cpugpubalance
当記事では、初心者を惑わすことが多いCPUとGPUの組み合わせ・バランスについて例を交えて解説していく。BTOパソコンの購入を考えている方から自作PCを組みたい方まで参考にしていただけると幸いだ。BTOショップで販売されているモデルにはCPUとグラフィックボードのバランスが悪い製品があるので初めて購入するという方は注意が必要だ。

バランスがいいのか悪いのかをある程度判断できるように当サイトが考えるおすすめの組み合わせを紹介しようと思う。CPUはメインストリーム全体でみると数十種類が存在している。実は、ゲーミングCPUとしての括りで考えると数はかなり限られている。ドスパラなどのBTOショップで販売されているゲーミングPCを見ると数種類しかないということがわかるだろう。

ゲームに適している処理性能に優れたグラフィックボードに関しても同様のことが言える。過去のCPUについてはページの最下部にまとめている。第11世代/第10世代/第9世代/第8世代/第7世代/第6世代、RTX 2000番台/GTX 1000番台/GTX 900番台/GTX 700番台を知りたい方は参考にして欲しい。

CPUとGPUのバランス表【2023年最新】

CPU・グラボ組み合わせ表の見方
各組み合わせにおけるバランスを評価している。☆/◎/◯/△/✕という順に評価が低くなっていく。基本的には「☆」・「◎」の組み合わせを選択するべきだろう。もちろんCPU・GPUの特性を理解しているならその限りではない。

GeForce RTX 40/RTX 30シリーズ

2023/05/12更新!!

        RTX4090RTX4080RTX4070TiRTX3090TiRTX3090RTX3080TiRTX4070RTX3080RTX3070TiRTX3070RTX3060TiRTX3060RTX3050GTX1650
Core i9-13900K××
Core i9-13900××
Core i7-13700K×
Core i7-13700×
Core i5-13600K×
Core i5-13400
Ryzen 9 7950X3D××××
Ryzen 9 7900X3D×××
Ryzen 7 7800X3D×××
Ryzen 9 7950X××
Ryzen 9 7900X××
Ryzen 9 7900××
Ryzen 7 7700X×
Ryzen 7 7700×
Ryzen 5 7600X
Ryzen 5 7600
Ryzen 7 5700X××
Ryzen 5 5600X××××××××
Ryzen 5 5600×××××××××
Ryzen 5 5500×××××××××
Ryzen 5 4500××××××××××

Radeon RX 7900シリーズ

2023/05/12更新!!

        RX7900XTXRX7900XTRX6950XTRX6900XTRX6800XTRX6800RX6750XTRX6700XTRX6650XTRX6600XTRX6600RX6500XTRX6400
Core i9-13900K××
Core i9-13900××
Core i7-13700K×
Core i7-13700×
Core i5-13600K
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Ryzen 9 7950X3D××
Ryzen 9 7900X3D××
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Ryzen 9 7950X×××
Ryzen 9 7900X××
Ryzen 9 7900××
Ryzen 7 7700X
Ryzen 7 7700
Ryzen 5 7600X
Ryzen 5 7600
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Ryzen 5 5600X×××××
Ryzen 5 5600××××
Ryzen 5 5500××××
Ryzen 5 4500×××××××

ゲーミングPCおすすめ構成ランキング【2023年】

ここではあくまでも構成を基準にしたモデルをまとめて紹介しているだけで全てがおすすめのモデルというわけではない。コスパも合わせて考慮したいという方(おそらくほとんどの方)は、「管理人厳選!!ゲーミングPCおすすめランキング」をチェックして欲しい。

1位:Core i5シリーズとGeForce RTX 3060 Ti

ゲーミングPC型番レビュー大きさ価格CPUGPUメモリSSDHDD
GALLERIA XA7R-R36Tレビューミドル169,9807 5700XRTX3060Ti16GB1TB×
Magnate MV-Tiレビューミニ154,980i5-13400FRTX3060Ti16GB500GB×
raytrek 4CXViレビューミニ154,980i5-13400FRTX3060Ti16GB500GB×
G-Tune TD-Sレビューミニ173,800i5-12400FRTX3060Ti16GB512GB×
FRGXB660/WS420/NTKレビューミニ154,800i5-13400FRTX3060Ti16GB1TB×
Core i5シリーズとRTX 3060 Tiの組み合わせは間違いなくトップクラスの売れ筋モデルとなる。税込15万円台で購入できるモデルも多く評価が高い。RTX 3060 Tiは性能も高くフルHD環境で高リフレッシュレートを目指すことが可能だ。Intel第12世代以降Core i5シリーズでも性能は高い。Core i5-13400とCore i5-12400のゲーム性能にそれほど違いはない。Core i5-12400は旧世代のCore i7-11700を超える性能は評価できる。各BTOメーカーが最も力を入れる組み合わせだと考えてよい。

