当記事では、フロンティアのGAシリーズ「FRGAG-B760/WS511/NTK」のレビューをしている。Core i7-13700F×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。RTX 4070 Ti搭載モデルで25万円台は破格だ。相場から見れば15%-20%程度安い。
さすがフロンティアの期間限定セールの対象モデルといえるだろう。CPUにIntel第13世代のハイパフォーマンスモデルであるCore i7-13700Fを搭載している。RTX 4070 Tiとのバランスもまずまずだと言える。高解像度でのゲームプレイを考えている方は必見だ。
当ページの目次
FRGAG-B760/WS511/NTKのスペック
ブランド名 | FRONTIER GAシリーズ |
---|---|
製品名 | FRGAG-B760/WS511/NTK |
価格 | 254,800円(税込) |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
SSD | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
マザーボード | チップセットB760 |
おすすめ度 | Sランク |
評価 | ・コスパ 10.0 ・構成 8.0 ・品質/サポート 10.0 ・総合評価 10.0 |
各タイトルの対応表
FF15 | Apex Legends | FORTNITE |
---|---|---|
・4K ・WQHD | ・240fps ・144fps | ・240fps ・144fps |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
FRGAG-B760/WS511/NTKはCore i7-13700FとRTX 4070 Tiを搭載したミドルハイクラスのゲーミングPCだ。CPU・GPUとに性能が高く、どんなゲーム快適にプレイできる。Apex LegendsならWQHDでも高リフレッシュレートで安定させられる。フォートナイトなら恩恵はないが4K解像度のような負荷でも対応可能だ。高解像度にも対応できる性能は、本格的なゲーム環境を整えられる。ワンランク上の性能を手にしてほしい。
FRGAG-B760/WS511/NTKのゲーミング性能
Core i7-13700F(CPU)
Core i9-13900K | |
Core i9-13900 | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900K | |
Ryzen 9 7900 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i5-12400 | |
Core i7-11700 |
FRGAG-B760/WS511/NTKで採用されているCPUは、Intel第13世代のCore i7-13700Fだ。CPU内蔵グラフィックスとなっているが、グラフィックボードが搭載されているので大きな問題はない。従来モデルのCore i7-12700と比べてEコアが倍増となり、16コア24スレッドと高スペックだ。フラグシップモデルであるCore i9-12900Kよりも4%-5%程度性能が高い。Ryzen 9 7900Xに近い性能を持っているのは驚きだ。ゲーム実況・動画編集・動画エンコード・画像編集などのクリエイター作業にもおすすめできる。ゲーミング性能も高く現行トップクラスだ。RTX 4070 Tiとのバランスはまずまずだ。特に高解像度でのゲームプレイにこだわるならおすすめできる。CPU負荷よりもGPU負荷が高くなるためCPU性能の影響を受けづらいからだ。
GeForce RTX 4070 Ti(GPU)
RTX 4090 | |
RX 7900 XTX | |
RTX 4080 | |
RX 7900 XT | |
RTX 3090 Ti | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3090 | |
RX 6950 XT | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 3080 12GB | |
RX 6900 XT | |
RTX 3080 10GB | |
RX 6800 XT | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 2080 Ti |
当該モデルではグラフィックスにAda Lovelace世代の上位モデルであるRTX 4070 Tiを搭載している。この世代ではRTX 4090・RTX 4080に次いで高いグラフィックス処理性能を持つ。70番台ながら性能は高く従来モデルのRTX 3090よりも高いパフォーマンスを発揮する。RTX 3070 Tiと比べると28%程度処理性能が向上している。性能的には4K環境でのゲームプレイにも対応可能だ。競合モデルであるRadeon RX 7900 XTよりも8%程度性能が低いが、レイトレーシング性能は高い。非常にバランスの取れたモデルだと考えてよい。
FRGAG-B760/WS511/NTKの特徴まとめ
最高のコスパを持つRTX 4070 Ti搭載モデル
RTX 4070 Tiが登場してから時間が経過したことで、登場時と比べて価格は下がっている。一時は30万円超えが当たり前で、FRGAG-B760/WS511/NTKは頭一つ抜けた存在だった。しかし、それも束の間、価格だけならFRGAG-B760/WS511/NTKよりも安価なモデルが多く登場した。Core i5やRyzen 5を搭載したモデルは22万円台~23万円台で展開されている。
Core i7-13700Fを搭載したモデルでさえ、25万円台前半で、FRGAG-B760/WS511/NTKよりも安いモデルがいくつかある。そんな状況にも関わらず、FRGAG-B760/WS511/NTKが最高峰の評価を得ているのは構成にある。価格を抑えたモデルは、メモリ容量16GBかつSSD容量は500GBとゲーミングPCとしては平均的な構成でしかない。構成を抑えることで価格を引き下げたモデルが一般的だ。
