Escape From Tarkovtop

当記事では、Escape From Tarkov(エスケープ・フロム・タルコフ)の必要スペックと推奨PCを検証している。おすすめモデルについてはページの下部で「Escape From Tarkov推奨おすすめゲーミングPC」でまとめているので、ぜひ参考にして欲しい。2022年に発表されたEscape from Tarkov ARENAも注目を集めているが、Escape From Tarkovに同梱されているわけではなく別の作品として公開されるため、この項目ではEscape from Tarkov ARENAについての推奨環境は考慮されていない。

Escape From Tarkovの動作&推奨スペック

Escape From Tarkov画像引用元:https://www.escapefromtarkov.com/
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徹底解剖サイト検証推奨スペック

Escape From Tarkovkaibou

負荷は高めでミドルクラスを推奨

Escape From Tarkov(以下EFT)はアップデートで要求スペックが上がった。最適化で快適になったように感じる反面、負荷を感じる場面が増えたように思う。対人要素が強いものの勝敗を競うゲームではないので、ハイスペックで快適な環境を構築することに大きなメリットがあるわけではない。標準的なミドルクラスの性能があれば、ある程度快適と言えるはずだ。

画面共有なしで144Hz環境であればCore i5-13400とRTX 3060の組み合わせのミドルクラスでいい。共有や配信などを考えるならCore i7-13700くらいはあってもよさそうだ。今後展開されるであろうモードやコンテンツのことを考えるとCore i7-13700とRTX 3060 Ti搭載モデルが無難な性能にも思う。基本的にソロプレイを考えているならCore i5-13400とRTX 3060かRTX 3060 Tiがよさそうだ。

これらの性能から、EFTを快適にプレイするために必要な予算は15万円~20万円ほどだろうか。性能が高いことで有利になる場面は少ないが、性能が低いことで不利になる場面は多い。ロークラスのような価格を重視して性能を犠牲にするタイプのモデルはおすすめしにくい。まだβの段階であることを考えて、現時点の推奨環境を目指しておきたい。

最適化次第では要求スペックも下がる

EFTはスタイリッシュなアクション要素や、きびきびした動きをするわけではなく144Hzでも60Hzでも安定さえしていれば環境を選ばないジャンルだと感じる。もちろん、今後様々なモードが登場し、要求スペックが高くなる可能性はある。現在はそれほど広くないマップでの探索・交戦がメインだ。EFTは同時にフィールド上に存在するプレイヤーの数はそれほど多くない。それでもNPCの存在もあり、十分な緊張感とゲーム性がある。

マップの作り込みもほどほどで、要求スペックも一般的なオンラインゲームより少し高い程度だ。最適化がもう少し進めばハイクラスを目指すようなこともないだろう。リアル系のグラフィックであるため、特殊なエフェクトもない。派手な撃ち合いも少なく、探索をメインに小規模な戦闘があるくらいだ。もちろんプレイスタイルによってはPMCやSCAVに積極的に仕掛けることもあるだろう。それを考慮しても、交戦時に負荷を感じることは少ない。

プレイヤーが近くにいると負荷を感じる場面がある。これで近くのSCAVがNPCかプレイヤーか判断できた。性能が高くても感じることがあったので、これは最適化で徐々に軽減されていく。また、一部武器を覗く際に負荷を感じたこともあった。EFTはまだβなので、こういった性能に影響されない部分での負荷がある。推奨環境では避けられない負荷に関しては考慮していないので留意しておいてもらいたい。複数人でプレイする際、Discordで画面を共有してのゲームプレイもあるだろう。

Discordでの画面共有はそれなりに負荷が生じるため、EFT自体の設定は下げることを前提としてもCPU性能はそれなりに高めを見ておきたい。マップが広くなったり、乗り物等が登場したりと要素が増えれば負荷も増大する。ゲームジャンル的に性能に余裕を持っておく方がいい。公式最低環境ならCore i3とGTX 1650でも動作はするが、快適性と将来性を加味してミドルクラス程度を推奨したい。

Escape From Tarkovの概要とゲーミングPC選びのポイント

新たなサバイバル、バトルロイヤルゲーム

EFTは新感覚のFPSである。単純に戦って勝つというものではなく、リスポーン地点から様々な場所を探索し、武器やアイテムを集めて脱出するというものだ。ジャンル的にはローグライクに近いものがある。コンシューマーゲームで言えばトルネコの大冒険、風来のシレンのような不思議のダンジョンシリーズがそれにあたる。