2位:Core i5シリーズとGeForce RTX 3060

ゲーミングPC型番レビュー大きさ価格CPUGPUメモリSSDHDD
GALLERIA RM5C-R36レビューミニ159,980i5-13400FRTX306016GB500GB×
Magnate MVレビューミニ134,979i5-13400FRTX306016GB500GB×
raytrek MV5レビューミニ149,980i5-13400FRTX306016GB500GB×
G-Tune TD-Bレビューミニ159,800i5-12400FRTX306016GB256GB1TB
LEVEL-M76M-134-RBXレビューミニ139,800i5-13400RTX306016GB500GB×
ミドルクラスの王道とも言える組み合わせだ。CPUにCore i5シリーズを選択していることで価格を抑えられるのが嬉しい。Core i5-13400/Core i5-12400は価格を抑えつつ必要十分なゲーム性能を持つ心強い存在だ。RTX 3060は、比較的性能の高いAmpere世代のグラフィックボードの中で性能は控えめで異質な存在だ。その分ミドルクラスのCore i5シリーズとも合わせやすい。高解像度でのゲームプレイではなくフルHDを基準にしたい方向けだ。

3位:Core i9シリーズとGeForce RTX 4080

ゲーミングPC型番レビュー大きさ価格CPUGPUメモリSSDHDD
GALLERIA ZA9C-R48レビューミドル469,980i9-13900KFRTX408016GB1TB×
LEVEL-R779-LC139KF-VL9X準備中ミドル416,700i9-13900KFRTX408032GB1TB×
LEVEL-R67A-LC139KF-VL9X準備中ミドル446,700i9-13900KFRTX408032GB1TB×
G-GEAR neo GX9J-S224/ZB準備中フル479,800i9-13900KFRTX408032GB1TB×
ハイクラスの組み合わせだ。性能の高いRTX 4080には性能の高いCore i9シリーズを選択したい。Ryzen 9シリーズよりも安定感がありおすすめだ。バランスがよくRTX 4080の性能を引き出しやすい。Core i7シリーズ以下のCPUではどうしても物足りなさが出てしまうからだ。この組み合わせはゲーム実況などを考えている方にもおすすめだ。この性能帯になるとコスパを重視するよりも構成などこだわりを重視した方が満足できるだろう。

ゲーミングPCを選ぶ時に、性能的にCPUとグラフィックボードのバランスがとれているかどうかを確認することは非常に重要だ。このバランスについては細かく話すととてつもなく長く、理解するのが難しい話となるので大雑把に初心者の方にもわかりやすくなるように説明していこうと思う。時間のある方は是非読んでみて欲しい。記事を書き始めた頃よりはCPUとグラフィックボードのバランスについて人々に知れわたるようになったと感じる。

CPU・GPUそれぞれの役割とバランス例

CPUはゲームにおいて演算関係全般を実行するという非常に重要な役割を担っている。具体的な役割は飛んでいくシューティングゲームでの銃弾、シューティングゲーム・MMORPGでのモンスターやプレイヤーの位置座標、ゲーム全般での当たり判定など多岐に渡る。グラフィックボードはそれらのオブジェクトの上に被さるテクスチャなどの描写に力を注がれるので、まずはCPUがしっかりしていないとカクつきの大本を除くことはできない。

グラフィックボードの性能向上は世代ごとに大きく進むが、CPUはグラフィックボードほど優れた成長が見られなかった。それに対してゲーム側のCPUの要求スペックは上がってきていて、CPUの重要性が高まっている。Intel第12世代CPUになってハイブリッドコアアーキテクチャを採用して一気に性能が引き上げられている。どちらかの性能が不足しているともう片方の性能も上手く発揮できなくなってしまいバランスが求められる。具体例を交えながらどのような考え方をすればよいのかを説明していく。

