当記事では、ドスパラ「GALLERIA ZA7C-R48」の詳細レビューをまとめている。Core i7-13700KF×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。最新のCPUとGPUの組み合わせで高い水準でのゲームプレイに対応できる。メモリDDR5-4800搭載、チップセットZ790と構成にもこだわりが見られる。5万円の値下げが適用となって購入しやすいモデルへと変わっている。
当ページの目次
GALLERIA ZA7C-R47Tのスペック解説
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA ZA7C-R48 |
価格 | 389,980円(税込) |
CPU | Core i7-13700KF(水冷) |
グラフィックボード | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
SSD | NVMe 1TB Gen4 |
HDD | 非搭載 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
マザーボード | チップセットZ790 |
おすすめ度 | Aランク |
評価 | ・コスパ 8.6 ・構成 7.0 ・品質/サポート 10.0 ・総合評価 9.4 |
各タイトルの対応表
FF15 | Apex Legends | FORTNITE |
---|---|---|
・4K ・WQHD | ・240fps ・144fps | ・240fps ・144fps |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
GALLERIA ZA7C-R47TはCore i7-13700KFとRTX 4070 Tiを搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。非常に高いCPU性能とGPU性能を有しており、従来のハイエンドクラスの最上位クラスのパフォーマンスとなっている。高解像度や高リフレッシュレートはもちろん、特殊な解像度でのゲームプレイにも対応できる。Apex LegendsやFortniteは240Hzを超えるモニターでも快適性を維持できる。FF14に限らず、多くのゲームを4K解像度で快適にプレイできるほどの性能がある。当面はトップクラスのモデルとして君臨する。
GALLERIA ZA7C-R47Tの性能まとめ
ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。
PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。
Core i7-13700KF(CPU)
Core i9-13900K | |
Ryzen 9 7950X | |
Core i9-13900 | |
Ryzen 9 7950X3D | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900K | |
Ryzen 9 5950X | |
Core i9-12900 | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 9 5900X | |
Ryzen 7 7700X | |
Core i9-11900K | |
Core i5-12600K | |
Core i7-11700K |
GALLERIA ZA7C-R47Tで搭載されているCPUは、Intel第13世代のCore i7-13700KFだ。16コア24スレッドとスペックが高く、旧世代のフラグシップモデルであるCore i9-12900Kと同じだ。ハイブリッドコアアーキテクチャは非常に強力で、Ryzen 9 7900Xと比べてもパフォーマンスが高い。従来モデルのCore i7-12700Kと比べると実に27%も性能が向上している。動画エンコードや動画編集などのクリエイター作業も得意だ。ゲーム+αで考えられるのは魅力だろう。ゲーミングCPUとしての評価も高い。性能の高いAda Lovelace世代のグラフィックボードとのバランスを取れる。
GeForce RTX 4070 Ti(GPU)
RTX 4090 | |
RX 7900 XTX | |
RTX 4080 | |
RX 7900 XT | |
RTX 3090 Ti | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3090 | |
RX 6950 XT | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 3080 12GB | |
RX 6900 XT | |
RTX 3080 10GB | |
RX 6800 XT | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 2080 Ti |
当該モデルではグラフィックスに、Ada Lovelace世代のRTX 4070 Tiを搭載している。70番台という型番に惑わされてはいけない。非常にゲーミング性能が高く、旧世代のRTX 4090を上回る高いパフォーマンスを発揮する。4K環境でも余裕を持って対応できる。WQHD環境でレイトレーシング性能も有効化することも可能だ。従来モデルのRTX 3070 Tiとの性能差は28%も高くなっている。
GALLERIA ZA7C-R47Tの特徴
5万円引きで評価大幅上昇
GALLERIA ZA7C-R47Tは、登場時から5万円やすくなり339,980円にまで価格が下がっている。これはRTX 4070 Tiの価格が本格的に落ち着いたということだろう。元々の価格は少し高めだったこともあるが、5万円安くなったインパクトは大きい。コストパフォーマンスも大きく改善され、様子を見たいモデルからおすすめしたいモデルにまでなった。