対するFRGAG-B760/WS511/NTKはメモリ容量32GB・SSD容量1TBと構成が充実している。それに加えて電源も850W 80PLUS GOLDを採用していて、構成面では圧倒的にリードしている。30万円クラスの構成を持ちながら、25万円台に抑えている。単に価格が安いだけではない。RTX 4070 Tiの性能を引き出し支える部分、利便性につながる部分を削らずに低価格を実現している。
フロンティアのセールモデルは他ショップの製品より安い。それは価格だけを指しているわけではない。価格の割に構成が充実していて、コストパフォーマンスの評価が突き抜けているのだ。価格あるいは構成単体で見れば並び立てるモデルがあるが、その両方で並び立てるモデルは存在しない。
価格が安いにも構成も充実していてそれぞれのいいとこ取りのようなモデルだ。フロンティアのセールモデルだからできるモデルと言える。今のRTX 4070 Ti搭載モデルで、FRGAG-B760/WS511/NTKほどおすすめできるモデルはないだろう。
幅広くゲームをプレイするユーザーにおすすめ
RTX 4070 Ti搭載モデルの強みは、環境を選ばない性能の高さにある。FPSやRTSで240fpsの安定を目指したり、RPGをWQHDや4Kのような解像度でプレイしたり、様々なプレイスタイルがある。そういった環境を選ばず、幅広く対応できる性能が最大の魅力だ。FRGAG-B760/WS511/NTKはコストパフォーマンスが武器のモデルだ。これはモデル自体の魅力であり、モデルの持つ魅力や特性はまた別のものだ。
性能の高さを活かす32GBのメモリは、このクラスには必要性が高くなる。高解像度、様々なアプリケーションの複数起動と何をするにもメモリは消費される。ミドルハイクラスには32GBが標準装備されてもいいとさえ感じる。価格の魅力は購入前、性能や構成の魅力は購入後に影響を与える。
FRGAG-B760/WS511/NTKは価格が安く、性能も高く、構成も充実している。つまり、購入前から購入後まで、長く満足できるモデルだ。それだけに、用途に限らずユーザーまでも幅広くカバーできる。多くの方におすすめできるモデルで、これと言った弱点はない。注意点としては、プレイするゲームによっては簡単にオーバースペックになってしまう可能性がある。
人気のMinecraftやフォートナイトのような、要求スペックの低いゲームをメインに考えているなら無駄の多い性能だ。言い換えれば、幅広くゲームをプレイしないなら、FRGAG-B760/WS511/NTKのようなモデルは必要ではない。用途やプレイ予定のゲームに合った性能なのかを考えて選んで欲しい。
似ているモデルと比較
ブランド | FRONTIER | LEVEL∞ |
---|---|---|
イメージ | ||
製品名 | FRGAG-B760/WS511/NTK | LEVEL-M77M-137F-ULX |
ケース | ミドル | ミニ |
価格 | 254,800円(税込) | 252,700円(税込) |
CPU | Core i7-13700F | Core i7-13700F |
GPU | RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 32GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | NVMe 1TB | NVMe 500GB |
電源 | 850W GOLD | 700W BRONZE |
マザボ | B760 | B760 |
公式 | 公式 | 公式 |
その点でもFRGAG-B760/WS511/NTKがリードしている。SSD容量も価格を抑えるために500GBになっている。FRGAG-B760/WS511/NTKは1TB搭載なので、構成ではほぼ全ての面でリードしていると言える。2,000円安いというのがメリットにならない差だ。この価格帯ならFRGAG-B760/WS511/NTKを強くおすすめしたい。
GAシリーズケース詳細
正面
ケースは黒色と白2022年11月18日に登場したばかりの新しいミドルタワーケースだ。色の2種類から選択することができる。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体上部に集約されている。ヘッドセット接続端子×1、USB Type-A×2、USB Type-A 3.2 Gen1×2と十分な端子を持つ。
底面
底面にはメッシュ加工が施されていてしっかりと排熱を行える仕組みがある。最近はCPU・GPUの性能が上がり熱対策が急務となっている。まさに今の時代に合ったケースだと言えるだろう。
管理人による総評(FRGAG-B760/WS511/NTK)
FRGAG-B760/WS511/NTKは、RTX 4070 Ti搭載モデルで税込254,800円という価格設定で高いコスパを誇る一台だ。フロンティアの期間限定セールの対象モデルでずば抜けたモデルだと言える。CPUにはIntel第13世代のCore i7-13700Fを組み合わせている。RTX 4070 Tiの性能を引き出すには最低限の基準をクリアしている。メモリ32GB、SSD 1TBと構成は抜群だ。価格が抑えられているのでDDR4メモリでもマイナスになることはない。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
254,800円(税込) | Core i7-13700F | RTX4070Ti |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 32GB | 1TB | 非搭載 |
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