バランスがよい場合

まずはバランスがよいCPUとGPUのバランスを考えてみよう。例えば、Core i7-13700の容量を1,000として、RTX 4070の容量を1,000とした場合を考える。ここでいう容量とは性能と置き換えてもよい。RTX 4070に800の負荷がかかったとすれば、CPUにかかる負荷も同じく800である。その調子で1,000まで引き上げても問題ないということだ。つまりこのケースはバランスがよくしっかりとお互いの性能を引き出せているということになり、理想の形である。

少し異なるケースを見ていこう。今度は容量800のCPU(仮にCore i5-13600Kとしておく)と容量1000のRTX 4070の組み合わせではどうか。このケースでも理論上800の負荷に耐えられるので、バランスはそこそこよいということになる。ただし、CPUに掛かる負荷は許容量MAXとなっていることは理解しておく必要がある。つまり、バランスはよくても性能を引き出しにくくベストな組み合わせというわけではなくなるというわけだ。

バランスが悪い場合(ボトルネック)

容量500しかないCPU(Core i5-13400など)と容量1000のRTX 4070を組み合わせるとどうだろうか。CPUに500の負荷がかかった時点でRTX 4070も500の負荷で止まってしまい、RTX 4070の性能には余裕があってもそれ以上を引き出せなくなってしまうのだ。これはCPUがボトルネックとなってグラフィックボードを引き出せなくなっているということだ。該当のページではより詳しくCPUがボトルネックになった場合のフレームレートの差を検証している。

性能の高いグラフィックボードに対してバランスの取れていないCPUを搭載してしまうと釣り合いが取れずにそれぞれの長所を引き出せなくなってしまう。性能を最大限に引き出すためにはバランスが重要となっている。細かく言えばCPUとGPUにかかる負荷は同一なものではなくメモリなどの性能にも左右される。これは簡潔に分かりやすく例えただけで原理としてはこういうものだと思っておいて欲しい。

双方重要なパーツであることは間違いないが、予算が限られているならグラフィックボードに投資する方が高いフレームレートを実現しやすい。あえてボトルネックを発生させるケースもある。例えば、Core i3-13100×RTX 4070 TiとCore i7-13700K×RTX 3060なら前者の方がゲーミング性能は高い。

特殊なバランス関係の例

基本的にバランスはグラフィックボードに合わせるべきである。グラフィックボードがゲームプレイ時のフレームレートに与える影響が大きいからだ。グラフィックボードの性能を引き出すためのCPUの江選択が重要となる。ではCPU性能が高くグラフィックボードの性能が低い場合はどうだろうか。この場合はバランスは良いわけでも悪いわけでもなくなる。

例えば1,000の容量を持つCPUと500の容量を持つグラフィックボードである場合、500の負荷がかかった時点でそれぞれにかかる負荷は止まってしまう。それでもグラフィックボードの性能は100%引き出せるのでグラフィックボードあるいはもう少し広く言うとゲーミングPCとしての役割は果たせているからだ。CPUに求められる性能もグラフィックボードに合わせて100%発揮できることになる。

つまり、CPUの性能はもう少し低くても良いのではないかという点でバランスが悪いがゲーム以外の用途での使用を考えているなら候補に入れてもよい。CPUに関してはゲーム以外でも使用することの多いパーツなので、CPUの性能が高いことはそれ自体がマイナスとならないのがポイントだ。例えば、動画編集などのクリエイター作業を中心に行うなら理想的な組み合わせと言えるかもしれない。

CPUは表に出てこない役者

cputogpu

グラフィックボードに比べるとCPUは軽視されがち

ゲームが2Dから3Dメインになった頃からCPUの要求スペックは高めで、ゲームでの主なカクつきはCPUが原因であることが多いにも関わらず、グラフィックボードを重要視する声は今も時折聞こえてくる。もちろんCPUが全てではなくグラフィックボードの性能も重要である。ただ、CPUが軽視されているのは間違いない。グラフィックボードの性能を上げるのであればCPUの性能も底上げしていかなくてはならない。

CPUがボトルネックとなってグラフィックボードの性能を十分に引き出すことができなくなるからだ。負荷がかかる場面の大小でスペックは大きく異なる。作りこまれたマップで3000人が同時に動くのと、簡素で端から端まで1分程度の小さなマップで20人程度が同時に動くのとでは負荷が圧倒的に違うということは分かるだろう。ゲームの規模とグラフィックの作り込みを考慮すれば自ずと必要なパソコンというものが見えてくるのではないだろうか。

