る。ゲームプレイだけではなくゲーム実況・動画編集などにも対応できるポテンシャルを持つ。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 1TB NVMeという構成となる。電源ユニットは650W BRONZEと控え目だ。推奨容量ぎりぎりとなるが、特に問題はないだろう。

GALLERIA ZA9C-R47(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R37T価格:327,980円+送料3,300円
CPU:Core i9-14900KF
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:7.2

公式サイト詳細

Core i9-13900KF×RTX 4070搭載のミドルハイ暮らすのゲーミングPCとなる。CPUにはIntel第14世代のフラグシップモデルであるCore i9-14900KFを搭載している。24コア32スレッドと驚異的なスペックを持ちあらゆるPC作業に対応可能だ。正直RTX 4070との組み合わせを考えるとややオーバースペック気味でクリエイター向けのモデルと言えるかもしれない。動画編集・画像生成AI・ゲーム実況などの用途に最適だ。メモリDDR5-4800 32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も充実している。Ada Lovelace世代のグラフィックボードが登場してからメモリ容量32GB搭載が一般的になってきた。

GeForce RTX 4070搭載のゲーミングPC一覧

製品名価格CPUGPUメモリSSDHDD
GALLERIA RM5C-R47215,980i5-14400FRTX407016GB500GB×
GALLERIA RM7C-R47234,980i7-14700FRTX407016GB500GB×
GALLERIA XA7C-R47269,980i7-14700FRTX407032GB1TB×
GALLERIA ZA7C-R47324,980i7-14700KFi7-13700KF32GB1TB×
GALLERIA XA7R-R47214,9807 5700XRTX407016GB1TB×
GALLERIA XA7R-R47 7700搭載284,9807 7700RTX407016GB1TB×
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