RTX 4070 Tiの人気はRTX 4070の登場で下火になるかと思われた。ところが、思っていたよりもRTX 4070の価格下落が鈍化していて、性能的にワンランク上のRTX 4070 Tiの方が選びやすさがある。RTX 4070 Tiは高性能なGPUの中では人気がある。そのRTX 4070 Ti人気を後押しできるモデルだ。
理想を言えば30万円を切れるかどうかのラインにまでなってこそだ。ただし、構成がそれなりにしっかりしているので、GALLERIA ZA7C-R47Tは十分おすすめできるモデルだ。Core i7-13700KFとRTX 4070 Tiの組み合わせは35万円が一つのボーダーだ。
DDR5メモリ・水冷クーラー搭載であれば33万円台は十分破格と言えそうだ。メモリ容量が16GBであることはマイナスだが、選んでも後悔しない水準を満たしている。弱点と言えるメモリ容量は後々増設等で対応できるので、取り返しがつかないほどのことではない。
完成度が徐々に高まるモデル
GALLERIA ZA7C-R47Tはメモリ容量が少ないことが弱点だったが、価格が安くなりその弱点は克服できた。より完成度の高いゲーミングPCになったと言える。登場時と比べて選びやすくおすすめしやすいモデルに変化してきた。価格を抑えたGALLERIA XA7C-R47Tと比べても、性能や構成のよさで差別化を図っている。
価格を抑えることで評価を高め、ゲーミングPCとしての完成度までも高めている。30万円台にまで下がればトップモデルになれる。GALLERIA Zシリーズはここ数年、ぱっとするモデルがなかった。GALLERIA Xシリーズの上位互換でしかなく、選ぶほど優れたモデルがなかったのが実情だ。
その背景にはCPUの性能向上があった。Core i7は年々凄まじい伸びを見せており、Core i7-13700Fがあれば、ほぼ全てのGPUとバランスが取れた。そのため、K付きのCore i7である必要がなかった。基本的な構成もそこまで変わらないことから、Zシリーズは価格の高いモデル止まりだった。
それが、RTX 4000シリーズの登場で無印のCore i7ではバランスが取りにくくなった。そこで、K付きのCore i7-13700KF搭載モデルに注目が集まりだした。GPU性能がCPU性能の伸びを超えたことで、久しぶりにZシリーズが日の目を浴びることになる。GALLERIA ZA7C-R47Tをはじめ、高性能なGPU搭載モデルだからこそZシリーズの完成度が必要になる。これからの変化にも注目していきたい。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | LEVEL∞ |
---|---|---|
イメージ | ||
製品名 | GALLERIA ZA7C-R47T | LEVEL-M77M-139-ULX |
ケース | ミドル | ミニ |
価格 | 339,980円(税込) | 319,800円(税込) |
CPU | Core i7-13700KF(水冷) | Core i9-13900 |
GPU | RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | NVMe 1TB Gen4 | 1TB Gen4 NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 850W GOLD | 800W GOLD |
マザボ | Z790 | B760 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
GALLERIA ZA7C-R47Tの場合はシリーズでチップセットは統一されているので、チップセットを合わせたというよりもCPUを合わせている形だ。この辺りはシリーズで統一していないパソコン工房の方が柔軟に対応できそうにも見える。結論から言えば、LEVEL-M77M-139-ULXの方がおすすめはしやすい。構成は落ちても、性能と価格でリードしているからだ。GALLERIA ZA7C-R47Tが悪いわけではない。
例えば、GALLERIA ZA7C-R47Tにはケースデザインやチップセットという強みがある。価格差はあっても、この価格帯では致命的な差というわけではない。ここから更に値下げする可能性も加味すれば、将来性はGALLERIA ZA7C-R47Tの方にありそうだ。それでも、今の状態であればCore i9とRTX 4070 Tiの組み合わせはアドバンテージと言える。価格が並べばGALLERIA ZA7C-R47Tにも分がある。そうなるまではLEVEL-M77M-139-ULXが一歩リードしている。
パソコンケースレビュー
正面
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。
右側面
本体右側はシンプルだ。前面のメッシュ部分には青色のシートが内部に貼り付けられている。
左側面
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。
下側
本体下側にもファンが見える。メッシュパネルはワンタッチで取り外すことができてメンテナンス性に優れている。
背面
背面は参考として見て欲しい。搭載するグラフィックボードによって変わる可能性がある。
管理人による総評(GALLERIA ZA7C-R47T)
GALLERIA ZA7C-R47Tは、Core i7-13700KF×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。4K環境にも対応できる高い性能が魅力となっている。メモリ16GB、SSD 1TB Gen4と構成も抜群だ。5万円の値引きが適用となり、評価を上げた。弱点であるメモリ容量の少なさも価格が下がれば問題にはならないだろう。比較対象モデルと合わせて確認しておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
339,980円(税込) | Core i7-13700KF | RTX4070Ti |
メモリ | SSD | HDD |
DDR5 16GB | 1TB | 非搭載 |
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