一昔前までグラフィックボードの進化が遅く、CPU性能とのバランスを取るのが難しかった。2013年のGTX 700番台登場以降、徐々にグラフィックボードの性能が伸び始め、2015年のGTX 900番台から価格が下がったことで、より高い性能のグラフィックボードを手にしやすくなった。結果的にグラフィックボードの性能が安定し、長く続いたグラフィックボードが最重要という形は崩れたと言える。

古いタイトルでもCPU性能が重要な事がある

負荷の高いゲームや最新のゲームだけでなく、古い2DのゲームをプレイするにもCPU性能が重要となる。現在のグラフィックボードは主に3Dグラフィック等の処理に長けており、2Dの処理に関しては苦手とするものも少なくない。そのため、グラフィックボードを搭載していると徐々に重くなったり、ラグを感じやすくなったりと高い性能が仇となりやすい。

2DゲームにおいてはCPU性能が最も重要となり、CPU内蔵GPUで十分対応することができる。注意点はIntel製CPUの末尾FやハイスペックなRyzenシリーズである。これらはグラフィック機能を持たないCPUであるためグラフィックボードは必須である。古い3Dゲームならば、CPUの性能よりもグラフィックボードの性能が重視される。カクつきやラグの大きな原因はCPUにあることが多いので軽視してはいけない。

オンラインゲームのように大人数が参加するゲームにおいてはCPU=グラフィックボードという対等の関係性であり、比較的ハイスペックなパソコンが必要になってくる。固定人数で隔離エリアで戦うFPSではCPU>グラフィックボードという関係であり、ミドルスペック程度でも十分とされている。3Dゲームでは描写が美しくなればなるほどに画面上に描写されるユーザーの数や背景の描写距離も伸びてくる。

そうすると演算処理にかかる負担は大きくなるため、グラフィックの向上はCPUへの負荷増加も意味してくるのだ。ゲーム内設定で描写距離を落とすなど、CPUにかかる割合の高い負荷を軽減することが可能なゲームも多くなっている。ただ、描写距離を落とすことでゲーム上不利に働いたりするため、その部分に不満を抱えるのは快適なゲームプレイから外れると言えるだろう。

パーツのバランスとBTOメーカー

CPUとGPUのバランスを追求したいなら自作がよい

お得にゲーミングPCを手に入れることだけを考えるのであれば、自作よりもBTOメーカーなどの専門ショップで購入したほうがお得である。大量に入荷して組み上げるショップではパーツ一つ一つの単価が安い。価格が安いことで品質を疑問視するユーザーも多いが、ドスパラなどは使用しているパーツの多くは市販品である。今は自作PCに安さを求める時代ではなく、こだわりを求める時代である。ロマンということだ。

また、CPUとGPUのバランスを徹底的に追求したいなら自作の方がよい可能性がある。例えば、Core i9-13900・Core i7-13700K・Core i5-13600K搭載モデルはBTOメーカーでの取り扱いが少ないからだ。また、Ryzen 3 4100やCore i3-13100などのエントリークラスのCPUを搭載したモデルも選びにくい。

カスタマイズできる部分が少なくなればなるほど価格が安くなり、カスタマイズできる箇所が多いほど価格が高くなるというのがBTOショップの特徴だ。こだわりを出さなければBTOショップのほうが安く、こだわりを出すと自作のほうがお得に組み上げることができるだろう。もちろん、この傾向に当てはまらないカスタマイズできる部分が少なくて高いショップも存在しているので注意して欲しい。

パーツの交換・増設の注意点

パーツ交換や増設する場合、グラフィックボードは取り替えてドライバをインストールすることで完了する。注意すべき点は電源容量である。電源容量が交換後に足りなくなると交換の必要性が生じるが、ケースを開けて配線をまとめてと手間が掛かる。現在搭載されているグラフィックボードの消費電力と電源をチェックしておかなくてはならない。

電源以上に手間が掛かるのがCPUやマザーボードの交換だ。特にCPUの交換はグリスやファンの関係でコツが必要になることがある。また、2世代違うCPUに変更する場合はチップセットの規格も変わっているため、マザーボードの変更も必要になる。マザーボード変更はレジストリ等の設定を行わなければそれまで使用していたストレージが使用できなくなることもある。

設定を行っても使用できないファイルが出てくるのでその辺りは覚悟をしなくてはならない。こういった面倒や手間と費用により、自作や増設・交換対応よりもBTOパソコンを新しく購入するユーザーが増えてきた。部分的な交換であれば新しくパソコンを購入するよりも安価で選択できるため、定期的なパーツ交換を行っていれば買い替えの必要はないだろう。