ランダムな装備や風貌でスタートするSCAV(スカベンジャー)、持ち帰ったアイテムを持って出発できるPMCの2つがある。SCAVはNPCを攻撃しない限り襲われず、比較的安全に物資を漁ることができる。対するPMCは動くもの全て敵となるため、交戦頻度が高くなる。その分だけ強力な物資を得られる機会が多いというものだ。

最終的に特定の条件下で脱出できる複数の地点から帰ることができれば持ち物をアジトに持ち帰り、PMCでのプレイに役立てることができる。また、クラフトや物々交換の要素もあり、アジトの拡張も含めて必要な物資が変わってくる。繰り返し行うことで徐々に充実した装備が揃い、プレイスタイルの幅が広がっていくのも面白いところだ。

定期的にワイプと呼ばれるデータ初期化が行われる。これまで集めた物資等が全てなくなり、最初からのスタートとなる。シーズンのような感覚ながら、少し残念な要素とも取れる。これはβであるが故に、ゲームバランスの調整や装備レベル均一化で、よりデータを集めようとしているのだろう。

ちなみに、EFTは2017年のクローズドβからすでに6年もの間テストが行われているが、いまだに正式サービス化に至っていない。当面の間はこのワイプと上手く付き合っていくことが長続きの秘訣だ。もっとも、ワイプがあるから高価な武器やレアな武器を惜しみなく持ち出せしやすい。また、ワイプがあるからこそ、一度辞めても復帰しやすいということもあるので悪いことばかりではない。

MinecraftやPUBGのように、新たなジャンルを生み出し、人気を博したゲームは類似したゲームを登場させやすい。EFTも同様で、ローグライクのFPSが多く誕生させている。これらはタルコフライクと呼ばれており、EFTは一つのジャンルを急速に成長させたと言える。そんなEFTは無料系ではなく、有料のゲームだ。4つのパッケージがあり、STANDARDが最も安価な$44.99だ。

初期装備のポーチが2×2と小さいものの、特段大きなマイナスとなるわけではない。問題は一番安いもので$44.99ということだ。ハーフプライスのゲームはなかなか手が出しにくい。それがこれだけ人気になっているところに、EFTのゲーム性の奥深さを感じさせる。STANDARDの上にLEFT BEHIND($74.99)、その上にPREPARE FOR ESCAPE($99.99)、最上位にEDGE OF DARKNESS($139.99)がある。

最上位ともなるとフルプライスを超える非常に高価なパッケージとなる。また、パッケージのアップグレードが可能で、STANDARDから始めて最上位のEDGE OF DARKNESSを購入すると、およそSTANDARD分値引きされる。ただし、ダウングレードはできないので注意してほしい。EFTに慣れてくると最上位のEDGE OF DARKNESSのよさに気付けるはずだ。それが分かるまではなかなか高価なパッケージは選択しにくいと思うので、まずはSTANDARDからの購入をおすすめしたい。

今後要求スペックが上がっていく可能性がある

EFTは登場が2016年末で、6年以上前のゲームだ。少し古いが、斬新なゲーム内容で人気を博している。今もβテストとなっており、日々アップデートが繰り返されている。そのせいか、徐々に要求スペックは高くなっている。アップデートがあっても、一定期間要求スペックの更新はない。そのため、実際の要求スペックと現在の要求スペックには差が生じている。

要求スペックが跳ね上がるようなことはないので、公式の推奨環境の少し上を見ておけば問題ない。CPU性能よりもGPU性能が重要で、配信等を行わなければCore i5-13400で十分だ。対して、GPU性能はプレイ環境にもよるがRTX 3060くらいはほしい。また、メモリ容量は16GBが最低ラインと考えたい。メモリの消費が比較的激しいゲームなので、GPUがRTX 3070以上である場合は32GBも視野にいれたい。

FPS視点のゲームなので高リフレッシュレートはある意味で前提とも言える。それほど重要な要素ではないものの、索敵等で視点移動はそれなりに激しい。144HzならRTX 3060、165Hz~240HzならRTX 3060 TiやRTX 3070が候補になる。高設定でのゲームプレイならRTX 4070も選択肢に入るだろうか。EFTは要求スペックはそれほど高くなくても、プレイ環境で大きく変わってくる。

比較的高めに振れ幅が出てくるのでミドルクラス以上を基準に選ぶ方がよさそうだ。基本的には15万円前後~20万円という予算で収まる。高設定+高リフレッシュレートとなると25万円程度までが推奨モデルとなりそうだ。設定を下げることに抵抗がなければ高設定+高リフレッシュレートでも20万円以内に納めることはできる。この辺りは好みやプレイスタイルに合わせて選ぶことになる。EFTは今後もアップデートを繰り返すのは間違いない。

今の要求スペックより先を見ることが重要だ。あまりギリギリを攻めるよりも、性能に余裕を持たせておくほうがいい。新しいマップ、新しいモードが追加されると要求スペックが変わる可能性があるからだ。古めのゲームのアップデートで現行のハイクラスが最低ラインになるようなことはない。環境によってはハイクラスが必要になることは考えられる。プレイスタイルとアップデートによってはRTX 4070のような最新のGPUが求められるようになってもおかしくはない。

144Hzから240Hzへアップさせるには2ランクほど上の性能が求められる。今のプレイ環境と、先のプレイ環境も考慮したい。自分の環境をアップグレードさせる可能性があるなら、やはり少し上の性能を目指すべきだろう。その点でもモデル選びの要素になる。環境によって要求スペックが跳ね上がるため、予算を重視し過ぎない選択をしてほしい。

Escape From TarkovにおすすめのゲーミングPC一覧

Magnate MV(ドスパラ)

Lightning価格:139,980円(税込)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.5

公式サイト詳細

Magnate MVはCore i5-13400FとRTX 4060を搭載したビジネスモデルだ。RTX 4060搭載モデルの最安値クラスとなる。ゲーミングPCではなく一般向けモデルながら、コストパフォーマンスに優れている。ゲーム用としても十分なパフォーマンスがある。設定次第で144Hzにも余裕を持って対応できる。EFTをプレイするには、Magnate MVを最低ラインに見ておく方がいいかもしれない。その理由の一つに、EFTに興味があるなら、他のゲームをプレイする可能性もあるからだ。また、GTX 1660 SUPER搭載モデルの取り扱いが少ないことも理由に挙げられる。人気タイトルを追うにはRTX 4060くらいなければ厳しくなってきている。ゲーム全般の汎用性を兼ねて、Magnate MVをおすすめしたい。

NEXTGEAR JG-A7G6T(マウスコンピューター)

NEXTGEAR価格:169,800円(税込)
CPU:Ryzen 7 5700X(水冷)
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.4

公式サイトNEXTGEAR JG-A7G6T詳細

240fpsの安定を目指すなら NEXTGEAR JG-A7G6Tがおすすめだ。CPU性能はCore i5-13400よりも少し高い程度だが、GPU性能と合わせて非常に優秀なモデルだ。βということでやや不安定で、完璧な安定を図るのは難しいかもしれないことは押さえておこう。いずれにしても今後のアップデートへの対応を考えるとRTX 4060 Tiの性能は心強い。価格も20万円を下回っているので選びやすいはずだ。性能を求めつつ価格を抑えたタイプとなる。捉えようによっては中途半端に感じる部分はあるが、この価格帯でNEXTGEAR JG-A7G6Tよりも優れた性能を持つモデルはほとんどない。予算が20万円以下であるなら有力な選択肢の一つだと言える。標準で3年間の保証が付いているのもプラスだ。

GALLERIA RA7C-R47(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R37T価格:233,979円(税込)
CPU:Core i7-13700F
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.1

公式サイト詳細

240fps以上での安定を狙えるのがGALLERIA XA7C-R47だ。価格は少し高くなるが、RTX 4070搭載モデルとしては比較的安価なモデルだ。非常に強力なGPU性能を持っており、EFTを含めた様々なゲームで高いパフォーマンスを発揮できる。気になるのはメモリ容量で、理想を言えば32GBは欲しい。25万円以内のモデルとしてはGALLERIA XA7C-R47よりも優れたモデルはほとんどないのも事実だ。RTX 4070の価格が落ち着いてきたので、今後は有力な選択肢が増えてくる可能性もあるので色々なモデルをチェックしておこう。本格的にEFTをプレイするなら、GALLERIA XA7C-R47の性能は理想に近い。最新のゲームも240fpsを目指せるので、ヘビーゲーマーに選んでほしいモデルである。

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