場合によっては買い替えがおすすめ

3年以上使用して性能不足を体感し始めた場合は買い替えたほうが手っ取り早いことのほうが多い。保証やテスト完了済みのモデルはそれだけで安心であること、自作にかけるメリットが薄くなったことも合わせて、パーツと交換等は趣味の領域に入っているように感じる。

私はパーツを増設することはあっても交換はしなくなっている。元々自作やパーツ交換を行っていたのはショップで購入するよりも安く理想の構成を組み上げることができたからだ。そのメリットが失われた今となっては交換、自作にメリットを見出だせなくなっている。

パーツのメーカーやグレードにこだわるなら自作や交換対応は必須だろう。特にパソコンケースやマザーボードの価格を抑えるとBTOショップのモデルよりも品質で劣ってしまうため、今ではショップよりも優れたPCを組み上げることのコストが割りに合っていないように感じる。自作、増設を否定するわけではなく、私が行っていた自作、増設は既に意味を成さなくなったということだ。

最後に

当サイトではCPUとグラフィックボードのバランスを重要視している。ゲームプレイ時のフレームレートに影響を与えるからだ。つまり、よりよいCPUとGPUの組み合わせなら高いパフォーマンスを引き出せるということになる。初心者の方にもわかりやすいようにCPUとGPUの様々な組み合わせの評価を行った。ゲーミングPCの購入や自作PCの構築を考えている方は是非参考にして欲しい。CPU性能がボトルネックとなることでグラフィックボードの性能を活かせないというのは無駄でしかなく、ある程度性能を上手く発揮できるモデルを選択するべきだ。

CPUがフラグシップモデルのCore i9-13900Kで、グラフィックボードがGeForce RTX 3050のようなアンバランスな製品であっても、グラフィックボードの性能を100%活かすことができる。この組み合わせの場合価格が高くなること以外にはデメリットはない。CPU性能に特化したモデルのほうが交換対応のしやすさを考えてもよいかもしれない。もしこれがCPUがミドルクラスのCore i5-13400、グラフィックボードがハイエンドのRTX 4090になると性能を引き出すことができずグラフィックボードが無駄になってしまう可能性が高い。やはりグラフィックボード性能が高いことよりもCPU性能が高いことの方が無駄がないと言える。もっともBTOパソコンではそういったモデルはほとんどないと考えておこう。

現在はAMDの台頭によって、CPU・グラフィックボードともに性能の幅が豊富になった。当サイトではCPUを基準に話を進めたが、グラフィックボードを基準にCPUを考えるのも悪くない。いずれにしても上記のテーブルは参考になるだろう。グラフィックボードの方が選択肢が少ないからだ。あなたが選びやすい方法をとって欲しい。

ゲーミングPCを選ぶユーザーであれば、グラフィックボードの大切さは簡単に理解できるだろう。一方で、CPUの性能というのは軽視されがちだ。実際にゲームプレイをする上でCPUの性能が影響を与えることはスコアにも表れている。しっかりバランスを考えて理想的な一台を手に入れて欲しい。

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過去のCPU&GPUバランス表アーカイブ

過去に作成したCPUとグラフィックボードのバランス表をまとめている。現在の指標と計算方法が異なるので、参考程度に見ていただければと思う。

  • Intel第12世代 2023/01/04更新!!
  • intel12thbalance

  • RTX 20シリーズ 2022/04/13更新!!
  • rtx20balance

  • Intel第10世代 2021/04/08更新!!
  • 2021cpugpubalance

  • Intel第10世代 2020/03/26更新!!
  • CPUGPUhikakuhyou2020-08

  • Intel第9世代 2020/03/26更新!!
  • CPUGPUhikakuhyou

  • GTX 10シリーズ 2019/06/17更新!!
  • cpungpu201811

  • Intel第8世代 2018/05/12更新!!
  • cpugpubalance

  • Intel第7世代CPU 2017/03/25更新!!
  • cputogpu2017

  • Intel第6世代CPU 2016/12/23更新!!
  • cpugpu

CPUとグラフィックボード(GPU)の組み合わせ例を比較【2022年】バランス表で第12世代CPU&RTX 30シリーズグラボを徹底解説!ゲーミングPCのおすすめ構成と相性を見よう!